ノマド5歳、親友のユウタくんとうまくいってないようだ。
●ノマドの脳内妄想戦隊「とりれんじゃー」のメンバーであり、唯一無二の親友であるユウタくん。しかし、最近ノマドと彼はシックリきてないようだ。幼稚園でもノマドはブロックで一人遊び、ユウタくんは他の友達と外遊び。お受験準備でクラスメートも休みがちになってる昨今、二人の間で何かが起きたらしい。
●今日のお帰りの時間。ユウタくんが公園でノマドと遊びたいと声をかけてきた事に対し、ノマドは「コウエンにいってもイイけど、ユウタくんとはあそばない」。どうしたノマド!なんでそんな冷たい事言うの! さらにユウタくんが書いてくれたお手紙をクシャリと握りつぶした!
●ワイフはいたく衝撃を受け、家に帰ってからコンコンとノマドに、あんなヒドい事を言った理由を問いつめたり、ユウタくんがいかに傷ついたであろうか説明した。しかし「ユウタくんが悲しくなってもイイ!」ノマドはフニャフニャ泣きむせび、現実逃避のタヌキ寝入りをしたり、無茶な八つ当たりをして、ダメダメ状態になっていた。「ママ、なんでカリカリウメボシかってこないの!ノマドがほしいっていったのに!」ヒドい荒れようだ。

ノマド、パパと一緒にウメボシ買いに行こう。
ノマドの見苦しさは、あまりに目に余る。一旦外に連れ出してクールダウンさせよう。それで改めて話をしよう。「そんなにウメボシが欲しいなら、パパと自転車で買いにいこう。ノマド、ついて来い」
●外の風に当たったノマド、スーパーにつく頃には大分落ち着いてきた。「ノマド、パパはスーパーで買い物しないから、ウメボシどこにあるか分からない。ノマドが探せ」タップリ時間をかけて捜索。しかしどうしても見つからない。「ノマド、そういう時は店員さんに聞け」ノマド、どぎまぎしながら「すいません、ウメボシどこですか?」パートのオバさん親切にノマドと手を繋いで案内してくれた。「ノマド、ありがとうは?」ノマド「アリガト!」
●カリカリウメボシ228円。ノマドに小銭を託して「じゃあ、これでお買い物して来い」ノマド「え?なんていうの?」ボク「よろしくお願いします、だ。大きな声でな」
●さらにノマドを、簡単な買い物に付合わせた。CD屋やビデオ屋。支払いは全部ノマド。代金をノマドに握らせて、店員さんとキチンと向き合わせた。「大きな声で、よろしくお願いします、だぞ」

その上で、カフェに入って父子2ショットで語り合う。
●よく行くカフェなので、スタッフのお姉さんがボクの顔を覚えてる。「あら、お子さんいらっしゃったんですね~」ええ、こう見えて二人の子持ちでね……、ボクはミルクティー、そしてノマドは…オマエ何にする?「コーラ!」オマエ炭酸飲めるの?「バリとうで、たくさんのんだんだよ!」(←結局チョッピリしか飲めなかった)

ノマド……、ホントにユウタくんのことキライになったのか?
●ノマド、黙して語らない。…ココをイジクッてもコイツは意固地になるだけだ。

ノマド、じゃあパパのハナシを聞け。
●パパもな、子供の頃、友達作るの苦手だったんだよ。引っ越しをして新しい幼稚園に入った時、友達ダレもいなくてね、スゴくさみしかった。でもゴローくんという子が友達になってくれたんだよ。ゴローくんとはスゴく仲良しになって、小学校6年生までズッと友達だった。友達作るの苦手なパパに、ゴローくんがいっぱい友達を連れてきてくれた。だからとっても大事な友達だったんだ。いっぱいケンカしたし、パンチしあったコトもあった、何度も大嫌いにもなったけど、最後は絶対仲直りした。中学になってもゴローくんとは友達でいたかったけど、ゴローくんは中学校入ってすぐに南アメリカに引っ越しちゃった。パラグアイという国でね、地球の裏側にある遠い所だよ。それでお別れになった。もう会えないけど、今でも大事な思い出だ。

●ノマドにとってユウタくんは、そういう友達なんじゃないか? 一緒の小学校に行くんだろ。友達は大切にしろ。パパとママは「こんにちは、ありがとう、ごめんなさい、よろしく」をキチンと言えっていつも言ってるだろ?それはね、友達を作るため、大事にするための大切な言葉だ。わかったか?

