●娘ヒヨコの中学校。お昼休みの校内放送では、規則でボカロ禁止。
なぜボカロ禁止か?ヒヨコによると「中学生にはふさわしくない」とのこと。はあ?意味不明。
AKBはアリでも、ボカロはNG。学校はスゴく乱暴なラインでルールの白黒をつける。無理解なのか無邪気なのか。

欅坂46「サイレントマジョリティー」

欅坂46「サイレントマジョリティー」2016年
ボカロはダメでも、欅坂はアリらしい。ボクが家でこのシングル再生してたらヒヨコ「聴いたことある!」との反応。でもこのアイドルソングこそ、レベルミュージックじゃん。「先行く人が振り返り列を乱すなとルールを説くけどその目は死んでいる 君は君らしく生きて行く自由があるんだ 大人たちに支配されるな」この曲のメロディラインはレンジの狭い低音域がメインで声の高いヒヨコじゃ歌うのがしんどいほど。そこに来て、甘さの薄いミリタリー風ユニホームと、角張った動きの多いダンスが、AKBグループ全体の中では結構トゲっぽい印象を出している。最若年グループとしての「新世代からの異議申し立て」みたいなトーンが演出されてる。
欅坂、まだこの曲のセンター・平手友梨奈ちゃんしか識別できない。Hulu で「KEYABINGO !」をみなくっちゃね。パッツンなショートボブの髪の毛が、ダンスの勢いで顔にカブルのも気にせず、カメラを睨みつけてこの曲を歌う彼女は凛々しい。15歳2001年生まれの中学生!とうとう来たぞ、息子ノマドと同い年!
●ジャケは渋谷川かな。庵野秀明初実写映画「ラブ&ポップ」1998年で、この場所を制服&ルーズソックスでジャブジャブ歩く最初期の仲間由紀恵たちを思い出した。



●話変わって。ネザーランドドワーフの、モナカ。そろそろ6歳。我が家のイケメンウサギ。
●まさしくピーターラビットのようなルックス。人間のコドモがベッドに消えて静かになった夜、リビングに出してやると、ちゃぶ台のまわりを元気に走ったり、お気に入りの地点のじゅうたんをホリホリしたり、意味なく垂直方向にジャンプして方向転換したり(←これは最高にゴキゲンな時のパフォーマンス)と、イヌネコみたいにわかりやすくないけど愉快な感情を見せてくれるのです。癒し…。
●ところが、そのモナカが、ある日、超ローテンションになりまして…ケージから出してあげたのに、いつものように元気良く遊ぶこともなく、ちゃぶ台の下の暗がりにヘタりこんで動かない。毎日モナカにエサを与えるワイフは、モナカがほとんど食事に手をつけてないことも察知。ヤバイ…。

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(写真だけだとワカランけど、とっても元気がナイ。)

動物の医療って大変。世田谷区ってさ、中学卒業まで人間の子供は医療費無料なのですよ…。なのにさ、モナカの医療費は一回一万円!保険きかないって怖いわ〜!
●ワイフがかかりつけの動物病院にモナカを連行。消化器の中にナニかが詰まっているという。今の季節は毛の抜け変わりの時期、ワイフがブラッシングしてやるのだが、モナカ自身もセッセと毛づくろいで身体中をペロペロする。結果胃の中に自分の毛が溜まってしまうのではないか。じゃあ自然界のウサギは毛の抜け変わりをどう処理してるんだ?あ、野生のウサギはハードな食物繊維を含む草木を齧ってるから、そんな毛玉は押し流されるのだろう。飼いウサギのモナカは加工食品のペレットがメインの食事、人間でいえば一生ケロッグのシリアルしか食わないようなモンだから、毛玉を押し流す根性がない。
●とりあえず、注射を一発打って様子を見る。これで食欲が回復しなければ明日また来てください。回復しない!二日目、今度は鼻から管を入れて胃の中のモノを吸い出しましょう…しかしガスしか出てこない!三日目、もう一回注射を打って、ダメなら投薬を始めます。このタイミングでやっとモナカの食欲が回復してくれた。四日目の朝ごはんを完食。ほーっ。
●モナカに一番入れ込んでるワイフでも、さすがに毎日一万円ずつ抜かれていく事態には当惑。緊急財政出動に対応して、人間サイドの食事に影響が…アジのひらき&豆腐の炒め物でディナー終了。味噌汁すらナシ。ほんと三日で済んでよかった…。ネザーランドの寿命は6〜8年と言われてる。今回も放置してたらモナカは死んじゃってたかも。
●我が家はこれからウサギの介護問題に直面するのかもしれない。モナカ、長生きしてくれよー!



