最近は朝鮮戦争の本を読んでたんだ。
●こんなに北朝鮮危機がヒリヒリしてるのに、そもそもでなんで朝鮮半島は二つに割れたのか、ボクは知識がナイと思っちゃったからだ。

朝鮮戦争

神谷不二「朝鮮戦争 米中対立の原形」1966年
「朝鮮戦争のことを知らない」という動機で本を探し始めたんだけど、そもそもで朝鮮戦争をキチンと扱った本がない!という現実にぶち当たった。渋谷のジュンク堂なら専門書があるだろうと思ったらカユイ所に手が届かない。しょうがないからアマゾンから探ったのがこの本なのだけど、なんと初版が1966年。まだアメリカがベトナム戦争やってる時代だよ。実は、このへんの研究って史料が少ないのか難しいのかな?この著者も本の中で言及しているが、ともかく史料が少ない。結果的にソースはアメリカ政府&アメリカ軍及び関係者の回想録がメインで、この本はアメリカがいかにこの戦争を戦ったか、という部分に偏っている。最初に戦争を準備させたであろうソ連の動向や宣戦布告なく「義勇兵」を送り込んだ中国の動向はあくまで推測メインだ。さらに一番の問題は、国土を蹂躙された朝鮮半島の人々の声が全然聞こえない。初代韓国大統領の李承晩ですら脇役にすぎない。軍の統帥権をアメリカ=国連軍に持ってかれた彼はリアルに脇役にしかなれなかったのかもしれないのだけれども。
●ソ連の指導の元、周到に準備された北朝鮮の侵攻、たちまち釜山一帯まで押し込まれた韓国&アメリカ軍、そこにマッカーサー立案の仁川上陸作戦で大逆転、一気に北朝鮮を平定するかと思ったら中国軍の介入、結局戦線は38度線で硬直して、休戦協定は遅々として進まずまるっと2年もかかりました。って流れ。投入されたアメリカ軍は30万人以上。これに韓国軍と16か国の国連軍。民衆がどれだけ死んだのかはよくわからない。
●アメリカは日本の戦後処理&占領統治まではアタマが回ってたかもしれないけど、朝鮮半島情勢は完全に後手に回ってた。アメリカ中心の史料は泥縄式な判断で混乱する政権の判断を明らかにする。トルーマン大統領とマッカーサー司令官がすげー対立してたって事実がハラハラする。実は中国だって体制は整ってなかった…だって中華人民共和国が建国するのは1948年で、1950年の朝鮮戦争勃発以前は国土全域掌握でいっぱいいっぱいだったのだから。台湾問題もホットだったしね。ソ連だけは着々と共産化を指導してたみたいだけど、ともかく日本の統治が終わっても激しいカオスがここにはあったんだね。
●さて、現在のトランプ+キムの過激な舌戦はエスカレートするばっかだけど、とりあえず戦争になっても高性能なアメリカの爆撃技術で北朝鮮の拠点を瞬時に叩きのめして終了!みたいな気分があって、ならばとっとと殺っちまえ!な雰囲気を世間の空気に感じる。だけど、1950〜1953年の朝鮮戦争を見る限り、そんな簡単には絶対片付かないって!あの時アメリカ軍が本気出しても北朝鮮は潰せなかった。初めは海軍空軍で片付くという見込みは当時もあったのに結局陸軍をドッカリ投入ですよ。あの時は原爆は使わないとアメリカ軍側が決断したからよかったけど、今回は双方いつでも水爆ブチ込めますよってモードじゃないですか。そしてそのミサイルは日本にも届く!
●どこにあるかわからんけど、韓国人当事者の視点で語られる朝鮮戦争の本を探したい。南北離散家族問題は今でもホットイシューでしょ。植民地支配した日本に対する反感があるとして、日本もやらなかった国土全域を焦土にしたアメリカ軍の戦争遂行に反感は起こらなかったのか。アメリカ軍の下でどんな思いで韓国人は同じ民族同士で殺し合いをしたのか。はっきり言って猛烈に残酷な歴史ですよコレ。


●今日は、職場の同僚ドリーくんに教えてもらった音楽。イギリスのアイドル!

