立派なパーティに出席したら、疲れちゃった。
スーツをパリッと着こなしたビジネスマン300人がグラス片手に談笑してるホテルの立食パーティ。
●知ってる人が大勢いるわけでもなく、手持ち無沙汰に突っ立ってるだけのボク。おまけにお酒飲めないんで手にはオレンジジュース。同僚が如才なく各所に挨拶に回って名刺交換してるのを見て、ホゲーって思う。大人になりそこねたボク…トホホ。
●お祝い事なのだから、その当事者の方にお祝いを言いたいだけだったんだけど、場違いだったのかなあ、ボクの存在は。なんだか、帰りの都バスでグッタリ疲れちゃって、ぐーぐー寝ちゃったよ。
●そもそも立食は苦手。気づけば何にも食べてない…ジュースだけ。お腹空かせて家に帰ったらワイフが「え!今日はパーティっていうからアナタのゴハンないわよ!」…トホホ。


●だから、今日は優しい声に癒されたい。

CHRISETTE MICHELE「I AM」

CHRISETTE MICHELE「I AM」2007年
●彼女のこと詳しくは全然知らないけど、この素敵な笑顔のジャケットだけで爽やかな気持ちになれるよね。基本は自作自演のシンガーソングライター、優しいまろやかさと少しだけの塩辛さが入り混じったチョコレートのような声がオーセンティックなR&Bトラックにフワリと乗っかって可憐。これは約10年前にリリースされた彼女のデビューアルバムで当時の彼女はまだ23〜24歳。若くてフレッシュだけど、安易な流行りに乗らない実直さがボクの気持ちを落ち着かせてくれる。
●エクゼクティブプロデューサーはアーバン界の大御所 ANTONIO "LA" REID。彼の相棒 BABYFACE も数曲でプロデュースを担当。他には SALAAM REMI、JOHN LEGEND、WIIL.I.AM がクレジットに見えるね。SALAAM REMI のトラックは品質間違いナシのビンテージ風味で美味。JOHN LEGEND の関った楽曲は優美なピアノバラード。フィーチャリングラッパーとして WILL.I.AM が登場した楽曲「BE OK」はリズムトラックに BOB MARLEY をサンプルしてアーシーに仕上げたファンクネスがクール

CHRISETTE MICHELE「EPIPHANY」

CHRISETTE MICHELE「EPIPHANY」2009年
●前作がほとんど CHRISETTE 自身のペンによる楽曲ばっかだったのに対し、ヨソ様の提供曲を多く歌ったセカンドアルバム。そのメインの楽曲提供者が SHAFFER SMITH さんという人物…誰だコリャ?と思ったら、NE-YO の本名でした。贅沢。彼はコ・プロデューサーとしても積極的に関わっている。
●結果的に、少々のモダンさが加わったトラックに、みずみずしい彼女の声が可憐に迸る。ミッドテンポでグッとタメたグルーヴが、ファーストの時よりも真っ直ぐに伸びるようになった彼女の声をクッキリと響かせる。ああ、優しいね。



●今日から始まったドラマ「世界一難しい恋」
●主演は嵐・大野智くんで、ヒロインは「あさが来る」波留ちゃん!ボクはすっかり彼女のファンになっちゃったよ。ホテルの社長と部下って関係からスタートする二人。さて今後どうなるのかな?よくわかんないや、こういうドラマ見慣れないから。
沢村一輝さん演じるライバルホテルの社長と大野くんが会うパーティ会場のロケ地に、横浜・山下公園に面した「ホテルニューグランド」が使われていた…関東大震災からの復興を受けて1927年に創業したクラシックホテルダグラス・マッカーサーチャーリー・チャップリンも泊まったという。窓から氷川丸が見えるんだよ。なんでわかったか?っていうと、この前ワイフと横浜に遊びに行って泊まったから。今年のお正月にね。

IMG_3548.jpg IMG_3563.jpg

「ホテルニューグランド」…二階に広がるフロアがまさにクラシック。窓から見える港の風景がキレイ。

ワイフは横浜にある女子大の出身。このホテルを拠点にして20年以上前に通っていたエリアを探索。
山手の外人墓地西洋風のお屋敷を歩き、海の見える丘公園「コクリコ坂」の世界を夢想して、元町の商店街でちょっぴりオシャレなお買い物。中華街では、学生だったワイフがよく通ってたお店へ。20年ぶりというのにそのまんまの佇まいで残ってた…20年前と同じようにお値段もリーズナブル…だから学生だったワイフはここに来てたんだ。女将さんに「20年前と全然変わらないんですね」と声をかけたら「ウチはココで70年ヤッテルヨ!」と元気な返事。ホテルは90年で、中華の定食屋は70年。横浜、奥が深すぎるぜ。

