元 SMAP の香取慎吾/草彅剛/稲垣吾郎が ABEMATV に降臨した。

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「72時間ホンネテレビ」と題された番組。72時間ぶっ通しの生放送だとさ。
インターネットでのタレント肖像露出を極端に避けるジャニーズ事務所のファナティックな過剰反応はスゴイ。アマゾンでCDを買おうとしても、本人肖像を含むジャケは掲示しない。雑誌で表紙を飾っても、その雑誌がネットで販売されるときはその肖像部分をくり抜いて掲示しなければならない。主演ドラマの公式ホームページでも本人肖像がなかったりイラストになってたりしてる。HuluやTVerなどの公式サービスでのドラマ配信は最近は出てきているが、バラエティの配信は解禁されてない。実はCS放送にもほとんど出てない。この徹底ぶりはなんなの?だから事務所を脱退したこの元 SMAP が堂々と ABEMATV に登場するのはある意味で特殊な光景だ。それが見たくて普段はあまり見ないABEMATV をチェックしてる。
●…でも、ジャニーズタレントがネットに出てきても、別に特別なコトは特に起こってないね。もちろん視聴者数は記録更新で、ソーシャルバズもスゴイしネットニュースも追従してる。デカイ事件だろうけど、内容は、普通の配信だ。段取りの甘さとかは配信の持ち味だとしても、なんだかツマラナイ企画も多くて。サイバーエージェント藤田社長の軽井沢別荘がドン引きするほどの豪邸で、そこに用意した豪華な食事と高級ワインをダラダラ飲みながら、大金を賞金にしたクダラナイゲームに興じる様子は、庶民感覚から見るとぶっちゃけ下品に見えた。みんな酔っ払ってるだけだし。
グチャグチャの解散〜脱退を経て、やっと元 SMAP 三人が晴れて再始動する貴重なセレモニーであるはずなのに、これじゃ三人にとって悪印象を作りうる逆パブになってしまうのでは。再出発のお祝いの気持ちから参加してくれたゲストさんへのおもてなしがなんだか粗末で、なんだか見てるコッチが申し訳ない気持ちになる。72時間生放送というパッケージが既に3人にとって負荷が高すぎて、タレントとしての技量が小さく見えてしまうのも損。慎吾ちゃんだけがガンバって、他2名は無力ですみたいな。
●あと、縦軸コンセプトの、三人が初めてソーシャルやります、色々教えてください、みたいな体裁も、既に40歳をすぎてしまったオッサンタレントの情弱ブリをイジってるだけに見えて痛い。
でも、コレでイイのかな。これが新しい感覚なのかな?今回はなんだかいっぱい広告入ってるし。テレビよりもCMの尺が長い気がしてイラつくほど。それと、番組テーマソング「72」を三人のボーカルで録り下ろしてるみたいなんだけど、これはいい曲だな。SMAP の音楽がジャニーズの中でも品が良いのを思い出した。ちゃんとフルで聴きたい。


CDを300枚近くダンボールに詰めて部屋から出したら。
●やっと床が見えてきた。
次はマンガと本を片付けないと。
●とかやってると、ついついマンガを読んでしまう。

●ということで、マンガのことを書こうかな。

市川春子「宝石の国」7

市川春子「宝石の国」7巻
●娘ヒヨコと楽しんでたこのマンガが、この10月にアニメ化スタート!映像化ってのは確かに嬉しいけど、期待値が上がってしまって、どうしても辛い点数をつけてしまいガチ。娘ヒヨコはいつでも原作至上主義だから録画を見もしない。でもボクから見ると今回の作品は映像になることで想像の幅がむしろ広がっていくようだ。原作ではバラバラに砕けがちな主人公が頭まですげ替えられてキャラが変わってしまった次第。文章で書くと不気味だけど、登場キャラは皆人間ではなく鉱物なので。

