今期のドラマは…クドカンの勝利か。

「ゆとりですがなにか」

日テレ「ゆとりですがなにか」がダントツにオモシロイ!
●脚本:宮藤官九郎、演出:水田伸生。この二人、映画「舞妓Haaaan!!!」「なくもんか」「謝罪の王様」と見事に笑えるナイスな作品を繰り出してるコンビだ。それがテレビドラマにガツンと挑戦。テーマは「ゆとり」岡田将生・松坂桃李・柳楽優弥のトリオが、1987年生まれ&29歳「ゆとり第一世代」として、非ゆとり世代の不理解と年下のリアルゆとりの激しい突き上げに手を焼きながら、仕事や恋愛や人生にほんのり向き合う物語。三人ともイイ仕事してる。柳楽優弥くんは是枝裕和作品「誰も知らない」棚ボタ的鮮烈デビュー以降で最高の仕上がりかも知れない!安藤サクラ、吉田鋼太郎、島崎遥香、吉岡美帆(←朝ドラ「あさが来た」の脇でイイ味出してた…グラビア出身の彼女をナメてたと反省)などなどメンツも楽しげ。ああ、プロデューサーの枝見洋子さんって「桐島、部活やめるってよ」手がけた人だわ。この人自身がゆとり世代だったはず。若手の注目選手。
「ゆとり・あるある」の小ワザがパチパチ打ち出されて爆笑苦笑アレコレを誘うも、とどのつまり現状社会に対する若者の不満や異議申し立てに反論する言葉を持ててない、非ゆとり世代のボクたちもさらに上の世代も、29歳の主人公たちと同じ不安に翻弄されてるって意味でとっても普遍的。何がパワハラ/セクハラか、何がモラルハザードか、何が部下を呆れさせるのか、自分の経験じゃもう推し量れないほど社会の変化スピードが速すぎる。ベビーカーが電車に乗ってくるだけで、ある種の緊張を感じるわ…これだけで少子化問題や女性の子育て事情への社会的姿勢を問われるからね。ただ、ぶっちゃけ子供二人中学生まで育てた経験から言わせてもらうと、単純にベビーカーがでかくなった!これは世間のママさんのせいじゃない、商品単価を上げたいメーカーの陰謀!
●この前の熊本地震では「ソーシャルやらない主義者」の管理職が、危機管理の連絡網から取りこぼされて憮然としてた。この人自分が一昔前の「ボクは携帯電話持ちたくありません」と同じ存在になってるのが判ってないっぽい。全員失笑。いや正確には全員無言だけど失笑コメントがその会議中に各スタッフのPC間で速やかにメッセ交換。とはいえ、ソーシャル始めるから友達申請させろと言われても微妙…。以前、別のセクションで休日のソーシャル発言からパワハラされた奴いるし。カオス。ルールがない。最近いろいろな所で聞こえるバブル世代の「この業界ヤバイけど、オレたちはギリで逃げ切れるかな」発言もどうしたもんかと。アラフィフで人数も多いんだから真面目に働いてくださいよー。


TBS「重版出来!」

もう一本の注目ドラマは、TBS「重版出来!」。
「史上最強の地味女優」とネットに書かれていた黒木華さんが主演。学生時代に柔道ばっかやってたド根性体質の主人公が新人マンガ編集者として出版業界の悲喜こもごもに出会う物語。しかしいつもニコニコ笑顔直球勝負の彼女の立ち振る舞いが、周りの大人に影響を及ぼしていく模様。若さって、イイワルイ関係なく組織を刺激するよね。このドラマがそれがスカッとする着地に収まって、見てて清々しい。あと、体育会系という設定に釣り合わない華さんのブリブリにカワイイ衣装も注目。スタイリストさんが黒木華という素材を面白がり過ぎててグッジョブ。ちなみに「重版出来」「じゅうはんしゅったい」と読む。マンガ単行本がいっぱい売れて、追加印刷が決定することらしい。ボクこれを「じゅうはんでき」って読んでた…恥ずかしい。もうさんに首ったけだがら、原作マンガには戻れないわ!

