娘ヒヨコ中学二年生、カナダ・バンクーバーにホームステイ。

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今年の夏は、家族での海外旅行はヤメて、ヒヨコを単身ホームステイに送り出すことにした。旅先はシアトル経由カナダ・バンクーバー。中学2年生、海外を偏見なく楽しむ最後のタイミングだろう。来年は高校受験の準備だし、そのあとは自意識がビビって怖気つくかも。とはいえ親としては娘一人海外に送り出すのは、やっぱビビるよ。最近はテロで物騒だし。だから会社を休んで成田まで見送りに行ったよ。
ただ、ヒヨコ本人は英語の成績ダメダメのクセして、全然気負ってない。「どーにかなるっしょー」とか言って、準備もろくにやらない。やったといえば、ホストファミリーにプレゼントするために、浴衣の生地からテディベアを手作りした程度のことだけだろうか。手先が器用なヒヨコにはテディベアの一個や二個は造作もないことなのだが。
●カナダ滞在時はネット回線も安定してなかったのか、ヒヨコからの連絡もわずかな LINE のメッセのみで全然現地の様子がわからない。メッセも「ぎょうざがたべたい」とかそんな内容だし。

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で、二週間経過。普通に帰ってきた。まるで伊豆に臨海学校行ってきた程度の顔して帰ってきた。「楽しかったよー」。その気負いのなさ、コッチが拍子抜けするほどだよ。ヒヨコにとって言語の違いはあまり苦にならないようで、なんだかワカランけど意思疎通に不便さは感じなかったっぽい。英語ちゃんとしゃべってたのかな?「発音がイイって言われたよ。イントネーションがどーたらとか」まー耳コピは得意なんだよな、この人。
ホストファミリーは70歳代のおじいちゃんおばあちゃん。このダグ&ベロニカさんが、写真で見る限り奇妙なことにボクの両親にイメージが似てる。「うん、国立のジイジとバアバみたいだったよ」とヒヨコも証言。息子のケビンが日本人女性ヨーコさんと結婚したのがキッカケで日本に興味を持ったとか。数々の子供を家に迎えてるのか、世話も手慣れた様子。老夫婦に大きなお家は広すぎるのか、一階はドイツ系の一家に賃貸してたみたい。そこの子供たちヨナス&フィリップス兄弟(小学生)とひたすら遊んだそうな。
●ゴハンは美味しかったって。肉がデカイ。みんなバーベキュー大好き。マックのチーズバーガーですら、バンズから肉がはみ出て大満足。ジャムがこれまた美味しいらしいが、プチプチとベリーの質感が残るこの手作りジャムは、庭に実ってる木の実から作ってるぽいと最後に気づいたとな。ピーナッツバター塗り放題にも感動。しかし、毎日入浴しないのがカナダの習慣なのか、二日連続でシャワーのチャンスがなかったのがキツかったとか。お風呂の準備をしてたら「今日は遅いから早く寝なさい」だって。日本に帰ってきて「湯船だー!」って感動してたし。

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●このニャンコは、飼い猫のマーリン。ヒヨコの部屋のデスクチェアでいつも昼寝してるので、ヒヨコは椅子が使えなかったそうな。デスクチェアにいないときは、勝手に外出してるらしい。…ヒヨコ、人間の写真よりも、カモメやネコ、イヌ、シカみたいな動植物の写真ばっか撮ってて、人間が写ってない…。日記を書いとけと持たせたスケッチブックも、道端で見かけたキノコの絵ばっか描かれてた…。マリオみたいにワンナップするつもりか?関心の方向がなんかズレてるんだよな。
劇的なカルチャーショックとか、なかったっぽい。でも、ないならないで、そんだけ器がデカイってことで。


相変わらず、リオ五輪。
●週末は、競歩とか見てたよ。渋い競技だなーと思ってたら、日本人選手が銅メダル獲っちゃったよ。今回、日本はメダルたくさん獲りすぎじゃないか?スゴイなあ。女子シンクロ団体も銅メダルだったぞ。男子400mリレーまで銀を獲ったぞ。

