よ、腰痛が…。
●あわててマッサージ屋さんに行ったけど、腰に限らず、全身ガチガチだって言われた。
●自律神経失調症が関与してると指摘されても、それはもう10年くらい付き合ってる病気なのでどうしようもない。けど、ホント痛みが出ると萎えるよね。頭痛も起こして最低な週末。



CHUCK BERRY 追悼記念、なのかな。

黒田有彩「ANTARES JOHNNY B GOODE」

黒田有彩「アンタレス / JOHNNY B. GOODE」2017年
「宇宙飛行士を目指すタレント」というスゴくニッチなポジションで活動しているこの女性が、クラウドファウンディングでシングルCDをリリース。ディスクユニオン限定流通で、ボクの最重要漁盤拠点であるユニオン下北沢でサイン会もやってたらしい。で、このCDのカップリングに、先月亡くなったロックンロールの創始者 CHUCK BERRY の代表曲「JOHNNY B. GOODE」カバーが収録されてる。でこれを聴く。
「宇宙飛行士を目指す」彼女がナゼ「JOHNNY B GOODE」なのか? かつて惑星探査船として木星/土星観測を務めて、現在は太陽系の外を旅しているボイジャー1号は、金メッキのレコードを搭載している。ボイジャーが地球外文明に遭遇した時に、地球の文明の存在を伝えるためのレコードだ。いわゆるこの「ゴールデンレコード」には、各国語のご挨拶や、自然の音に合わせて、音楽も収録されてる。そこにはベートーベンやバッハ、ストラヴィンスキーなどが収録されてるんだけど、この曲「JOHNNY B. GOODE」も収録されてるとな。そんな縁で彼女はこれを選曲したわけだ。
●とはいえ、コレをノリノリのロックンロールでカバーしているのではない。どこかシットリとしたシンセポップに仕上がっててなんだか意外。ダンスミュージックの気配を消して、AORの気分まで出してる。表題曲「アンタレス」もよりメロウなシンセポップ。夜空を見上げて歌う彼女の凛とした気配を感じながら聴く。アンタレスはさそり座の中で赤く光る一等星で、その直径は太陽の700倍もある巨星なんだって。黒田ちゃん自身がさそり座なんだな。ちなみにプロデュースは浅田祐介氏。
●マメ知識を追加すると、ボイジャーゴールデンレコードには、伝説の戦前ブルースマン BLIND WILLIE JOHNSON も収録されているとな。ソッチも聴きたい。



●3月末で送別会がなんどもあって、色々な人がいなくなりました。
●そんな場所で、意外なトークの盛り上がりがあって。仕事の会話だけじゃ知れなかった、音楽の趣味の話に盛り上がっちゃったりするのです。そこでトランス好きの人を見つけてしまった。シンセポップの流れがうまく行かないので、思い切りダンスミュージックに行きますわ。

SVENSON GIELEN「BEAUTY OF SILENCE」

SVENSON & GIELEN「BEAUTY OF SILENCE」2002年
●送別するタイミングで知ったのだが、ウチの部署にシステムエンジニアとして派遣されてたTさんは、DTMに親しみ、トランスDJとしてイベントを仕切るという趣味があったとな。さすがに今はもうお休みしてるが、2000年前後にはガンガンイケイケだったとな。……ということは、エピックトランスの全盛期ってこと?ダッチトランスジャーマントランスがノリノリだったはず。そうそうその辺ですよー!エピックトランスなんて言葉を職場の会話で使うなんてめっちゃ新鮮。
●ということで、その時代の音源をピックアップ。ベルギーのDJデュオがバッキバッキにマッシブな四つ打ちとシンセリフを疾走させてます。どこかダークな印象が夜のダンスフロアには映えますな。

●この手の音源を、当時のボクは、今はなき六本木ヴェルファーレ(現・ニコファーレ)で聴いてたんですな。ニコファーレの第一印象は、あの頃のヴェルファーレとは比べ物にならないほど小さい空間になっちゃったーというものだった。ヴェルファーレは、地下3階がメインのダンスフロア、その上に2フロア分ブチ抜きの吹き抜けがあって、地下2階、地下1階レベルにあるVIPルームがそのダンスフロアを眺め下ろすような構造になってた。玄関もわざわざ大きな階段で2階まで上げて、2階の物販エリアを通り抜けつつ、エレベーターで地下3階まで降ろす導線になってた。
●ちなみに1階は関係者駐車場やアーティスト向けのゲートとかになってたはずで、その駐車場にはワンルームマンション一部屋買えそうな真紅のフェラーリがあった気が。マックス松浦さんの車なんだろうなー。ただ、バブル崩壊からだいぶ時間が経ってもそのノリってのは、さすがに豪奢すぎて時代の空気が読めてない感じはあった。それでもレコード業界はまだ浮かれてたんだよ。今は死にそうだけど。もう知らない人は全く知らないヴェルファーレのコト、一応メモしておきました。

