会社のデスクに座ってても、容赦なく出現するポケモン。
●おちおち仕事もしてられないよ。

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それでも。家族全員でポケモン探し。
●ボクは、レベル14で、ピカチュウ2匹捕獲。ワイフは、レベル13。娘ヒヨコは塾の夏期講習で一番歩いてるから一番進んでる。息子ノマドもかなり進めてるらしいが、詳細は秘密で教えてくれない。
●夫婦二人で、ポケモン探しながら、根津を散歩したよ。で、地元のあんみつ屋さんで美味しい白玉あんみつ食べた。


「シン・ゴジラ」が公開したね。庵野秀明カントク作品。
●だから HULU で、一番最初の「ゴジラ」を見る。1954年の作品だ。

ゴジラ11

さすが1954年。モノクロだし画角は4:3。そして特撮がチャチい。「特撮の神」円谷英二の代表的仕事だけど、さすがに60年前だもんね。船が次々とナゾの沈没を繰り返す様子は、スタジオに作ったプールに模型を浮かべました感タップリで、今の感覚じゃシンドイね。
●そして、ウチのコドモが理解できないアナログなアイテムがぞくぞく登場。モールス信号で S.O.S を発信。その急報が黒電話で伝わる。ニュースを伝えるテレビは、ブラウン管がマル過ぎてむしろデザインが斬新に見える。白黒テレビは当時最新技術だったはず。だって日本のテレビ放送開始が1953年だもん。
●ただし、アナクロ趣味とこの映画を見くびってたのは序盤だけ。ゴジラが東京に接近しつつある中、電車の中の男女の雑談がボクをドキッとさせる。「原子力マグロに放射能の雨、その上今度はゴジラときたわ。せっかく長崎の原爆で命拾いした大切な体なんだもの」「そろそろ疎開先でも探すかな」「あーまた疎開か、いやだなー」……!!そうか、この時代の人たちは、みんな第二次世界大戦を通り抜けて生き残った人たちなんだ!ごく普通の雑談の中に、戦争体験がごく普通に紛れ込むのが当然の感覚なんだ!劇中の登場人物だけじゃない、この映画を見た、900万人以上の日本人みんながあの戦争をごく普通に生きた人たちなんだ!だからシレッと被曝体験や疎開経験が実感込めて語られるんだ。ちなみにこの雑談をしてた男女は、客船でのダンスパーティを楽しんでるトコロをゴジラに攻撃されてあっさり死にました。ただのモブキャラが予想以上に重たいセリフを吐いたので、一際ボクには響いたね。当時じゃ軽いセリフなんだろうけど、今だにあの戦争が外交上アレコレのビッグイシューになってる現代感覚では軽く流せない。
この認識を前提において、その後のゴジラの東京攻撃を見ると、その表現が本当に恐ろしいモノに見えてくる。その後のゴジラシリーズでは、正義の味方みたいなキャラまで与えられるこの大怪獣、しかしこの第一作においては、水爆攻撃にも耐える無敵の存在で、理屈が全く通じない純粋な破壊と暴力の象徴。それがとうとう東京の中心街に上陸して光線を吐き散らし、都市を丸焦げに焼き払う。品川、銀座、国会議事堂、全てが破壊しつくされる。コレって完全に「東京大空襲」じゃん。あの実際に起こった悪夢を、ゴジラという存在を通じて当時最先端のハイテク映像でもう一度追体験するという行為。これを最高の娯楽として楽しんだ、あの時代の人々の感覚ってなんなんだろう。ボクはまだ311フクシマとかを娯楽化する余裕はないよ。なんかいろいろなレベルで不気味になってしまった。

ゴジラ1

(東京炎上。焼け野原から再興しつつある時代に、もう一度全部を焼くの?)

