ほー。ノーベル文学賞に BOB DYLAN かー。
●ワイフにこの件を報告したら「なにかの本を書いたの?」…特に書いてない気がする。そうか、普通の人はそう反応するのか。違和感なにも感じなかったのはむしろ変か…。


BOB DYLAN「AT BUDOKAN」

BOB DYLAN「AT BUDOKAN」1978年
とにかく今晩は、BOB DYLAN を聴かなくては。と思ってレコード棚をごそごそ。おお、これは久しぶりだわーと引っ張り出したのがこの二枚組アルバム。その名の通り、BOB DYLAN の初来日&武道館公演を収録したライブ盤だ。学生時代、先輩に誘われてラジオ局の大掃除のバイトをした時、廃棄物として捨てられようとしていたレコードたちから、数枚をお願いしてもらってきたモノの一枚。聴くのも久しぶりだよ…20年近く聴いてないな。

そしたら、ビックリするほど聴きやすい BOB DYLAN が登場してきた。女性コーラスやキーボード、サックスまでを従えたリッチなバンド編成を従えて、わかりやすい演奏をバックにクッキリとしたメロディをキチンとなぞってくれる。ときにR&B風であったり、ブギーであったり、ピアノバラードになってたり、レゲエ風のアレンジが覗けたり。そして鳴らされる楽曲たちは、60年代を代表する屈指の名曲たち。ツンデレの「ツン」部分しか見せない DYLAN が、珍しくサービス精神旺盛なトコロを見せてくれるような気分。ライナーノーツを読んでみても、当時からこの大胆なアレンジ改変は話題だったようだ…オリジナルの面影を残さぬ勢いの変貌ぶりと。オマケにこの時の DYLAN白塗りメイクにアイラインまでひいてたそうで。グラムな DYLAN って?!

●ハッキリ言って、60年代の DYLAN って聴きやすいシロモノじゃないよね。ハードなフォーク路線はロック文脈で捉えるには不格好で、しかもクセのある歌い方はメロディもへったくれもなかったりするし。古典ロックをたどる長い旅路の中、苦い薬を飲み下すようにして DYLAN の音楽は消化されるもんだ。少なくとも彼の全盛期とは全然カブらない世代のボクには、夏目漱石みたいに教科書的な存在で、楽しめるようになるには時間がかかった。そんで今回評価されたリリックの内容ともなると、正直いまだに全然意味がわからない。

●ただ、好きな曲は、やっぱり好きだ。アルバム冒頭の「MR. TAMBOURINE MAN」「LIKE A ROLLING STONE」「DON'T THINK TWICE, IT'S ALL RIGHT」。優しいピアノが寄り添う「BLOWIN' IN THE WIND」。U2もカバーした「ALL ALONG THE WATCHTOWER」。完全なレゲエにされちゃった「KNOCKIN' ON THE HEAVEN'S DOOR」。そして「THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN'」
●でも、一番沁みたのは、アンコール前のラスト曲、「FOREVER YOUNG」。邦題「いつまでも若く」。若くなくなったから沁みるのかなあ。



村上春樹の文庫本が本屋さんの目立つ場所にたくさん並べられてるなーと思ってだけど、彼がノーベル賞を取ることを当て込んでた在庫だったのね。やっと意味がわかった。
●前回の記事で触れた雑誌「GINZA」を買ってきた。柴崎友香さん「春の庭」を読み終えたので、この「言葉とファッション」特集で柴崎さんの文章を読もう。その次は円城塔を読もうと思ってる。いやいや、村上春樹さんの読んでないヤツを選んでもいいな。マンガもたっぷり読んでるから、どうしてもカバンが重くなる。


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