ノマドヒヨコの週末お子様映画劇場。
●最近の週末金曜日は、翌日幼稚園もお休みなので、ノマドヒヨコはちょっと夜更かししてレンタルビデオを観る。ボクがヤツらの興味にあいそうなヤツを借りてきて皆で観るのだ。病気で休職する前と言えば、週末は必ず飲み会で朝帰りばかり。これも会社を休んでからの新しい習慣だ。ノマドヒヨコのリアクションを見てるのは実にオモシロい。

西遊記

「西遊記」2006年
●出演:香取慎吾/深津絵里/内村光良/伊藤淳史。あのフジテレビドラマの映画版ですわ。まー豪華キャストで豪華ロケだけど、お話自体は東映アクションヒーローものとそんなに変わらん。しかしノマドヒヨコ、激ハマリで2回観た。サルブタカッパの3人組がドタバタ戦うのが痛快でたまんないみたい。悪者・金閣銀閣はメイクがコッテリ立派すぎて、鹿賀丈史&岸谷五朗だってことにエンドロールで気付いた。
●観終わった後、高校時代の世界史資料集を引っ張り出して、ノマドと一緒に玄奘(リアルの三蔵法師)のホンモノの冒険ルートを調べてみた。そしたらスゲエ。長安の都からシルクロードをへてタクラマカン砂漠の北を迂回。アラル海に続く流域地帯まで行って、アフガン/パキスタンからインド入り。そのままほぼグルリとインドを南の先っぽまで一周して行くんだよね。7世紀の唐王朝時代、コレはマジで妖怪3匹くらいのお供がいなきゃ無理だよってくらいの大冒険だわ。ノマドと一緒にスゲエスゲエと感心しまくった。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

「ハリー・ポッター 不死鳥の騎士団」2007年
●分厚い上下巻の原作をよくぞ一本の映画に押し込んだなあーってほどの圧縮率で、原作を読んだモノとしてはチトせわしなかった。不死鳥の騎士団は、サミュエル・L・ジャクソン風のジェダイ騎士団くらいの存在感をイメージしてたのに、あっさり脇役扱いでガッカリ。ロンの双子のアニキが学校をドロップアウトするシーンも、もっと深堀して欲しかったな~。
●でもノマドは、敵の魔法使いたちとの戦闘シーンで完全にフリーズ状態。なぜかフラフープを握りしめ、最後はなぜか口にくわえてマバタキもせずに画面に釘付けにされてた。ノマドは、オデコにスッこけて作った4針の切り傷があり、なにげにハリーと同じだと誇らしげに思ってるようだ。

パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド

「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」2007年
●三部作の完結編。ジョニー・デップの狂いっぷりはいつも通りで最高だが、チョウ・ユンファがあんまし活躍しなかったので残念。デップジャック・スパロウの役作り/メイクスタイルで参考にしたという、ストーンズキース・リチャーズがチョイ役で登場するのがイカす。
●ヒヨコは、船上白兵戦の最中に、キーラ・ナイトレイオーランド・ブルームが戦いながら手を固く結び、結婚の誓いを立てるシーンがとてもスキみたい。「おテテつないでフタリでたたかったんだよね!」近日、ノマドヒヨコは東京ディズニーランド「カリブの海賊」に挑戦する予定。


●大人もそれなりにDVDを観る。

犬神家の一族

「犬神家の一族」2006年
市川崑監督追悼。松嶋菜々子のリメイク版。30年前の作品を30年前と同じ俳優(石坂浩二)で再演するっつーのは、ある意味巨匠だけが出来る老人力ってヤツかも。前作観てるはずだけど、完全にストーリー忘れてるから、素朴にハラハラしちゃった。ワイフ「なんだ、全然覚えてないの?」ボク「先にネタばらしたら殺すからね!」
●カマトトお嬢様、松嶋菜々子はさておいて、遺産を巡って対立する異母3姉妹、富司純子、松坂慶子、萬田久子のオーラのぶつけ合いは凄まじい。ある意味ケンシロウラオウが闘気をぶつけ合うかのような女の格闘。見応えありました。そんで、犬神家の顧問弁護士を飄々と演じた中村敦夫がイイ、チカラの抜き具合が絶妙っす。

しゃべれども しゃべれども

「しゃべれどもしゃべれども」2007年
●出演:国分太一/香里奈/松重豊など。無愛想で男運のナイ女子、いじめられッコの小学生、口べたの野球解説者。若手落語家の周りに集まった不器用な人々が語教室を通じてココロ通わせる物語。東京下町の瑞々しい風景が爽やかで、国分太一の落語が立派。現代日本映画の名脇役となった松重豊が、ここでもイイ味だしてる。「血と骨」あたりからこの人が気になってしょうがない。
●主題歌ゆず「明日天気になあれ」CDシングルには、特典として本編で重要な役割を果たす「火炎太鼓」という落語がプロの噺家さんによって全編演じられている。映画では断片的にしか出てこないからね。そんで早速聴いてみた。……うーん、あんまオモシロくなかった。やっぱ音だけじゃダメか。寄席で観なくちゃ雰囲気伝わらないね。

神童

「神童」2007年
●出演:松山ケンイチ/成海璃子。さそうあきらの原作マンガは大傑作。マンガ読んで生まれて初めて泣いた。ソレを映画にするってのは大変だろう。ことテーマは音楽。音大受験を目指すヘタレ松山ケンイチと、生意気なピアノの天才少女成海璃子は、ピアノの音を通して、不思議な感情を交感する。映像化は難易度高いです。
●しかし、松山ケンイチ/成海璃子は今の日本映画を背負う若き才能。そんな彼らに期待して観てみた。あれーこういうハナシだったっけ?という印象に終始してしまったが、2人のフレッシュさはキチンと伝わる仕上がり。そしてピアノの音がイイ。かなりのコダワリを込めて制作されてる。クラシック素人にも伝わる、感情のコモったピアノ。ダメなピアノ、素晴らしいピアノ、逞しいピアノ、優雅なピアノ。キチンと録り分けてる。立派です。

ジョゼと虎と魚たち

「ジョゼと虎と魚たち」2003年
●監督:犬童一心。出演:妻夫木聡/池脇千鶴/上野樹里。平凡な大学生・妻夫木聡は雀荘のバイト上がりで、足の不自由な少女に出会う。ジョゼと名乗るその娘は、障害を恥と感じる祖母によって世間から隔絶されて育ってきた。貧しい長屋暮らしのジョゼ、何弁というのだろう、池脇千鶴はキッツイ特別な関西弁で気性が荒い。孤独な世界を1人生きてきた彼女のケモノのような逞しさに、妻夫木はココロ魅かれて行く。
●観た動機は、話題になった池脇千鶴のベッドシーンと、彼女のつつましやかなオッパイです。確かにそのシーンも素晴らしかった。けど、ジョゼとの恋は決して甘くならず、乾かない生傷のようにジグジグ痛む。幸せになれない恋愛が尊く映る。妻夫木はイイヤツだ。上野樹里もフレッシュな演技でよかった。

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