先週行ってきた伊豆旅行。

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●ノマドヒヨコともに大変エキサイティングだったようで、思い出ノートにそれぞれ自由なドローイングを描いていた。ノマドは、夜窓から飛び込んできた「クワガタムシ」と、「うみのおとがきこえるカイだよ!」とヤツが説明するイガイガした巻き貝が鮮烈だったらしく、それを左右にかき分けました。

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●ヒヨコは、水着を着て海で遊んだ事と、脈絡なく何となくひよこの画を書いてました。これはお礼のお手紙とともに、お世話になったおじいちゃんおばあちゃんのウチに送る事としました。ノマドの手紙は「たのしくてうれしくて とってもたのしくて ありがとう ノマド」とのこと。ヒヨコは「たのしかった」と書いたつもりでしょうが、本人以外には解読不能でした。

●一方留守番をしていたボクにも、ノマドはお土産を買ってきてくれました。それがコレ。

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「ゲゲゲの鬼太郎」目玉のおやじ、温泉上がりに牛乳を飲むストラップ。一応温泉街だから、ご当地キャラものということ?
●しかし、最近の「ゲゲゲの鬼太郎」へのヤツラの入れ込みようは凄まじいモンで、とうとうあの主題歌に「オリジナル振り付け」を自分たちで考え出して、踊るようになってしまった。腕をヘンなカタチで組んで「ゲ!ゲ!ゲゲゲのゲ~!」とヘコヘコ踊るのである。彼らに「その腕のカタチはナニ?」と聞くとノマド「カタカナの『ゲ』にきまってるじゃないか~!」…え、どのヘンが「ゲ」か全然分かりません。
●ちなみに現在放送中の「ゲゲゲの鬼太郎」主題歌(ややファンクアレンジ)は泉谷しげるさんが歌ってます。


今日は、硬派なDVDで、アフリカを考えました。

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●DVD「ダーウィンの悪夢」
●タンザニアにあるアフリカ最大の湖、ビクトリア湖。ナイル川の源でもあるこの湖が、人為的に放流された外来種の魚に生態系を破壊されている。そしてその影響は湖のまわりに暮らす人々の暮らしをも、厳しく脅かしているという。しかもこの悲劇は、EU諸国を含むグローバリズムに原因の一端があるのだ。デジカムの粗末な映像が剥き身で暴き出す、巨大な理不尽のドキュメンタリー。

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●獰猛な肉食魚・ナイルパーチ。スズキの仲間で体長2メートルにもなる大型魚だ。本来はビクトリア湖にいないはずの種類。しかし何者かに放流され、この湖の固有種を食い荒らした。生態系を大きくかき乱しているのである。
●一方でこの魚は、ヨーロッパで巨大需要のある魚。湖のほとりの町には、切り身を作る加工工場が建ち、海外へ空輸するための貨物機が毎日飛来する。日々何百トンと水揚げされるナイルパーチは何百万人もの欧米人の胃を満たす。環境破壊と引き換えに、グローバル経済に直結する産業/雇用を生み出したのだ。

●だが、これが現地アフリカの人々を豊かにしたのか? 大量に水揚げされるナイルバーチは全て輸出向け。現地の人は、裏ルートで流れるアタマや背骨まわりの余り物を食べるに過ぎない。ゴミのように乱暴に山積みされた魚の廃棄部分にはウジがわく。そんなシロモノを無理に干して、油で揚げるというのだ。
●農業は不振で饑餓が日常化。荒れた農村から雇用を求めて湖の町に人が集まる。さりとて十分な雇用はない。漁師の仕事は危険でワニに足を喰われるものも多い。女性はより悲惨だ。生きるために売春に走り、HIVに感染する。買春客も感染する。毎日十数人単位でエイズが人命を奪う。路上には孤児が溢れ、僅かな食べ物を奪い合い殴り合う。農村にも町にも救いはない。ここは地の果て、文明の果てだ。

●湖を破壊して得た富は、結局民衆の頭上を通り過ぎて、飛行機で北半球に。代わりに欧州からやってくるモノは何なのか? なんと「武器」だ。日々止まない内戦のために、武器がコッソリ空輸されてくるのだ。
●アフリカの大地は破壊され収奪され、飢え苦しむ人々は殺し合いを強いられる。21世紀のグローバル経済では、日本人のボクらも無責任ではいられない。このナイルパーチは日本にも「シロスズキ」の名前で輸入されてるのだ。なぜこんなことになってしまったんだろう?

さらにアフリカ関連、書籍を一冊。

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宇佐見久美子「アフリカ史の意味」
●アフリカの歴史って、正直よくわからないじゃないですか。学校では「アウストラロピテクスという人類の祖先がアフリカにいた」という話から「第二次大戦後に様々な国が独立しました」まで一気にワープ、その中間がない。ヨーロッパ人が大勢の奴隷を連れ去り、植民地支配して分割しまくったってだけで、アフリカ人自身の歴史って教えられてないなと。だからその辺を知りたくて。

●ただし、この本は、その「アフリカの歴史」そのものが不当に扱われ、偏見や無知、誤解に曝されているという現状を問題にしている。アフリカ自体の理解にどうしても差別や誤解が差し挟まってしまう。そんな事情と、西洋列強によるアフリカの悲しい収奪の歴史、そして悲惨な現状には関係があるのでは?

