新年がスタートしてしまいました。2016年。
●実はこのブログを最初に始めたのって2004年頃なんだよね。すげえ、10年以上やってた。
●ただ、最近は、違うスタイルにしたいなと思ってて…更新頻度を下げてました。
●10年間を通してみると、今までもスタイルは時期に応じて結構変えてるので。
●しかし、さりとていいアイディアもないので、まーこのままいくか。

●だから、ダラダラ書きます。誰も読まない文章を。


モダンジャズを聴きたい気分になってる。CDもアレコレ買ってる。
●そしたらサブスクサービス「AMAZON PRIME MUSIC」で結構このへんが聴けちゃうことが判明。
●サブスクサービスは、一瞬盛り上がったんだけど、結局全部有料会員にはならなかった…AWALINEAPPLEも。映像系で HULU に入会してて、さらに音楽系でもう一つってオカネとしてシンドイよね。
●しかし、スピード配達の方便で、従来からアマゾンのプライム会員にはなってたから、そのまま映像&音楽のサブスクにオマケサービスとして加入したことになっちゃった。まーサービスが後から出来たのだから拒むもんでもないし。で、いざチェックしてみたら、ボチボチとボクの関心にまたがる音楽が置いてある。今は SONNY ROLLINS を聴いてるよ。映画もいろいろありそうだ。もっとチェックをしてみよう。

SONNY ROLLINS「SAXOPHONE COLOSSUS」1956年

SONNY ROLLINS「SAXOPHONE COLOSSUS」1956年
●最近は、植草甚一さんのジャズに関するエッセイ集「バードとかれの仲間達」を、古本屋で見つけて読んでました。恥ずかしながら植草甚一さんの文章は初体験。1970年代の文章だけど古臭くは感じない。自分のコダワリや趣味を自分の言葉で軽妙に語る大人の洒落っ気がなんともチャーミングで。こういうオッサンになれたらな、と思った。
●そこに「ソニー・ロリンズのモヒカン刈り」という名前で一章を割いて、このジャズ巨人の一人についてアレコレを書いている。引退や復帰を繰り返したり突然モヒカン刈りにしたりと奇行の目立つ人だったけど、そんなコトにはあまり触れず、ストイックな芸術家として紹介している。行方をくらましていた時期、とあるジャズ評論家がニューヨークの人気のない橋の真ん中でサックスを一人吹く男を見つける。評論家は瞬時に察知するのだ…この音はあの男じゃないか?しかし、その孤独で真摯な練習の様子に声もかけられないほど。とある日には、指だけ動かして音はちょっとしか出さないとか。目は開けていても周囲はまるで見えていないよう。凛々しいアーティストの姿。

植草甚一さんは、この本の中でこんなことを書いている。「誰かある一人の演奏者を特別すきになるには、決定的瞬間といったものがあり、そのときの感動がものをいうのだとおもいます。だいたいモダン・ジャズがすきになるのは、あるとき急に決定的瞬間がやってくるからであって、こんなときの気持を経験しないと本当にモダン・ジャズがすきになれないものです」そして、彼にとってこの瞬間は、このアルバムの収録曲で代表曲でもある「MORITAT」だったというわけ。このアルバムは植草甚一をモダンジャスにハメた名盤。
●この「何かをすきになる決定的瞬間」は別にモダンジャズに限ったことではなく、別の音楽でも同じことが言えるはず。いや映画やドラマ、アニメ、小説やマンガ、ゲーム、絵画や芸術一般にも言えることでしょう。ボクはこの手の領域の大量消費者なので、そこまで作品に踏み込めるかどうか、微妙なトコロだ。ただ、ここのブログに書いてる物件に関しては、間違いなく楽しんでる。今後も楽しんでいける人間でありたい。

●おまけに言えば、実は、植草甚一さんが初めてジャズを聴いたのは、1956年、CHARLIE PARKER が死んだ翌年のことだ。しかも彼は48歳だった。ジャズ評論で名を鳴らした植草さんは、なんとモダン・ジャズの熱い時代は聴かずままにスルーしてしまった上に、新興ユースカルチャーだったジャズの世界へ圧倒的に遅い年齢から入って行ったのだ。彼は映画評論や英米文学の評論家としてすでに十分な社会的地位を持っていたが、そんな彼がわざわざユースカルチャーにアラフィフから没入していったとは。この逸話には勇気付けられる。アラフォーのボクも新しい領域にもドンドン踏み込んでいきたい。たとえ理解が出来なくとも。息子娘たちのカルチャーも興味深いし、過去にさかのぼって知らない領域に踏み込んでいきたい。
●ちなみに、ボクにとっての「SAXOPHONE COLOSSUS」は、一曲目の「ST. THOMAS」のユーモラスなくらいに軽々しいテーマの方が好き。大学時代、ジャズ好きの友達に聴かせられたよ。だからコイツはボクにとっては懐かし案件。

「バードとかれの仲間達」

●本当は題名通り、この本には”バード”こと CHARLIE PARKER の逸話がてんこ盛りだ。その話はまた別の機会に。
●ちなみにこの本を入手したのは井の頭線東松原駅前の古本屋「瀧堂」。200円。この本屋さんは注目。



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