という事で、またしてもブラジル音楽を聴くね。

BEBEL GILBERTO「BEBEL GILBERTO REMIXED」

BEBEL GILBERTO「BEBEL GILBERTO REMIXED」2005年
BEBEL GILBERTOボサノヴァの三大発明者の一人、JOAO GILBERTO の娘。ニューヨークに生まれ、その後離婚した両親の間、リオとニューヨークを往復して育ったという。80年代後半からキャリアを起こし、00年代に入ってからはブリュッセルを拠点としたレーベルCRAMMED DISC / ZIRIGUIBOOM からフューチャージャズの文脈からコンスタントにリリースを重ねる。このアルバムもその ZIRIGUIBOOM からの二枚目のアルバム「BEBEL GILBERTO」2004年のリミックス盤。おまけに日本盤で特別ボーナスディスク付き。スモーキーで物憂げな歌声がストレートにボサノヴァで、それがダウンテンポでモダンなクラブジャズに見事に仕上がっている。
●リミキサーには、アブストラクトでスピリチュアルな作風で知られる DJ SPINNA、アンビエントなエレクトロニカユニット TELEFON TEL AVIV などなど。覆面ユニット YAM WHO ? なる連中の仕事や、フィンランドのクリエイター集団 NUSPIRIT HELSINKI の仕事が耳を惹くなあ。JOHN BELTRAN とか久しぶり。どれもとってもラウンジーでシックにキマッテル。
●とは言いながら、BEBEL GILBERTO 本人はクラブミュージックに全然興味がないらしく、「自分の子供にベビーシッターがビックリするような服を着せててギャー!」って思うような感覚らしい。好きなリミックスもあるけど、アッパーなガラージュハウスになってるのは、まさしくギャー!らしい。

SUBA「SUBA TRIBUTO」

SUBA「SUBA: TRIBUTO」2002年
●この SUBA という人物、実はユーゴスラビア(現セルビア)出身のミュージシャン/プロデューサー。キャリアを起こしたのは80年代、ユーゴスラビアのニューウェーブシーンでエレクトロ音楽の先駆者として活躍してたそうな。テクノポップとユーゴスラビア民俗音楽をミクスチャーするとかしてたらしい。そんな彼がユネスコのプログラムでブラジルに音楽留学したら、もうこの国に惚れ込んでしまってサンパウロに移住。90年代を通じてブラジルの伝統音楽とテクノのアプローチを融合するような仕事をしていたという。しかし1999年にスタジオの火災に巻き込まれて死去。そんな最期の瞬間まで彼が手がけていたのが、前述 BEBEL GILBERTO が全世界でブレイクするキッカケになったアルバム「TANTO TEMPO」2000年のプロデュース仕事だったとな。なんとも奇縁。
●このアルバムは、彼の死後に編まれたコンピレーションアルバム。リミックス、コラボ楽曲、ライブテイク、カバー、リメイクなどなどの作品が集まっている。アプローチはクラブサウンドだが、ブラジル音楽が持つ生々しいリズムとグルーヴがそのままの形で渦巻いているような感覚。ストリートで鳴らされてるサンバのリズムの息遣い、ラウンジーな質感のボーカル、ディープハウス的なスピリチュアルな趣き、ウットリとさせる音響の奥深さ。夜中に聴くと効く。
●これは手にしてから10年くらい経ってるCDなんだけど、実は別人の作品と勘違いして買ったモノ。激安ワゴンの中で400円程度だったよ。しかしその内容たるや素晴らしい!大当たり!と思ったね。SUBA 本人の素性を知ったのはつい数年前のコトで、最後の作品が BEBEL との仕事だったと知ったのは、この記事を書こうと思って調べて知ったことだった。

M4J「FOLKLORE NUTS」

M4J「FOLKLORE NUTS」2000年
●なんだか情報不足でよくワカンナイのだけど、4人のブラジル人DJによるテクノユニット。確かもう一枚彼らのCDを持ってるはずなんだけど、最近ディスクユニオンでこいつを発見してしまったのでダブり買い覚悟で購入。今回取り上げてる BEBEL のリミックスや SUBA の作品に比べると、圧倒的に大味。90年代初頭のテクノを連想するくらいの、機械っぽさが無邪気に押し出されてるテイスト。ブラジルテイストを嗅ぎ取ることも出来るかもしれないけど、これはむしろ時代が少々ズレても臆面なくテクノしてるザックリ感を楽しんだ方がいいと思う。
ブラジル文化を外から眺めた立場でリミックスやプロデュースをしたアプローチが、 BEBEL のリミックス集やセルビア人 SUBA の仕事である一方で、コイツは逆でブラジル文化の内側からテクノやダンスミュージックを眺めてる。だから、ブラジル要素を彼ら自身が無視してても自然に溶け込んじゃっている。だからリズムは強靭。だけど、彼らにとっての外来文化・テクノに夢中って感じこそがむしろこの作品の聴きどころじゃないだろうか。その心意気たるや、いいねえ。



●ヒヨコ、カナダ滞在のハイテンションが、やっとブツリ途切れたらしく、帰国後1日経ってやっとグッタリ。
●でも、日本の日常は容赦しないよ、学校の宿題がタップリだよー。

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