東京喰種 re13 「約束のネバーランド」5

石田スイ「東京喰種 :RE」13巻
白井カイウ/出水ぽすか「約束のネバーランド」1〜5巻
●人肉しか食べることができない「喰種(グール)」と、捕食される側の存在である人間の終わることのない闘争。主人公は今や「喰種」側のリーダーであり「喰種」が平和に暮らせる社会を模索している。一方、人間勢力は「喰種」の生物学特性を人間に埋め込んだキメラ的怪物を量産して「喰種」の絶滅を目指すが、もうこのキメラ人間兵器が凶暴でドン引き。怒涛のバトルマンガで誰がどこで誰と戦ってるかワカラン。果たして「喰種」の平和など訪れるのか。
●一方、「ネバーランド」は「少年ジャンプ」連載マンガの中で、娘ヒヨコがハマったマンガ。ある平和な孤児院。そこに育つ子供達は自分たちの世界が虚構に塗れていることを知る。実はこの施設は「食用人間」を「鬼」に供給するための育成牧場で、自分たちは12歳になる前に「出荷」されると。5巻にして子供達は施設脱走を達成するが、外界はもっとワイルドで危険だった。
「東京喰種」の主人公が目指す社会は、一義的にマイノリティである「喰種」への迫害/ジェノサイドを止めて安寧を得ることだと思うけど、突き詰めれば「喰種」の平和は食用人間の安定供給になっちゃうだろう。そうすると「ワンダーランド」に描かれるような「鬼」が支配する人間の「育成牧場」運営が究極到達点になるかと。「喰種」「ワンダーランド」同じ世界観の両極端を視点を変えて眺めてるってことになるな。
●最近は人間が食べられる、って設定が多いな。諫山創「進撃の巨人」もそこから始まった。蔵石ユウ「食糧人類」もそんな内容なのかな?まだこれは未読。

日本橋ヨヲコ「少女ファイト」14 新川直司「さよなら私のクラマー」1

日本橋ヨヲコ「少女ファイト」14巻
新川直司「さよなら私のクラマー」1〜2巻
●先日の「バレーボールグランドチャンピオンシップ2017」のHulu配信で、ちゃんとバレーボールの試合を観た結果、この「少女ファイト」がますます好きになったね。対戦チーム全員の戦う動機を丁寧に描いていくからコッチも疲れるほど。この作家さんは本来めっちゃシリアスにエモい人だし。
●一方でヴィレヴァンに平積みされてた女子サッカーマンガ「さよなら私のクラマー」もレンタルで手にとってすごく楽しんじゃった。まだまだマイナーな女子サッカーならではの特殊事情を含めてアレコレがこれから描かれそう。「クラマー」ってのは、サッカー日本代表の基礎を作ったドイツ人監督、デットマール・クラマーに由来してるのかな。1970年代オランダの名選手ヨハン・クライフに由来してる作品、手原和憲「夕空のクライフイズム」ってマンガもサッカー少女一名がイイ味出してた。
●ボク自身は一ミリもスポーツ要素のない人間だけど、スポーツマンガには結構ハマっちゃうのよ。スピリッツ連載の小林有吾「アオアシ」も好きだし、モーニング連載のツジモト「GIANT KILLING」も好き。

村田雄介「ワンパンマン」13 堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」15

村田雄介「ワンパンマン」13〜14巻
堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」14〜15巻
「ヒーロー協会」「ヒーロー育成校」のような組織と、「怪人協会」「敵(ヴィラン)連合」という対抗組織がバトルする構造は、絶対的な善悪の対抗という座組みでわかり易いかもしれないけど、現実世界にはそんな構造存在しないって意味でとっても陳腐に見えるのも正直な感想(キム氏もトランプ氏も同じだけ大人気ないのを連想する)。ただ「ワンパンマン」はそんな組織対立の枠組みを全て無邪気無自覚なワンパンチでブッ壊す主人公が、天然のママ偶然の活躍をしていくトコロが痛快。「ヒロアカ」学園生活を通した少年の成長物語で、実は仲間同士の切磋琢磨がテーマ。構造が単純だと主人公の動機付けも純粋で、そこに惹かれてしまうのです。
●あ、それと「ヒロアカ」の脇役で、カエルの能力を持つ地味な少女(最初は性別すら不明だった)が、作者のテンションの中でどんどん可愛くなっちゃって、今や主要キャラになっちゃったのが、読者としても嬉しい。蛙吹梅雨(あすい・つゆ)ちゃん、頑張ってくれ!


