下北沢ディスクユニオンに、きれいな金髪の外国人女性さんがスタッフに加わった。
●普通にレジで接客してくれるので、全然違和感ない。日本語の発音も丁寧。
●ロック大好きっぽい模様で、結果服装も他の店員さんと同じラフで無造作なテイスト。
●だけど、スッと整った鼻筋や青い瞳は、素朴にハッとしちゃうよね。
●また、レコ屋歩き〜シモキタ歩きが楽しくなっちゃうよ。


資格取得のための一ヶ月セミナーが始まって。
そのセミナーの後は必ず飲み会となっております。
●これが見事な異業種交流会。大手メーカーさんからアニメ制作会社、ITサービス、印刷、出版、医療、ゲーム制作、コンサルなどなど、面白すぎるメンバーと楽しくお話が盛り上がるのです。講師の先生も時には合流。コンテンツ海外輸出の当事者や、大手マーケティング会社の幹部、コンサル大手や知財系弁護士の先生まで登場します。
平均年齢は40歳代真ん中。このタイミングでわざわざ大金かけて勉強するって「意識高い系」だよね。頑張りすぎてる学生さんを揶揄する言葉になってる「意識高い系」だけど、別に若い連中に限ったコトじゃないコトが分かる。
●ただ、それぞれの現場で中堅〜それ以上の立場を持ちながら、現状への危機感や状況打破の意思を持ってる人の言葉はマジ面白い。業界のイビツっぷりや、外から見えない奇妙な商慣習とかがいっぱいあって、そこに拘泥しながら何かしなくちゃヤベエって動機でこの場所にきてる。この人脈、大切にしたい。
講義の内容も、今のボクの仕事に直結しててヒリヒリするほど。この前の講義では、ライセンス契約書のサンプルが配られて、問題点を指摘しろって言われたんだけど、コレ今年からボク毎日会社でこんな仕事してるもんね。ボクがやるのは定型契約の期間延長や基本契約書の確認みたいな簡単なヤツばっかなんだけど「いつもと違うぜ!」という違和感だけで問題点は察知できる。で、そこからその契約の意味の講義をたっぷり聞かされる。あーそんな意味のお話だったんですかー!初めて自分の日々の仕事の意味が分かる。点と点として散らばってた仕事の中身が体系化されて脳ミソにインストールされる。目からウロコ!
ただ問題なのは、ここで得た知識を会社でどうやって役立てるか?全然わかってないこと。会社に受講費援助を申し立てた時も「は?」ってリアクションだったので、資格の名前だけじゃ何のメリットもない。と思ってたら、飲み会でのカミングアウトで、受講者全員が同じコト思ってました。しかしそれでもやるのは「何が何だか分からないけど、今は何もしないよりマシ!」ってコトに尽きるのです。


●この前、飯田橋で大学時代以来の旧友と会って、楽しい会話をしたんだけど。
●昔からの音楽仲間とあって「最近ナニ聴いてる?」って質問があったんですよ。
●で、「うーん、KAT-TUN 聴いてる、ヒムロックつながりで」と答えたら、めちゃ当惑されました。
●これはヤバイ。前々からわかってはいたけど、何が自分のコア嗜好なのか完全に見失ってる。客観的にもハッキリしました。
●という事で、もう一回自分の内面に深くセンサーを下ろして、重要な音源を探知する。


ストリクトリー・ヒップホップ!
●ブログに書きやすい音楽と書きにくい音楽があるのです。ボクから距離がある方が客観的に把握できるので書きやすい。でも、客観視が難しい音楽は、どんなに好きでも書けないのです。本来は大好きでクールと思っている厳密なタイプのヒップホップは、書きづらい!でもソコに今日は挑む。

DEAD PREZ「LETS GET FREE」

DEAD PREZ「LET'S GET FREE」2000年
●ニューヨーク出身の二人組ユニット、シリアスなコンシャスネスがヒシヒシ伝わって来る彼らのデビュー盤です。「I'M A AFRICAN ! I'M A AFRICAN !」のリフラインだけで、自分たちの血への高い誇りでコチラの胸まで熱く揺さぶられます。曲名も「POLICE STATE」「WE WANT FREEDOM」「IT'S BIGGER THAN HIP-HOP」などなどアジテイショナブルなワードがいっぱい。安易な客演も、シンガーすらもほとんど入れずに、実直なトラックをひたすらループさせて二本マイクのラップだけでテンションを上げていくド根性。
●1990年代後半から活動を始めた彼らは、BRAND NUBIAN BIG PUN、THE BEATNUTS らニューヨークのストリクリーなトラックメイキングの時代を活躍した人脈に関係して世に出たとのこと。が故の硬く熱いトラックが作れるのかと納得。

