● tumblr やりすぎて、タイムライン転がしすぎて、酔う。

娘ヒヨコ中学二年生が学校の宿題やってた。お題が「メディア・リテラシー」と知って思わず苦笑。
●だって、新聞取ってない家庭が半分というのに、題材を新聞記事にしようってのに無理があるでしょ。先生、新聞ない家の子に新聞紙配ってたそうな。我が家も今は「読売中高生新聞」しか取ってない(「読売小学生新聞」の方が面白かった)。最後はもうネットの記事でもイイってことになってた。
ヒヨコは、オバマ大統領の広島訪問を題材に選んでた。何書けばイイかな?って聞くから、広島の平和祈念館にはヒヨコも昔行ったことあるだろ、オバマさんがアソコで同じものを見てるんだから、自分の感じたことと重ねてみろって言っておいた。…うん、あそこは本当に怖かった…とヒヨコ。それと、ここに複数新聞があれば分かるはずだったけど、オバマさんに原爆投下を謝ってほしいと書いてたニュースはあまりなかったと思う。それはナゼだか考えてみろって言っておいた。

一方、息子ノマド中学三年生の宿題は、三島由紀夫の感想文。
●リビングテーブルに原稿用紙を揃えているのに、一向に書き始めることもなくずっとスマホいじってる。何してんのかなと思ったら、なんと、スマホのメモアプリに、フリック入力で下書きを書いてた。ノマドお前、紙に書くよりフリック入力の方が文章書きやすいのか!?あーソコに何か不思議なことがあるのか?という顔された。
●ボクは実はフリック入力ができない。スマホでもキーボードを出してあの細かいボタンを押す。その一方で、ボク自身ももう紙と鉛筆じゃ文章が書けなくなってる。今はどんな会議でも全部 PC にメモする。ボールペン一本も持たない。下手な字が一層下手になった。実際、手書きだと文章を書くスピードが異常に遅くなる。脳みそが文章を書くのか?指が文章を書くのか?脳よりも指とデバイスにイニシャティブがあるのではないか。なんとなくそんなことを思う。

息子ノマド中学三年生は、毎日ゲーム「スプラトゥーン」に夢中。
●後方から狙撃するような地味な戦い方をするんだけど、ランク「S」をずっとキープしてる。twitter で友達と連絡取り合って、時間を揃えてログインしては一緒にプレイしてるらしい。
●しかし、あんまり毎日やりこむもんだから、ワイフがうるさい!と。ヘッドホンでやれと。ということで、下北沢ヴィレヴァンで買ったお気に入りの赤いヘッドホンを装着してプレイしてる。で、静か。しかし。静かなんだけど、別の音が気になりだした。ノマド自身の呼吸音。すごい勢いでスウーッ!フウーッ!と呼吸してる。ジョジョなら呼吸法で波紋を練っているのか?と思うほどの音。「山吹色の波紋疾走(サンライトイエロー・オーバードライブ)」みたいな感じ。そんで、悔しい負け方すると過呼吸起こして半ベソになるらしい。
●ゲーム「スプラトゥーン」はかわいいデザインにくるまってるけど、実際はアメリカ風の一人称シューティング虐殺バトル市街戦だから、ズバリ射ち殺し合いだから、あんま精神健康に良くないかもな。あんな息遣いで、中東のアメリカ兵やテロ戦士は戦うのか?この前映画「アメリカンスナイパー」をDVDで見たから、なんだか生々しいわ。



●今日はドラムンベースを聴く。

LTJ BUKEM「SOME BLUE NOTES OF DRUMNBASS」

LTJ BUKEM「SOME BLUE NOTES OF DRUM'N'BASS」2004年
ドラムンベースは、90年代のダンスミュージック実験としては大きな収穫を上げたムーブメントだったと思う。イギリスって国ならではの、ハイブリットなグルーヴ。白人向けには超高速ハイハット、黒人向けにはゆったりしたダブベースと二重構造を形成。ルーツにはジャマイカのダンスホールレゲエがありながら、そのビートの自由さを受け継いで、高度に洗練されたビート構築実験もアレコレ行われた…変拍子を取り込んだスタイルは数学的とも言われたし、ハウス、アシッドジャズ、ビッグビート、ヒップホップ、ロックと周辺文化も貪婪に呑み込んでいった。
●で、2000年を超えたあたりでシーンは成熟しきって落ち着いてきたかなーという段階がこの時代の音源かと。様々な作風を各アーティストやグループが競い合う中で、本作品の主役 LTJ BUKEM とそのレーベル GOOD LOOKING の所属メンバーは、90年代のシーン初期の段階から、一番わかりやすいクールなスタイルを発信していたと思う。ちょうどジャズフュージョンをディープなハウスで包んだようなアプローチで、実に耳に優しい。そのDJスタイルは、まるで銀河の回転を遠くから眺めているよう。細かい星々が視界をハイスピードで流れていく中、銀河の中心は泰然としてゆっくりと回転していく。ハイハットとダブベースの二重グルーヴが華麗に統合されて、スペーシーなアトモスフィアを構成している。ぼくは、彼のDJは90年代当時の来日で実際に何度か聴いてる…西麻布イエローとか新宿時代のリキッドルームとか。メガネキャラという点でもインテリなイメージを醸し出してたね。
BUKEM による選曲で、盟友たちの音源が並んでいる。ドラムンベース界隈ではよく見る連中。PESHAY はオーセンティックなドラムンベースにジャズフュージョンのテイストを盛り込んだスタイルで。BUKEM 自身はブラジルのリズムとテイストを大胆に導入。日本人アーティスト MAKOTO は女性シンガー LORI FINE(ハウスユニット COLDFEET のボーカルだよね)を招いて R&B 色を強めている。トリップホップ的アプローチも交えつつも、最後は DOC SCOTT「TOKYO DAWN」という曲でいかにも GOOD LOOKING らしい繊細なSF感覚とスペーシーなダブ感覚で締めくくってる。

MC CONRAD「VOCALIST 01」

MC CONRAD「VOCALIST 01」2001年
●このCDは、北千住ファンタンゴレコードで見つけたんだっけな。ちょっとコレは嬉しかった!LTJ BUKEM のスタイルは、耳に優しく可憐なんだけど、クラブでの深夜ロングプレイとなると、やや単調で退屈になるって弱点があったんですわ。ただ、そんな時に、DJブースの中でこの男 MC CONRAD がフリースタイルのラップで煽ってくれると、これが実にアジテイタブルで一気にフロアがスリリングになる。そんな男のソロアルバムがあるとは。
MC CONRAD の声は低く太く、ハイテンポなトラックに合わせた男らしいラップは、ヒップホップに例えれば CHUCK D KRS-ONE のようなミドルスクールの印象がある。ただ「MC」という言葉に本来の「マスターオブセレモニー」の意味だけでなく「マイクロフォンコントローラー」という意味も持たせる彼のラップは、ラップをしながら手元でエフェクタを自分で操作してエコーやディレイ効果を施し、独特のダビーな感触をその場で作っていく。これ、西麻布イエローでのイベントの様子をブースの真上から彼らの様子を眺めてる時に気付いたんだよね。CONRAD は基本立ち位置を変えず、ずっと狭いブースの中の BUKEM の隣から離れない。と思ったら、右手でマイクを握りラップしながら、左手で機材のツマミをずっとイジっているのですよ。ほーっ!スゲえな。
●トラック制作はみんな GOOD LOOKING 一派のみなさん。BUKEM を代表に、AXIS、BLAME、PHD などなどが参加。一派のもう一人のMC、DRS も活躍。彼のアルバムも出てるみたいだから探してみたい。

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