●失敗した…。MAC の OS を EL CAPITAN にアップデートしたら激遅になった。
●なにがアプリ起動速度40%スピードアップだよー。PCの起動そのものに数分かかるぞ。
●ボクの iMac 2011 mid じゃもうポンコツということか?
「クリーンインストール」すべし、とネットにあったので、やってたら丸一日かかった…。不毛。

●下北沢のお気に入りのカフェ、また一つクローズしてた。
●駅南口方面の「FREE FACTORY」。FREE WI-FI が便利だった。あーまた拠点を探さなくては。



PRINCE死去。
●衝撃のニュース。自宅兼スタジオの PAISLEY PARK のエレベータの中で彼は死体として発見された。数々の名作を生んだスタジオで、たった一人の死。57歳だった…早いよ…。
彼は天才。1978年のデビューからその最期までにリリースしたオリジナルアルバムの数はフィジカル/デジタル合わせて39枚。最後のアルバムは亡くなったその日に発売された。約40年弱のキャリアでその創作の才能は全く途切れることがなかった。巨星落つ。

PRINCE 3RDEYEGIRL「PLECTRUMELECTRUM」

PRINCE & 3RDEYEGIRL「PLECTRUMELECTRUM」2014年
●今となっては最晩年ということになった、ごく最近の作品を聴く。PRINCE が従えたバックバンドといえば80年代の THE REVOLUTION と90年代の THE NEW POWER GENERATION だが、ここでは 3RDEYEGIRL という女性ロックトリオが新たなコラボレーターになっている。それが興味を引いて、つい先月買ったばかりだった。

●で、内容がこれまた非常にタフなブラックロック/ファンクロックになっている。PRINCE は周囲の理解をブッチギる斬新なファンク解釈で80年代のポップミュージックを進化させた張本人で、そのファッションや立ち振る舞い(…よく「変態的」と形容されてた)、強烈なファルセットなどなどを武器にした希代の天才的パフォーマーであった。そして、その一方で超個性的なギタリストでもあった。奔放で激情的なギタープレイは、バラードをよりドラマチックに彩ったり、ハードロックで聴衆をキリキリ舞いにしてた。このアルバムにおいては、そのギターの才能がメインになって、アクの強いファンクロックとして結実してる。

白人女性三人を従える構成がすでに PRINCE らしい絵になる演出だが、これがただのお飾りとは言えない実力派。ベーシストは THE NEW POWER GENERATION 以来の古参の同志で、幾つかの曲では彼女たちにメインボーカルを任せたりしてる。インストの4曲目は彼女たちの作曲。普段は、全部作詞作曲演奏も全部自分一人、の PRINCE 殿下としては異例の事態で、殿下がこのコラボを本当に楽しんでいることがわかる。大振りなギターリフやソロの奔放ぶりは実に痛快。シッカリとしたタメが十分に作用してるベースとドラムのグルーヴが見事にファンクで、結果めちゃめちゃ暑苦しい。しかし、これが女性プレイヤーたちの存在感で、殿下ならではの洗練をキープしている。どこかユーモラスな雰囲気や、殿下の地元ミネアポリスの女性ラッパー LIZZO の参加もいい感じ。

Prince And 3rdEyeGirl

PRINCE & 3RDEYEGIRL の勇姿。カッコイイね。


せっかくなので、同じ路線のファンクロック、ブラックロックを聴いてみる。

EARL GREYHOUND「SOFT TARGETS」

EARL GREYHOUND「SOFT TARGETS」2006年
●こちらはブルックリンのロックトリオ。黒人ドラマーに白人ギタリスト、そしてジャケに写っている黒人女性ベーシストで構成されてるバンド。アフロでワイルドかつセクシーなベーシスト KAMARA THOMAS の存在感がカッコイイ。そんな黒人リズム隊が弾き出すファンクグルーヴの上で、白人ギタリスト兼リードボーカル MATT WHYTE がハードなギターリフを炎上させる。PRINCE というよりまず LENNY KRAVITZ を連想するロックだな。モダンなブルース感覚も混ぜ込んで疾走するロックに興奮。

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●ベースの KAMARA THOMAS がカッコイイ!彼女がメインボーカルをとる曲もある。


