ソフトバンクのキャンペーン、「スーパーフライデー」を初めて利用したよ。

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●毎週、ショートメールで送られてくるこのご案内、忙しい金曜日にチャンスはなくて、ボクは全部スルーしてました。でも娘ヒヨコ中学三年生はマストで活用、学校帰りのコンビニの前に友達を待たせてアイスを無料でゲットしてくる。ミスドとのコラボの時も行列に並んでドーナツもらってきてたな。うーん、このキャンペーンの磁力はすげえとみた。
●で、珍しく余裕があった今週金曜日の夜23時。ワイフと二人で近所のセブンイレブンまで歩いて、ホットコーヒーをゲットした。少々いつもよりもお客が多い気分で、アイスクリームはすでに品切。ぼくらも無料コーヒーだけじゃなくて、ついでの買い物をしちゃった。結局ソフトバンク&セブンイレブンにキッチリウィンウィンなメリットがあるんだねー、と体感しました。

「買い物」体験の「UI/UX」ってのは、丁寧にデザインされるべきだな。
「ユーザ・インターフェイス/ユーザ・エクスペリエンス」。耳タコになるくらいに各方面で聞かされるキーワードだが、実はこのへんを総合的にデザインできる職能って、いまだ存在しない気がする。もちろん狭義のスマホサービスデザインの専門家はいるだろうが、実店舗誘導や商品へのリーチ、そして購買というリアル行動まで包括したデザインやプランニングって、誰がこなせる仕事だろうね?ソフトバンクのキャンペーンだって、基本的にはショートメール&テレビCM大量出稿という古典的な動機トリガーだけで動かしてるし。まー別業種との巨大流通を伴うコラボはそれなりの大調整が必要だろうけど。
●ただ、キャンペーンに乗っかった一消費者になってみたら、いつものコンビニでわざわざスマホ画面を提示って行為が、奇妙なダンドリで面白かったよ。なんとなく顔だけは知ってたバイトさんとマニュアル想定外の会話することが初めてだし、そのバイトさんが実は中国系の留学生らしくナニゲに会話に難アリとか新発見があったし。名札みたら「ち」と一文字書いてあった。ひらがなで「ち」って…どんな漢字書くんだろう?


新しい「買い物」体験、をデザインする冒険。
●アプリ「LIVE SHOP !」というアプリが最近ローンチした。これがなんだかオモシロイ。
●てっとり早く言えば「インフルエンサー・マーケティング」+「Eコマース」だ。

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SNSで活躍しているインフルエンサーの女の子をキャスティングして、彼女たちのオススメアイテムをプレゼンテーション。ユーザーは画面下段中央のカートボタンからその商品を購入できるって仕組み。サクッと表現すれば、ただそれだけ。しかし、これがなんだか興味深い。
ユーチューバーのネイティブアド・コンテンツってのは、まーある程度までアプローチが進んでいる。大物ユーチューバーにとっては、再生数に応じて Google から配分される広告費なんか実は微々たるもので、直にオファーされるネイティブアドな商品露出で得られる収入こそがメインの売上になってると聞く。でも、そのアド露出から購入行動に直結って、ありそうでなかった気が。YouTube の仕様は Eコマース直結までの機能はないし、「無料が当たり前」の YouTube 世界観で露骨なEコマースって馴染まない気がする。改めてハッキリ言っとくけど、各々のプラットフォームに定着したユーザー文化は、運営側にも制御不能なくらいの圧力を持ってて、それを乱すとプラットフォーム自体が終わるほどだと思うよ。ニコニコしかり、twitterしかり。ツイキャスしかり。
●ただ、この「LIVE SHOP !」が取り上げるのは若い女の子向けの商品。出演するインフルエンサーたちも、広告事情関係なくオススメのメイクグッズやそれを用いたテクニックを紹介することで評価を上げてきた子たちだ。だから、サービスの世界観として、そこに露骨な購入導線があってもイヤラシサがない。最初からアプリの名を「LIVE SHOP !」と謳った以上、売り買いは当たり前ってブランディングが明確になってる。インフルエンサーオススメの商品は一般流通で入手困難だったりするみたいなので、むしろ便利で歓迎されそうだ。インフルエンサーの配信を楽しみながらそのままその画面内で購入行為まで完結させる一気通貫な「買い物」体験は、ある意味で新しい「UI/UX」のデザインだよね。
●ただ現状は、中高生のおこづかいでも手に入る程度のお値段設定しか扱ってないし、在庫も大きく構えてない(実際に購入できるのは「先着」や「抽選」で選ばれた数人程度)ので、運営サイドも探ってる感じ。ガチで販売流通やろうとすると、商品在庫管理とかアレコレ大変だからね。

●それと、アプリ/サービスの基本性能で注目すべきは、画質が異常に良い!