●実は視聴率だけだと嵐・松本潤「99.9」の圧倒的勝利らしい。
波留ちゃんが出てる「世界一難しい恋」は、辛くなってきたな…。
●テレ朝が、「警視庁捜査一課9係」「警視庁捜査一課長」という実に間際らしいタイトルのドラマを今期同時にかけてることが気になる。内容には一ミリも興味ないけど。
●朝ドラ「とと姉ちゃん」はもうちょっとあったまってから見ます。


そして我が家、NHK「真田丸」に夢中です!

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●今度の主人公は、真田幸村こと、真田信繁。主演は堺雅人
真田幸村は、個人的には思い入れの深い戦国武将だ。ボクの家系は、遠い過去まで遡ると、木曽義仲に繋がる長野県の土豪で、戦国時代には真田家の家臣であったという伝承がある。だから我が家のコドモたちも幸村のことはよく知ってる。「真田十勇士」とかもね。既に1クールの放送を終えて、最初は「企業戦士・半沢直樹にしか見えない」とか言ってた娘ヒヨコも、堺雅人「源二郎!」って応援してる。目上の武将に深く礼をする様子に「あんなに土下座を嫌がってたのに、ココでは簡単にやるんだねー」とか言ったのには笑った。
●脚本家は三谷幸喜。映画「清洲会議」でも戦国時代をユニークに描いていてすごく楽しんだ。あそこでは豊臣秀吉大泉洋が演じてたはず。今回は生真面目なお兄ちゃん・源三郎信幸だけどね。小日向文世豊臣秀吉は絶妙だね!絶対権力者なのに「お願いだから助けてチョー!」と方言丸出しで頭下げる奇妙なカリスマ。徳川家康の側室・阿茶局を演じる斉藤由貴は、彼女の新境地を切り開いたかも。ポケーと無表情でいてヘタレ家康を的確に操縦するという、これまた絶妙な演技。ボクが彼女にハマりそうなのは「初代スケバン刑事」以来じゃないか。

●とは言いつつも、とにかくイイ味を出しまくって完全に物語を掌握してるのは、信繁の父・真田昌幸を演じる草刈正雄でしょ!かつて「真田太平記」(NHK1985年)で幸村を演じた男が父親役で帰ってきた。
●策を巡らしているのか何も考えてないのか、つかみどころが全然ないのに放ちまくる重厚なカリスマ。かつてのツヤツヤイケメンが、渋み効かせ過ぎってほどにワイルドで老獪な田舎侍に見事変身。ヒヨコなんて彼が登場すると「毛皮の父上!」と大喜びするもんね(確かに毛皮のベストをいつも羽織ってる)。この作品で草刈といえば草刈民代さんだった長い時代を、グルッと巻き戻したね。


●はいこれが、2016年の草刈正雄。毛皮の渋いオッサン武将。

草刈正雄AFTER

●でこれが、1982年の草刈正雄。天才的ライダーで天才的ジゴロ。イケメン!

