| Home |
2008.02.04
宣言します。復帰できるまでCD買わない!
●もう、最後の願掛けです。復帰するまでCD一枚も買わない。決めた。絶対買わない。だからカミサマ、早く病気治して下さい。お願いだから。
●ブログタイトル「音楽中毒生活」なのにどうしよう。とかいって、実は聴いてないCD、アナログが100枚くらいあるからいいんです。すでに6000枚コレクションがあるからいいんです。ブログのネタくらいは供給できます。とにかく決めた。もう買わない。
●自律神経失調症とのお付合い(その38)〜「でさ、そもそも鍼灸って?」編
●週一度の鍼灸治療に行く。今週から会社に出るつもりだったから、予約を午後から夕方にズラしてたんだけど、ムダになった。ドタンバで会社行けなくなったから。センセイ「焦る事ないわよ。暖かくなってからでいいんじゃなあい? 時間が経ったら死んじゃうような病気じゃないのよ。ゆっくり治せばいいの。」自律神経失調症ってホントにやっかいな病気だな。
●そもそも鍼灸って?
●この鍼灸治療に通い出してもう一年が経とうというのに、ボクは鍼灸のナンたるかを全く知らない。東洋医学の理論とかナントカカントカ言われても全然わからない。一方でボクは現代西洋医学のナンたるかも全然理解してない訳で、とにかくドッチでも効き目があればイイ。西洋医学(ボクのケースでは心療内科や呼吸器科)から処方される薬にも重要な役割があり、東洋医学である鍼灸にも重要な役割がある。森光子がテレビで言ってた。80歳を超えて舞台に立つ健康の秘密は?「お医者さんの言う事をきちんと聞く事です」四の五の言わずにセッセと病院に通う。
●ボクのカラダはとにかくメチャメチャ痛む!自律神経が不具合を起こし、終始筋肉が緊張し激しく背中や肩が痛む。しかし、医者にハッキリ言われました。この痛みを取り除く手段は心療内科になし!鍼灸治療に関しては、とにかくこの目の前の痛みを除去するために通う。
●以下は鍼灸師の先生やアシスタントさんから聞いたお話。
●鍼灸師になるには、専門学校に3年間通って勉強し、国家試験をパスする必要があるという。勉強の中身は、運動生理学から解剖学的知識まで網羅するらしい。当然一番重要なのは「経絡」と呼ばれる数百個のツボを覚えること。北斗神拳で言うトコロの「経絡秘孔」ってヤツね。大まかに14の系統に分かれている。メジャーで実用的なツボから、試験でしか出てこないようなマイナーなツボまで色々あるらしい。
●フルタイムの学生として学校に通うだけでなく、夜間部や午前部のように社会人対応で通学できる所もあるらしい。スポーツインストラクターの人がキャリアアップのために資格を取るとか、介護医療に関わってる人とか、脱サラして開業を考えてるオジさんとかもいるという。
●「あの、この鍼って実際カラダの中にどんくらい刺さってるんですか?」一度質問したことがある。「うーんとね、2〜3センチくらい?」結構深く刺さってんなー!自分のカラダでありながら、その皮膚の下2〜3センチの深さの地点が一体どんなコトになっているのか、全くイメージがつかない。「ただいまの地震、震源の深さは約70キロメートル」と同じくらいにイメージがつかない。しかし、針灸師は油田や温泉を掘り当てるかのように、ズドーンズドーンと「経絡秘孔」目がけてボーリング作業をする。そして何かを破壊し、何かを刺激するのだ。
●針灸師のセンセイは、この仕事に全くのストレスを感じないという。むしろ楽しんでいるようだ。毎日たくさんの人間のカラダを触り、その中に走る鉱脈や水脈を指先にイメージして、鍼でブチ抜く。筋肉が幾重にも折重なる地層の構造を見抜き、ソイツを鍼と電流で揺さぶり解体再構築する。うん、よーく考えると痛快な作業だ。不思議だけど楽しいかも。あ、不器用なボクには無理だけど。
●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html
●今日も邦画の話。
●昨日の記事の「青い春」に出てた新井浩文つながりから、荒戸源一郎つながりへ。

●「ゲルマニウムの夜」
●主演:新井浩文。監督:大森立嗣。この人、大森南朋のお兄さんで麿赤兒の息子。原作は花村萬月。ハードカバー版の表紙が、20世紀絵画のフランシス・ベーコンが描いた気色悪ーい絵でメチャ気になってた。でプロデューズが荒戸源一郎という人。

