| Home |
2007.09.15
自律神経失調症、心理テストの診断結果をレクチャーされる。
●自律神経失調症とのお付き合い(その17)〜「心理テストの結果発表」
●7月末に受けた心理テスト(ロールシャッハテストなど)の診断結果がまとまって、その内容を文書にまとめてもらった上で、臨床心理士の先生の面談を受けた。
●このテストの内容自体も、興味深い体験だったので、その日のブログ記事もご参照ください。
※自律神経失調症とのお付き合い(その9)〜「心理テスト」編: http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-130.html
●心理テストは3種類ほど。へんな模様を見せられて「何に見えますか」と聞かれたり、絵を描かされたり、60問にも及ぶ文章作成プリントをやったりというモノだった。担当してくれた臨床心理士の先生は、ぼくのとりとめのなーいリアクションを、機関銃のように詳細にメモをとる。ボクはその驚異的なスピードに感心した覚えがある。
●ある日の診察で「徐々にテストの結果がまとまってます」と主治医の先生に言われた時、カルテの中身をチラリとみて驚いた。分析結果は、エクセル文書の表で棒グラフにまとまっており、数式なのか記号なのか、見たこともないような文字数字の羅列が2ページのA4用紙を埋めていた。先生「スゴいでしょう、unimogrooveさんの反応を全部数値化しちゃうんです」へーえ。
●そして、さらにA4用紙5〜6枚の量で、テスト時の会話のヤリトリを克明に注釈づけて文章でまとめている。絵を描いてくれと言われた時に「なんかさみしいから、もうちょっと書き足した方がいいんですかね〜?」とボクがつぶやいたことについて、アレコレコメントがなされている。見てるトコロが絵だけじゃない、絵を描いているボクの一挙一投足が観察分析されている。
●カルテのレポートは医学用語のオンパレードで素人には難しいとのこと。これを平易な文章に書き換えてボクにフィードバックする、という仕組みという。
●さて、昨日の面談。
●テストを担当した若い女性心理士の先生がA4用紙一枚のレジュメを出してきた。端的でわかりやすい表現。ポイントは3点。
●ポイント1。「外界を、現実に基づいて歪みなく知覚し捉えています。状況に対して機敏に反応することが出来ます。様々な刺激を積極的に取り入れる活発さがあり、常識的、適応的に振る舞えるでしょう。」
●……つまり、この文章が言わんとしていることは…、ボク「先生、つまりコレが意味するのは、ボクのアタマは狂ってないってことですね?」先生「そうです」やった、ボクは正気だ!狂ってない!狂ってない!
●ポイント2。「自己表現、自己実現に対する意欲があり、向上心を強くお持ちのようです。自分をよく見せる手段としては、力強さや権威といった男性的側面よりも、華やかさ美しさを強調する女性的アプローチを用いるようです。また、不満や怒りを表すことにはためらいが強いようです。」
●先生「何か思うことはありますか?」……確かにボクは自分のことを、オトコっぽい男と考えたことはありません。あとは、確かに多少の理不尽は黙って飲み込んじゃうトコロはありますよねえ。
●ポイント3。ココが最大の致命的一撃でした。著しい自己評価の低さ。「内面に自信のなさがあり、そこから不安が生じるようです、周囲の要求が多くガムシャラに取り組める状況では、元々持っている積極性で活発に振る舞うことが出来ます。しかしゆとりのある状況では、ホッとする気持ちよりも”スキマ感”に心細い気持ちが湧き上がるようです。さらにその心細さや休みたいという気持ち自体が、自分の弱さの証明になってしまうようです。そのため”スキマ”を埋めようと躍起になったり、追い立てられるように感じるようです。」
●………見事、ご名答です。…そこまで見抜かれますか。
●「自信のなさ」。そこはボクの根本の問題です。これは少年時代、幼稚園や小学生時代にまでさかのぼってボクのアタマにこびり付いて離れない認識です。ボクは「ダメ人間/最低人間」です。そのコンプレックスから逃れられたことはありません。学生時代には、そのルサンチマンこそが生きる衝動になっていた時期もありました。30年以上にわたってずーっと「ダメ人間」のままです。
