日本レコード大賞で、過去の映像を出して日本の歌謡史を振り返る場面があって。
●そこでチラリ登場してたのが、シブがき隊
●娘ヒヨコ中学2年が、「シブがき?なんかの罰ゲーム?」とポツリ。
●そうだよなー。「シブがき」はおかしいよなー。笑えるよなー。
●時として、普通じゃないモノが、普通のコトとして社会に流布する瞬間ってあるよね。
●または、社会がその普通じゃないモノに、すぐに慣れていっちゃう瞬間。
●今年はそれがピコ太郎「PPAP」なんだろうか?社会も本人もこれが瞬間的に飽きられることを承知してるから、もう一枚乗っかって面白いけど。広告タイアップとかでお金儲けする段階が、旬を逸した時差感で痛く見えると思う。
●まーこうした笑えるモノならいいけど、危険なモノだと怖い。戦争が起こる時ってそんな瞬間かも。

「演歌」という市場は、どのくらいのニーズがあるんだろう?レコ大や紅白でのみ思い出すレベル。
●立派な日本のローカルミュージックだけど、全然チェックできない。ボクの親ですら聴かない世界だもんな。
●しかし、城之内早苗さんの登場には関心しちゃった。彼女、80年代おニャン子クラブメンバーだよ。おニャン子の活動中からグループ内ソロ活動として演歌デビュー。そしてその世界に今だ現役として活躍してる。おニャン子時代の当時、ボクはこの人のコトを秋元康の気まぐれと悪ノリで演歌をムチャブリされた気の毒な女子だと思ってたんだけど、本当はそうじゃなかった。元来から民謡や三味線にルーツがある人で、望んで演歌の道に入ったんだね。現代の AKB グループの女の子たちも、今の活動の中から一生のキャリアを見つけて息の長い活動を続けられるようになったらいいね。
●あー元 AKB の川栄李奈ちゃんは、気になるね。AKB の名前と関係ないスゲー地味役で女優業の実績を積み上げてる。NHK「とと姉ちゃん」の存在感ゼロな脇役娘さんとか、映画「デスノート LIGHT UP THE NEW WORLD」の瞬間的に始末されるデスノート殺人鬼とか、テレ東「勇者ヨシヒコと導かれし七人」の単発ゲストとか、あれ?ってトコロで見かける。舞台「AZUMI」での主演もすごく評判だって聞いた。特別カワイいと思ったことはないけど、素朴に頑張ってほしいなと思う。


えーと、台北ツアーから帰国しました。あー楽しかった。
「おもてなし」ってのは日本の専売特許じゃないね。なんだかしっかり台湾に「おもてなし」されちゃったよ。
●近年はモロッコとかメキシコとかに行ってるから、そもそも先方が日本語をしゃべってくれる経験がまず新鮮。

●実はホテルの予約が二重になってて、2倍の料金が請求されるトラブルが旅行初日にあった。しかしフロントの丁寧な日本語対応で即座に解決できた。ヘマをしたのは日本の代理店で、フロントはサッとその代理店へ国際電話をかけてくれた。事後処理の担当者引継ぎも完璧だった。
デパ地下の小籠包屋さん「鼎泰豊」は、店員さんが接客の100%を日本語でこなす。ここは乗合タクシーで同席した日本人のお兄さんから教えてもらったオススメだったのだけど、なるほど日本人客で行列ができるのも理解できる。
●そのデパート「新光三越」でワイフがお土産袋を一つ忘れてしまった。帰国時に問合せメールをしてみたら、丁寧にも日本語で返信があった。忘れ物は見つからなかったけど、メールの文末には「好いお年をお過ごしくださいませ」。「好いお年」という言葉選びで、このメールの書き手が現地の人ということがわかる。うわーボクの仕事場は中国からの中国語の問合せに中国語で対応できるかな?「新光三越」は日系だから当然?いや、現地資本が50%超えてます。
ここ20年で成長してきた台北の地下鉄(MRT)も清潔で快適。東京でも徐々に普及しつつあるホームドアが100%完備。それとプラットフォームやエスカレーターの幅がすごく大きい!そしてみんな秩序正しく整列して電車を待ってる。それに比べると東京は狭くて危ないよ…古い水準の設計に拡張の余地がないんだろうな。

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●この写真はMRT「市政府」駅の様子。どの駅にもデフォルトでこの広いプラットフォームが確保されてる。で、エスカレーター昇るにもキチンと列を作る。飲食厳禁で罰金制度もあるとか。だからこの清潔さか。

