この前の選挙特番、テレ東の池上彰さんがスゴかったなあ。
●選挙特番としては、民放ヨコ並びで1位だったんじゃないだろうか?
●彼が、当確でウキウキしてる議員に冷水浴びせるような質問ブチかまして恥かかす様子も確かに痛快なんだけど、それがオモシロってダケじゃない。勉強になる。
●なんかタブー感タップリな、公明党の支持基盤・創価学会にアレコレ取材をするのはここ何回かの常套アプローチだったけど、今回は主要4党の支持基盤〜組織票田を全部取材してたよ。自民党と密接な関係があると紹介された「日本会議」「神道政治連盟国会議員懇談会」がギョッとする組織でビックリ。へー公明党が仏教なら、自民党は神道と関係が深いんだ。共産党は「民青」が登場。名前聞いたことあったけど、共産党の下部組織だったんだ。関係ないけどしんぶん赤旗をせっせと配るオバさんも出てきた。民進党はやっぱ労組系。「連合」「日教組」が出てきた。ボクはこれまでの人生で「日教組」との接点はないからピンとこないんだな。コドモたちに「パパも会社の労働組合に入ってるんだぞ」と自慢したが、意味が通じてる気配はない。労組入ってて、別に得したコトもないしな。労組の事務所でダベってて、住宅ローンの借り換えするとお得って知恵をもらったことくらいか。

●英ポンドがすごく安くなってるから、イギリスにCD注文しようかなー。
●でも、まだ全然聴いてないCDがいっぱいあるから我慢するかー。


イギリスが離脱した、ヨーロッパ大陸の音楽を聴こう。ドイツ!

KRAFTWERK「TRANS EUROPA EXPRESS」

KRAFTWERK「TRANS EUROPA EXPRESS」1977年
●なんか色々とくたびれちゃってねえ…。最近はヘンに気を使うことが多くって。だから今日は、元祖テクノをユッタリ聴いてます。古典中の古典、邦題「ヨーロッパ特急」、英語で「TRANS EUPORE EXPRESS」の、ドイツ語盤を入手。普通に下北沢ユニオンで400円くらいだった。
●テクノといえど、現在の解釈で言うところのダンスミュージック要素はゼロ。当時の彼らの音楽は機械演奏が主眼。まさか、これを素材にダンスしたいと思うヤツがいるなんて、このドイツの4人組は予想してなかったのでは。でもここから5年後には、このアルバムの表題曲をサンプルすることで、ブロンクスの黒人青年がヒップホップという音楽を作っちゃう。AFRIKA BAMBAATAA「PLANET ROCK」だね。
●しかし今は、ドイツ語の堅苦しさをシンセのリフレインに乗せながら、ドラムマシーンがスクエアに刻むビートにユックリ身を預けよう。今なら iPad のフリーアプリでも鳴らせるであろうシンセ音やリズムが、なんともギコチなく、繊細に重なり合ってる様子を眺めていると、きっとコレを鳴らすために、電気回路をピタゴラスイッチ並みの精密さで制御しようとしてたクソ真面目な連中のワクワク感と、機械が鳴らすキレイな音にホレボレしてる気分が伝わってきて、とっても心が落ち着く。この特急は車輪がなくてフワフワ浮いて走ってるみたいだ。気持ちいい。
●現代のヨーロッパ特急は、どこに行っちゃうんだろうね。ドーバー海峡の間はイマイチ詰まっちゃうみたいだけどね。ポルトガルからルーマニアまで一気通貫できる現代よりも、鉄のカーテンで分断されてた70年代ドイツの方が夢想力では上だったね。

KRAFTWERK「ELECTRIC CAFE」

KRAFTWERK「ELECTRIC CAFE」1986年
●時代がグッと降って、テクノミュージックとダンスミュージックの接点が一般化したこの頃にあっては、ポンポンと気持ち良く弾むビートがセクシーにも聴こえてくる。「ヨーロッパ特急」以降から「人間解体(原題:「THE MAN-MACHINE」1978年や「COMPUTER WORLD」1981年と「脱人間」運動を推進してきたけど、テクノという手法を実に人間的なダンスという営為に取り込み切った世間の流行に、このCG人間たちは馴染めなかった模様。だから5年もブランクが空いちゃってる。ボクは、ダンスにはちょっと及び腰だけど、ブンブチャッ!ブンブチャ!とオノマトペで楽しく身を揺すぶる彼らが好きだよ。

KRAFTWERK「THE MIX」

KRAFTWERK「THE MIX」1991年
●またまただいぶブランクを空けての久しぶりアルバムは、旧曲のリミックスアルバム。時代としては、90年代テクノカルチャーが幕開らき、ただ享楽的にダンスを貪るだけじゃない「アーティフィシャル・インテリジェント」路線のテクノも登場。元祖 FRAFTWERK に敬意を表する風潮もしっかり生まれた。そんな中で「ロボットだけど踊れるんだよ」と照れながらもワクワクするビートを元気よく打ち鳴らす御大。摩擦なく全てがスムーズに調和する明るく楽天的なフューチャー感覚を、このアルバムは25年も時間が経っても持ってる。デストピアな未来しか描けない現代において、このピュアさは、ドラえもんと同格だよ。

KRAFTWERK「TOUR DE FRANCE SOUNDTRACK」

KRAFTWERK「TOUR DE FRANCE SOUNDTRACK」2003年
●これまた大きな10年以上のブランクを経て、登場したアルバムは自転車レースがテーマ。バンドの中心人物 RALF HUTTERガチの自転車マニアで、ツアー時にも次の会場から160キロも離れた地点でバスを降りてチャリンコで走るなんてマネをしていたという。ロボット体質のクセして体力あるな。その一方で「ELECTRIC CAFE」制作時、ド派手に事故って昏睡状態にまで陥ったという。自転車には詳しくないボクにとって「ツールドフランス」がどんだけ格のあるレースかはイメージがつかない。ジブリ関連でアニメにもなった黒田硫黄のマンガ「茄子アンダルシアの夏」は…あ、あれスペインのレースなんだ。一応このアルバムは「ツールドフランス」100年目を記念した位置付けっぽい。
相変わらず地面との摩擦を感じさせない、テクノのスベスベした質感で、レーサーは華麗に風を切って走る。彼らなりのスリリングなスピード感覚が、ナニゲに「未来派」。物体の運動をキュビズムや抽象絵画のテクニックで切り取るイタリアの芸術運動@20世紀初頭の雰囲気。物体が見えなくても、音響がその運動の軌跡を見せてくれる。そんじょそこらの若造には真似できない技ですよ。



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