草刈正雄BEFORE



この、草刈正雄の流れから、音楽の話に行くね。

ROSEMARY BUTLER「汚れた英雄」

ROSEMARY BUTLER「汚れた英雄」1982年
●この映画知ってる人覚えてる人は、立派なアラフォー以上の世代の人でしょう。80年代「角川映画」全盛期の中で、とうとうオーナー社長・角川春樹が自分で監督しちゃった初めての作品。ここで草刈正雄は天才バイクレーサーを演じてる。キレッキレのイケメンである彼はスポンサードをジゴロのような方法で女性から獲得していくのだが…。とか書きながら、このへんのストーリーの骨格は今ウィキ見て知ったまでで、当時テレビでこの映画見た時の記憶は、かっこいいバイクとレースシーン、そして何回も言ってるけど草刈正雄のイケメンぶりだけ。
●ただ、この主題歌は、強烈に覚えてる。本編というより映画のテレビCMで乱発されてたから。全編英詞のハードロックで女性ボーカルが艶っぽくてカッコイイ。「角川映画」は当時の社長・角川春樹が積極的に推し進めた書籍と映画のメディアミックスで大量のヒット映画を量産。その中では、大量のテレビCM出稿ってのも画期的な戦術だったらしい。70〜80年代の映画界は後発メディアのテレビに敵意が強く、宣伝にテレビを用いなかったらしい。彼はこの禁忌を破ったという。その後敵対して彼を会社から追放した実弟・角川歴彦が、現在ドワンゴと経営統合してネットカルチャーと事業シナジーを産もうとしているのと、奇しくもそっくりな状況がかつてあったわけだ。今のテレビ業界が YouTube みたいなネット動画広告媒体などなどで番組宣伝をしないのと同じだね。
●で、この ROSEMARY BUTLER という女性シンガー。ノリノリのハードロック・ボーカルが痛快で、レースの緊張を煽るには最高なのだが、一体誰なのか?よくわからん。ネットで検索すると、英語ウィキに記事化されてる!最初はベーシストとして活動を始めて、THE LADYBIRDS というバンドで1964年にストーンズのテレビショウの前座をしてる(当時女子高生?)。その後は1971年にガールズバンド BIRTHA を結成。1975年の解散まで2枚のアルバムを残す。バンドを閉じてからはバックシンガーとして活動。BONNIE RAITT、LINDA RONSTADT、NIEL YOUNG などと仕事をして1983年にソロアルバムをリリース。でも結局彼女の最高の活躍は、このシングルだったらしい。A面「汚れた英雄(原題は「RIDING HIGH」っていうっぽい)、B面は「THE LAST HERO」というスローバラード。…つーか、そしたら彼女イマ何歳?「汚れた英雄」の頃は30歳代中盤?現在は…60歳代!?でもセカンドアルバムを2013年に出したって書いてあるよ。
●ちなみに、このシングルEPを見つけたのは滋賀県彦根市の「初恋レコード」というお店。100円で採取。このお店ではアレコレユニークな音源たくさん買ったけど、それ以上の衝撃的体験をしたもんだ。いずれ消化できたら丁寧にブログに書きたいです。

「光の天使 CHILDREN OF THE LIGHT」

KEITH EMERSON FEAT. ROSEMARY BUTLER「光の天使 CHILDREN OF THE LIGHT」1983年
●謎のシンガー ROSEMARY BUTLER にはもう一つ重要な仕事が日本に残されてる。角川映画初のアニメ映画「幻魔大戦」のテーマソングを歌っているのだ。監督:りんたろう、キャラクターデザイン・原画:大友克洋!(←彼にとって初めてのアニメの仕事!)制作:マッドハウス。原作はSF作家・平井和正石森章太郎による60年代のマンガだったようだが、1983年当時は頑張って小説版を読んだよ!小学4〜5年生には手強い分量だった…。で、テーマを手がけているのがなんと THE NICE / EMERSON, LAKE & PARMER のプログレキーボーディスト、KEITH EMERSON だった!当然小学生のボクにはその情報は理解できなかったが、大学生になってからレコ屋で発掘して、クラブ遊びでDJする時にはインストトラックである「地球を護る者」をかけまくった覚えがある…変わり者の旧友コバヤシのリクエストで。キーボードの荘厳なテーマがダイナミックに展開する様子が勇ましくて…実際映画の中でも幻魔との超能力戦闘シーンでこのプログレチューンが鳴ってたはずで、あのアニメ見た人は忘れられないはず。
ROSEMARY がボーカルを務めた「光の天使」はエンドテーマとCMソングに使われてたと思う。だから曲の内容は知ってた…展開がやや単調なので覚えやすいし。ただ、「汚れた英雄」「光の天使」ボーカルが同一人物だったというのは、今回このへんのドーナツ盤をいろいろ聴いてて初めて気づいた。こんな冷静に文章書いているけど、その瞬間は「やべーマジかよ同じ人だよ!」と感動しまくったよ。でこの人物を検索しまくったというわけ。自分のキャリアを盛り立てるために必死だったシンガーがわざわざ単身アメリカから日本にまでやってきて頑張ってたんだなーってことに思いを馳せる。
●あと、もう一つ大事なことが。KEITH EMERSON今年3月に自殺しちゃったよね。ピストルで頭を撃ち抜いちゃった…。晩年のパートナーだった日本人女性が英紙デイリーメールに語ったところによると「ここ数年、右手と右腕に問題を抱えていたのです。数年前、病気の筋肉を取り除く手術を受けたのですが、彼の右手の痛みと神経の問題は悪化していきました」「彼はちゃんと弾けるか心配で、悩んでいました。(今年4月に予定されていた)日本のコンサートの後、彼は引退しようと計画していたのです」「彼はファンをがっかりさせたくなかったのです。彼は完璧主義者で、万全な演奏ができないという考えが彼を憂鬱かつ、ナーヴァスにし、不安にさせていたのです」。ソーシャルでエゴサーチして心ないコメントに苦しんでたようです…。

