ポケモンGO、もう飽きた。めんどくさい。バッテリー切れるし。

●原因不明の腰痛に悩まされてる。なんだこりゃ。

Amazon「Kindle Unlimited」をどう評価したらいいかワカラナイ。
●最近、書籍・マンガ代がハンパなくなってきて、少し整理したいんだけど、この電子書籍読み放題サービスは役に立つのだろうか。むむむ。少し様子を見よう…読みたくて買ったけど積んだままの本がいっぱいだから。

●Hulu の海外ドラマ「タイラント - 独裁国家」に夢中。
中東の架空の国、まさしくフセインやムバラクのような軍事政権国家が舞台。亡命同然でアメリカに移住していた男と、その実兄である独裁者の確執。権力者一族に集まる富と特権。テロリズムと民衆弾圧。化学兵器の無差別攻撃。親米路線か親中路線か。民主主義が通じない世界、そしてイスラム原理主義の台頭。
●ただのアメリカ市民として過ごしていた主人公・バサムは母国に帰郷した途端に独裁政権の顧問に抜擢。政権の内側から必死に民主化に奔走するも、大統領である兄・ジャマルと摩擦を起こしていく。シリア情勢やISを連想させる不気味なリアリズムがヒリヒリしてたまらない。

リオ五輪、開幕。
ココでもインターネット配信が大活躍。NHKが提供するライブ〜見逃し配信が、全種目網羅しててスゴ過ぎる。普通じゃ絶対テレビ中継されない渋い競技も、ダラダラと眺めることができる。ボート競技が行われる海岸沿いの建物がモダンでクールなところとか。ホッケーってその打撃音が予想以上にスコーンと響いてボールもクラブもめっちゃ硬そうとか。フェンシングの光る仮面がまるで DAFT PUNK みたいだとか。女子ビーチバレーの中国の選手のオシリがダイナマイトだとか。実況ついてないから大方意味わかんないんだけどね。このノリでパラリンピックまで配信されたら、消化しきれなくて目が回るよ。

ボートの試合

●この写真、ボート競技の様子。
背景のミッドセンチュリーなモダニズム建築がクールだと思わない?
●この国は、オスカー・ニーマイヤーの国だからね!

さて、お楽しみは、開会式の演出だ!
●今回の開会式の演出は、ブラジルを代表する映画監督、フェルナンド・メイレレス氏が担当したとな。彼の代表作「シティ・オブ・ゴッド」は思わずDVDを購入したほどのボクのフェイバリット。リオのゲットー地区・ファヴェーラを舞台にした、ストリートチルドレンの過酷な現実。そんな演出家が、ブラジルの国家成立を苦い歴史も込みで描いている。先住民インディオの時代、大航海時代で到来するヨーロッパ人、奴隷貿易で連行されたアフリカ人、商人として活躍したシリア・レバノン系の人々、そして日系人移民。奇しくも広島原爆の日と重なった開会式で、原爆投下の同時刻に日系人移民を登場させた監督の心意気。こうした多様な文化が溶け合った国がブラジル。未来世紀ブラジルだよ。
ミュージシャンの登場は、いつものボクのお楽しみ。やっぱりというかコレ以外ありえないというメンツとして、60年代からブラジル音楽を牽引し続けるカリスマ、CAETANO VELOSO GILBERT GIL が登場。そんな大御所の間に、23歳の女性人気シンガー ANITTA がはさまって歌唱。古典の名曲「AQUARELA DO BRAZIL」をやってるように聴こえたけど真偽不明?自信ない。後からリオのサンバチームが大挙登場して大騒ぎ。ボサノヴァの始祖、ANTONIO CARLOS JOBIM へのトリビュート &「イパネマの娘」の演奏という一幕もあったね。マッチ箱一つを指先で叩いてサンバを奏でるご老人と、そのマッチ箱ビートに合わせて踊る8歳の少年の様子も素敵だった。

リオ五輪

●生ける伝説、CAETANO VELOSO GILBERT GIL
●そして若き歌姫 ANITTA。彼女の音楽はバイレファンキファヴェーラから生まれたゲットーミュージックが、国民的支持を持つポップスに昇華してたよ。


●だから、ブラジル音楽が聴きたくなるのさ!