●配信で映画も見とるで。

JUNSTIN TINBERLAKE 主演の映画「タイム」

JUNSTIN TINBERLAKE 主演の映画「タイム」2011年を観た。ネットフリックスで。
人間の寿命を通貨にしたディストピア社会。給与も貯蓄もローンも買い物もバス運賃も寿命の残り時間に換算されて、ゼロになったらその場で絶命。多くの貧困層は明日死ぬかもしれない暮らしをして、わずかな富裕層は不老不死を生きる。これぞハイパー格差社会。
●近未来社会を描いているのに、登場する自動車のデザインが、あえて懐かしの70年代アメリカンスタイルなマッチョっぷりで渋い。基本全部黒塗りで、虚飾を削ぎ落としてる感じがクール。下の写真の車は劇中に登場するパトカーなんだけど、名車ダッジ・チャレンジャー1972年型を改造してる。PRIMAL SCREAM がアルバム「VANISHING POINT」/シングル「KOWALSKI」でモチーフにした1971年の映画「バニシングポイント」でこの車は大活躍するから印象深かった。

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●この流れだと、80年代末から活躍してるイギリスのバンド PRIMAL SCREAM を聴くとするか。

PRIMAL SCREAM「LIVE IN JAPAN」

PRIMAL SCREAM「LIVE IN JAPAN」2003年
●これは2002年の来日公演@ ZEPP TOKYO でのライブを収録した音源。アルバムとしては「EVIL HEAT」2002年の頃で、前半は「EVIL HEAT」の収録曲で突っ走る。別のライブ映像を見たときも思ったけど、スタジオ収録じゃ打ち込み加工を駆使しても、本質的にはゴリゴリのロックバンドだからライブでは小細工ナシでバリバリなんだよねこの人たち。フロントマン BOBBY GILLESPIE のボーカルはフニャフニャしてるけど、そのルーズさもコミにしてバンド全体で激しくロックする。
●中盤の代表曲「ROCKS」あたりから定番チューンが目白押し。前述の楽曲「KOWALSKI」も登場。スタジオ版よりもさらに凶悪になったダブロックに鳥肌。この辺の低音周りがスゲえと思ったけど、そうそうこの時期は THE STONE ROSES のベーシスト MANI が準メンバーみたいな存在でバンドに加わってたコトを思い出した。なるほど、ベースに注目だ!デジロック路線「SWASTIKA EYES」も凶悪。でも、うって変わってのチルアウトダブ「HIGHER THAN THE SUN」がメロウで溶け落ちそう。独特のサイケ風味もこのバンドの重要な持ち味。
●ベスト盤「DIRTY HITS」に収録されてる「AUTOBAHN 66」という曲、知らなかったから嬉しかった。本当に KRAFTWERK の人力駆動みたいなアプローチでクール。

PRIMAL SCREAM「MORE LIGHT」

PRIMAL SCREAM「MORE LIGHT」2013年
●スタイルを次々と変貌させて常に進化を続けるこのバンド、2000年代はデジロック路線で突き進んで来たけど前作「BEAUTIFUL FUTURE」2008年でモータウンサウンドすら連想させる明るさへ転換。そして少々時間を開けてのアルバムがコレ。陽性のロックンロールと甘いサイケがドライブする。プロデューサーはクラブ系のクリエイター DAVID HOLMES なんだ…ハウスのイメージがある人だけど、こういう音楽も作るんだ。
●パラパラと配置されてるメロウなナンバーが耳を引くなあ。「RELATIVITY」のタブラビートを交えたサイケジャムのまろやかさとか、「TENEMENT KID」のワルツみたいなアクセントとか。そして「IT'S ALRIGHT, IT'S OK」。フォーキーでファンキーな70年代風の温もりが多幸感たっぷり。ホッコリしてていいよね。
●この後の最新作「CHAOSMOSIS」2016年はまだチェックしてない。そのうち探そうっかな。





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