原田知世「時をかける少女」

原田知世「時をかける少女」1983年
「時かけ」大林版1983年/細田守アニメ版2006年/仲里依紗実写版2010年をまとめて見てみたことを以前書いて(こちらの記事http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-1302.html)、デビュー時17歳の原田知世さんのかなり心細いボーカル能力についてはひとしきり語ったので、もう詳しくは書きませんけど、やっぱ味わい深いわー。安田成美のデビュー曲「風の谷のナウシカ」の仕上がりのスゴさに、宮崎駿監督は本編で一ミリも使わなかったという逸話を連想するわー。結果的にそんな曲は、だからこそ愛おしくなって手元に置いておきたくなる。このEPも彦根「初恋レコード」にて100円で購入。
●ただ、当時の角川映画がすごいのは、1978年から1988年まで毎年複数作品、多くて9本をコンスタントに供給し続けたことだね。こと、この「汚れた英雄」「幻魔大戦」「時かけ」の時期はそのペースが頂点に上り詰めてた時期。1981年は橋本環奈リメイクで最近話題の「セーラー服と機関銃」薬師丸ひろ子さんの「ねらわれた学園」、あとは「魔界転生」「スローなブギにしてくれ」とか。1982年はつかこうへい原作「蒲田行進曲」真田広之のアクション映画「伊賀忍法帖」そして「汚れた英雄」。1983年は「幻魔大戦」「時かけ」薬師丸のコンボ攻撃「探偵物語」「里見八犬伝」(職場の若手がこの「探偵物語」松田優作のドラマと完全に混同しとった)。1984年がすごい。薬師丸、原田と続く角川ヒロイン第三の刺客・渡辺典子赤川次郎原作「いつか誰かが殺される」「晴れ、ときどき殺人」でコンボアタック、薬師丸「メイン・テーマ」「Wの悲劇」原田はニューカレドニアで「天国に一番近い島」真田広之と鹿賀丈史が味を出しまくった「麻雀放浪記」などなど、実に豊作なのだ。この後も「二代目はクリスチャン」「キャバレー」などなどを繰り出し、「ぼくらの七日間戦争」宮沢りえを世に送り出す。

薬師丸ひろ子「あなたを・もっと・知りたくて」

薬師丸ひろ子「あなたを・もっと・知りたくて」1985年
●というコトで、シンガー・薬師丸ひろ子を・もっと・知りたくて角川映画関連が良かったんだけどそれは見つからなかった。これはちょうど角川映画から独立した頃に、NTTのCMソングとしてリリースされたシングル。このジャケ写、もっと広いサイズだと彼女は右手で電話の受話器を持ってるんです。あとこのタイミングの NTT ってのが重要。1985年って電電公社から民営化されて NTT が誕生した年なんですから。電電公社=日本電信電話公社NTT=日本電信電話株式会社日本専売公社 JT(日本たばこ産業)になったのも同じ1985年。国鉄JRグループに分割されたのが1987年。これ結構重要ニュースだったんだけど、ゆとり世代にはわかるまいよ。そんな時代とは関係なく薬師丸ひろ子さんはとても歌がうまい。作詞:松本隆、作曲:筒美京平

