今年の夏は、娘ヒヨコをカナダ・バンクーバーにホームステイへ送り出そうと準備している。
だから、不穏な国際ニュースには、どうしても敏感になる。

フランスのテロはビビった。トラックで花火見物の客を轢き飛ばすなんて。
●爆弾とか銃じゃなくて、テロは日常にあふれる自動車だけで、単身でもやれるコトが説明されちゃった。

トルコのクーデターもビビった。
●20年近く前、就職したばかりの頃に遊びに行ったトルコはとても楽しい場所だった。イスタンブール、カッパドキア、アンカラ。特にアンカラは首都というのに英語がまるで通じなくて、でも全然躊躇なく外国人のボクにみんなが声をかけてくる。ただ一つ覚えてる英語「ワタシハ英語ガハナセマセン」を何回もニコニコ繰り返す中学生くらいの少年とか。寝台特急の出発を待つアンカラ駅では、見知らぬオジイさんと2時間くらい語り込んだ…全然お互いの言葉がわかんないのに。
あの国が物騒になるのは切ない。コドモたちに是非見せてあげたい土地だからだ。古くは古代オリエント〜ヒッタイト文明に始まり、古代ギリシャ/ローマ文明、キリスト文明、イスラム文明のレイヤーを積み重ねて、現在はイスラム文化圏にありながら民主主義と政教分離をハッキリと打ち出している稀有な国。そしてとっても親日。

世界中で頻発するテロにビビって、日本の外に出ないで引きこもるのは、なんか負けた気分だ。「今の若者は海外に興味がないし、海外に行く余裕もない」は寂しいので、ウチは敢えて娘を海外に出す。ヒヨコ自身も楽しみにしてるし。
●ただ、スゲえな、と思うのが、ヒヨコ英語の成績メッチャ悪いのに全然ビビってないってコト。「行ってみたらどーにかなるっしょ」とか言ってる。普通はやっぱビビるでしょ?ボクは留学経験ないけど絶対ビビるわ。ワイフもビビってるわ。なのにナゼあいつは余裕なんだ?ホームステイでは日本人グループで語学クラスを受けたりするんだけど、ヒヨコはカナダ人学校のクラスに転校生気分で入れると思ってたらしくて、むしろ「なーんだ、それじゃ日本人ばっかじゃん」とか言ってる。オマエのその根拠のない大丈夫感覚ってなんなの?
●出発まで一ヶ月切ってるのにヒヨコ、マジで英語勉強してくれない。ちょっとは英語覚えて欲しいという思いで英語教室にも通わせてるのに、宿題も全くやらない。で「I DON'T HAVE IT. I FORGOT IT !」っていう報告の文句だけ異常に発音よくなってる。かと思えば、英検3級にギリギリ合格して本人&家族一同でビックリ。絶対無理と思ってたのに。「ヒヨコってやれば出来る子なんだよ!やれば出来る子、YDK!」と本人談。


「天皇陛下、生前退位の意向」ってニュースを見て、
●息子ノマドが「天皇が退位したら、上皇になるのか?」
●ボクも同じこと考えてた。後白河上皇とか。後鳥羽上皇とか。

●あと「POKEMON GO」マジやりたい。早く日本でリリースしないかな。
●我が家全員がやりたがっている。バカ家族。ゴー!


●配信で、「DOCUMENTARY 0F AKB48 THE TIME HAS COME - 少女たちは、今、その背中に何を想う?」を見たら、全然面白くなかった。

「DOCUMENTARY 0F AKB48 THE TIME HAS COME - 少女たちは、今、その背中に何を想う?」

●2014年のグループに密着。握手会での傷害事件と、大島優子の卒業がトピックだったけど、前田敦子高橋みなみの引退劇を別の場面でドップリ見た後だと、大島優子のような大ダマでもただのバージョン違いにしか見えなくなってしまった。ここに不満がある。今後は毎年彼女たちを追っかけてても、もう同じコトしか起こらないんじゃないか?
●これは作品の中で描かれてないけど……事件の被害者になった川栄李奈がその一年後に卒業してしまったコトは残念だなーかわいそうだなーと感じた。おかしな男の暴力で、真面目な女性のキャリアが台無しにされるのは理不尽だ。「マジすか学園4」でブサイクな役を一生懸命やってた子。でも、その後彼女が小山ゆうの傑作漫画「あずみ」の舞台化で主演を務めるコトとなって、本当によかったねーと思ったよ。別の舞台でがんばってくれ。