●舞台はとある北国のキリスト教修道院&孤児院。自給自足のような生活を営み、外界からはほぼ隔絶した小さな社会。新井浩文は、殺人を犯してこの孤児院に逃げ戻ってきた若者。まだ性も知らず暴力衝動を抑える術も知らない。無垢であるからこそ彼は自由で凶暴だ。懺悔の場で、殺人を告白し、シスターをレイプすると公言し「神様はこれで許してくれるんでしょ、誰もボクを罰せない」。一方で修道院の中にはこびる男色の習慣。まさに倫理と道徳の限界状態。孤立したこの世界では、伝統的価値観の機能不全が剥き出しの牙をさらして、人の命を喰う。
●ワンカットワンカットが重厚。本編冒頭10分セリフほとんどないのに、映像が雄弁とその世界観を語る。練り込んでかまえた構図をガッチリと動かさない。ノレなきゃ超退屈だが、一度ノレれば、その構築美が醸し出すヒリヒリした緊張感で、画面の前のアナタも金縛り。そしてジワーッとしたドリー&ズーム。動いている事に気付かせないスピードで、役者の芝居を濃密に捉える。真っ暗い倉庫で、主人公が女性と初めて肌を合わす長いシークエンス、このドリー、絶品っす。
●あと、タイトルの「ゲルマニウムの夜」。ゲルマニウムラジオというものが出てくる。金属線をコイル状に巻いたものにイヤホンをつけてる。アレはどんな音がするのだろう。聴いてみたい。
●次は、プロデューサーである荒戸源一郎さんが監督を務めた作品。

●「赤目四十八瀧心中未遂」
●監督:荒戸源一郎、出演:大西滝治郎、寺島しのぶ、内田裕也、大楠道代、新井浩文。これまた重厚な作品だ。生きる事に絶望した青年(大西滝治郎)は、フラリと尼崎の街に流れ着いた。飲み屋の女主人(大楠道代)から与えられた仕事は、ぼろアパートの一室でひたすらモツの串刺しを作るコト。そんな生活の中で彼が見るのは、独特のキツい匂いを放つこの街に蠢く底暗い闇。金髪の彫師、醜い街娼、ビニール詰めの臓物、ヤクザ。そして、背全体に美しい入れ墨を持つ女性(寺島しのぶ)と出会う…。彼女は言う。「この世界の外につれていって…」ボクは寺島しのぶさんを美人だとは思わないが、破滅的な人間を演じるには最高の女優さんだと思う。
●印象的なのは、新人、大西滝治郎のイノセントな瞳だ。泥沼のような醜い人間模様を、目をそらさず眺め続ける。拒否もしなければ、解釈もしない。あるがままをそのまま見つめる。尼崎、通称「アマ」の街が、その曇り無き瞳でクッキリと照らし出される。
●尼崎という場所の磁力に惹き付けられる。ゲットーだ。街全体が放つ荒っぽい生命力。そして街の磁力から一生抜け出せない人間の悲哀が描かれる。手強い街。
●尼崎って? 一番メジャーな表現なら、ダウンタウンの出身地? 去年神戸で大きな仕事を一緒に手掛けた大阪のスタッフさんは「ワシャ、アマの出ですからね、神戸の街のドコがエエのかなんぞ、ホントはわかりゃしまへんのですわ」と吐き捨てるようにボヤイた。ボクの元上司はたまたまこの街と同じ名前の関西人で、電話に向かって「社長、コレでぎょうさん儲けてもらいますわ〜」とドでかい声でガナってた。関東育ちのボクには「うわ、ホントにこんな言葉しゃべる人いるんだ、コントみたい」と思った。
●で、「この世界の外」に一番近いとおぼしき場所、赤目四十八瀧。三重県名張市にある美しい渓谷で、たくさんの滝がある。本編冒頭から四季折々の美しい風景が惜しげもなく披露される。時間かけて撮ってるなあ。
●あと、ワンポイントだけ。昨日の記事の「青い春」、そして今日の「ゲルマニウムの夜」「赤目四十八瀧心中未遂」の3作品に全部でてる脇役の俳優さんがいる。大楽(だいらく)源太さんという人だ。一度見たら忘れられないスゴい顔。とくに「ゲルマニウム」ではブチ切れてて凄まじい。気になってしょうがない。
| Home |
