自立神経失調症とのお付合い(その13)~「クスリを飲み忘れると大変」編
●金曜日の朝だった。絶不調。まるで「皇居のおホリを3周分くらい走った」かのような強烈な疲労感と筋肉のコワバリで目が覚めた。腰が痛い。腕も痛い。足も重い。全身が虚脱で動かない。気分は最悪である。
●あまりの疲労感で身動きが取れない。意識も判然としない状態。こうなるとヒドい。猛烈な「悪夢」が襲って来る。5秒単位のカット変わりスピードで猛烈な量のイメージが津波のように押し寄せる。半ば覚醒しつつあるボクの意識がそのイメージの奔流に抵抗しようとすれば、それに見合ったカタチでイメージはカタチを変えて再び襲いかかって来る。イメージの断片は、過去の仕事の一幕であったり、家族のコトであったり、学生時代の苦い記憶だったり、全く覚えのないモノだったり。これが起こるとアタマがパンクしそうになる。
「早く正気の世界へ!目を覚ませ!」そうすると普段の寝室の風景が見えて来る。アタマもクリアになる。しかしカラダの猛烈な疲労感が「正気以前の世界」に再びボクを引きずり込む。また「悪夢」である。これを2時間ばかりも繰り返す。客観的にはうなされて身もだえてる状況でしょう。主観的には「正気以前の世界」「正気の世界」を区切る水面に浮かんで溺れているような気分。必死に「正気の世界」で息継ぎしながら「正気以前の世界」にアタマまで沈み込んでしまうのだ。

●やっとのことでリビングまで這い出して、朝のクスリを飲んだ。すると食卓に昨晩飲むべきクスリが置きっぱなしになってるのを発見。あああ、昨日クスリを飲んでなかったんだ…。ご丁寧に安定剤と睡眠薬を三錠並べてキレイに置いてある。ボクは完全に飲んだつもりだったのに、クスリを流し込むお茶を飲んだ記憶まであるのに、クスリだけ飲み忘れたのか…。この新しいクスリ「ウインタミン」は、本来「幻覚/幻聴」を止める目的のモンだからね。飲まないと、ヤバいモンが見えちまうのかね…。
●最近、この手の健忘症が多い。忘れるのはクスリだけじゃない。モノを探している途中でナニを探しているか分からなくなったり、人の名前を忘れたり。医者はクスリの副作用だというが…。

●個人的には、この「正気以前の世界」にはマイッた。「悪夢」とは言ったが、ほぼ覚醒してるんですよ。そんなコチラの不安や苦しみに反応して、それに見合ったイメージの津波が押し寄せる。アタマの中がグシャグシャになる。こりゃ脳みその誤作動だと思う。
「正気の世界」では、理性的な意識に基づいて、あらゆる経験や記憶、知識が、メタデータにヒモづけられてライブラリー化され、必要な時に的確にリファレンスされ意志決定や判断に役立てられる。そしてその意思決定が理性的意識を構成してる。
●でも「正気以前の世界」では、ライブラリーの本棚が地震でひっくり返ったように、経験記憶知識が無秩序に出力されて、ただひたすら無価値な情報の濁流になってアタマに流れ込んで来る。理性的な意識構成のシステムがぶっ壊れると、人間の脳みそはひたすら、この濁流が渦巻くだけのアナーキー状態。これが「統合失調症(精神分裂病)」というなら、良く出来たネーミングだ。意識を統合できないんだ。始終分裂した情報に翻弄されるんだ。オッソロしい病気だ。


●この「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html


そんなコトで、金曜日の通院はツラクてたまらなかった。
●バスに乗る時、おばあちゃんのカートを「持ちましょう」と手伝ってあげたクセして、バスを降りてみたら、そのおばあちゃんの方が歩くのが速い。たかが、下北沢~池尻大橋の往復で、2回も喫茶店休憩入れないといけない体タラクだ。

●でマンガ喫茶で読んだマンガがコレ。

森恒二「ホーリーランド」13~15巻

森恒二「ホーリーランド」13~15巻。
●あるイジメられっ子が、その苦しみを爆発させるように天才的な格闘センスを開花、ストリートファイトの世界で”不良狩り”と畏怖されるカリスマになる物語。路上で出会った敵、ライバル、仲間たちとの交流で、生まれて初めて存在を認められる境地に至る。しかし、彼の街下北沢は、若者を相手にした脱法ドラッグ流通で荒廃しようとしていた。タイマン勝負とは違う組織的抗争に、主人公ユウはどう立ち向かうのか。

●ボク自身は、ヤンキーカルチャーにも裏社会にも縁はないが、それをテーマにしたアウトローマンガは何だか好きだ。

高橋ヒロシ「WORST」18巻

高橋ヒロシ「WORST」18巻。
●外部から札付きの用心棒を引き連れて街の覇権を握ろうと謀る天地寿の勢力に、主人公・月島花率いる鈴蘭高校一派と、鉄の結束を誇る組織・武装戦線がとうとう全面衝突へ。

和久井健「新宿スワン」

和久井健「新宿スワン」
●これ「ヤンマガ」の連載でずーっと読んでいるんだよね。主人公は、歌舞伎町の路上に立つスカウトマン。風俗業会の一角を担う「スカウト」の知られざる世界を鮮烈に描く(筆者、元スカウトの人?)。連載段階の話題では、闇金融の策略に陥れられた主人公タツヒコが、復讐に奔走する。絶対コレもっと読まれるべきだよ。

南勝久「なにわ友あれ」

南勝久「なにわ友あれ」
●これも「ヤンマガ」連載。この前「ナニワトモアレ」から改題。舞台は平成2年、大阪環状高速道路を爆走した「大阪環状族」の青春を描く。主人公・グッさんは大手チームとの抗争を経て、独立チーム「スパーキーレーシング」を立ち上げる。そこの新参メンバーテツがこれまたとんだ跳ねっ返りで目が離せない。

木多康昭「喧嘩商売」

木多康昭「喧嘩商売」
●もちろん「ヤンマガ」です。どんだけ「ヤンマガ」好きかって。天才的喧嘩センスを持つ高校生主人公・十兵衛。とんだおフザケギャグを織り交ぜつつ、劇画調の息詰まる格闘シーンは、ルール無用で過酷で残酷。決定的敗北を喫した十兵衛は、更なる技の修練のため、師匠・入江文学と行動をともにし、ヤクザ狩りに精を出す。

闇金ウシジマくん 8

真鍋昌平「闇金ウシジマくん」
●これは「スピリッツ」連載です。これも大分ピカレスクですわ。冷酷無比の闇金稼業を通して、格差社会の底辺を彷徨う人間群像を描く。「引きこもりニート破滅」編が終わり、次なる新章が楽しみ。

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