●下の写真は、台北の玄関口、 台北桃園国際空港ターミナル。この空港も急成長してる。

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●台北のホテルで読んだニュース記事によると、今年の桃園空港利用者数は4000万人を突破するとな。
4000万人ってスゴイ数字だよ。台湾の人口って2300万人しかいないんだよ。なんで人口の二倍近い人々が通過してるんだよ。しかも成長のスピードがすごい。3年で1000万人増やしたとな。現在、第二ターミナルを拡張、2020年には第三ターミナルも一部運用を始めるそうで。
●でね、日本の空港はもうこの空港に負けちゃってるんです。AIRPORT COUNCIL INTERNATIONAL(国際空港評議会)という組織が出してるデータ(2015年12月の月間国際線利用者数ランキング=ソースへのリンク)によると、成田空港は世界15位で、桃園空港の12位に負けちゃってる。東アジア地域では香港、シンガポール、仁川、バンコク、クアラルンプールがさらに上位にランクイン。総利用者数では羽田空港が世界5位になるけど、国際線利用者じゃ全然足りてないんです。あれー観光立国とかインバウンド消費とかいってるけど周辺諸国の方が先行ってるじゃん。外国人観光客2000万人突破とか言ってるけど、日本は出遅れてるんじゃないか?
日本政府は2020年には4000万人の外国人を呼び込むと言ってるけど、そもそもで日本社会全体はこの政策に覚悟できてるのかな。日本経済活性化のためには、移民問題よりも低いハードルで向き合えるイシュー。でも、このお客さんたちを「おもてなし」しきれるのか?観光客の70%は中国韓国台湾香港の人データのソースへのリンク)。いわゆる欧米系なんてマイノリティ。銀座浅草スカイツリーでワサワサしてるこうしたアジア系観光客にウンザリなんて声もあるけど、このお客さんを3年で2倍に増やすために我々は自分が中国語や韓国語を勉強するつもりになってるのかな。ミシュラン三つ星レストランをありがたがってるけど、そのレストランの予約を全部外国人に渡す覚悟はあるのかな。台湾の人たちは日本語を勉強してるよ。高級レストランや一等観光地を日本人が専有しても応対しているよ。爆買い対策の接客要員に家電量販店がアジア系の店員さんを採用してるけど、接客を手放した瞬間でインバウンド消費の最前線マーケティングを放棄したも当然だよね。相対的にはアジア地域で日本のプレゼンスはどんどん下落していくかも。日本も伸びてるけど、各国もそれ以上に伸びてる勢いじゃん。
●とりあえず、中学3年生にして第二外国語で中国語を勉強している息子ノマドを褒めておく。しかし「オレ、コミュ障だから、ナニもしゃべれない」。確かにコイツは日本語にも難があるな。旅行の間も「謝謝」の一言も言えなかったな。


●いい加減しつこいと思うけど、台北レコ屋情報。4回目。

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「誠品敦南店」
台北市大安區敦化南路一段245號2樓
●ライフスタイル提案型の複合書店「誠品生活」の支店。MRT「忠孝敦化」駅の5番出口から、敦化南路という大通りを300メートルほど南へ。オフィスビルの中で2階〜地下2階を占めてる。数ある「誠品」系列の中でこの店が特別なのは、書店フロアが24時間営業ってこと。書店が24時間営業って、それだけの街の安全と、文化水準の高さの裏付けだよね。飲み屋さんが24時間営業なのと意味が違う。スタバもあるよ。
●という情報を鵜呑みにして、併設のCDショップも24時間営業だと思ったら、こっちは普通に1100〜2230時営業だった。だけど、店内にコーヒーが飲める小さなカフェスペースがあって、アナログ新譜の取り扱いも豊富。前の記事で紹介した大型旗艦店「誠品信義店」よりもCDショップは充実してるかも。台湾インディーズコーナーもしっかりあって、興味深い音源もキチンと買えた。とりあえず、地下アイドルものを買ってみた。そんなモンまで台湾にはあるのか!あえてヨゴレなキワモノさえもキチンと取り上げる余裕が、エスタブリッシュというだけでなく、エッジーな文化発信基地の気分を醸してるよね。
●本屋さんエリアも当然チェックしたよ。ハードなビジネス書籍や、欧米からの豪華美術本に混じって、日本のマンガ翻訳、ラノベ翻訳もありました一つだけ残念だと思うのは、これだけ日本のマンガが翻訳されてるのに、台湾人作家のマンガ作品はないのですよ。マンガという表現フォーマットが、いまだ日本のローカルカルチャーでしかないってことだよね。たくさんの国でマンガ作家が登場することで、初めてマンガはグローバルスタンダードになるんだろうな。ただ台湾産ラノベっぽいモノはちょっとだけあった…いや中身はワカランから表紙の雰囲気だけなんだけど。



30枚近く買った台湾の音源のローカルカルチャーっぷりはマジで衝撃的。レコ大も紅白もSMAP解散も全部含めて、日本のローカルミュージックが耳に入らないほど。そこは日を改めて、収穫物の報告をしたいものです。


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