ここにきて、突然いろいろな人からお食事のお誘いが殺到。
●うわーサバけないよー。ただでさえ残業を少なくしてるのに、お付き合いしてたらたちまち虚弱なボクはパンクしてしまう。マックスでも週二回以内に止めないと死ぬ。ということで、優先順位に悩みながら8月中旬くらいまでの長いプランニングをしたりして。
●でも、本当は大歓迎なんですよ。異業種の人たちに会うって楽しい。電子書籍系、スマホゲーム系、配信サービス系、インタラクティブデザイン系、昔の同僚や先輩たちにも声をかけてもらってる。元来シャイなボクには貴重な場面だからね。音楽サービス系にはこちらからアプローチ。あ、あと出版社にもプレゼンをしなくては。…でもね、セーブしないと体が持たないんでね。うまくいかないねえ。


APPLE MUSIC で今日聴いてたのは…。
808 STATE「GORGEOUS」1992年。UKテクノハウス。懐かしい!
THE SMITHS「MEAT IS MURDER」1985。痩せるためにベジタリアンになってみようかな…とか口に出したら、料理レパートリーの幅が狭いワイフがきっと逆鱗するだろう。同僚で、最近「不食」に凝ってるヤツがいる。死んだら困るんだけど。
THE VERVE「NO COME DOWN」1994年。B-SIDE集。「GRAVITY GRAVE」って曲が好きで。グラストンベリーのライブ音源がここに収録。
●ていうか、過去に聴き倒した、すでにCD持ってる音源を懐かしがってるだけじゃないか。これでは攻めのリスナーにはなれぬ!
●で、鳴らしてみたのが ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA「OUT OF THE BLUE」1972〜1978年。確かに初めて聴くんだけど、古いよね…。さすが JEFF LYNN 師匠のバンド、アレンジが丁寧でよいなあと感心しちゃったけど、新しくないよね。
●あれえ。定額制ストリーミングサービスって、ナニゲに人を懐古趣味に引きずってしまうのね。むむむ。


●一方、AWA の方ではヨソさまが作ったシューゲイザー系のプレイリストがあったので、それを聴いて通勤する。THE JESUS AND MARY CHAIN「HEAD ON」が入ってて懐かしいねーなんて思って。でもそこには初めて聴くバンドもあったりして。SILVERSUN PICKUP ってタワーレコードでチラッと見たことあるような気がするけど音楽初めて聴いた!おおカッコイイじゃん!
その時に起こったボクの欲望に、ボク自身がとても戸惑った。ボクは素朴に、この SILVERSUN PICKUP のCDが欲しい!と思ってしまった。そしてその直後に思った。ちょっと待て、このバンドの音楽は AWA で聴けるんだぞ、なんでCDを買う必要があるんだ?しかし、ボクの欲望はハッキリとCDで欲しいんだと叫んでいる。むむむ?コレナニ?
●これ、本当に中毒じゃん!ボクの本性がCD買わないと気が済まないとさ!CDという対象へのフェテシズム?買う行為に対してアディクティブになってるの?本当に「音楽中毒」じゃないかよー。
●なんだか、自分の欲望がどこ向いてるんだかよくわかんなくなってきた。定額制音楽配信サービスと、どう向き合っていいんだか、本当によくわかんなくなってきた…。