●その「ダメ人間」から脱却するために、ずーっと走ってきた、ムキになって色々なコトに挑戦してきた。これも事実です。でも表現が微妙に違います。ボクの感覚では、「ダメ人間」である自分から「一歩でも遠くに逃げる」という言い方になるでしょう。全力疾走で逃げてきたのです。
●「ガムシャラ」という表現がありましたが、ボクは仕事でも趣味でもハマり方が極端なのも自覚してます。体力の限界まで仕事を続けますし、全部チェックしないと気が済みません。好きなモノ、気になるモノが見つかると、全部コンプリートしてしまいます。それはもはや強迫観念のようなもの。一歩でも遠くへ遠くへと走るため。
●さらに、ボクは過去を振り返るのが大嫌いです。今現在とその先にしか興味がありません。終わった仕事はその瞬間で忘れます。「一歩でも遠くに逃げる」ことが大事なのです。昔手がけた仕事を資料やビデオで直視することが出来ません。怖いのです。昔の友人に会う頻度も非常に希です。呼ばれたら必ず会いにいきます。しかし自分から声をかける勇気はありません。実家を十数年も避けていたのも、偶然ではありません。
●仕事の仕方を改善したり、生活習慣を改めるヒントになると思って、受けた心理テストでした。しかしその内容は、30年来ガン細胞のように巣食っているココロの根本に、ブスリとナイフを突き立てるようなモノでした。そこまで根本的すぎると、一体どうしていいのやら…。
●先生は言います。「unimogrooveさんは、実際に努力されてキチンと自己実現に成功したタイプの方でしょう。決して今までやってきたことが間違っていたわけではないし、無駄だったわけでもありません。今までのコトは全て意味のあることだったはずじゃないですか?」……ボクはそれでもまだ「出来損ないのダメ人間」なんです。昔を思い出すと、イイ思い出が出てこないのです。むしろ失敗や悔いを残したコト、辛かったコト、苦しかったコトしか出てこないのです。「イイ思い出がないっていうのは寂しいことですね…」
●この件は主治医の先生から、それとなく前フリされてた。だから実家に帰った時には両親にこのことを話してみた。そしたら大幅に見え方が違うことに驚いた。両親はボクが自分を「ダメ人間」だと思ってるなんて露も感じてなかったようだ。父なぞ「むしろプライドが高いタイプと思ってた」。ああ、ボクにとっては当然すぎるコンプレックスの葛藤は、周囲には伝わってないものなのか。
●両親の見え方とボクの認識にズレがあるのは、あったはずなのに忘れてしまった「イイ思い出」がボクにもある可能性があるコトを示唆してるということだ。実家滞在した一週間は、あえて意図して自分のルーツに触れるような場所を歩いて過ごした。そこから甦る記憶をジックリ見据えて「イイ思い出」を回復すべきなのか?それで「ダメ人間」という認識を変質させることができるのだろうか…?
●先生「ここからは、定期的なカウンセリングで、他人を介在させながら考えていくのも一つの方法でしょう。一方で、あえて今はこのパンドラの匣を開けないでおくことも選択の一つです。ともかくコレは時間のかかる問題です。最低限言えるのは、心理学の本をドッサリ買ってきて読みまくる、ということだけは絶対止めた方がいいです。」今日が二回目の顔合わせなのに、そこまでボクの性質を読んでるのかよ。確かにボクそれ超ヤリガチっす。
●でも今後の具体的方策を、病院/医師/心理士は結局はっきりと示してない。アドバイスはできるが、解決するのはボク自身ということか。自分の過去に手をつけるかつけないか、ソレもボク次第。難しすぎるよ、そりゃホントに。
●この「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html
●この日、病院に出発する時、娘ヒヨコが玄関まで見送りにきてムギュー(ハグ)をしてくれた。「パパ、びょういんにおクスリもらいにいくの?」ああそうだよ。「おいしゃさんに、ちょっとゲンキになってきました、っていうの?」ヒヨコ、パパが元気になってきたってオマエにわかるのか? 病気の話なんてコドモとしたことなぞほとんどないのに。ヒヨコって明白にオトボケさんだけど、人間に対しては希に妙な観察力を発揮する。ヒヨコがいうならパパはきっとホントに元気になってるんだ。パパがんばるぞ。ムギュー。
| Home |
