娘ヒヨコの鎌倉旅行。学校行事で鎌倉の史跡見物…で買ってきたものが。

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「鳩サブレー・マグネット」。確かに「鎌倉といえば鳩サブレー!」って盛り上がってたな。
●確かにヒヨコは、大仏よりも、お菓子の方に100倍価値感じる人だよね。
でもコレめっちゃ小ちゃいアイテム。なので。

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ヒヨコは、我が家のシルバニアさんたちに、差し上げました。みんな大喜び。

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●会社で働いてるボクの LINE に突然こんな写真が送られてくる。ナニやってんじゃ?
●ナニゲにお店の包装紙をうまく使って、楽しく仕上げてるじゃん。


●そんな娘ヒヨコも春から中学三年生。高校受験のために塾に通い始める時期になった。
●とりあえず、ワイフが塾へのアンケートに娘の性質を書いていた。うん、本当にその通り。短所しかない。

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そんで先日、今年度初回の授業に初出席。
●しかし授業の内容は二年生の頃から継続して通ってる子に合わせてるので、ヒヨコにはまるで理解できない内容。他の連中は因数分解の問題をスラスラ解いてる。「いんすうってナニ?」のヒヨコにはチンプンカンプン。そもそも因数分解ってボクも高校入ってから習った気がするんだけど。公教育の授業を普通に受けてるだけの子と、学校の外で高度な内容を教えてもらってる子じゃ、ホントに激しい格差が起こるね。子ども自体の素養よりも教育費にかける資本力で勝負が決まる感じが気になる。正直ウヒョーという金額が受験までかかるのねとワイフと相談した時には「他のオウチは教育ローン組んで何年も私立に通わせてるのよ。そうじゃないトコロは医者か経営者のおウチ」むー格差社会、格差の固定化。

●しかし、ヒヨコ本人は先生にナニを吹き込まれたのか、モチベーションもりもりで帰ってきて、翌日から因数分解の問題集に取り組んでる。「だって、公式覚えてがんばればできるんでしょー」この恐ろしいほどの楽観主義と、調子に乗せたらどこまでもノリノリになるヒヨコの性格は、親ながらすげーと思う。「でもさー(x+y)(x+y)のかっこの間には、ほんとは×(カケル)が入ってるんでしょ、本当に×(カケル)書かないでいいの?」やっぱそこからスタートかー、なんかコッチが気が遠くなる。幸いヒヨコは、遠くを見ない場当たり主義者なのでその道のりの長さなんて気にしないんだけど。

●ちなみに、ヒヨコは先日の英検準2級に合格してしまった。
「別にどうにかなるでしょ」と気負いなく出かけた去年のカナダ・ホームステイの経験が活きたのか、昔から耳はいいと思ってたけど、リスニングと面接は予想外の高得点。一方、文法も作文も語彙も全然ダメ。好きなことしかしねー。まーそれこそ鎌倉から帰ってきたかのような顔でカナダから帰国した時は、あれコレは本人的にはどーでもいい経験だった?と思ったが、結構ジワリ効いてるみたい。NHK動物ドキュメンタリーで「カナダの都心にアライグマ繁殖」の話題を見てた時、「そうそう!これカナダで教えてもらった!アライグマって RACOON っていうんだよ!」え、ヒヨコ、そういう話する時、英語で会話できてたの?「は?よくわかんなーい。雰囲気じゃない?」単語覚えないオマエが RACOON とか渋い言葉をよく理解できたな。「だって RACOON って言ってたもん」(…ボクは THE BEATLES の楽曲「ROCKY RACOON」で覚えた)
●ともかく、親のボクですらヒヨコの天然な潜在能力をどう見積もるべきか迷ってる。この前は美術の期末試験勉強で、印象派の作家たちの作品と名前を暗唱したりして、最後に言った言葉が「はー!今日は画家さんたちと仲良くなれた!」。こいつどんな大人になるんだろう?


●唐突に、音楽。

2000年代のディープファンクを聞いてる。

THE NEW MASTERSOUNDS「102」

THE NEW MASTERSOUNDS「102%」2007年
●2000年代前半〜中盤は、7インチ盤メインの激レアなヴィンテージファンクの発掘自慢コンピとか、それに触発されたかのようなファンクバンドの活動が目立った季節でしたな。もうみんな忘れてる気がするけど、「ディープファンク」というキーワードでこのへんの音楽が注目されてた時期が間違いなくあった。70年代から活躍してるカリスマDJ、KEB DARGE が紹介者になって、恐ろしくレアな過去音源や若手バンドの紹介をしてた。イギリスの BBE SOUL JAZZ RECORDS、といった好事家向けなレーベルも積極的にコンピを編んだ。
完全にイギリス伝統のモッズカルチャーの延長線に位置した動きだったよ。70年代のノーザンソウル/オールナイターズ、80年代のレアグルーヴ/アシッドジャズ、90年代のブリットポップ/インディダンスときて、00年代にディープファンクが到来。でも、本当にディープだったから、みんなうまく飲み込めなかった気配が。古典ロック・ソウルオヤジには邪道扱いで認知されず、当時のヒップホップのヘッズはサウスマナーの打ち込みトラックにのめり込んでた。DJカルチャーはユーロトランスやディープハウスなどと生演奏とは無縁の世界へ。イギリス白人が担い手だったという意味で、アメリカ黒人からもスルー気味の扱い。一時は大きなタワーレコードで小さなコーナーを作ってもらってた時期もあったけど、一過性のブームでした。
●しかし、内容はそんな評価に関係なく熱い。執拗なファンクへのこだわりとロック感覚に通じるスピードが実にスリル。特にこのバンド THE NEW MASTERSOUNDS は駆け出し時代に KEB DARGE 本人がプロデュースに関わったとあって、2001年あたりから大注目の存在だった。四人編成とコジンマリしてるのに、そしてボーカリスト不在のインストバンドなのに、その四人の自己主張が激しい。ハモンドオルガンがビヒャーっと鳴りまくってるし、ベースは縦横無尽に暴れまわる。ドラムはバッキバキでギターもすげーアイディア豊富。時にフルートまで差し込まれて、結果、油断ならないフュージョン・ジャズファンクが炸裂しまくる。この音源はすでに4枚目のアルバムで、余裕と貫禄が滲む、タメるグルーヴも渋い。