●アフリカの歴史を難しくしているのは、アフリカ人自身が記録した史料がほとんど残っていないコトだ。文字文化を持たなかったアフリカ諸民族の暮らしは文字のカタチでは記録されてない。だから、史料のほどんとを他者からの視点で記録されたモノに依存しなくてはならない。

●まず重要なのは、中東から北アフリカを支配したイスラム文明からの視点。イスラム商人はインド洋で活発に活動し、アフリカの東海岸(ケニア~タンザニアなど)を訪れている。この地域に広く通用するスワヒリ語は、実はこうしたアラブ人の交流から生まれた言語で、アラビア語源の言葉を多く含むという。しかし、交易にこそ関心があった商人たち、歴史や地誌に興味を持ち史料を遺した人間はほんの少ししかいなかった。

●そして帝国主義列強の植民地支配の視点。ここにはたっぷりと偏見、差別、誤解が差し挟まってくる。彼らにとってキリスト教社会以外は蛮族だから「アフリカ人は奴隷に向いている」と教会までが認めていた。そしてそれを西欧諸国の先進文明が教化するのは義務だと考えていた。そんな観点からの記録ばかりが残っている。こんな記録じゃマトモな歴史は辿れない。そんな偏見を除去しながら、史料を読み込む難しさ。これが「アフリカ史の意味」なのだ。

「ねつ造された歴史」が惨事を引き起こす。記憶にも生々しい90年代のルワンダ紛争だ。フツ族ツチ族という二つの民族が暮らすこの国で、民族同士の対立が激化し大量虐殺が起こった。わずが100日で80~100万人が殺されたという。
●だが、フツ族ツチ族の区別は植民地支配者がねつ造した幻想なのだ。この二つの民族には、農耕/遊牧どっちに従事してるかの違いしかなかった。しかし、旧宗主国ベルギーが植民地経営の便宜のために、民族差別を煽って作り出した人種区別なのだ。ひどい話だ。アフリカの人々は国土を奪われただけでなく自らの歴史、ルーツすらも他人に書き換えられてしまったのだ。

●しかし最新の研究で、徐々にアフリカ黒人王国の実体が明らかになってきた。ジンバブエの神殿遺跡、西アフリカに栄えた黄金の都「トンブクトゥ」など素晴らしい文明文化が正当に評価されつつある。文字を持たないが故に「未開」とされ差別と偏見に曝されたのは、アイヌとまるで同じである。そして今なお偏見と収奪は進行中である。



我が家の長男ノマド5歳は、なんとか無事に文字文化へ移行順応しつつある。
●最近は、文字を書くのが楽しいらしく、家の壁のあちこちに、標語のようなメッセージが勝手に貼付けられている。

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●これは玄関のドアノブ部分。「とじまりをかくにんしてくらさい」。ボクはしょっちゅうカギを閉め忘れるのでワイフによく小言を言われる。そしたらある日、これが貼られていた。はい、パパは今後戸締まりを確認します。

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●冷蔵庫にもメモが貼ってあります。「のまどが せきをすると あめ」。小児ぜんそくのノマドは気圧の変化に敏感で天気が悪くなると発作で咳が出てきます(ボクもぜんそく持ちですから親子で咳します)。それがバッチリ記録されてます。

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●コレは寝室の入り口。下に「べとのへや」。ベッドの部屋の意でしょうね。上には「世界のどらごんのすみか」。生意気にも漢字使ってやがる。意味不明ですが、最近ノマドは「パパ、どうしてノマドのナマエを「どらごん」にしてくれなかったの?」と抗議してくるので、それが関係するのでしょう。

●ノマドは今朝「ママ、かんじをしりたいんだよ!かんじのひょうはないの?!」と言ってきました。「しりたいんだよ!」「しらべたいんだよ!」はコイツの口癖です。しかもなぜかやや逆ギレ気味に言う。漢字は「あいうえお表」みたいにまとまんないよノマド。ですので、今日からママが一日一個簡単な漢字をメモに書いていくことにしました。
●コイツは親から「コレやれ、コレ覚えろ」と言わる前に、全部自発的に「やりたい、教えろ」と言って来るからスゴいと思う。今ノマドのアタマの中では色んな化学反応が激しくバチバチ起きていて、それが溢れ出てきているようだ。パパはそんなノマドのケミストリーにどんどん燃料をつぎ込んでやろう。どんどんオモシロいモンを見せてやろう。

●ヒヨコ4歳は、文字文化の入り口で足踏み状態です。公文の宿題を手伝うのが大変。「『ふ』と『ぶ』と『ぷ』。この人達は3つの仲間です。『ふ』は息をフーッとする音。『ぶ』はオナラがブーッと鳴る音。『ぷ』はかわいいオナラの音、ヒヨコのオナラ。わかった?」
●教える方もかなり頑張ってアタマをひねる訳ですよ。「『く』と『へ』は似たカタチ。でも『く』はクーッとガマンして一本足で立ってる子。でも『へ』は疲れちゃってヘタ~ッと寝ちゃった子。わかった?」




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