●しかし、フラストレーションは解消できてない。
●この不満をどこに?と思って、そのまま「アイドルの涙 - DOCUMENTARY OF SKE48」を見る。

「アイドルの涙 - DOCUMENTARY OF SKE48」

こちらは、SKE48 が結成してから6年間をまとめた記録映像。さすが時間の蓄積が作品を分厚くしてて、全く知らない女の子たちにも、ちょっとした共感を感じることができた。印象的なのは、この作品は卒業生のその後にもインタビュー取材をしてること。ただの一私人になった私服の元メンバーたちは、ケバケバしい衣装と集団の圧力で勢いを作る AKB スタイルから完全に武装解除しちゃってて、マジでただの女の子。どちらかといえば、合コンで出会ったら声かけたくないくらいの子までいる。ただ、あの狂騒と混乱の生活を客観視して、ただの人間として地に足つけて生きていくことを選んだ子たちの言葉は、すがすがしいモノを感じたね。あ、プロポーズ受けて結婚しそうな子までいたわ。
●現在の肩書きを「社会人」と名乗った、元メンバー・矢神久美が印象的だった。切れ長の眼と黒いロングヘアが印象深い彼女は、2008年のSKE48結成時からの最初期メンバーで、グループの中でも発言力を持つ中核の一つだった模様。なのに、ドキュメンタリー取材時は、自然体で「毎日会社に通ってますよ」みたいに笑って答えてる。ネットで検索すると、カフェで一店員としてバイトしてる写真とかがあったよ。2013年に引退した彼女はしばらく一般人の暮らしを続け、その後去年くらいから農業研修やボランティアを始めた延長なのか、地域PRアンバサダー地元でダンスチーム結成など小さな活動も始めている。

●彼女のような存在を見る時、ボクはフランスの早熟な詩人アルチュール・ランボーを連想する。19世紀のフランスで天才の名をほしいままにした彼が詩作した期間は、17歳から21歳までのたったの5年間。その後彼は筆を折り、世界中を放浪する商人になって、そのままガンで37歳で死んでしまった。彼にとって詩作は若気の至りであって、ヤンチャな青春の1ページにしか過ぎなかったのだろう。彼は大人として成熟し、その人生を、アフリカやアラビアで切った張ったの商売で成功することに賭けた。最後は武器商人として財をなすほどだった。世界がそのキラメキを100年経っても評価してる作品より、本人は別のモノに価値を見出したのだ。矢神久美も、同じように、自分の成熟を別の場所に見出して、自分の力で状況を作っている。地域に根ざして生きている。素朴に応援したいね。
SKE48を代表するメンバーだった松井玲奈も今は卒業生だね。でも彼女は芸能人としてのキャリアを順調に継続中。つい先月まで、つかこうへい原作の舞台「新・幕末純情伝」で主演/沖田総司の役を務めていた。何度も再演されて、歴代の主演者には広末涼子石原さとみもいる由緒ある芝居。ボクは桐谷美玲主演のバージョンを見に行ったっけな。

●ちなみに、「悲しみの忘れ方 - DOCUMENTARY OF 乃木坂46」まで勢い余って見てしまった。アホか。家族もドン引きですよ。なんでアイドルずっと見続けてるんだよ。
●でも、こいつもまた時を改めて言及したいです。