ROBERT RANDOLPH THE FAMILY BAND「UNCLASSIFIED」

ROBERT RANDOLPH & THE FAMILY BAND「UNCLASSIFIED」2003年
ペダルスティールギター奏者である ROBERT RANDOLPH がマジ家族である兄妹たちを含めたメンバーで組織したバンド。ボクがこのバンドを知ったのは、ブラックロックの文脈ではなくて、ジャムバンドの文脈だった。ジャムシーンって本来はカントリー/ブルースロックのミクスチャー系が中心であるはずなんだけど、ちょうど2000年以降は、ニューオリンズ経由のファンクバンドやジャズフュージョン系のバンドが存在感を出してきた時期で、ニュージャージー出身の彼らも、ファンクロックの粘り気を濃厚にしつつも、晴れた野外のフェスがよく似合う解放感たっぷりのサウンドで注目を集めてた。そんな彼らのデビューアルバムがこれ。ペダルスティールは、ギターのフレットをテーブルの上に寝せて、ある意味、和琴のように座って演奏するギター。これが実に冗舌で、中途半端なハードロックなんかよりも手数が多く、奔放でスリル満点。アドリブ的な演奏がどこまでも続いていく感じが正しくジャム。ボーカルの有無なんか気にならなくなって、ROBERT の明るいプレイに没入してしまう。へんな捻れやクセがない王道直球のグルーヴは彼の性格の素直さの反映なのだろうか?キャリアはゴスペルからスタートしてるってのも個性かも。

ROBERT RANDOLPH THE FAMILY BAND「COLORBLIND」

ROBERT RANDOLPH & THE FAMILY BAND「COLORBLIND」2006年
●より知名度が上がったタイミングのセカンドアルバム。よりドバドバなファンクバンドに進化。ボーカルを中心にキチンと構成されたアレンジが分かりやすくなって、大先輩 SLY & THE FAMILY STONE みたいになっちゃった。実際に SLY STONE の楽曲「THANKFUL 'N THOUGHTFUL」をカバーしちゃってるし。
おまけにゲストも豪華。突進するハードロック・ゴスペル「JESUS IS JUST ALRIGHT」では、ミスター・スローハンド ERIC CLAPTON がギターボーカルで参戦。ブルースギターといぶし銀ボーカルで ROBERT と対決。泥臭いバラード「STRONGER」ではニューソウル系女性シンガー LEELA JAMES が見参。他にはドメジャー路線で売れてるジャム系バンド DAVE MATTHEWS BAND DAVE MATTHEWS自分のホーン隊を従えてやってきてる。
●加えて余談だが、「POWER OF SOUL : A TRIBUTE TO JIMI HENDLIX」2004年という文字通りのジミヘン・トリビュートアルバムで彼らは「PURPLE HAZE」をカバーしている。これまた物凄い火力の演奏でシビレますわ。


PRINCE…と言っても、この早すぎる死に反応しているのはボクより年長の先輩ばかりだね。
●ボクより年少、30代の同僚は「正直、プリンスって言われてもあんま知らないんスよね」だって。実はボクだって80年代の作品は完全に後追いだ。MICHAEL JACKSON と比べられるほどの天才だったけど、彼の芸風はエッジー過ぎて世間を当惑させることも多かった。ジャケ写が自分の全裸とか、ステージ衣装オシリが全部見えてますとか、名前を捨てた90年代とか、もはや奇行としか言えないよね…。
●しかし、その才能は重ね重ね言うけど天才的なアイディアの宝庫で、しかも彼はその宝庫を常に拡張し続けていた。今回はたまたま彼のギタリストとしての側面に焦点を当てて、連想した音楽を並べただけ。彼のファンク観/グルーヴ観、ビート解釈などなど、もっと多面的に彼の才能は注目されるべきだ。ただ、カタログが多すぎて、手に負えないんだけど…。もしかしたら、未発表音源が今後ゴッソリと発掘発表されちゃったりとか。あれだけの多作家、まだ在庫がイッパイあるはず。


●関連する動画、あるかなあ?

●PRINCE & 3RDEYEGIRL「MARZ」三つ目のサングラス。ブラックロック!




●PRINCE & 3RDEYEGIRL「FUNKNROLL」こっちの方が標準的な PRINCE の作風か。




●EARL GREYHOUND「S.O.S.」 イントロが長いんで1分ほどコラエてください。




●ROBERT RANDOLPH & THE FAMILY BAND「THRILL OF IT」ペダルスティールってスゴイ。




●ROBERT RANDOLPH & THE FAMILY BAND「RUN FOR YOUR LIFE」ジャム!ジャム!




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