アイルランド音楽を読書。

守安功「アイルランド 人・酒・音 愛蘭土音楽紀行」

守安功「アイルランド 人・酒・音 愛蘭土音楽紀行」
●古本屋さんで100円購入した、90年代の本。著者は元来リコーダー奏者で、日本の伝統音楽を学んだ上で世界各地を旅し、そこで出会ったアイルランド音楽にハマった人物。彼が毎年のように訪れるのは、アイルランドでも西部のど田舎・クレアという土地。小さな村のパブに集まる人々が思い思いに楽器を鳴らしてダンスに興じる。そこにはミュージシャンとかアーティストなんて役割はなく、農業や普通の職業に就いて働く人が演奏をする。しかしプロ顔負けの演奏家がそこにはゴロゴロ活躍していて…。実生活と素晴らしい音楽が直結しているアイルランドの文化を、クレアの人々と著者の交流を通してホッコリと感じることができる。奥深い世界だねえ。

THE CHIEFTAINS「FILM CUTS」

THE CHIEFTAINS「FILM CUTS」1996年
●アイルランド音楽を代表するバンド、THE CHIEFTAINS。そんな彼らが担った映画音楽をいろいろ集めたコンピ。60年代から現在までずっと活動してるこのバンド、このコンピも70年代から90年代の仕事に跨ってる。なのに、見事な統一感で時代の変化を全く感じさせない。
「アイルランド 人・酒・音」にたっぷり解説されてるけど、楽器からしてイロイロ違うんですねーアイリッシュは。THE CHIEFTAINS は、<アイリッシュ・ハープ、ティムパーン、ハープシコード><フィドル、ボーンズ><フィドル><フルート、ティンホイッスル><イリアンパイプス、ティンホイッスル><バウロン>の6人編成。もう名前だけじゃわからん楽器がたくさん登場。
●アイリッシュで大事なのはフィドル。バイオリンと基本同じモノだけどその演奏家は蔑視され気味の存在。ただ民衆に根ざしたフィドラーの存在は世界中の民俗音楽に大きな影響を及ぼしてる…ブラジル音楽のノルデスチでも存在感を放ってる。ティンホイッスルも、安っぽい縦笛、みたいなイメージがあるが、フィドルと並んでアイリッシュの世界では大活躍。著者の守安功さんはリコーダー奏者で日本の笛も演奏できるが、ティンホイッスルも演奏できるとな。
イリアンパイプスは、スコットランドのバグパイプに対応するような楽器で、皮袋を脇で絞って管に空気を通して音を出すもの。職人さんのオーダーメイド一点モノでしか入手できないし、演奏の難度もハンパないみたい。ティムパーンというのはハープの弦をハンマーで叩いて音を出す楽器。似た楽器にダルシマーとか、ツィンバロンとか、プサルテリーとかいう楽器もあるようで…中東由来の楽器みたいね。バウロンは太鼓。ボーンズは文字通り牛の肋骨を何本か持ってカチカチいわすという楽器。アイリッシュでは、スプーン2本コイン2枚もリズム楽器に変身するとな。
●ここには登場しないが、アコーディオンと、その親戚のコンサーティーナという楽器も活躍。ギターと一緒にバンジョー(アメリカから逆輸入)やブズーキ(ギリシャ由来)も活躍するとな。

イリアンパイプス Tiompán

(イリアンパイプスとティムパーン)

