●今日は、ヤボ用があって、ワイフと二人で早稲田大学へ。
「會津八一記念博物館」って建物を見つけて、中の展示を見たよ。横山大観の大作や、アイヌの民族衣装などがあった。マヤ文明・パレンケ遺跡の壁画の写しが見られたのが嬉しかったな。
●そんで早稲田から高田馬場まで歩いて、早稲田通りの古本屋さんたちを物色。アウトサイダーアートの巨人・ヘンリー・ダーガーの書籍が買えて嬉しい!



●最近ハマってるのが、スマホゲーム「欅のキセキ」

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欅坂46のメンバーたちと一緒にパスルを解いていくゲーム。メンバーのカードをたくさんゲットしてそれらのレベルを上げながら、カードごとの特殊技能を駆使して数々のステージを解いていく。すると、折り目折り目で彼女たち欅坂46が結成され様々な試練を超えてデビューしていく様子が物語として見せられていく仕組み。プレイヤーであるボクはマネジャーの一人となって、カードになったメンバーに個人的な相談を受けたりとかして、何かと忙しい。
●最初に推しメンとして渡辺理佐 aka べりさ を設定したら、ホーム画面にずーっと彼女がいることになった。もうカードも数百枚くらい集まったけど、一軍として使うのは渡辺理佐&土生瑞穂&長濱ねる&平手友梨奈&尾関梨香あたりですわ。いやいや当然知らない女の子も登場して、こんな子もいるのか…そんなにカワイくないなあ…とか思ったり。
●なんだかんだでボクのレベルは38まで進んで、ステージも全12章のうち10章までクリアしてしまった。ゲーム始めて2週間程度なのに、ハマり過ぎか?課金はしてませんが…このゲームに夢中になって電車降りる駅間違えたりしてる。

というか、欅坂46、がとっても気になってるんですよ。

欅坂46「風に吹かれても」

欅坂46「風に吹かれても」2017年
●グループ5枚目のシングル。このMVにシビれちゃったのですよ。いつものロングスカートをやめて、メンバー全員がタイトなブラックスーツに身を包む。「男たちの挽歌」「レザボア・ドッグス」か。こと不動のセンター・平手友梨奈ちゃん aka てち は髪の毛を思い切りショートに刈り込んで、まるで男の子のよう。そこに岡村靖幸みたいなおっさんメガネかけて、印象がガラリと一変。もう彼女のイケメンぶりにボクは夢中。
●ただ、印象が一変したのは、別に衣装や髪型だけじゃなくて。今回の楽曲は明るいダンスチューンで、欅坂の持ち味である、ある意味での「トゲっぽさ」が薄いスタイルなのですよ。さらに、このMVでは彼女たちのキャリアで初めて笑顔が解禁されてる。今まで欅坂46は、MVにおいて笑顔を見せなかったアイドルだったのですよ。ここでセンター・平手ちゃんが本当に嬉しそうな表情でノビノビとダンスを楽しむ様子に、なんだかとっても心打たれた。ああ、よかったねー、オジサンは君たちが楽しそうに笑えて本当によかったと思うよー。
欅坂46の最年少メンバーである平手ちゃん2001年生まれの16歳。ウチの息子ノマドと同い年だ。活動を始めた段階ではまだ中学2年生。ちょっとふっくらした丸顔は典型的な美少女という感じとは違うし、そもそもで自分のコドモと同じ年の娘がカワイイとかキレイという感覚はボクには持ち得ない。しかし、そんな彼女の未成熟で幼い印象は性別差さえあやふやで、坂道系では常套手段の「一人称・僕」という秋元康リリックに加え、今回はわざわざ男装するかのようなブラックスーツ+ショートカット+メガネで、女性/男性の性差や子供/大人の年齢が全部ボヤけてしまって、彼女の存在がより一層オンリーワンになってしまった。躍動感を存分に楽しんで、最後はふんわり宙に浮いてしまうのだから、なんだか天使のようだよ。
「ザッツ・ザ・ウェ〜イ!ザッツ・ザ・ウェ〜イ!」とリフレインするリリックから察するに、秋元康の中に KC & THE SUNSHINE BAND「THAT'S THE WAY (I LIKE IT)」のようなディスコサウンドが念頭にあったのかも。その意を汲んだか、今回はトラックも重たい四つ打ちキックが強烈で、ベースもウネウネとうねる。シングルCD収録のカラオケトラックまでリピートで聴いて楽しんじゃってるよ。コレを素材に気の利いたリミックスを作ってくれる人はいないだろうか。アゲアゲのハウスに仕上がると思うなー。


