自律神経失調症とのお付合い(その19)~「復職プログラムって何?」
●今週は、約2か月ぶりに会社の診療所を訪ねた。今までは、会社の同僚と会うなどはもってのほか、会社の建物に近づくことすら禁じられていた。しかし9月に入って回復傾向になったのを受け、やっと会社の診療所へ行くことが許されたのであった。
●それでも会社とはいえ行くのは診療所のみ。デスクや職場フロアに行くのはダメ。とにかく、カウンセラーと看護師の人に会って状況を説明する。「病院の主治医には、会社に近づいてイイって判断が出ました…。食事は規則正しく食べてます…。睡眠は前に比べたらずっとよく眠れるようになりました、前は3時間以上眠れませんでしたから…。クスリはコレコレとアレアレを飲んでいます、種類も量も前回のカウンセリングからは結構増えてますね…。歩くのがシンドイので、外出は慎重にしています、でも、前は駅前商店街で遭難しそうになりましたが、今は比較的歩けるようになってきました…。特に今日は調子がイイです…。」
●カウンセラー「うん!いいんじゃないですか。そのまま焦らずに過ごして下さい。」……?それだけかよ!?他に何かないの?やっと会社まで来たのに。

●これで終わって拍子抜け?それじゃ困るので、たまらず質問をするボク。あの…、それでコレからボクはどうして行けば復帰ってことになるんですか?
●カウンセラー「まずは、主治医から「復帰していいですよ」という診断書が出てからです。診断書が出たら「復職プログラム」というものを考えて行きます。」
●ほう、復職プログラムとは?!カウンセラー「心療内科、精神科の医者は病気のことは分かってても、ウチの会社の特殊性、業務の特殊性について理解をしているとはいえません。普通のサラリーマンの感覚で「大丈夫」だとしても、ウチの会社の仕事内容じゃムリだって状況は大いにあるでしょう。」ふむふむ。
●カウンセラー「ですので、会社に復帰するとしてどんなペースで仕事に戻るのかを丁寧に考えます。いきなり8時間勤務は無理だから、まずは午前中だけの制限勤務から始めるとか。人によっては、電車に乗る練習から始めます。会社に来てそのまま帰る、それだけを2週間くらいしてもらいます。」へー!
●カウンセラー「普通の8時間勤務に戻るまでは3か月くらいかかるでしょう。もちろん残業はムリです。現場の最前線に、本当の意味で完全復帰するには、まあ2年くらいはかかるかなあ」うーん、これからの道のりは長いなあ…。
●カウンセラー「とにかく、まずは主治医の診断書です。そこから始まります。それまでは十分休むこと。」わかりました。


診療所の待合室には、お久しぶりの顔が。
●系列会社のプロデューサーAさん。去年くらいから一緒に仕事していたのだけれども、この人もボクと同じような事情で休職中。ボクよりも早く4月から休んでるのに、まだ復帰できないんだ…。
●Aさん「おお、お久しぶりです、どうですか体調は?」ボク「いやいや、というか、Aさん、なんかすっごく日焼けしてませんか?」南国長期バカンスなのかってくらいに真っ黒になってる。スーツに身を固めたマジメな管理職だったのに、今ではアロハが最高によく似合う。
●Aさん「実はね、「ハタケ」を始めましてね。近所に畑を借りまして色々作ってるんですよ。今はね、ハクサイとダイコンです!」いやー元気そうだなあ。仕事してた頃よりも生き生きしてみえる。でも、こんなに元気そうなのに、復帰はできないのか…。人間のココロは難しく出来てるんだな。