U2「18 SINGLES」

U2「18 SINGLES」2006年
アイルランド発世界一有名なロックバンド。この流れでいうアイリッシュ〜トラディショナルミュージックとは関係ないけど、やっぱイヤでも連想するよね。選曲も鉄板のベスト曲ばっかり。お風呂ラジカセでプレイしながら思わず BONO と一緒に歌ってしまうね。2曲収録されてる新曲のうち片っぽ「THE SAINTS ARE COMING」は、GREEN DAY との連名コラボ。意外な取り合わせと思いつつ、シリアスでいい感じだよ。GREEN DAY「AMERICAN IDIOT」以降はおバカパンクから脱皮してるもんね。
●鉄板の無敵シングルもいいけど、初期のシングルばっかタップリ聴きたいかも。「TWO HEARTS BEAT AS ONE」とか聴きたい!12インチのアナログで持ってるハズだけど見つからない!「I WILL FOLLOW」とか「GLORIA」とかも!そもそも初期のアルバムみんなアナログで聴きづらい…CDで買い直しちゃおうかな?



THE CHIEFTAINS のアルバムが映画音楽だったんで。
●最近、レンタルや配信でアレコレの映画を見た話を書いておく。

「百円の恋」

「百円の恋」2014年:安藤サクラ主演…ホントブサイクだなこの女優さんは。
●ドラマ「ゆとりですがなにか」で彼女が面白くなっちゃったんで勢いでコレを見た。生活がデストロイすぎるフリーター女子がいきなりボクサーを目指す。スタントなしのボクシングシーン、キレが良過ぎてコワイ。ボッコボコの試合もコワイ。覚悟のあるブサイクほど、凛々しいものはないと思い知る。

「舟を編む」

「舟を編む」2013年:言葉の海を渡る舟…辞書を編集する者の物語。
松田龍平完全コミュ障の辞書編集者を好演。辞書を作る作業ってのは20年くらいの単位でかかる遠大な事業なのね。主人公が「辞書を作る」という一生の仕事を見つけて、脇目も振らずに働く姿。それに、ボクはちょっと羨ましくなったね。ボクも今の会社に勤めて20年目になっちゃったけどさ、ここ数年で仕事の内容は激変。業界全体の趨勢もあるし、自分で望んだ転身でもあるけど、ヨソ目からは「なにがオモシロイんだか」「理解不能」とアレコレ言われる場面もあって。正直この先に何があるのかなんて自分でもワカンナイ、自信もないのでますます歯切れが悪い。ああナニやってんだかーってちょっと自己嫌悪になったよ最近。ワイフはこのコミュ障青年が宮崎あおい演じる女性板前さんと恋に落ちる展開に「ありえない!」とだいぶ憤慨してたけど、地道な仕事に誇りを持つ態度は、板前職人さんとはきっと相性がいいと思うよ。

「荒野の用心棒」

「荒野の用心棒」1964年:「マカロニウェスタン」最初期の傑作。
クリント・イーストウッド主演。セルジオ・レオーネ監督、音楽はエンニオ・モリコーネ。イタリア映画なのに西部劇、なんでイタリア人がわざわざアメリカ西部を映画にしたんだろうって興味。同時に「マカロニウェスタン」の関連本も読んでる。
●それ以前に、西部劇が描く、カウボーイのいた時代ってのは、南北戦争前後、1850年代から1880年代の限定された時期だけだった、てことをアメリカの歴史本を読んでてハッと気づいてしまった。日本人が幕末に絞ってドラマを作りたがるように、欧米人はあの時代のフロンティアに猛烈な愛着があるのね。それが突如西部劇を見たくなった第一の動機。愛着って一体ナニに対して?無法と暴力と拳銃が自由の象徴?それが全米ライフル協会っぽいアンチ銃規制な感性?

「ダウントン・アビー」

●ドラマ「ダウントン・アビー」シーズン1〜4:アメリカの貴族コンプレックス。
●アメリカ製テレビドラマが、1910〜20年代のイギリス貴族社会を描く。中産階級の弁護士青年が、突如伝統的なしきたりに生きる貴族の巨大な邸宅に遺産相続人として招かれる。本来の相続人がタイタニック号の事故に巻き込まれた結果、細い縁で彼に権利が生まれてしまったのだ。彼が戸惑うイギリス貴族の規律正しい暮らしと、それを支える使用人たちの生々しい暮らしぶりに視聴者もイロイロとビックリ!これが貴族か!激動の20世紀に衰亡していく貴族社会の黄昏を感じながら、あっちこっちでホれたハれたのメロドラマが各所で発生。深窓のご令嬢三姉妹の動向などなど、なにかとハラハラするわ。貴族のおばあちゃまに「ハリーポッター」のマクゴナガル先生で有名な、マギー・スミスさんが素晴らしい好演!なんて憎たらしくてなんてチャーミングなんだろう!
●これがアメリカでヒットしたってのは、どこかで本物のセレブリティってものに対しての憧れとコンプレックスがあるからなんだろうな。現代セレブがトランプ氏みたいな富豪だけなら物足りないもんね。シーズン6でおしまいらしいんだけど、配信がまだ追いつかない!早く続きが見たい!