欅坂46「真っ白なものは汚したくなる」

欅坂46「真っ白なものは汚したくなる」2017年
欅坂はアルバムも買っちゃってるのですよ。実はね、Amazonで予約して発売即日で買ったよ。しかも2CD+DVDの3枚組の「TYPE-A」で。ただ、どんなに耳障りな音楽を聴いても文句を言わないワイフが、恐ろしいほど乃木坂+欅坂にはアンチなので、家では鳴らすことができない。ヘッドホンでこっそり聴くしかない。DVDも夜中にこっそり見るしかない。それでも、彼女たちの音楽は価値がある。彼女たちの動向を見守り続ける価値がある。

●デビュー曲「サイレントマジョリティー」がやはり強烈だった。新人アイドルが「大人たちに支配されるな」社会に異議申立てのメッセージを投げる。しかも、まだ中学生の少女が幼いショートボブを振り乱して、ニコリともせずに叫んでいるのだ。「君は君らしく生きて行く自由があるんだ」「この世界は群れていても始まらない」この曲が世間に流れ始めた時は、ボクの周辺(インターンの学生たちや若手スタッフ)は、彼女たちの音楽を痛快なレベル・ミュージックと受け止めてた。意識高い系な若者が特に反応してたような気がする。
●4枚目のシングル「不協和音」でもこの路線がハッキリと踏襲される。拳を振りかざしながら「僕はいやだ!」と拒絶を表明する平手ちゃん「絶対沈黙しない 最後の最後まで抵抗する」「支配したいなら僕を倒してから行けよ」決して妥協しない姿勢は、完全に「ラウドマイノリティー」だな。クランプのスタイルも取り入れたダンスは、アイドルには不釣り合いなアグレッシブさがあって、挑発的。カップリング曲で、欅坂主演ドラマ「残酷な観客達」の主題歌となった「エキセントリック」も、ソーシャルメディア社会の同調圧力を拒絶する姿勢を強く打ち出す。「もうそういうのうんざりなんだよ」。振付では突然ローファーを片っぽ脱いで、くるくる振り回してぶん投げてしまう。女の子っぽい可愛らしさを見せず、むしろその可愛らしさコードを徹底的に回避して、アイドルのステロタイプを裏切り続ける。

●ということで、彼女たちを「現代の反抗精神」の象徴としてしまうのか、というと、ボクの見解はそうではない。むしろ、彼女たちの逆説的な立場がよりスリリングに思えるのだ。そもそもで彼女たちは清楚貞淑なアイドル・乃木坂46を憧れの対象として集まったオーディション志願者だ。マネジメント側も「第二乃木坂」を作るつもりだったはず。ところが、最年少メンバーの平手ちゃんが持っていた、幼さ若さから由来する女性としての未成熟な不安定さ、そしてその女性性を大胆に裏切ることに躊躇のないパフォーマンス能力に周囲の関心が集まり、「おそるべき子供達」のイメージが採用されるに至ったと考える方が自然だ。彼女がその立場を自分から望んだとは思えず、むしろその運命に戸惑っているかもしれない。「大人たちに支配されるな」と叫びながら、その実、彼女たちは徹頭徹尾「大人たちに支配されている」のだ。加えて言えば、その支配者の頂点に芸能界の実力者・秋元康がいて、彼女たちへの生殺与奪の大権を以って「大人たちに支配されるな」全くの逆説を叫べと命令しているのだ。これほど皮肉な状況はないだろう。この逆説的構造がボクにとって価値のあるスリルなのだ。

