●来週末は衆院選挙だけど。
ウチの投票所の場所が変わったんだよね。お知らせがポストに入ってた。
●公民の授業を受けてる中三女子の娘ヒヨコが「これは、一票の格差を是正するための区割り変更?」とか、らしいコトぬかしてナマイキと思ってたら、今回マジで世田谷区の一部がお隣の選挙区に取り込まれてしまったようだ。しかもその境界線がワリと近い。三軒茶屋や池尻、太子堂あたりまでが別の選挙区へ。いやいや、そもそもでウチって東京の第ナン区なんだ?最初から世田谷区の外の扱いか?知らない…。(その後、ウチは世田谷区メインの東京第6区であることが判明)
「永遠の浮動票」としてその場の気分で投票するけど、20歳で選挙権ゲットしてから一回も棄権したことないのがボクの自慢。新しい投票所に行っても、その場で選挙公報見て(係の人にお願いすると見せてくれます)、その場で一番いい感じの人の名前を書きます。


AMAZONがまた新サービスを始めたね。
「PRIME READING」。AMAZON のプライム会員は、これで、映像&音楽に続き、書籍/雑誌/マンガの読み放題サービスまで享受できるようになった。送料免除を動機にプライム会員になったボクから見ると、後からドンドンサービスが追加されて完全に主客逆転になってる。もうプライム会員やめられんわ。
●この新サービスで何が読めるのか、今後ちょっとづつチェックしてみよう。さしあたりマンガ「中卒労働者から始める高校生活」1〜3巻を読んでみた。しかし4巻以降は KINDLE で購入せよとな。うーん、主だった狙いは、KINDLE UNLIMITED の普及促進なのか。

「中卒労働者から始める高校生活」

佐々木ミノル「中卒労働者から始める高校生活」1〜3巻
●訳あって普通の高校に進学しなかった青少年が、通信制高校で青春生活を取り戻す物語。著者の実経験に基づくお話らしい。中卒で工場に就職した主人公は拭いがたい劣等感にさいなまされてて、周囲にササクレ立ったオーラを出しまくってケンカも辞さない(でも弱い)。でも深窓のお嬢様と恋愛モードになって…のラブストーリー。20年の停滞が生み出した格差社会が、普通に恋愛マンガのバックグラウンドになる時代になったのね。今月の総選挙で自民党が公約する「人づくり革命」は、このマンガの主人公の劣等感も解消できるのかな。


●さて。

オンラインサービスで、映像/音楽/出版などなど多岐にわたるコンテンツが流通しちゃうと。
実店舗の流通は、やっぱりピンチに追い込まれるよね。

●とりあえず、TSUTAYA が自分たちのビジネスを大きく改造し始めてる気がする。
「ASCII.jp×デジタル」に掲載されてた記事「TSUTAYAが最近やたら閉店している件について」http://ascii.jp/elem/000/001/567/1567589/)によると、すごい勢いで各地の TSUTAYA が閉店しているとか。7月で7店舗、8月で10店舗、9月で11店舗。※記事を執筆したブロガーさんO.D.A.氏の調査。「6月以前の閉店は月に多くて5店程度でしたから、これはただ不採算店を閉鎖しているだけではない」。主だって大都市の郊外エリアの店舗が撤退対象になっているらしい。これは、「ご近所の TSUTAYA」ではなく「わざわざ来てもらう滞在型の施設」、日常生活のチャリンチャリン小銭に依存する「ケ」のビジネスから、一人あたりの消費金額・消費時間を最大化する「ハレ」のビジネスに転換していく最中と分析されている。
●その一方で、TSUTAYA は、月額1000円でDVDレンタルと動画配信が見放題になる「TSUTAYAプレミアム」のサービスを発表。ネフリ/Hulu/Amazon などのオンラインSVODサービスに競合していく施策も実施。従来から存在していた動画配信サービス「TSUTAYA TV」は彼ら自身の店舗ビジネスとカニバってるとボクは思ってたんだけど、ここに来て、TSUTAYA実店舗サービスとオンラインサービスをとうとう統合した。
●これは象徴的な事件だよ。「ご近所の TSUTAYA」は姿を消してスマホの中に潜り込み実店舗は目一杯オシャレに作り込んで、書店やカフェを呑み込んだ「わざわざ来てもらう滞在型の施設」になる。加えて徳間書店の買収もニュースになったっけ。コンテンツ流通の川上までポートフォリオを拡大して生き残る。なるほどー。

●とにかく、今のママではヤバイ。そんな危機感。


●その TSUTAYA がいない我が下北沢の街でも、ちょっとした出来事が。
下北沢を中心に栄えているレンタルサービス DORAMA がレンタル部門を縮小すると宣言。旗艦店が一時的にクローズした。
現在のレンタルショップを縮小して近くにある中古ゲームソフトショップの二階に移転。その際にCDとマンガのレンタルサービスを終了する。移転先のゲームショップは中古CDの取り扱いもあるのだが、それも終了。ああ!CDを売るお店がまた減るのか!今はそのお知らせが店内にたっぷり貼られている。