竹内まりや「夢の続き」

竹内まりや「夢の続き」1987年
●角川映画じゃないけど、これも好きな映画のテーマソングなんです。主演:時任三郎・ジョニー大倉「ハワイアン・ドリーム」1987年。二人のチンピラがひょんなことからハワイに移住して楽しい毎日を過ごすも、その刹那的な生き方がちょっぴり切なくて。ある意味でとってもバブルな映画なのかもしれないけど、当時中学生のボクにはキラキラしてたかな。ハワイがどんなトコかも知らないのに。で、この主題歌であるところのこの曲は、山下達郎さんアレンジのスマートなディスコファンク和製レアグルーヴとしてもっと評価されるべき名曲と僕は思ってます。でもね、大事なのはリリック。刹那的な享楽と背中合わせの虚しさがないまぜになって、まりやさんの声で優しく歌われると、なんとも言えない気分になる。

「昨日と同じ一日が暮れて 彼女は深い溜息とともに眠る
 果たせなかった約束 またひとつ増えただけ それでも明日を夢見る
 BABY BABY, CLOSE YOUR EYES 
 GO BACK INTO YOUR ENDLESS DREAM
 目覚める頃は とっくに笑顔が戻ってる

 いい事だけを信じてるうちに すべてを許せる自分に会える いつか
 あんなに愛した人も 愛してくれた人も 振り向けばただの幻
 BABY BABY, DON'T THINK YOU'RE LONELY 
 DON'T GIVE UO LOVIN' SOMEBODY NEW
 繰り返される別れに 臆病にならないで 
 AH 淋しいなんて AH 感じるひまもないくらい」


松任谷由実「VOYAGER」

松任谷由実「VOYAGER 日付のない墓標」1984年
●この曲も映画の主題歌です。小松左京脚本のSF映画「さよならジュピター」地球に接近してくるブラックホールの軌道をずらすため、木星を爆発させる作戦を立てる技術者たち。宇宙船のデザインも斬新に不格好で、がゆえに奇妙なリアリズムがあった…さすが小松左京先生、他の宇宙モノとは一味違うぜ的な感想…バカっぽいけど勘弁してくださいね、基本全部小学生〜中学生時代の記憶で書いてるんですから今日の記事は。気合いで小説も読んだよ。主演は確か、三浦友和さん。彼もイケメンから脇を固める味あるオッサンになれました。温厚な町医者(「三丁目の夕日」)からヤクザの幹部(「アウトレイジ」)まで。草刈正雄さんと一緒。
ユーミンがアルバム「VOYAGER」1983年にこの曲を収録しなかったのはナゼだろう?とずーっと思ってたんだけど、冷静に見るとアルバムリリースに映画公開が間に合わなかったのよね。アルバムは1983年12月発売。映画は1984年3月公開。シングルはその中間で1984年2月発売。むー微妙だねー。

●松任谷由実/小田和正/財津和夫「今だから」

松任谷由実/小田和正/財津和夫「今だから」1985年
●この曲もレアだったから報告させてください、もはや映画関係ないけど。このシングルも、アルバムとかその後のCDとかに全然収録されてない曲なんですわ。オリコン一位のヒット曲だし、ベストテンかトップテンかでテレビパフォーマンスも見た覚えがある。なのに、全く無視されてる。だと、ますます聴きたくなっちゃうんだよね。
●まーユーミンに、小田和正に、財津和夫と、今となっては調整のつきようもない大物コラボの座組に、後から第三者が手を突っ込むと激しく面倒くさいことになりそう。当時ですら東芝EMIとファンハウスのレーベル越境という異例のリリースだった。大人の事情を差し置いて三人のテンションだけで出来上がっちゃったとしか思えない。反対に今、形にしようと思えば三人本人に直接同時に意思合意を取り付けないと、絶対再リリースなんてできないよね。おまけに三人は健在でもレーベルは現在淘汰吸収されてるんですけど。
●という事で、長年にわたり埃っぽいドーナツ盤売り場を掘り掘りしてやっとこの先日に発見しました。町田の「レコードショップ PAM」にて400円で採取。ジャケも初めて見たわ。
●それとクレジットを見て驚いた。三人連名プロデュースとあるが、実はバンドも豪華!サウンドプロデュースとキーボードに坂本龍一、ドラムに高橋幸宏、ギターに高中正義、ベースは後藤次利と、YMOからのサディスティックミカバンド系統の人々で固められてた!結果、思った以上にタッチが強いピキピキのシンセポップアレンジだった。
●で、実際に聴いてみると、気のせいかユーミン小田さんの存在感が強くて、財津さんが控えめ…。小田さんと財津さん、大きく分ければ透明感あるハイトーンで似たタイプのボーカリスト、区別がつきにくいーと思いながらも、やっぱ小田さんに偏ってるなあって感じた。今改めてウィキとかで調べると、ユーミン&小田さんペースで制作は進められて財津さんの意見はあまり採用されなかったみたい。なるほどねー。ちなみにB面は、バックトラックが静謐なピアノソロ+ほんのりシンセのバラード基調アレンジ。これはこれでご一興。