●90年代テクノを再訪。

APHEX TWIN「CHEETAH EP」

APHEX TWIN「CHEETAH EP」2016年
●アルバム「SYRO」2014年で13年ぶりの復活を遂げ、そこから意外なほどちゃんとリリースを連投している RICHARD D. JAMES こと APHEX TWIN のニューシングル。この前、大雨で小田急線が止まったので、渋谷に迂回して帰ろうと思ったらそのままツタヤにさまよい込んで、このCDを買っちゃった。やっぱボクは90年代育ちなので、彼の動向は気になるよ。なにしろ、彼の動きはその登場の瞬間から必ず革命的な表現を含んでいて、常にテクノ表現の限界を切り開いていった男なのだから。90年代の彼は、まさしくテクノの神託を受ける預言者のようだった。しかし00年代以降は思いきり寡作になっちゃってね…。
●いつものことだけど、今回のコンセプトがとってもヒネクレてて。イギリスの小さなシンセメーカー・チーター社90年代初頭に発売した CHEETAH MS800 という激レアなシンセを駆使して制作された楽曲なんですって。だから「CHEETAH EP」。しかも、このシンセがメッチャ操作困難なポンコツ、ライナーノーツの解説には「致命的な仕様」とまで書いてあるダメっぷり。しかもこのライナーノーツのライターは、初音ミクの「生みの親」と呼ばれるクリプトンフューチャーメディア・佐々木渉氏で、つまりはDTMソフト界の第一人者なのに、その佐々木氏でもこの機材の存在はよく知らなかったと言わしめるほどの、レアかつ独特のクセがあるシンセサイザーということらしい。そんなトコロにこの天才は引っかかったようでして。
●で、実際に聴いてみると、これまた渋いほどにワイルドなエレクトロファンクですわ。シンセ・フェティシズム全開の、無骨かつ野太いシンセ音がボヨンボヨンしとります。ビョンビョン、ボンボン、チキチキ、カチカチ、ビシャ!ビシャ!うわ…ある意味で中毒性が強いわ…ボクみたいなヤツはコレだけでゴハン三杯イケますわ。やっぱ APHEX TWIN ってスゴイなあ。

と思ったんだけど!いやいやちょっと待てよ!コレボクが聴いても完全に90年代初頭のサウンド(だってわざわざ90年代のポンコツシンセを使ってんだもん)なワケで、今のド派手な EDM で踊るリスナーに理解できんの?なんかダサくて踊れませんよセンパイ、って言われちゃうんじゃないの?この前人事異動を受けて若手がまたウチの部署にやってきたんだけど、その若手はスキンヘッドのダンサーで、今でもパーティを開いて友人のDJの隣でマイクを握ってお客を煽ったりしてるらしい。うわー本物の「パリピ」に会っちゃった、と思ったよ。でも彼にこの APHEX TWIN は全然響かないんじゃないか?一気に不安になってきた。これってオッサンがオッサンぽく懐古するテクノ表現か?そもそもでコレ一体ダレトクなコンセプトなんだ?つーか、テクノそのものがすでに死語?
でも、もう一回!いやいやちょっと待てよ!ボク、もうリアルタイムの音楽についていく姿勢を失ってる人じゃん。パーティもフェスも全部やめちゃった書斎派じゃん。リアルタイムらしいアプローチと言ったらアイドルかアニソンじゃん。あげくコーランの朗唱をボックスセットで買う人間じゃん。今更自分の時代錯誤っぷりにドン引きしても、手遅れすぎててもう取り返しつかないトコまで来てるじゃん。ここはもう開き直って、ガシガシ時代感無視の領域に突っ込むしかないじゃん。ダレトクで言えば、このブログの存在全体がダレトク不明じゃん!