CONNIE TALBOT「OVER THE RAINBOW」
CONNIE TALBOT「BEAUTIFUL WORLD」

CONNIE TALBOT「OVER THE RAINBOW」2007年
CONNIE TALBOT「BEAUTIFUL WORLD」2012年
彼女は6歳の時にイギリスのオーディション番組に出演。優勝は逃したものの、その愛くるしい歌唱に全英が惚れ込み、たちまち人気者としてCDデビュー。その後も着実に音楽活動を続けて今や16歳。最初は前歯抜けてるお嬢ちゃんだったのが、立派な美人さんに育ち、ティーンセレブとして活躍中らしい。へー。
●同僚ドリーくんは彼女のインスタグラムをフォローしててその動向をチェック。彼女の使ってるデジタルガジェットをアマゾンで取り寄せたいと思うも、日本じゃ取り扱いがないと身悶えている。30代中盤に差し掛かるドリーくんがイギリスのティーンに夢中ってのはチト微妙と思いつつも、スポッティファイには彼女の音源がしっかり網羅されてたので早速聴いてみた。
●デビューアルバム「OVER THE RAINBOW」はさすがに6歳のパフォーマンス。舌ったらずだけど愛らしい声で数々のカバー曲を丁寧に歌ってる。表題曲みたいなスタンダードポップス、映画「サウンドオブミュージック」「FAVOURITE THINGS」みたいな曲から JOHN LENNON「IMAGINE」、WHITNEY HOUSTON「I WILL ALWAYS LOVE YOU」、BOB MARLEY のレゲエクラシック「THREE LITTLE BIRDS」までやってる。サッチモ「WHAT A WONDERFUL WORLD」もナニゲにイイ感じ。JOSH GROBAN「YOU RAISE ME UP」がハマってた。ダイナミックな声量を前提としたクラシッククロスオーバーなこの曲を、スーッと違和感なくヤリこなしてたのは、彼女の天性のセンスか。
●もうちょっとお姉さんになった段階の「BEAUTIFUL WORLD」はローティーンながら徐々に声が落ち着いてる。ドリーくんはここに収録されてる「LET IT BE」が大好きらしい。ボクは MICHAEL JACKSON「HEAL THE WORLD」がイイなと思った。あと一曲目がいきなり BRUNO MARS「COUNT ON ME」で始まるとか。MARIAH CAREY「HERO」もヤリこなしてる。なんだかカバーセンスが海外ドラマ「GLEE」と似てる感じがして妙に親近感を感じるんだよなー。作詞作曲を自分でこなした「BEAUTIFUL WORLD」がファンにとっては注目なのかな。
●2014年のシングル「GRAVITY」では「アナ雪」「LET IT GO」もカバーしてる。ディズニーやミュージカルが好きな娘ヒヨコはこの辺に反応してたな。

ONE DIRECTION「UP ALL NIGHT」

ONE DIRECTION「UP ALL NIGHT」2011年
●そもそも同僚ドリーくんは、熱心なパンクキッズで普段は HI-STANDERD とか BRAHMAN みたいなジャパニーズハードコアの話しかしないのですよ。なのに、トキドキ突然ピカピカのポップソングにハマって楽しそうにオススメしてくる。実はイギリスのアイドルグループ ONE DIRECTION も熱心にオススメされたよ。ONE DIRECTION といえばドリーくんとイメージが固く結びついてるほど。でも彼らの楽曲も「GLEE」でたくさんカバーされた気がする。このデビューアルバムの一曲目もカバーされた。「GLEE」の曲は全部ボクは好きだから、このアルバムをオススメされた時もスッと馴染めたよ。
●このへんの男性アイドルグループって時代時代で誰かがどこかで活躍してるよね。BACKSTREET BOYS とか 'N SYNCJUSTIN TIMBERLAKE を輩出)とか。もうちょい古いと TAKE THATROBBIE WILLIAMS を輩出) か。誰かが一人ブレイクを果たして独立してくパターンがありそうだな。人気メンバー HARRY STYLES は最近ソロ活動を始めたんじゃなかったっけ?と思って検索したら、映画「ダンケルク」で俳優デビューしてるとな。「ダンケルク」、やっぱ観に行こうかな。もうやってないか。
●あ、ドリーくんはパンクキッズでもあり、欧米のアイドルウォッチャーでもあるが、ヘヴィなアニメオタクでもあって、決して開封されないブルーレイボックスセットを無限に買ってしまう男でもある。だからアニソンへの造形も深い人の趣味を色々教えてもらうって楽しいね。
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