ALFEE「THE RENAISSANCE」

ALFEE「THE RENAISSANCE」1984年
●悪ノリでもう一枚、80年代映画ネタ。これもシングルで探したんだけど発見できないままアルバムでゲット。ここに「STARSHIP - 光を求めて - 」というシングル曲が収録されてる。これがアニメ映画「SF新世紀レンズマン」1984年の主題歌だったのです。これは福岡のレコ屋「田口商会 KEYAKI」にて400円で採取。
●……ていうかそもそも皆さん「レンズマン」知らないでしょ!ボクがこのレコード抱きしめてウットリと「レンズマン」の話したらワイフ大爆笑しやがった。「レンズマンってなんか弱そう!レンズを何に使うの?メガネかけてるの?あははは」違うよ!アメリカSFファンタジーの古典シリーズなんだよ!戦前の小説作品をアニメで復刻したんだよ。ある日地球の若者が宇宙人にレンズを授けられて悪のボスコニアン文明と戦うんだよ!「で?レンズは?」手首というか手の甲にくっつくのです。「で何に使うの?レンズ?」うーんと忘れた…別に武器じゃなかった気が…これも小学生の時、錦糸町の劇場で友達と見た以来、全然縁がなくてよく覚えてないのです。ただ、この時代にしては最先端のCG技術を使って不気味な敵戦艦や味方のクールな戦闘機を描き、かっこいい戦闘シーンに感動した記憶があるわけですわ。
「STARSHIP - 光を求めて - 」は記憶のイメージのままに、CGで描かれた戦闘機のようにクールでクッキリとしたロックで痛快。サビ前のCメロクライマックスでは、桜井さんに代わり高見沢さんがメインボーカルをとって、キンキンのハイトーンで煽りまくる。シンセの節回しが微妙にアイリッシュ風味で、明るい早弾きハードロックギターソロもお見事。
●元来1974年デビュー以降のアルフィー(当時の綴りは ALFIE)はアイドル的人気を狙ったフォークバンドだったが、1982年あたりからどんどんハードロックの要素を盛り込むようになって、バンドリーダーも坂崎さんから高見沢さんへ交代。1983年で「メリーアン」がブレイク。1984年は「星空のディスタンス」がヒットして人気バンドの仲間入り。「STARSHIP」はその「星空の〜」の次のシングルで、この二曲は一緒にこのアルバムに収めされてる。…ただ、いわゆるヒット曲以外の ALFEE なんて初めて聴く。そんで衝撃!アルバム楽曲聴くとメチャメチャハードロックでビビる。つーか速度が速くてほとんどスラッシュメタル。ギターソロ長い。絶叫ハイトーンボーカル。しかもちょっとした組曲構成でプログレ要素も炸裂。こんなことしてたんかい!?ビックリするわ。中でもスラッシーな曲のタイトルが「鋼鉄の巨人」…ヘヴィメタル!



●さてなんかいい動画あるかな?

●予告編:「汚れた英雄」/「幻魔大戦」/「時をかける少女」




●予告編:「さよならジュピター」




●サディスティック・ユーミン・バンド+小田和正+財津和夫「今だから」




●「SF新世紀レンズマン」〜「STARSHIP - 光を求めて - 」






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