「華麗なるギャツビー」

「華麗なるギャツビー」2013年:フィツジェラルトの「ジャズエイジ」を現代クラブシーンのノリで楽しむ。
レオナルド・ディカプリオ主演。監督のバズ・ラーマン「ロミオ+ジュリエット」「ムーラン・ルージュ」を手がけた人物で、古典作品を現代的解釈に塗り替える達人。古式ゆかしいイギリス貴族をリアリズムで描く「ダウントン」とはほぼ同時代ながらまるで表裏一体、急成長する1920年代アメリカが生んだ、大富豪の退廃世界を渾身の現代的なキラキラ感覚で描く。実は小説ではこの作品を読み通せなかった恥ずかしい経験が…。この映画で心から楽しめた!
ド派手なパーティシーンがグラマラス!音楽も最高なんだな。サントラも入手した!というか映画見る前に買ってた!

ミュージック・フロム・バズ・ラーマンズ・華麗なるギャツビー

サウンドトラック「MUSIC FROM BAZ LUHRMANN'S FILM THE GREAT GATSBY」2013年
●この映画、音楽監督を、なんと JAY-Z が務めているのですよ。1920年代ジャズエイジのヴァイブスを、2010年代のヒップホップの王者が再現。各界のスタープレイヤーを召喚、EDMからダブステップまで援用して、享楽と退廃のパーティミュージックを構築してる。
WILL.I.AM「BANG, BANG」は古いジャズのサンプルをバラまいた四つ打ち EDM が無性に楽しいし、その WILL.I.AM のバンドメイト FEAGIE Q-TIP と共により派手な EDM でバカ騒ぎ。FLORENCE & THE MACHINESBTRKT のコラボ楽曲も、FLORENCE の持ち味である祝祭感を SBTRKT がテッキーなアプローチで上品にブーストしてるようでイイ仕事。
ストレートなジャズ表現で活躍してるのは、なんと BRIAN FERRYROXY MUSIC の伊達男がフェイクとリアルをないまぜにしたジャズを鳴らす。THE BRIAN FERRY ORCHESTRA の名義で、EMELI SANDE というイギリスのシンガーを立てて、JAY-Z の奥方 BEYONCE のソロヒット「CRAZY IN LOVE」をスウィング風にカバー。BRIAN ROXY MUSIC の代表曲「LOVE IS THE DRUG」も今回のためにスウィングジャズ風にセルフカバーしてる。
カバーといえばJACK WHITE U2 の重厚なバラード「LOVE IS BLINDNESS」をより偏執狂的にカバー。この物語はギャツビーの偏執狂的な愛情がテーマだからね…確かに説得力がある。夭折したシンガー AMY WINEHOUSE「BACK TO BLACK」を、BEYONCE ANDRE 3000(OUTKAST)の二人が鬱々とカバーしてるのもワザアリ。
退廃の暗黒面を代表しているのは、LANA DEL REY「YOUNG AND BEAUTIFUL」が妖しく響く。「DH ORCHESTRA VERSION」ってヤツがより闇が深い。SIA「KILL AND RUN」も実にメランコリーだな。THE XX の凍てつくようなエレポップ「TOGETHER」も聴きどころ。NEROスタジアムサイズのダブステップは、スローテンポでグラグラ感情を煮えたぎらせる。





●今日の動画は、欅坂46「サイレントマジョリティー」で。
●平手友梨奈にフォーカスを当てたフォーメーションダンスにご注目。
●渋谷駅前の工事現場というロケーションと、アーミー風衣装にもご注目。






●目下、楽しみなのは宇多田ヒカルのニューアルバムだな。


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