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●これでわかるかな?左の赤背景が「Live Shop !」、右の黄色背景が「LINE LIVE」。同じ女の子、同じ浴衣姿、だけど、圧倒的に高画質。基本、インフルエンサーってスマホ自撮りベースのローテクな雑さが味な気分があるでしょ?でも「Live Shop !」は専用スタジオを用いているのか?照明バッチリ、カメラ3台にスイッチャーあり、CGスーパーの挿入も出来る。運営の CANDEE という会社の、広告系クリエイティブプロダクションという出自がココに反映されてる。新発見としては「スマホデバイスに画質クオリティなんてどーでもいいよー」は偏見で、やっぱ高画質はバリューを伴うし、デバイスの機能もそれを実現できるパワーがある。スマホでも4K画質がスタンダードってワリとすぐ到来する未来か?

インフルエンサーってどうなのよ?あ、ゆうこすはスゴイ。
●でね、色々な女の子が出演してるんだけど、一人頭抜けた才能を持つ子がいまして。菅本裕子ちゃん AKA ゆうこす。本日のキャプチャー写真に出てる子です。メイクもファッションもわからんボクでも楽しめるバラエティ話術がスゲエ。実は元 HKT48 だったという前歴は後から知った。その時代の男子ファン層を全部入れ替えて、今では「モテる為に生きてるモテクリエイター」と公言、そのモテスキルで女子ファンに圧倒的支持を得ている。「ネオぶりっ子」なんて表現も。
しかもソーシャルの駆使っぷりが激しい。インスタグラムで生配信をして「Live Shop !」での配信を告知。それが終わらぬうちに「Live Shop !」配信がスタート、二系統の配信を同時に仕切って、インスタの観衆を「Live Shop !」へ誘導する。配信中でも自撮りしてそれをその場で LINE の公式アカウントで発信する。YouTubeチャンネルもtwitterも運営しててそれぞれ、10〜20万のフォロワーを持つ。器用だよ、器用すぎるよキミ!
●この前の配信はいきなりハプニングでスタートしてて面白かったー。LINEの告知で「CM撮影オシてやばすぎ!しかも今すっぴん!」と投稿、ロケバス内で着付けしてる写真が飛んでくる。24時配信とド深夜設定なのにスタジオ入り遅刻とは。しかしその遅刻実況をインスタでライブ配信。「Live Shop !」チームも彼女を迎え出てロケバスに途中で乗車、スマホで配信スタート。そのままエレベータに乗って画像乱しつつ、スタジオに飛び込む!ハプニングすらネタ!楽しいねえ。メイクの仕方をレクチャーするのがお題の一つだが、完全すっぴんスタートってのもご一興であります。

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●仕事のトラブルですらソーシャルネタにするゆうこす「ロケ車で着付けしながら移動してる!すっぴんから生配信します!」


●そんなこんなで、「買い物」体験〜人はいつどのようにお金を使うのか?というミクロな瞬間について、モワモワ考えふけってます。
●この前は、生まれて初めてのプロ野球観戦で、東京ドームに巨人戦見に行った、なんて経験もありまして。完全プロ野球知識ゼロ人間の視点から、ああ、こんな楽しい経験がデザインされてて、だからこそ日々ファンは球場に集まり、球場でお金を使うのかーと、色々気づきがありましたー。その時の話はまた後日機会があれば。



●音楽、SUNNY DAY SERVICE の過去と現在。そんでスポッティファイすごい。

サニーデイサービスベスト 

SUNNY DAY SERVICE「BEST 1995-2000」1995〜2000年
●以前の記事で、SUNNY DAY SERVICEAPPLE MUSIC & スポッティファイ限定で新譜「POPCORN BALLADS」をリリースしたコトを書きました。フィジカルメディアどころかダウンロード配信もしないという潔さ!これにさらに注目の続報があって。

曽我部恵一twitter 

サニーデイ・サービス『Popcorn Ballads』収録「summer baby」のミックス/マスタリングを変更しました。数日内に反映され、ダウンロードしたデータも入れ替わります。」