SAFRI DUO「EPISODE II」

SAFRI DUO「EPISODE II」2001年
●こちらはデンマークのデュオですな。ジャケからなんとなく伝わりますが、彼らは本来パーカッショニストでありまして、マッシブなトランスに乗っかって生演奏で打楽器を叩きまくるのですよ。彼らのキャリアの最高ヒット「PLAYED-A-LIVE (THE BONGO SONG)」はそんな彼らの太鼓プレイが炸裂しまくってる。「SAMB-AGAGIO」もかなりマッシブですわ。この辺が当時流行りまくったのです。一度ブレイクして、静かな状態からジワジワと盛り上げ直してクライマックスにどかーんと炸裂させる、エピックトランスのお決まり展開もキチンと織り込んでる。
●Amazonで今この音源のレビューを見たら、フィギュアスケートの選手が「PLAYED-A-LIVE」を選ぶ場面があるらしい。ヨーロッパじゃみんな知ってる曲だからフィギュアに選ばれちゃうのかな。フィギュア経由で十数年前のトランスに入るってカッコは、それはそれで音楽の出会いとして素敵ね。

JAM SPOON「TRIPOMATIC FAIRYTALES 2001」

JAM & SPOON「TRIPOMATIC FAIRYTALES 2001」1993年
●タイトルに「2001」とあるけどかなり古い音源で今から四半世紀前。ドイツ・フランクフルト出身のデュオで、トランスという言葉が初めてクラブシーンに登場した頃に活躍した開祖的存在。ただ、2000年代のエピックトランス、そして2010年の EDM のマッシブでエネルギッシュな感覚とは大きく違ってて、むしろ催眠的な意味でトランシーな印象。00年代以降のトランスが、日常から非日常への「越境(=トランス)」としてバカ騒ぎな祝祭空間を演出しているのであるならば、JAM & SPOON の時代のトランスは、現世から来世への「解脱」を目指した瞑想的演出が先立っている気がする。彼らにさらに先行する形で「ゴアトランス」という言葉もあったけど、これは文字通りインドの都市ゴアのヒッピーコミューンが鳴らしていた音楽を差してた。JAM & SPOON もチラチラと非西洋的モチーフをサンプルに用いているのは、スピリチュアル起源のトランスの非西洋価値観を少し引きずっているからか。フラメンコギターみたいなモチーフも。
●だからこの音楽は、実にストイックなテクノで、アンチクライマックスなビートミュージックになっている。結果、今のボクの気分においては真夜中のチルアウトミュージックとして最適だったりもしてて、騒がしいエピックトランスよりも耳に心地よい。あ、ちなみにコレはユニオン下北沢で100円で購入。

FIFUR「EXCITING COMFORT」

FIFUR「EXCITING COMFORT」2001年
●せっかくだから、ヨーロッパ系ダンスミュージックもう少し行きます。こちらはデンマークのハウス・ユニット。トランスの文脈とは全く違う、ソウルフルなボーカルを乗せたエモーションたっぷりのハウスミュージック。
●この頃は「フィルターハウス」というバズワードがあって、確か彼らの音楽もそのジャンルに括られてた気がする。マッシブな四つ打ちと男女のシンガーに挟まれてるサンプルやベースのリフが、アナログシンセのイコライザーにイジくられて、モコモコと表情を変える様子が、フィルターされてる感じに聴こえると解釈すればいいのかな。今となってはハウスに限らずダンスミュージックの常套手段のような気がするが、打ち込みのビートに生身の温もりを忍び込ませるには効果的な手法。ビッキビキなほどテッキーなサウンドや、エコーを効かせまくるトランスとは違うアプローチだね。ファーストアルバム「EXCITING COMFORT」には大好きなシングル曲「I WANT YOU」「IT'S ALRIGHT」が収録されてる。フィルターがちゃんとかかってますよ。

FILUR「PEACE」

FILUR「PEACE」2003年
●時間を少し開けてリリースされた FILUR のセカンド。ここでは「フィルターハウス」なアプローチがグッと後退した感じ。むしろ当時のロンドンで流行っていた「ディープハウス」の気分が濃い。ビート感覚がシリアスかつクリアになってる。
●それでもディスコティークな下世話な味わいはまだ残ってるね。ボーカルがとにかくファンキーだし、そこに加えてサックスやトランペットの生演奏がフィーチャーされたりして、ジャズフュージョン/アシッドジャズのテイストすら感じさせる。BILL WITHERS「JUST TWO OF US」カバーをクールにこなしたり。「I WANT YOU」の再録もしてるけど、曲の雰囲気は大分変わってる。

MADISON AVENUE「POLYESTER EMBASSY」

MADISON AVENUE「POLYESTER EMBASSY」2001年
●さてさて、この男女ハウスユニットはオーストラリア・メルボルンの連中。ダンスミュージックのフォーマットは全世界で普遍的に作用してるね。彼らもしっかり「フィルターハウス」の手法でキャッチーなダンスミュージックを鳴らしてる。シングル曲「DON'T CALL ME BABY」「WHO THE HELL ARE YOU」がとにかくカッコいい。ボーカルのメロディが安易な休符を挟まずテンションを維持して走る感じがタマラン。ボーカル力は薄いけど、ソングライティング能力は高い!ぶっちゃけこの2発程度で彼らのキャリアは終わっちゃうんだけど、それでも聴いてあげる価値はあると思います。Amazonで1円+送料だったし。


●しかし、今日もニーズのない音楽の話ばっか書いちゃったな。







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