THE NEW MASTERSOUNDS「THIS IS WHAT WE DO」

THE NEW MASTERSOUNDS「THIS IS WHAT WE DO」2005年
●CD棚をもう1度よーく見たら、彼らの三枚目のアルバムも出てきた。完全に忘れてたしろくに聴いたこともなかった。一枚目&二枚目も持ってるけど、それは覚えてたし、かつて紹介したことがある気がするので割愛。
●ヴィンテージ感満載のオルガンファンクと言いながら、ここで目立つのはギタープレイの鮮やかさ。ボーカリスト不在のバンドにあって、フロントに立ってメインの旋律を自由に描いていく様は絶品。ギタリスト EDDIE ROBERTS の存在感がスゲえ。そこに60年代古典R&Bのクリシェなどまで忍び込んでてワザありすぎる。ジャズ〜ジャムバンド系のサックスプレイヤー KARL DENSON のゲスト参加も華があっていいね。

THE NEW MASTERSOUNDS「LIVE IN SAN FRANCISCO」

THE NEW MASTERSOUNDS「LIVE IN SAN FRANCISCO」2008年
●さらに出てきたライブ盤。どんだけ自分の買い物忘れてんだボク。年取った証拠か。最初期から五枚目のアルバムまで網羅した選曲を、シスコの街でノビノビと演奏。イギリス人の彼らにとってアメリカがどんな土地かというと、多分決してホームじゃないはずなのだけど、このシスコの街は開放的で彼らにとってお気に入りの場所らしい。よーく見たらキーボードプレイヤーが交代してる。華やかなギターとそれに並走するフェンダーローズの掛け合い(そして時には立場を入れ替えて)がますますの切れ味を増して、疾駆するグルーヴが熱い。

SPEEDOMETER「THIS IS SPEEDOMETER 2」

SPEEDOMETER「THIS IS SPEEDOMETER VOL.2」2005年
●さてこちらもイギリスのモッズ雰囲気満載なディープファンクバンド。「VOL.2」というからには「VOL.1」もあるわけで、ボクは二枚とも買いましたが、今は2枚セット盤が再発されてるみたいだね。バンド名通りの印象で疾走感溢れるスピードファンクに鼻血が出そう。基本バンド編成に対して4人の追加リズム+ホーン隊を抱えている上に、別働隊 SPEEDETTES という女子4人組ボーカルグループまで従えてます。「VOL.1」に比べると SPEEDETTES の活躍は控えめ、インスト含有率が高くなってますが、切っ先鋭いホーンの入り方と灼熱のオルガンプレイが魂震わせますわ。もちろん、ここに女子ボーカル&コーラスが乗っかると、本当にヴィンテージ感たっぷりの70年代ソウル感が津波のように押し寄せる。BEYONCE「WORK IT OUT」(原曲プロデュースは THE NEPTUNES)の泥臭い人力ファンクカバーが見事。一瞬カバーと気づかないほどの雰囲気だけど、気づいてしまったら病みつき。あの少々スノッブな曲がここまでファンク化するものかと感心。

THE BAKER BROTHERS「TEN PACES」

THE BAKER BROTHERS「TEN PACES」2003年
●さて、こちらはオルガン主体のトリオ編成だ。その名の通り、オルガンとドラムが兄弟で、友達がベースを弾いてる。一曲目のドアタマからいきなり「ファイアー!」の絶叫からスタート。なりふり構わず好きなようにドバドバ演奏してる感じがとにかく痛快。このイギリス・ディープファンクの気分が、同時代アメリカのジャムバンドシーンや、ニューヨークのジャズファンクシーン、ニューオリンズファンクの新興バンドと共振しているように感じられて、イロイロとレコ屋探しが楽しかったのを覚えてる。SOULIVE とか GIGANTIC とかね。

THE BAKER BROTHERS「HOT CAKES LIVE IN JAPAN」

THE BAKER BROTHERS「HOT CAKES : LIVE IN JAPAN」2007年
●このバンドが渋谷クワトロで演ったライブの実況盤でございます。この時は女性ボーカルとサックス奏者を帯同した5人編成「シブヤー!」「アリガトー!」なんて叫びながら熱くファンキーな演奏を繰り広げる。奔放なサックスの暴れぶりとドバドバのドラムが見事にジャズファンク。
●ちなみに、いつしかバンドの根幹であった BAKER 兄弟がスコスコと脱退して、現在は BAKER 兄弟不在でその友達がバンドの名前を守ってるらしい。なんか微妙…。



●動画。THE NEW MASTERSOUNDS「CARROT JUICE」。フジロック2008。




●動画その2。SPEEDOMETER「AM I YOUR WOMAN」。女性ボーカルがワイルド。




●ヒヨコ、本日は勉強が一区切りついたのち、一人で刺繍を始めた。クローバーの葉を、ユザワヤで選んだ緑の糸で紡いでいる。突然、刺繍や編み物やぬいぐるみ作りを始めるのも、ヒヨコの習性だ。
おまえ、将来、ナニになりたいんだ?マジで質問したら「えー?ナニ屋になろうかねー?」なんかヒントをくれないと、進学先の学校選びができないよー。


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