紀伊国屋新宿南口店が、閉店しててビビった。わざわざコドモ2人と一緒に行ったのに。
●最上フロアの洋書売り場だけ残ってたけど…。
●通学だ塾だと、新宿に縁深くなったコドモ中学生二人にとっては、よく立ち寄る憩いの場になってたのに。読書のための拠点が滅びちゃうのはイタイなあ。ヒヨコ「お客さん足りてないようには見えなかったけどねー」

●最近の読書報告もしとこうかな。マンガが相変わらず溜まりまくってる。

市川春子「宝石の国」6巻

市川春子「宝石の国」6巻。
●我が家は家族四人のLINEグループがあるのだが、一番の用途は「マンガのダブり買い防止」だ。会社の近くの本屋さんでボクは新刊リリースを一番最初に察知するのだが、バタバタ出勤しとるから買う余裕はない。そこでLINEで誰が買うかエントリーを募る。この日は熱心な本作のファンであるヒヨコが即座に手を挙げたが、バカ息子ノマドがそのLINEをスルーしてヌケヌケとダブり買いしてきやがった。無駄に2冊。ということで、この作品、非常に我が家で関心度が高い。
●6巻ともなると、主人公たち、擬人化された宝石たちが敵・月人との戦いでボロボロになってきて、もう合金とかくっついて純度下がりまくってる気がするんですけど。すぐヒビ入るし、割れちゃうし。

奥浩哉「いぬやしき」

奥浩哉「いぬやしき」1〜7巻
●突然の事故に巻き込まれ、謎の異星人の手によって蘇った2人の男。意識こそ残ってはいたが、身体は未知の技術によって強力な破壊兵器を備えたサイボーグにされていた。不遇な初老の男性主人公・犬屋敷はその力を善行に用いることで小さな幸せを見つけるが、もう一人の男・獅子神は、恐るべき大量殺戮を実行する。そして二人が直接対決へ。
新宿〜東京全域を舞台に殺戮と破壊の限りをつくす獅子神のヤケクソな行動は、7月に起きた「相模原障害者施設殺傷事件」を連想させた。マンガの登場人物は成り行きのままに独善的な思想と行動に至るのだけど、それは奇妙で異常な使命感を膨らませて障害者をこの社会から抹殺すべしと思い込んだ容疑者と似ていると思う。動機形成がとても幼稚で短絡的なのだ。そもそも奥浩哉氏の作品には、こうした短絡的な発言がモブキャラからワサワサと沸き立つ場面が多くて(で、見事虐殺される)、作者自身がネットに目立つ無責任な思考や発言のために、めっちゃ厭世的になってるのでは、と不安になる。

西原理恵子「ダーリンは70歳」

西原理恵子「ダーリンは70歳」
●これ、第2巻が発売数日で廃刊決定&店頭回収の憂き目にあって話題になったヤツね。西原さんと交際関係にある高須クリニック高須克弥院長のバカップルぶりを描くギャグモノだけど、内容に対して高須さんが怒っちゃったらしくて世間から抹殺。そこは西原さんと調整しておいてくださいよー。お店にあるなーと思ってたのに、買おうと思ったら「いえ、売り切れではなくて、廃刊です。もうどのお店にもありませんし、出版社も対応しないかと」と冷静に店員さんに諭されたよ。
西原作品じゃ高須院長はポピュラー脇役であり続けてたけど、まさかこんな関係になってるとは。まー彼女は未亡人なので何の悪いこともないですが。ただ、今地上波テレビでかかってる「高須クリニック」のCM(なぜか院長がヘリ移動してドバイで商談してる内容)で、一秒未満のサブリミナルカットみたいに、西原さんが写ってるのが気になるんだよねー。スーパーで「漫画家 西原理恵子」とも書いてるんだよ。さすがバカップル、金のかけ方違うわ。

西原理恵子「毎日かあさん」6〜10巻
●という事で、西原さんの日常をこちらのシリーズでチェックしようかなと。西原さん家の子供たちも随分と大きくなってただのノータリンな悪ガキとも言えなくなってきた。このあたりの巻はウチのコドモと同じ中学生そんで高校生になっちゃうのかな。もう子育て終了段階だから、親も恋愛するんだね。