欅坂46を取り巻くイメージは、社会への異議申立てを貫く自由と革命の女神、というよりかは、未熟な抵抗を叫んでそのまま握りつぶされてしまう寸前の小鳥、が実態に近いはず。そもそもでアルバムタイトルが象徴的だ。「真っ白なものは汚したくなる」。幼く無垢な彼女たちの外側には、こんなサディスティックな欲望が存在しているのだ。一方、力強い歌詞も振付も、完全にモノにしているのは平手ちゃんだけ、他の少女からは無理が滲み出ていて、その脆さが危うげだ。もう一人の重要メンバー・長濱ねるのいつも戸惑い困っているような表情が、平手ちゃんと表裏一体をなしてグループの性格を表している。下手したらクシャリと潰れてしまう華奢さと儚さ。実はこれが、彼女たちの魅力の本質なのだ。

●しかし、アイドルはイメージではなく、生身の人間である。平手ちゃんねるちゃん年齢を重ねれば成熟し大人の女性になる。その時に、今と同じ役割を演じ続けることができるかはわからない。ティーンの少女なんて一瞬でどんどん変貌していく。がゆえに目が離せない。16歳のこの一瞬だけしか成立しないパフォーマンスがあるのだ。ニューシングル「風に吹かれても」で今回平手ちゃんが男装したのは、裏返せば男装しなければ性差の不安定な危うさが演出できなくなってきたことを意味しているのかも。一方で、今まで無表情を義務付けられていたのに、これからは自分たちの自然な立ち振る舞いが許される、そんな成長に裏付けられた開放感がこの曲にはみなぎっている。そしてボクは、今後の彼女たちがどのように成長していくのか、見守っていたい気持ちになる。

●アルバムは他にも聴きどころがタップリ。三枚目のシングル「二人セゾン」のアンセム感が大好き。清楚なアイドルポップスでありつつも、次々と高域へ展開していくメロディのアッパーなテンションが最高。第二世代・けやき坂46(ひらがなけやき)の楽曲「誰よりも高く飛べ」も陽性のディスコ感が熱い。「月曜日の朝、スカートを切られた」は強烈なタイトルでビビった。欅坂の持つダークネスを的確に象徴している。平手ちゃんのソロナンバー「渋谷からPARCOが消えた日」は80年代アイドル歌謡(中森明菜「DESIRE」とか)を連想しちゃったけど、愛知から上京してきた平手ちゃん自身には、渋谷PARCOに一ミリも思い入れなんてねーだろと思った。曲中全部で35回も「パルコ」と連呼するのは70年代ファンクの名曲 LYN COLLINS「ROCK ME AGAIN & AGAIN & AGAIN & AGAIN & AGAIN & AGAIN」みたいだけどね。長濱ねるちゃんの貧弱なロリータボーカルが不安でしょうがない「乗り遅れたバス」もある意味で注目。彼女はすでに19歳で、特別若いわけじゃないのに、小動物感がスゴイ。彼女のソロ曲「100年待てば」は王道すぎるスウィートなアイドルポップで、貧弱さがハンパなくスゴイ。
●全ての楽曲で欅坂46の振付を担当する、アメリカ帰りの天才ダンサー TAKAHIRO の仕事はホント個性的だね。デビュー時にはダンス能力も十分じゃなかった彼女たちを人形のように操作して実力不足をカバーした演出が、むしろ欅坂が象徴する「頑なな性格」を強烈に印象付けた気がする。PERFUME BABYMETAL の個性を確定した振付師 MIKIKO のような存在が登場したようだ。
●ちなみに、ドラマ「残酷な観客達」はHuluで全部見ちゃった。グループの硬軟両面の表裏を成す平手ちゃん&ねるちゃんの少々百合めいた関係がエッセンスになったダークファンタジー。







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