●ノマド、何も言わずにアホみたいな顔で、カフェのソファにボテッと倒れ込んだ。ボーッと中空を見つめている。カフェのお姉さんがその様子を見て「カワイいですね」ボク「いやいや、これでも悩み事を抱えているのですよ、5歳のクセして。」ノマド、脳ミソがオーバーヒート。


帰宅後、ノマド、手紙を書き出す。
●家についてから、突然ノマドが手紙を書くといいだした。便せんを出して渡してやると、サインペンを必死に走らせた。「ゆうたくんへ おてがみありがとう またいっしょにあそぼうね のまどより」そして、大切な恐竜シールやレゴブロックのシールを10枚ほど貼り足して、さらに裏表にたくさんの恐竜の絵を書き加えた。ティラノサウルス、ステゴザウルス、プテラノドン、ノマドの大好きな恐竜てんこもりだ。明日、ユウタくんにコレを渡すと宣言した。

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(手紙のオモテ面)
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(手紙のウラ面)

●ノマドとユウタくん、二人の間に何があるのかは、結局分からずじまいだが、それは多分本人にも上手く理解出来てないのだろう。コドモだからね。ノマドはこうした葛藤をズッと抱えて思春期を通過するまで苦しむだろう。ノマドの性格的弱点はボクのモノと同じだからだ。ガンバレ、ノマド、パパはパパの経験を語る事しかできないけどな。

●ノマドに、もうひとつ、パパの友達の話を教えてあげた。「ノマド、さっきのお話には続きがある。パパは中学校を出て高校に入った時に引っ越しをして、また友達が一人もいなくなった。その時、一番イイ友達になってくれたのが、オマエのママだ。だからパパはママと結婚したんだよ」ノマド、なぜか大笑いした。



昨日もジャズだが、今日もジャズ。
●実は、ボクの父親も結構なジャズ好き。アルトサックスとテナーサックスを持ってて、休日にブガブガ吹くのだ。コレがウルサくて、子供の頃はジャズが大嫌いだった。ジャズに冷静になれたのは18歳になってからぐらいだね。
●今回の長期休職で実家に一週間滞在した時、そんな父親のおススメジャズCDを借りて帰ってきた。テーマはビバップだ。

The Composer The Composer
Thelonious Monk (1990/10/25)
Columbia

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THELONIOUS MONK「THE COMPOSER」1962~68年
●ビッグネームですね。40年代からキャリアを起こし、ビバップ革命を推進したジャズ巨人の一人。このCDは、キャリア後半のコロンビアレコード在籍時代に残した録音のベスト盤。録音は60年代でも収録曲のほとんどは40~50年代前半までに作曲発表したもの。大定番の超定番。MILES DAVIS も取り上げた「'ROUND MIDNIGHT」や、雑誌の名前にもなった「STRAIGHT, NO CHASER」などなど、MONK の作曲能力の高さを示している。軽妙でこなれた演奏は聴けば聴くほど味がジワッとしみ出る。
●40年代のビバップ革命は、黒人音楽を深化させ、知的批評に耐えうるレベルに昇華させた。しかし、その瞬間からジャズは鑑賞する音楽になり、ダンスミュージックの機能を失った。MONK の演奏はグルーヴィーだが、ダンスは出来ない。踊るジャズは、80年代のレアグルーヴの時代まで忘れられる。

Supersax Plays Bird Supersax Plays Bird
Supersax (1991/05/21)
Capitol

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SUPERSAX「SUPERSAX PLAYS BIRD」1991年
●アルトサックス2人、テナーサックス2人、バリトンサックス1人、トランペット4人、トロンボーン3人、計12人のホーン部隊が、ビバップの始祖 CHARLIE "BIRD" PARKER の超有名レパートリーを、ほぼユニゾン状態で吹きこなす大迫力盤。ただでさえ目まぐるしくタテヨコに振幅する CHARLIE PARKER のフレーズが、12人の分厚い音圧で襲いかかる。ハッキリ言ってウルサい。もはやちょっとした曲芸。ビバップのスタイルは今だジャズ世界の国際規格であり、その切れ味は色褪せる事がない事を証明する。

●今、ホントにジャズばっか。
 
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