もうこのついでだから、今日はシューゲイザー系バンドで行こう。

THE PAINS OF BEING PURE AT HEART「BELONG」

THE PAINS OF BEING PURE AT HEART「BELONG」2011年
●シューゲイザーとしてのノイズカタルシスやウィスパーボーカルなどなどのお作法を十分に押さえながら、キラキラのキャッチーなメロディがギターポップとしてメチャメチャ高機能でタマラン。シューゲイザーは陰鬱でなきゃみたいな偏見から自由になってて実に清々しい。80〜90年代のシューゲイザー世代であるボクから見ると、もう眩しくて眩しくてクラクラ。新世代のシューゲイザーってこういうことなのね、と圧倒されたですよ。
●実はこの盤を入手して聴いたのは比較的最近…去年暮れくらい?もっと早く聴けばよかったよーと思った。聴かなかったのは、2011年当時にネットからフリーダウンロードで入手した彼らのライブ音源が、そんなにイケてなかったから。このアルバムで目玉になってる楽曲を5曲まとめた内容だったんだけど、少々雑に聴こえてね。ただこのアルバムに関して言えば、プロデュースが FLOOD、ミックスが ALAN MOULDER と90年代UKロックを支えた職人が関わってるってわけで。そこの匠の技で磨きがかかってる。
●男女のツインボーカルってところもナイスなポイント。女子ボーカル兼キーボードの PEGGY WANG がオリエンタル系の女の子ってのも親近感がわく。すげーカワイイとまでは言わないけど、ASOBI SEKSU BLONDE REDHEAD のようなシューゲイザー系バンドにも女性東洋人(日本人)メンバーがいるのを連想させる。そういうのに好感が持てるのさ。

RINGO DEATHSTARR「MAUVE」

RINGO DEATHSTARR「MAUVE」2012年
リンゴ・スタースターウォーズのデススターを掛け合わせたダジャレのバンドに興味を持ったのは、このトリオでベースを務める ALEX GEHRING という女性の佇まいがクール過ぎたからだ。TUMBLR のタイムラインに流れてきた彼女はスラリとした長身とロングヘアが可憐で、まるでモデルさんのよう。そんな彼女が静かにベースを構える。ほれてまうやろ!完全にビジュアル先行。そんで音源に到達してみたら、これが見事にシューゲイザーだった。
男女のボーカルが入り混じりながらギターノイズの海に沈んでいく様子は、見事にサイケデリックであって、ある意味で 御大 MY BLOODY VALENTINE 〜 THE JESUS AND MARY CHAIN 直系。90年代育ちのボクにシックリきまくってしまう。力任せにパンキッシュな展開もあり。プロフィール見るとテキサスのバンドなのね。なんか意外だわ。ニューヨークっぽいと勝手に思ってた。アルバム終盤に「SASAZUKA STATION」(=笹塚駅)という曲がある。ご近所だけどなにかご縁でも?

MY BLOODY VALENTINE「MBV」

MY BLOODY VALENTINE「MBV」2013年
さて、本家登場。もうコレリリースされた時はビックリしたわ…。1991年の大傑作「LOVELESS」 が神格化されてるけど、その膨大に膨らんだ制作費で当時所属してたレーベル CREATION が倒産寸前まで追い込まれたほどの遅作家として知られるこのバンドの中心人物 KEVIN SHIELDS が、まさかこのバンドの名前で新音源作るなんて想像できなかったもんね。もちろん、この「LOVELESS」で人生傾いちゃった人は全世界に大勢いるし、ボクもその一人に間違いないので、彼の動向はずっと気になっていた。一時期は PRIMAL SCREAM のギタリストになってた…PRIMAL SCREAM THE STONE ROSES MANI のことも面倒見てたから、大切な才能をシーンに結びつける大事なバンドなんだね。ソフィアコッポラの映画「LOST IN TRANSLATION」のサントラに音源を提供したと聞けば、わざわざ買ったりもしたよ。カナダ・ケベックのコンテンポラリーダンス集団 LALALA HUMAN STEPS とコラボしたと聞けば、このサントラまで買ったよ。でもね、まさか MY BLOODY VALENTINE の新作が聴けるだなんてマジマジで想像もしなかったよ。二回も同じこと言っちゃったよ。ともかくこれは大事件で、発売週にタワレコへ速攻で買いに行ったね。
●で、さっと聴いた印象を思い出すと……あれ?ちょっと大人しくなった?…なんて感じたんだけどね。でも何回か聴くと解る…この世界が歪んで溶け落ちる瞬間のような絶妙な感覚…まるで錆まみれに朽ちた廃墟の中を彷徨うような気持ち…本物だけが醸す魔術。
●ただ、アルバム終盤に突入すると、甘美な魔術がいきなり劇毒に変わって耳を焼く。いきなりギターノイズの質が変質して凶暴な表情に変わる。これは悪意じゃないのか?夢から覚めてこの暴風に立ち向かえと強いているようだ。手強い…本物はやっぱり手強い…。


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