YMO「HI-TECH : NO CRIME」

YMO「HI-TECH / NO CRIME」1992年
という事で、恥ずかしげもなく、マジで懐かしい音源を聴いてる。YELLOW MAGIC ORCHESTRA を90年代初頭のテクノ・アーティストたちがリミックスしてるアルバムだ。大学に入学したての頃、まだ知り合ったばかりの友人から、ホヤホヤの新譜としてこのCDを借りてカセットテープにダビングしたのを思い出す。そんな音源を先日たまたまCDで買い直してた。そしてコレをプレイヤーに乗せたら、18歳当時の記憶がジワッと蘇ってきて…。
●東京出身のボクはまだ一人暮らしを始めておらず、地方出身で一人暮らしを始めた仲間たちのアパートに転がり込んでは泊り歩いてた…。地方から出てきたばかりで東京に慣れてないコトをコンプレックスに思ってた友人もいるけど、家族と暮らして大学に通うボクにも、仲間と違って自立できてないコトへのコンプレックスがあった。仲間の多くは浪人を経験してて、ボクだけ現役合格で実は一つ若年ってのもちょっとコンプレックスだったかも。だから、三鷹や武蔵境、中野、成城学園前とかに住んでる仲間のアパートで雑魚寝してアレコレ語り合ったりするのが、奇妙に楽しかった。全く違うルーツを持つ仲間それぞれのバックグラウンドは興味深くて、その部屋の中にあるものも全部面白かった。このCDもそんな経緯で友人Yに聴かせてもらったものだった。
●実は、ボク自身はリアルタイムに YMO を通過してない。バンドが「散開」した1983年ボクはまだ小学3年生で、音楽よりもファミコンとコロコロ/少年ジャンプに夢中。でもこの友人Yは二浪してたし確かお姉さんもいたので、このへんの80年代サブカルにアクセスしてたんだな。たった2年の差で結構差が開く。ただ、当時リアルタイムな90年代テクノに関してはボクの方がシーンを把握してた。このCDはボクら二人の関心の中間点だったんだな。
友人Yは、大学に入学すると、楽器完全未経験だったのにジャズ研に入ってドラムを始め、4年間の修練で結構な腕前を持つに至った。そんで、今では本職の音楽ライターになって、ヨーロッパまで取材に行く立場になってる。今の専門領域はクラシック音楽やオーセンティックなジャズ。真面目でスクエアな印象だったヤツが、結果的にフリーランスの道を選んだのは意外にも思えたけれど、バブル崩壊第一世代だったボクらは等しく全員突然の混乱で予想しない場所に流されていったワケだし、今となってはその流れの中で拘泥して立派に自分の立場を作った彼を尊敬している。作っている雑誌を見せてもらったコトもあったが、実に専門的で、シックに決まっている実直な内容だった。

●さて、このCDは、当時のUKシーンで活躍していたテクノユニットやトラックメイカーが YMO を素材にリミックスしまくる内容だ。YMO は二回目の再結成を経て未だにその武名を轟かせているが、この盤のリミキサーたちの方が結構消えてしまったりしている。そこも懐かしいね。クレジットされてるリミキサーで言うと、808 STATE は好きだった!このへんと THE ORBITAL はまだ現役?でも、テクノポップ度がやや高かった THE SHAMEN や、遊び心を初期レイブサウンドに注入した THE ALTER 8、レイブ〜ハイエナジー度がやや高め?な THE RHYTHMATIC はもういなくなっちゃったね。ブリープテクノの先駆として活躍した LFO も中心人物 MARK BELL が死んじゃったしね。THE SWEET EXOCIST ってなんだっけ…もう忘れた…。WARP からリリースされてたような。808 STATE のリーダー GRAHAM MASSEY は個人名義でもリミックスしてて、彼の「RYDEEN」のリミックスが、一番原曲の肌触りを残しつつ大胆にカットアップしてる。全体的なトーンで言えば、もう YMO 音源と言うより、90年代の古典テクノですよと思って聴いた方が素直だと思う。

808 STATE「OUTPOST TRANSMISSION」

808 STATE「OUTPOST TRANSMISSION」2002年
●重ねて言うけど、808 STATE は本当好きだったね。高校で放送委員会をやってたボクは彼らの全盛期だった頃のアルバム「90」1990年「EX:EL」1991年で体育祭のBGMを作ってたほどだね。何年の来日か思い出せないけど、渋谷 ON AIR(現・O-EAST)でのライブに行ったよ。元来は70年代末から活動してるマンチェスターのパンク野郎だった GRAHAM MASSEYすでにビール腹のオッさんという風貌、彼らのクールな音楽やテクノの理知的なイメージを、見事に裏切る小汚ないルックスが、むしろ気取らない感じでますますハマった。青地に白字で「LASER DISC」って書いてあるTシャツが、どうしようもないほど深刻にダサくて(当時ですらレーザーディスクは絶滅寸前メディアだったよ)、それがまだ若くて血気盛んなボクには「気取ることなく暴れちまえよ!」というメッセージに思えた。で、タダのアホなダンスクレイズとしてバカみたいに最前列ではしゃいだもんです。その時一緒にいたのが結婚前だった現在のワイフで、野蛮なライブに完全放置されて完全にドン引き。その後2回ライブに付き合わせたが、グランジの帝王 SONIC YOUTH のドキツイ轟音ライブの時に「ライブは二度と行かない」と通達された。以来20年以上マジ一緒にライブ行ったことない。