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そもそも DORAMA ってどんなお店?
DORAMA は下北沢を起点にして都内〜多摩地区&神奈川方面にかけて、DVDレンタルや古本販売、ゲームセンターなどをチェーン店展開する企業だ。ボクが下北沢に暮らし始めた2003年当時は、この街にも TSUTAYA は存在していて、DORAMA とレンタルサービスでガチガチに競合していた。ところが下北沢駅に店舗が近すぎた TSUTAYA は小田急線地下化工事の関係で建物ごと立ち退く事となり、以後10年ほどこの街は DORAMA の独占市場だった。1982年に会社組織を立ち上げた DOMARA にとっての最初のお店が下北沢とあって、この街が彼らにとっても最高のホームであるはず。
その10年ほどで下北沢 DORAMA は事業の多角化を図って、現在は下北沢だけで9つの店舗を持っている。レンタル店、古本店、中古ゲーム/CD/トレカ販売店、三軒ものクレーンゲーム店、貴金属/ブランド買取店、下北沢らしく古着屋さんまである。前はカフェも経営しててボクはよく通ってたんだけどそれは撤退したのかな。そんな中でも店舗面積最大だったのが、この移転対象となったレンタルショップだった。駅から徒歩1分程度の優良立地でもある。それを放棄しちゃうのか。衝撃のニュースだ。
確かにSVODの時代になってから、ボクも足が遠のいたし、お客さんも減った気がしていた。レンタル落ちCDの激安ワゴンをチェックするために、しばしばお店には立ち寄るんだけど、最近はイイものも出なくなってたし。ただ、マンガレンタルは購入するより経済的なので最近ハマってたトコロだった。うーん、やっぱ残念。
●実際のところ、レンタル事業は厳しくなってきていて広い面積の店舗を維持できなくなってしまったらしい。ボクがアレコレ聞いてみたら店員さんが言葉短くボヤいてたよ。しかし、原点の事業を縮小するのは悔しい気持ちだろうな。

●様々な施策を打つ TSUTAYA に対して、完全なインディ勢力である DORAMA は今後をどのようにサヴァイブしていくのか?大手資本を単純に受け入れない下北沢の特殊な商圏(というか大手がガチで構えるほど実は商圏が大きくない気がする)の中で、独自色を出してきた DORAMA には今後もガンバってもらいたい。が、ヤバイのかなあ??
●さしあたり、CD&マンガの放出セールはちゃんとチェックしよう。イイ値段で出ればたくさん買っちゃうかも。



●なもんだから、先週は慌ててコミックレンタルを利用して、マンガを読んだ。

ゴールデンカムイ

野田サトル「ゴールデンカムイ」1〜11巻
開拓時代の北海道を舞台にアイヌを取り扱った名作といえば、手塚治虫「シュマリ」が有名、とか言っちゃうのはボクがオッサンだからか?でもこの作品に興味を持ったのは「シュマリ」からの連想がキッカケだったのは間違いない。箱館戦争を生き残っていた土方歳三が登場するとか、同じアイディアが混じってるしね。
日露戦争からの帰還兵とアイヌの少女が、隠し金塊の争奪戦に加わる冒険譚…と、一口でいうと奥行きのないシンプルな設定でそんなに期待できないかな?と思ってたけど、読み進めていくうちに目が離せなくなってきた。というか、この作家さんのアイヌ文化への勉強ぶりがスゴすぎて、敬意を抱かずにはおれなくなってしまった。
●北海道独自の動植物を細かく描き、その動植物がアイヌの人々とどう関わっていたのか、狩猟や採取の方法から料理の仕方まで細かく描く。原野や山林の中でのサバイバルの中で、捕えた動物を丁寧に調理し食す様子は、ジビエどころか完全なゲテモノなのに(リスの脳みそに塩かけると美味しい!)、よくたたいてツミレ状にしてギョウジャニンニク他山菜と一緒に鍋で茹でるとかしてて、ナゼかもうメチャメチャ美味そうに見える!昨今ブームのグルメ漫画に劣らぬテンション!
●さらにアイヌ語を登場人物の会話に折り込み、その自然観や宗教観に言及し、ユーカラ由来の神話を語る。衣装のアイヌ文様も図説を用いて忠実に再現しているようだし、同時代の東北マタギ文化にも言及が及ぶ。日露戦争直後の陸軍が使用してた銃器のデティールも緻密。どのライフルにどんな銃弾が装填できるのか理解して描いてる。すげー取材してるじゃん!ここまで勉強して物語を描いてるなんて素晴らしすぎる。ボクはこういう真面目なクリエーターさんが大好きです!



●音楽ブログだから、音楽のことも書かないと。

FKA TWIGS「LP1」

FKA TWIGS「LP1」2014年
●季節の変わり目の影響か、すでにかなりポンコツなボクの自律神経が大分イカれ気味で、最近は極端な不眠と関節の痛みに眼精疲労と頭痛のコンボ攻撃と、ホントにヘトヘトな毎日を送っております。先週は会社に出られない日が二日もあったよ…。
●もうそういう状態になると、ナニを聴いたらいいのかわからなくなってしまう。うーん、もうアタマがパンクしそうです!という所に目についた一枚がコチラ。ああ、この不思議な女の子の音楽は、今のボクの神経にうまくフィットする!
ダブステップからさらに要素を削り落とした静謐なトラックはチルアウト作用すら含んでる。そんなミニマルな虚空の中で一人、深いエコーにしっとりと湿って歌う彼女の姿が美しいのです。賛美歌のようにも聴こえる彼女のボーカルは、ダブに漂いながら道なき道を切り開いていくように、行く先の読めないメロディを暗闇の中で掴み取るようで。地下鉄銀座線の混雑の中で両耳のイヤホンからこの音響を突っ込んで、世間の雑音を全てキャンセルしてしまった瞬間の至福が中毒的だった。
●このCDは発売直後から高い評価を浴びてた話題作だったけど、ぶっちゃけエクスペリエンタルでアヴァンギャルドすぎるように思えて、当時はうまく聴けなかったのですよ。JAMES BLAKE の延長なのかなーとか、THE XX と同じレーベルなんだよなーとか。ただ、その頃の流行の中で解釈しようとするより、自律神経の本性が求めるままにこの音を貪る今の方が、正しい聴き方なのではないかと思うよ。







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