●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html


今週はさらに7~8年前に一緒に仕事してた後輩の女の子に会った。
●初めて会ったのは彼女が新卒だった22歳の頃。そんな彼女も30歳、大人になりました。すでにボクらの業界からはアシ抜けして、現在は大学院修士課程の学生さんだ。数年ぶりの再会で、午後の原宿にてお茶を飲みながら近況を語らった。
●本来は「同僚にも友人にも会うな」と言われている立場。家族と医者としか全くしゃべってない。だから「普通」の会話にチョー飢えてました。もう目一杯しゃべりまくった。気分がスカっとしました。7~8年前の自分のコトをイロイロ思い出せたし、有意義だった。本当にありがとう。
●22歳だった頃の彼女は、職場に馴染みもせず、周囲の気配りも顧みず、スパンと一年ほどでウチの現場を辞めていった。でも大人になった彼女は、スパンスパンと状況を簡単に変えられるほど周囲の状況がシンプルではなくなり、一方で、状況を変えるにあたっての慎重さをわきまえる思慮と分別を備え、グッと落ち着いていた。ま、本質的には進化してないトコロも一杯ありましたけど。ともかく、修士論文と就職活動とその他モロモロの重要案件、ココ半年の勝負ドキ、がんばって下さい。


今週のBGM。流行りのエレクトロ系。

VARIOUS ARTISTS「KITSUNE FUR」

VARIOUS ARTISTS「KITSUNE FUR」2003~05年
●今雑誌などで一番ハイブロウとされてるクリエイター集団「KITSUNE」。グラフィックデザインチームであり、音楽レーベルであり、DJ/パーティオーガナイザーであり、ファッションブランドでもある組織で、構成員は日本~フランス~イギリスを拠点を分散して活動してる。DAFT PUNKAIR といったフレンチシーンのアーティストとも日々 iChat してるほどのマブダチだそうです。
●一昔前で言うと、テクノアクト UNDERWORLD「BORN SLIPPY」!)&グラフィックチーム TOMATOテレビ朝日のロゴCG…直方体がゆらゆらするヤツ) の一派を連想するけど、それよりもダイナミックでトランスコンチネンタルな感じ?
●そんな彼らが03年から毎年リリースしてた初期3枚のコンピを編集した日本盤がコレ。調布で500円で購入。今一番のオシャレアイテムじゃないですか。ふふふん、得した気分。オシャレレコ屋で新譜買えば3000円近くするんだろうから。
●05年までの音源でありながら、DIGITALISM、BLACK STROBE、SIMIAN MOBILE DISCO などを収録。全部今大注目のアーティストばっかじゃん。耳早いわ。MONDO GROSSO大沢伸一)とフレンチハウスのマッシュアップとかにも取り組んでる。
●イメージとしては、狙いのシンセ・フェティシズム。シンセサイザーのいかにもシンセっぽい部分を、剥き出しにしたブッキラボウなスネア&ハイハット主体のリズム組み。打ち込み感強調し過ぎのジャスト感グルーヴ。ブリブリ腹に響くシンセベースがもうちょっと欲しいけど、その代わりに得た、軽やかな疾走感が今の時代感なのか。
●オシャレ人間ではないボクは、あまりにハイブロウなオシャレ物件に対して、一歩引いてしまうタイプ。クソ価格の駄盤好きに、オシャレアイテムは価格が高くてね。でもこの「KITSUNE」、一気に親近感でてきた。

BLACK STROBE「BURN YOUR OWN CHURCH」

BLACK STROBE「BURN YOUR OWN CHURCH」2007年
●その「KITSUNE」コンピに収録されていたフレンチ・エレクトロのフルアルバム。キャッチフレーズは「パリ発・新世紀ゴス・ビート!!」またまたゴスがでてきた…。たしかにロック濃度はグッと上がって、ギターまでがガーッと鳴ってきます。陰気なボーカルに立ちこめる不穏な空気と野蛮なダンス衝動。ポケモンのパカパカ演出で全国のチビッコがてんかん発作起こした時くらいの、激しいストロボ照明の明滅でフロアが焼き尽くされる光景が見えますわ。御大 DAFT PUNK の活躍に始まり、JUSTICE、DIGITALISM とフレンチシーンはどんどん活況になってるのかな。
 
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