自律神経失調症とのお付合い(その43)~「先生が代わってしまうよ」編
●リハビリ出社が始まって、最初の一週間が終わった。平和だった。コンディションは良好。感情的な問題は何もない。不安も憂鬱も何もない。カラダの調子もいい。右肩の痛みも随分和らいだ。歩行距離が伸びた分、弱った足に負担がかかり少々辛い。でも電車で座る席を見つけられればダイジョウブ。
●久しぶりに会社の近くにある新橋のそば屋で昼飯を食った。ふきのとうと菜の花の天ぷらをのせたソバ。ふきのとうの春らしい香りが口の中に広がる。ああ繊細な味覚が帰ってきたぞ。一時は自分が空腹か満腹かも分からなかったし、味覚も嗅覚も失った。大分フツウの人間になってきた。うれしい。

●木曜日は会社のカウンセラーと面談。経過は良好と感じてくれたようだ。看護師Nさんも優しくしてくれる。このNさんは「のび太のママ」そっくりのルックスで、ボクが変なコトをするとスゴい勢いで説教される。そうなるとメガネのボクは、自分が「野比のび太」になったような気がする。しかし今の所バッチリ優等生として振る舞えてる。説教されてない。
●この辺の人々が、ボクが回復したと信じてくれない限り、職場への完全復帰はありえない。だから、とにかく自然体で、焦る事なく、静かに過ごし、周囲に「コイツもうダイジョウブだな」と思わせないといけない。
●来週は、徐々に会社滞在時間を伸ばす。1時間を2時間に、2時間を3時間に。ゆっくりゆっくり。退屈しのぎの方法を考えよう。楽しく読める本を持って行こうか? 新聞を買って読もうか? ボクんちはもう10年近く新聞をとってないからな。

3月一杯を使って、10時~18時の会社滞在まで持って行けると最高だ。とにかく午前中のシンドさは依然として大きいので、コレを克服するのが大きなハードルだ。
●看護師Nさんに言わせると「社食で昼飯を食う」ってのも重要ポイントらしい。会社の中、不特定多数の人間の中でフツウにメシを食う、これが結構な心理的プレッシャーになるらしい。「そのうち一緒にお昼食べに行きましょう。初めてコレやる人には汗ダクになってドキドキ状態になる人もいるのよ」へえ、そんなもんなのか。 
●それではと思い、試しに社食フロアを歩いてみた。カフェテリアやコンビニがあるフロアも歩いてみた。残念ながら知ってる顔には会えなかった。が、そんなにビビるようなもんでもないなと思った。でもココロの奥底で不安がカチッと作動するかもしれない。会社の中は全部地雷原だ。一歩ずつ一歩ずつ慎重に歩いて、地雷がないコトを確かめよう。ぶっちゃけ、エラい人が大勢いる28階はまだ行きたくない(笑)。


今日は心療内科の診察。主治医のセンセイが変わってしまう。
●多分ほぼ同世代の女医さんYセンセイ。既婚で女の子が1人。第二子出産のため、今日限りで病院を退職する。ボクとしては本当に残念。
●癒し系キャラのこのセンセイとは、かなりウマがあっていたと思う。心療内科/精神科の治療は医師と患者の信頼感が大切だ。患者は全員ココロが物凄くササクレ立ってる状態。コレでウマが合わなきゃ最悪。飲まされるクスリさえにも不信感が芽生え、飲むのを止めてしまう人も多い。ボクはこのセンセイに出会って、そうならずに済んだ。同世代感覚や子供がいる事が、共通項になってスゴく打ち解ける事が出来た。それとボクがどんなに変なコトをしても、ソレをすぐさま否定するようなコトはしないでいてくれた。
●ボクは極端にデティールにコダワるタイプで、診察開始当初センセイはボクがスゴく細かいコトをたくさんしゃべる事に少々ビックリしたらしい。でもナニも言わずトコトンそれに付き合ってくれた。ボクは診察開始2回目で、自分が病気に至るまでの過程と不安なポイントをワード文書A4版20頁に書き連ねて持って行った。ボク「こんなコトやるヤツはいませんか?」センセイ、一瞬だけギョッとした表情を見せたけど「いやいや、コレはうれしいですね、しっかり読ませてもらいます」と静かに受け止めてくれた。次回の診察ではその膨大な文章を全部読んでくれていた。「こんな生活をしてたんですか!壮絶ですね!」
ボクのしでかす多少の奇行めいた極端な行動にも、笑って対応してくれた。突然サザンオールスターズのシングルを集めたくなって、テンパってしまった時(でも最終的にコンプリート)とか、地球儀にハマって切り取る角度を歪めたメルカトル図法世界地図をPCで作り出した時(結果これは挫折)とか、演劇にハマって精神安定剤を頬張りながら当日券の列に並びまくった時(今は週一で我慢)とか、地元シモキタザワの再開発問題にハマって市民ワークショップにまで参加してしまった時とか、最初はイイ顔で笑うんですよ(あきれ半分で)。そしてボクの細かくて長い話をよーく聞いたあとに「無茶はダメですよ」と言う。ボクもセンセイが笑うだろうな~と思って変なコトをやってたのかもしれない。そして最終的には「そうですよね、やっぱダメですよね」と納得するのだ。

●今日のセンセイ「一週間、全部キチンと会社に行けたんですね!よかった。最後の最後でギリギリ会社に送り出せたということで、ワタシも安心しました。unimogroove さんの会社はしっかりしたサポート体制が整ってますからね、あとはお任せできると思います」いやいやホントお世話になりました。ボク「ホント、チョー手前味噌で申し訳ないんですけど、これお子さんにどうぞ!」ボクの部署でプロデュースしたキャラクターぬいぐるみを二匹プレゼントした。3歳の女の子と、お腹の中の赤ちゃんの分。

●センセイに提案された通りに、サラ洗いもフロ磨きもほぼ毎日続けています。家事育児は100%ワイフ、ボクは100%仕事だけ。それが当たり前だったボクの常識をコペルニクス的にひっくり返してくれました。ありがとうございます。来週初めて会う新しい主治医のセンセイもイイ人だといいな。

●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
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