●なに? すでにリリースしたアルバムを、部分的に手直しして更新しちゃうの? 配信流通の世界では、音源が際限なく改訂更新し得るってコト?理屈の上では理解できるけど、パッケージメディア世代のボクには予想もできなかった行為だ!わお!曽我部さんは自分のキャリアを、音楽の質だけでなく、その周辺(流通もろもろ)まで革新しようとしてるんだな。

●そんな彼らの初期キャリアをベスト盤で聴く。SUNNY DAY SERVICE90年代渋谷系の後発バンドとして1994年にデビュー。THE FLIPPERS GUITAR、PIZZICATO FIVE、UNITED FUTURE ORGANIZATION などなど、かなりスノビッシュな連中揃いだった渋谷系文化においては、どこかイモ臭い印象さえ感じてた。「80年代ネオアコ再評価」という渋谷系の基盤フォーマットを通り越して「70年代フォークロック再評価」から「はっぴいえんど再評価」までスローバックする突き抜けたアプローチには、小西康陽さんの「ソフトロック再発見」と一部共振しつつも、あまりに昭和テイストが濃すぎて当時はややついていけなかった…。その意味でボクはこのバンドの良いリスナーじゃなかった。リアタイな思い出としては、1995年ごろ原宿の小さなDJバーで彼のソフトロックな選曲を聴いて、その中に違和感なくはっぴいえんどのアップな名曲「はいからはくち」が織り込まれてカッコいい!なんて思い出はあったな。曽我部さん、その夜は最後泥酔してた。20年以上前のコトだよ。
●ほー。やっぱツヤツヤ最新形なファンクネスをクールに鳴らす新作「POPCORN BALLADS」とは趣が全然違うよ。素朴なフォーキーさと、バタ臭い昭和歌謡曲グルーヴと、センチメンタルな温もりが奥ゆかしいアナクロニズムがとても愛おしいよ。なんだか STEPHEN STILLS & THE MASANAS みたいなモノを連想させるのさ。もうちょっと枯れ寂びたら NEIL YOUNG までいくみたいな。和物で言えば小坂忠な感じでしょうか。そしてそのままティンパンアレー人脈の系譜へ。ズバリ70年代。ディスク1はシングル曲や有名曲中心だけど、ディスク2はマニアックなライブ音源などなどで、味がより濃口でありました。SLY STONE の日本語カバーまで演ってるし。この70年代気分に90年代当時影響を受けたボクの友人Aは、ブーツカット〜ベルボトムにチューリップハットに無造作なマッシュルームヘアを決めて普通に会社に通勤してた。わー振り切ってるなーと思ってたよ。そもそもの素材がイケメンだから、いい味出してたけど。
●ただ、昔から一番大好きな曲「青春狂走曲」は、最新作にハッキリしてるしなやかなファンクネスをシッカリ握り込んだ曲で、このバンドが最初から現在まで一貫して鮮やかなダンス感覚を備えていることを証明してる。温かいオルガンが元気よく鳴ってる気分は70年代スローバックな気分だけど、珍しくラップ直前まで詰め込んだリリックが楽しくリズムに弾んでひたすら陽気にグルーヴする様子が、この20年間耳から離れない。「そっちはどうだい うまくやってるかい こっちはこうさ どうにもならんよ 今んとこはまあ そんな感じなんだ」どうにもならなくても、どうにかなるような気がしてた20歳台の根拠のない自信が、キラキラ眩しいよ。
●彼らの当時の音源をリリースしてた MIDI というレーベルは、半分メジャー半分インディみたいな微妙なバランスに位置してたけど、ネットで調べたら今でもきちんと活動してるようだ!うわー頑張ってるんだねー。当時は渡邊文武さんという名物ディレクターが活躍していたはず。


●おまけ。スポッティファイはやっぱり便利。

スメタナ/連作交響詩 
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団/小林研一郎「スメタナ/連作交響詩『我が祖国』」2008年
スポッティファイで聴いてます。娘ヒヨコが音楽の試験に出るっていうんで。リビングでヒヨコが「モルダウ〜モルダウ〜」と唸ってる瞬間に、スパッと本場チェコの演奏家のパフォーマンスが高音質で再生できるってやっぱ素敵ね。さすがにボクもこの手のクラシックのCDまでは買い集められない。
●オーストリア=ハンガリー二重帝国に併合されちゃってた19世紀チェコの境遇を、国内一番の大河に想いを馳せて作曲されたモノ。しかも晩年を迎えた作曲家スメタナは健康を損なって片耳失聴状態だったとな。モルダウ川はドイツ語の呼称で、チェコ語ではヴルタヴァ川と呼ぶらしい。そんで東欧最大河川のドナウに合流していく。






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