●そんな 808 STATE2000年代にもアルバムをリリースしてたんだ!と知ったのが、レンタル落ちのジャケボロボロ状態のコイツを浅草ツタヤで発見した時。それが去年の暮れだったっけなー。どっかキャッチーで、印象に残るフックを作るのが上手いところが、基本ボーカル不在の彼ら 808 STATE をポップな存在であらしめていた。けれども、このアルバムは2002年当時の時流と無縁なスタイルを選んで、かつ奇妙なポリリズムに挑戦しようとしてて、正直ややスベってる。名前の由来にもなってる機材 TR-808 TB-303 を駆使したサウンドデザインはある意味で安定安心安全ではあって、キャッチーな場面での破壊力はやっぱ健在。でもややコダワリが前に出過ぎて、彼ららしいポップに突き抜けた印象はそんなに残らないな。
●オリジナルアルバムとしてはこれが現状最後のリリースになってるけど、リミックスや未発表曲コンピなどはまだリリースし続けている模様。だから彼らはまだ現役なんだよ。個人的には、ここから古いテクノのCDを見つけては買ってみる、っていうマイブームが始まった。前回の記事の KRAFTWERK 特集もその延長だよ。

LFO「ADVANCE」

LFO「ADVANCE」1996年
LFOは、デュオから出発して、いつしか MARK BELL のソロプロジェクトになってた。ブリープテクノの元祖と説明してみたものの、ボクとしては MARK BELL のユニット外の仕事、具体的には BJORK とのコラボレーションが注目なのだ。プロデューサーとしてアルバム「HOMOGENIC」1997年に関わって以降、10年以上に及んで彼女の制作に関与していくBJORK はコラボパートナーを次々と抜擢して自分の音楽を極めていくが、MARK BELL ほど長きにわたって協業した人間はいないんじゃないかと思う。BJORK のライブDVD(どれだか忘れた)で彼がサポートミュージシャン(バンマス的存在?)として彼女のバックで演奏してるのを見られるはずだよ。砂利の上で足踏みして、その音を拾い上げて演奏に反映するみたいなことしてたような。……あ、ちなみにアイスランドからイギリスに拠点を移してソロ活動を始めたばかりの BJORK をフィーチャリングシンガーとして最初に抜擢したのは 808 STATE だよ。「EX:EL」収録の「OOOPS」って曲。この時点で完全な BJORK 節が聴ける。

●このアルバムは LFO としてはセカンドアルバム、「HOMOGENIC」の前年にリリースされたもの。90年代モノだけど、今回初めて聴いたよ。まだエレクトロニカという言葉が定着しきってなかった時代だけど、その言葉に先行するような姿勢でテクノを単純なダンスミュージックからグンと進化させてる。一曲の展開の中でジワジワとゆっくり焦らしながら、最後にはダイナミックなグルーヴへ膨れ上がっていく印象。その佇まいは理知的かつ繊細で可憐、 MARK BELL のホッソリとした華奢な外見とイメージがカブる。EDM のように手っ取り早く盛り上がれないし、パリピ向きじゃ絶対ない感じがするけど、今週一番楽しんで聴いてたのはこのアルバムだね。APHEX TWIN が凡人をブッチ切っていく天才だとすれば、同時代の LFO = MARK BELL は優れた秀才として実直な仕事をしている感じだね。
●でも、MARK BELL2014年に42歳の若さで亡くなってしまう。病名は不明だが、外科手術の後に合併症を起こしてしまったそうな。



●脈絡ないけど、荒木飛呂彦「ジョジョリオン」11巻の敵キャラ、エイ・フェックス兄弟という双子だったな。



●さて、動画。
●APHEX TWIN「CIRKLON3(Колхозная MIX)」
●キリル文字わざわざ使ってウザい。この人の曲名いつも意味不明だけどね。




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