FIVE DEEZ「KOMMUNICATOR」

FIVE DEEZ「KOMMUNICATOR」2006年
●こちらはオハイオ州シンシナティ出身の4人組ユニット。こちらも硬派でクールなラップと複数マイクのリレーっぷりが実にストリクトリーなヒップホップ。加えて、硬質なトラックが微妙にアブストラクトなアトモスフィアを醸し出しており、どこかヒンヤリしたテクノ気分が奇妙な浮遊感を演出している。アブスクトラクトなアプローチつながりで、今は亡き日本の伝説的トラックメイカー NUJABES との共演歴があったりも。ジャジーな質感やメロウネスにハマる人にもイイ感じかものフューチャーファンク。高速ビートを駆るスキルフルなオールドスクール風味もあるよ。

ANTI-POP CONSORTIUM「FLUIRESCENT BLACK」

ANTIPOP CONSORTIUM「FLUIRESCENT BLACK」2009年
●2002年発表のアルバム「ARRHYTHMIA」が英テクノ名門レーベルの WARP からリリースされてて、そんで再結成盤に当たるコレがやはり英国アングラヒップホップの牙城 BIG DADA からのリリース。ということでわかるように、彼らのトラックはSF的なほどフューチャリスティック(今回はジャケもね)。だけど、その硬質で異形のトラックを3本マイクリレーの濃厚なファンクネスで見事なヒップホップに仕上げる。どうしても硬質すぎるトラックだけど、キックの打撃は重くて太くてファンキーつまり至上の快楽。ニューヨークの4人組。メンバーの一人はミキシングエンジニア専任、だけどなんだかリーダー格ってのもユニークな連中。今回は時々ミクスチャーロックも入ってくるねえ。

COUNT BASS-D「BEGBORROWSTEEL」

COUNT BASS-D「BEGBORROWSTEEL」2004年
●まさしく、ビッグバンドジャズの巨人、COUNT BASSIE の名前をモジッたステージネームだよね。ブロンクス生まれだけど今の拠点はアトランタという、ラッパー兼プロデューサー兼マルチ演奏家。たった一人でジャズバンド的表現を作り出すこともできる才人だそうな。そんな彼が日本の個性的なジャズヒップホップレーベル JAZZY SPORT からリリースしたアルバムがこれ。インタールードのような一曲1分前後の短い楽曲をパッチワークのように繋ぎ合わせて、不思議なヒップホップ・コラージュの世界を構築してる。ジャジーとも言えるけど、メロウネスにチルアウトというよりユーモアあふれる遊びゴコロに弾む感じ。

ELIGH Poltergeist

ELIGH「POLTERGEIST」2003年
カリフォルニアのアングラ・ヒップホップを代表する存在であるクルー LIVING LEGENDS の一員。しかし正直、この LIVING LEGENDS という連中の存在がボクにはあまりよく分かってないので、ここは研究を今後進めるべき領域。どうやら6名ほどの構成員(脱退とかで時期に応じて変わってる)が、それぞれで複雑にユニットを組んだりソロ活動してたりしてるよう。しかも完全自主流通にこだわってるようでメジャーに浮上しない!だから、なんだか全容がつかめない。
●この ELIGH という男は、LIVING LEGENDS 結成時からのメンバーで、ラッパー兼トラックメイカーを務めている。その他、3 MELANCHOLY GYPSYS とか THE GROUCH & ELIGH とかの名義で活動、そんで本作のようなソロ作品も数々リリース。その活動は90年代まで遡るけど、なにぶんマジでアングラなので流通が細く、音源を滅多に見かけない。かつて盟友であったラッパー MURS の音源は結構前にまとめてゲットできた(アメリカから取り寄せた)のだけど、これは日本盤が出てる稀有な物件だったんでソコから入手。
●で、タイトルが「ポルターガイスト」ですから、景気がイイ内容ではあるはずがなくて。しかしオドロオドロしい演出たっぷりのホラーコアってほど不気味でもない。どこかスカスカした印象の軽いトラックに、異常にスキルフルなラップがスムースに溶け込む不思議空間。霊感が強い人にとっては日常になってる鋭敏な感受性が、目先の派手さをストイックに避けて研ぎ澄ましたヒップホップを組み上げた、というべきか。まさしくストリクトリーな姿勢が硬派すぎる。

●一口で言えば、今日の音源はみんな地味。どの曲を聴いても全部同じに聴こえるかも。
●でもヒップホップというフォーマットに真剣。だから面白い。聴き飽きない。


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