●今日は、懐かしい音源への再訪。大昔に散々聴いてたヤツ。

THE WHO「TOMMY」

THE WHO「TOMMY」1969年
●言わずもがなの名盤。60年代を代表するロックバンドが「ロックオペラ」なる表現を打ち立てた金字塔。……という触れ込みを真に受けて初めてコレを聴いたのが高校生の頃〜1990年だっけな。ハッキリ言って全然面白いと思わなかった!視えない聴こえない喋れないの三重障害を持つ少年を主人公に据えた物語、というけどこの音源だけではなんだかお話の意味がわかんないし、サウンドトラックみたいな構成になってるからインタールードみたいな小品も混じってて散漫な印象。しかし決定的なのは THE WHO という稀代のパワフルなバンドが、まるでキバを抜かれたかのように大人しい演奏をしてるトコ。退屈だわー。これが高校生だったボクの感想。CDレンタルから借りてきてカセットにダビングしたけどろくに聞かなかったねえ
●ただ。今週はこのアルバムに収録されてる楽曲「THE ACID QUEEN」「PINBALL WIZARD」が突発的に聴きたくなって。でディスクユニオンにて648円で購入というわけ。この2曲は好きだったー。TINA TURNER にもカバーされた「THE ACID QUEEN」はサイケな妖しさがポップにまとまってたし、「PINBALL WIZARD」はそのギターのフレーズが耳から離れない傑作シングルだったし。今回聴き直して改めてビックリしたけど、視覚聴覚に先天性障害がある少年がピンボールの達人ってのはやっぱ無理があるんじゃねーかな。カッコイイから問題ないけど。今聴けば、他の曲のキレイなメロディやアコギ主体の落ち着いた優しさが、冷静な耳でイイモノと認識できる。でも THE WHO だったらもっと他の曲を聴いた方がいいと思うなあ。
●そもそもの THE WHO はシングル単位で活躍するバンドで、アルバム単位で聴くタイプのバンドじゃなかった。というか60年代中盤に活躍してたバンドはみんなシングルこそが命で、アルバムで売るという概念が薄いのが当たり前。そういう業界慣習があった。ヒットシングルはアルバムに収録しないとか、アメリカ版とイギリス版で内容が全然ちがうとか、無造作すぎるのだ。例外がかの THE BEATLES。彼らが最初の「コンセプトアルバム」という概念を開発「SGT.PEPPERS〜」1967年のことね)して、LPレコードに一貫したテーマを盛り込む価値を世に問うた。これが大成功して、LPレコード全編をどのように活用するか、という知恵比べが始まる。
●このバンドも1966年の段階で「ロックオペラ」というコンセプトに到達してたみたい。だけど、これを実態化するのにはやっぱり大変で。ストーリーの骨子を作るトコから、バンド単体でライブ再現できるアレンジにまとめるトコまで、基本は PETE TOWNSHEND の仕事らしい。ナカナカの難産で制作費がかさんでパンク寸前だったとな。でも、このアルバムは成功して、このバンドの最高傑作になっちゃったとな。ライブでは「TOMMY」をやることだけを期待され、バンドの名前が「TOMMY」だと思う人まででてきたとな。だからこのバンドはそれを超えるキャリアを作るためにしんどい思いをする。「四重人格(さらば青春の光)」もそんな必要から生まれた仕事だ。ふーそれはそれで大変だねー。

U2「WAR」

U2「WAR」1983年
●これもアナログレコードを高校生の時に買ってるヤツ。324円だから買っちゃったよ。U2 のプロデュース/エンジニアといえば DANIEL LANOIS が鉄板の布陣だが、この時代はまだプロデュースが STEVE LILLYWHITE だね。シングル曲「TWO HEARTS BEAT AS ONE」が聴きたかった。いーねーこの疾走するエモーション。
「SUNDAY BLOODY SUNDAY」もオリジナルアルバムで聞き直してみて、エレクトリックバイオリンがアレンジで入れ込まれてるってのに初めて気づけた。もはや定番すぎるほどの代表曲だが、バタバタとしたドラムがやっぱスゴイ。ドラムの LARRY MULLEN JR. は地味な存在に見えるけど、この四人でバンド組もうぜと言い出した張本人だ。彼の存在感がいつもよりも前に出てる印象。

KOSTARS「KLASSIC WITH A K」

KOSTARS「KLASSIC WITH A K」1996年
●これもアナログで持ってるけど買っちゃったよ。216円なんだもん。ディスクユニオンよ、どれだけボクの財布から小銭を搾り取る!女性四人組ミクスチャーバンド LUSCIOUS JACKSON からスピンアウトした、2人組フォークユニット。両方とも THE BEASTIE BOYS が主宰したレーベル GRAND ROYAL からのリリースだった。このレーベルからの音源は一時期全部買ってたね。ここでは ベースを演奏してる JOSEPHINE WIGG のアルバムまで買ったよ。
●初期 LUSCIOUS JACKSON じゃオラオラしてた感じが、まるで X-GIRL のプレッピーなサブカル少女に変貌してしまったようなオスマシぶりで、クールなポップスを演奏してくれる。日曜日の昼寝には最高の音楽だ。




●動画。THE WHO「PINBALL WIZARD」。



スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://unimogroove.blog4.fc2.com/tb.php/1919-90d00d98