IMG_3518.jpg IMG_3531.jpg

●山手の洋館カフェ「えの木てい」
港の見える丘公園には「コクリコ坂」と同じ旗が立ってた。

IMG_3556.jpg IMG_3552.jpg

中華街のシンボル・関帝廟
●そして元町老舗ブランド FUKUZO でシャツのお買い物。



こんな小旅行をしてみたのは、雑誌の影響だ。「ポパイ」2016年1月号。

ポパイ 2016年1月号

ボクは雑誌を買わない。マンガ誌は買うけど、ファッション誌は全く買わない。そもそもファッションに関心がないし。だから「ポパイ」にもお世話になったことがない。思春期の頃ですら、この手の雑誌と無縁のまま生きてしまった。申し訳ないけど「雑誌は人にモノを買わせる機械」だと思ってた。何にお金を使うべきか丁寧に指南する機械。何を着てどんな髪型にしてどんなカバンや時計を持ってどこでゴハンを食べるか。ボクは、その手の指南を雑誌に求めるのはカッコ悪いと思ってた。ちなみにテレビは「永遠に止まらないヒマつぶし装置」ね。ボク、そんなにヒマじゃないです。
●けど、この雑誌の、表紙のスミッコに書いてある短いコピーに心揺さぶられた。「もっとデートをしよう。そして彼女を笑顔にしよう。」デートって……何それ? 結婚生活も15年超えてるボクら夫婦、どんだけデートした?実は結婚前だってロクにデートしてない気がする…ボクは自分のことばっかに夢中で、仕事ばっかりしてたしね。このままでは一生デートしないかもしれない。あれれコレやばいかも?!なんか知らんが目からウロコの大ショック!即座にコンビニの雑誌棚からコレをピックアップしてレジに持って行ったね。
●残念ながら、雑誌の中身で提案されてたデートプランは全くボクの感性に引っかかるモンがなかった。結局ロクに読んでない。それでも、即座に横浜ツアーをワイフに提案し、コドモには留守番を言いつけた。「もっとデートをしよう!」しかも、この企画はワイフの学生時代を振り返るツアーであって、ボクの趣味は基本封印。だから!この横浜ツアーでボクはレコ屋に行ってない!これスゴイことなんです!ホテルもワイフの指定希望そのまま…実は高くてビビったけど。とにかく、この試みはボクの中では画期的な事件だわ!(すいません、普通の感覚では理解できませんよね)

この横浜ツアーを契機に、ワイフと二人で出かけるツアーを仕掛けている。
●2月に家族で大阪USJツアーに行ったが、その1日手前に夫婦だけ早乗りして京都デートをした。そんで3月末に夫婦だけの福岡ツアーをした。なんでいきなりこんなこと始めたのよ?と聞かれて「だって一人で見ても楽しくない気がして」と答えたら死ぬほどビックリされた。「あなた!今まで散々一人で好きな所に勝手に行ってたじゃない!そんなこと言ったの初めてよ!」あれ?やっぱそういう人間だったかな、ボクって。じゃあ、変わったんだ。

人生のコンバージョン・レート。
●最近のボクは、ネット広告にお金を投下してその効果を計るような仕事を始めてる。クリック・パー・レートとか、コンバージョン・レートって世界のアレだ。広告に接触したユーザーがボクらのサービスに到達する数を毎週計測して、さらに投下するお金の額を決めている。その効果たるや、ナカナカにしょっぱくて、えーこんなにお金出してるのにコレしかユーザー獲得しないのー?なんて感じたもんだ。今では、広告とはそういうモンです、という代理店担当の理屈に呑まれている。ただ、広告のメッセージがどのような作用をもたらして人々の行動を促すのか、リアルな人間の心の動きをイメージするコトは忘れたくない。エクセルと数字ばっかりの会議をしていても。
「モノを買わせる機械」であるところの雑誌「ポパイ」のメッセージに、ボクは今回見事に行動を促され、その世界観を転覆させられた。この雑誌のメッセージによって見事にコンバートされました。この世間には、あらゆるメッセージが横溢していて、どれを選択すべきかもうワカラン状態。その中で、出版不況で一番ヤバイ所にいる雑誌に、これだけ心を揺さぶられた。その経験がなんだか自分で気持ち良くて。とにかくソレが言いたくて。
●あ、あと、記事の内容に響くものはなかったけど、カワイイ女の子たちのデッカいオシャレ写真がパリッと印刷されてることの気持ちよさは目一杯感じた。これ、PCのモニタやスマホのインスタの画面じゃ伝わらない、素材感と面積感。印刷のよさ、紙の素材のよさ、作り手がスゲえコダワッてる意気込みを感じた。ヤンマガ週刊文春じゃ伝わらない、ファッション誌の意気込みよ。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://unimogroove.blog4.fc2.com/tb.php/1851-c5f736a3