●映画冒頭にクレジットされる「賛助 海上保安庁」にもドキッ。ゴジラが潜伏する海域に艦隊を派遣して爆雷を投下する作戦に、立派なフリゲート艦がたくさん登場する。これが「海上保安庁」?今の海上保安庁よりも大げさすぎる艦艇?ここにも1954年という時代が引っかかる。気になってネットで調べたら、まさしくこの年に防衛庁が設立され、陸海空の自衛隊が編成されていたのだ。その海上自衛隊の前身が、ここでいう海上保安庁管轄の海上警備隊だった。日本再軍備のキッカケになったタイミングなのだ。うわー、古典の名作は、いろいろな意味でその時代をクッキリと映しとるんだね。ここまで「ゴジラ」にやられるとは思ってなかったよ。
●ちなみにこの前実家の両親と会った時に「最初のゴジラ見た?」と聞いたら「見てねえなあ、だってオレもまだ子供だったもん」。もうすぐ70歳の両親は団塊の世代「戦争を知らない子供たち」。彼らでもこの戦争体験を軽く話す感覚は共有できてない。父親の故郷は栃木の山奥、田舎すぎて映画館がなかった?と思ったが「映画館はあった」と釘刺された。

「GODZILLA THE ALBUM」

サウンドトラック「GODZILLA: THE ALBUM」1998年
「シン・ゴジラ」公開日の金曜日、日テレ「金曜ロードショー」ではアメリカ版「GODZILLA ゴジラ」2014年が放送されてた。準主役格で渡辺謙さんがゴジラの研究者・芹沢博士として登場してる。この「芹沢博士」という名前、第一作「ゴジラ」1954年でもゴジラ研究の第一人者として同名の人物が登場していて、60年前の元祖に対するオマージュ的ギミックになってる。クジラ+ゴリラ=ゴジラの由来に忠実にしたのか、ゴリラ要素が濃くて、どこかデブなルックスがヒヨコには笑えるらしい。
●アメリカ版といえば、ボクは「GODZILLA」1998年、ローランド・エメリッヒ監督バージョンの方が印象深い。ま、実は失敗作としてのインパクトが強いね。ゴジラのデザインが大胆に翻案されて、ジュラシックパークみたいになってたこと。ゴジラがワリとアッサリ殺されちゃったこと。そしてタマゴから生まれた子ゴジラの群れが、これまたジュラシックパークの狡猾な小型恐竜ヴェロキラプトルみたいで、最後は2m程度の子ゴジラと人間の格闘戦になってたこと。この3点で、「これ、ゴジラじゃないじゃん」という結論になった。
●ここに紹介してるのは、この1998年版「GODZILLA」のサントラ。100円で買ったよ。ボクとしては THE WALL FLOWERS DAVID BOWIE「HEROES」のカバーをここで披露してるのが聴きたくて。オリジナルも絶品だけど、このバージョンも好きなんだ。当時は JAMIROQUAI「DEEPER UNDERGROUND」もヒットしたね。いつもよりも低重心なダンスファンクで当時はお気に入りだったっけ。今聞くと RAGE AGAINST THE MACHINE「NO SHELTER」もカッコイイ!リリックの中に「GOZILLA, PURE MUTHERFUCKER FILLER, TO KEEP YA EYES OFF THE REAL KILLER(ゴジラ、マジでクソな埋めグサだぜ、お前の目から本物の殺し屋を隠してる)」なんて痛烈なフレーズを仕込んでる。日本盤のボーナストラックに収録されてた L'ARC~AN~CIEL はどうでもよかった。
●主題歌の「COME WITH ME」PUFF DADDY WITH JIMMY PAGE のアプローチは当時から斬新だと思ってた。LED ZEPPELIN の傑作「KASHMIR」を大ネタ使いして PUFF DADDY が大ぶりなラップをしてるんだけど、これ JIMMY PAGE が自分でギター全部弾き直してるのね。緊張感あふれるストリングスアレンジは、元祖「ゴジラのテーマ」にインスパイアされてるようにも思える。
●そもそもでさ、第一作「ゴジラ」からかかってるあの「ゴジラのテーマ」実はなんだか強烈にエキセントリックな変拍子で、どういう構造になってるんだかよくわかんないよ。でも耳に残りまくるあのストリングスリフレインが恐ろしくキャッチー。大正生まれの作曲家・伊福部昭さんという人物が手がけた作品とのことだけど、この人、天才かも。

●ああ、「クローバーフィールド/HAKAISHA」はいい感じの怪獣パニック映画だった。これも配信でみたんだけど。むしろこれが「ゴジラ」にまっすぐ繋がってる感じ。監督は「アルマゲドン」「スターウォーズ フォースの覚醒」J.J.エイブラムス。擬似ドキュメンタリーというアプローチなんだよね。



●動画いろいろ。


●伊福部昭「ゴジラ」。



●RAGE AGAINST THE MACHINE「NO SHELTER」。



●THE WALL FLOWERS「HEROES」。





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