GILBERT GIL「GILBERT GIL」

GILBERT GIL「GILBERT GIL」1968年
●一気に1960年代にワープ。ボサノヴァの季節が爛熟の上に通り過ぎて、新たな世代が新しい表現を切り拓こうとしていた。「トロピカリズモ」運動の始まりだ。ボサノヴァの成果に、欧米のサイケデリックロックやソウルミュージックを溶き込んで、全く新しいブラジル独自の不思議な音楽世界を若者たちが作り出した。その運動の旗手になったのが、CAETANO VELOSO GILBERT GIL だ。このアルバムは、GILBERT GIL のセカンド。電化ロックバンドを従えて、ゴージャスなアレンジまで加えて、コッテリとしたサイケデリック濃度を盛り込んだ音楽の万華鏡に仕上がってる。
●ジャケから連想がつくかもだが、同時代の THE BEATLES「SGT. PEPPER'S LONELY HEART CLUB BAND」の影響がバッチリ。この THE BEATLES の超名作アルバムは、南米ブラジルに異端児を生み、同時に極東日本でもグループサウンズという時代の徒花を咲かせる。THE BEATLES が、日本とブラジル、地球の真裏の関係にある一番遠い土地を同時に貫いた、という事実が感動的だ。
●このレコードは、下北沢フラッシュディスクランチで2980円で購入。ボクにしてみれば高額な買い物だけど、キレイなLPでトロピカリア時代のアルバムって滅多に見ないなと思って奮発したよ。

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MUTANTES「JARDIM ELETRICO」1971年
●前述の GILBERT GIL のアルバムでバックバンドを務めているのがこのバンド、MUTANTESCAETANO GILBERTトロピカリアの思想的支柱がブラジル北東部のバイーア州出身者が多かったのに対し、演奏力で貢献してたこのロックバンドはサンパウロ出身。不気味な植物の怪物みたいなジャケは「ミュータント」に由来するバンドの名前をよく表してる。ブラジルの熱帯雨林から突然変異で出現したミュータント。音楽ももちろんとってもサイケです。最初は男女3人組のトリオとして出発したが、この頃は五人編成に進化。このLPレコードもフラッシュディスクランチで購入。2190円でした。
●ちなみに、流れでいけば、CAETANO VELOSO の音楽に行きたいんだけど、ふさわしいアルバムがない。一番は初期の名曲「CINEMA OLYMPIA」という曲がこのリオ五輪にはぴったりだと思うんだけど、本人のバージョンを収録したアルバムは持ってないんです。トロピカリアの盟友 GAL COSTA のバージョンがすげえサイケアレンジなんだけど、個人的にはファンキーな速度感がしびれる ELIS REGINA のバージョンの方が好き。

VARIOUS ARTISTS「BRAZIL 70 AFTER TROPICALIA」

VARIOUS ARTISTS「BRAZIL 70 AFTER TROPICALIA」1972〜1979年
トロピカリアの運動は、単純な文化運動にとどまらず、当時のブラジル軍事政権の政治的批判にも及んだため、運動の中心にいた CAETANO や GILBERT はロンドン亡命を余儀なくされてしまった。とはいえ、ロンドン時代の鬱屈とした実験的作風にもスゴイモノがあるんだけれども。この軍事政権ってどんな連中なんだろ?1964年にクーデターがあった?ブラジル現代史もそのうち勉強したい。
●英 SOUL JAZZ RECORDS からリリースされたこのコンピは、トロピカリアの熱狂が終わった挫折の中で鳴ってる音楽を集めたモノ。70年代のトロピカリア戦士たちの深化していく音楽性をとくと楽しめる。ポリリズミックなアフリカンビートにのめり込んでいくモノ、サイケガレージでブーブーとファズギターを鳴らすモノ、ファンクとブルースの結合を試みるモノ…。もう単純なボサノヴァ・フォーマットに戻れないほどに拡散した表現の幅。時代は MPB(ムジカ・ポプラール・ブラジレイロ)に突入。
●気になったのは、バイーア出身のサンバをベースにしたロックンロールバンド NOVOS BAIANOS、サイケに歪んだアフリカンビートが印象的な RAUL SEIXAS あたり。このへん今回初めて知るアーティストたち。女傑も数々と活躍MUTANTES の紅一点 RITA LEE の爽やかなソロ楽曲、トロピカリアの中心人物 GAL COSTA も負けていないし、この段階で JOYCE も登場、ボサノヴァ回帰を目指す。亡命から帰国した GILBERT、CAETANO も活躍。奇妙なグルーヴが脱臼気味の奇人 TOM ZE が異彩を放ってる。

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