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2008.03.09
中田ヤスタカ祭り。エレクトロ魂。
●やっぱ、中田ヤスタカでしょう。
●つーか、iPod で連日聴いてます。Perfume「ポリリズム」のブレイクでいきなりトッププロデューサーになっちゃったこの人に今日は注目しまーす。
●Perfume「Perfume 〜COMPLETE BEST〜」2003-2006年
●やっぱイントロダクションとしては、ココからでしょう。3人組アイドルユニットである彼女らは広島出身広島結成。初期インディーシングルは、なんと爆風スランプのギタリストパッパラー河合で、かなりイタイ内容。ユニット名も「ぱふゅ〜む」とか言ってたりしてる。でもテクノポップ路線である事はこの頃からブレてなかった。なぜテクノに固執? いや制作費が安いからたまたまソコにオトし込まれた?
●しかし2003年のシングルから、中田ヤスタカが全面的にサウンドプロデュースに参加。21世紀型のテクノポップアイドルが誕生した。フィルター通過のアンドロイドアニメ声と、過剰にキラキラなアレンジ、時に8bitファミコン型ピコピコサウンド。しかしそれとはアンバランスな鋼鉄のブットい四ツ打ちビート。歌詞タイトルに一貫されてる未来感(いや微妙にズラしてレトロフューチャー狙いか)がイイっす。
●Perfume「Baby Cruising Love / マカロニ」2008年
●最新シングル。でもちょっと不満。鋼鉄のエレクトロだった「ポリリズム」から、多少の減速テンポダウンで萌え度は個人的に下落。BPMが足らねえ!アニメ声でも全力で飛べ!マッハで飛べ!
●さて、この中田ヤスタカさんですが…
●本業は何かというと、男女2人組ユニット capsule の活動がメイン。
●サウンドはもちろんアートディレクションまで全て自作自演で中田氏が完全掌握する。そこでは本気汁が出まくりのエレクトロ魂が炸裂してます。
●capsule「FLASH BACK」2007年
●今んとこの最新アルバム。Perfume の3倍の高出力、足腰の筋肉がエレクトロサイボーグに強化改造、ボーカルのフィルター処理も分厚くって英語詞も何言ってるかほぼ不明。トゲっぽいビートにひたすら身を浸せ!フレンチ〜ヨーロッパのエレクトロシーン台頭とちょうどリンクしたカタチで完全追い風。BLACK STOROBE や JUSTICE に負けない鋼鉄魂がココ日本にはある。
●でもね、ホントタイミングの問題のような気がする。
●ここまで欧米でエレクトロがキテなかったら、彼の評価もどうなってたか。つーか、彼自身も自分の音楽をココまでエレクトロに舵を切りきったか。
●というのも、capsule、4年ほど前にレコード会社の人に奨められて聴いてたコトがあったんだけど、そん時は即却下しちゃったんだよね。ま、仕事で扱う音楽として聴いたという状況もあるけど、新鮮でもオモシロいとも思わなかった。ボクはレコード会社の人からもらった音源は全部聴くし、全部は保存できなくても、何枚かにまとめてCD-Rに焼いておくのが習慣。でも capsule の音源はたった一曲しか残ってなかった。数枚のCDに対して1曲しか保存しなかったのは、当時どれだけボクの関心がどれだけ低かったのかを示している。
●そん時は、ハッキリ覚えてる、ピチカート・エピゴーネンだと思ったんだ。
●capsule「ハイカラ ガール」2001年
●ファーストアルバム。相方の女性ボーカリストこしじまとしこさんのウタをメインに据えたオーソドックスなポップソング集。近作のアルバムでは完全にお飾り的存在になってる彼女の存在がここでは完全中心になってる。テクノポップの手法への特別な偏愛はココから健在。8bitファミコンサウンドや、ピッチを揺らすシンセ使いなどなど、隠し味にシンセフェチ体質が見え隠れしてる。
●あと大切な事は、アルバムを一貫するコンセプトワークがスゴく優れてるってコト。capsule のアルバム全部がそうなってる。ココでは「レトロ〜和」風味が、現代的ビートの上にキチンと成立してる。歌詞、細かいアレンジの音選びとか。
●capsule「Cutie Cinema Replay」2003年
●以前レコード会社の人に聴かせてもらったのは多分この頃。一曲一曲色々な女性シンガーをフィーチャーしてる。この音がズバリピチカートファイブのフォロワーっぽく聴こえる。各所でオシャレに差し込まれるフランス語、カワイい系女子ウイスパー声、意味がありそで特にない歌詞、明るくて手数の多いサンプルトラック、程々に強いビート感。
●cymbals ほど露骨とは言わないけど(あれはルックスまでマネしてた)、女性シンガー&男性プロデューサーのユニットですって持ってこられたら、ありゃりゃ〜こりゃ末期のピチカートそっくりだって思うでしょ。アルバムコンセプトは「とびきりオシャレなショッピング」? 買い物やファッションに関するフレーズが多いから。ホント聴いて下さい、ピチカートだから。
●でも今聴けば、ポップでキュートでカワイいよ。シングル曲「music controller」は capsule のテーマソングにふさわしい名曲でクールでキャッチーなポップダンス。
●capsule「phony phonic」2003年
●ココまでは、まだオシャレ女子のポップソングを目指してたのだと思う。ピチカートコンプレックスを感じます。ボサっぽいリズム&メロとか、ヴァイブ使いとか。でもジワっとビートの強度が上がってきました。シンセ魂も徐々に前面に押し出されてきました。女子声メインから、トラックとボーカルの存在感が 50:50 になってきたような気がする。
●capsule「S.F. Sound Furniture」2004年
●ここで capsule、未来派野郎になります。臆面なくテクノポップ。「音の家具」とか言ってるけどこんなに自己主張の強い家具は部屋に置いとけません。コンセプトは「楽しい楽しい宇宙旅行ピクニック」といったトコロ? ゴーゴーダンスのノリでドライヴィング、そのまま宇宙空港に乗りつけて軌道エレベーターで宇宙まで!(←ガンダム00風?)愉快なインタールードでコンセプトが効果的に機能。でも昭和風男性アナウンサーのナレーション使いがまだまだピチカート風。おウチに帰るまでが遠足です。最後の曲「レトロメモリー」でちゃんと帰宅。
●capsule「NEXUS-2060」2005年
●テクノ度上昇中。コンセプトは「リゾート専用宇宙ステーションへ快適なトリップ」。中田ヤスタカ機長の操縦で大気圏突破。世にも賑やかな楽しいツアー。インストトラックも増えてきて、中田氏の打ち込み宇宙が拡大して行きます。でも capsule が描く未来社会は、マッチョ男子が陥りがちなサイバーパンクSFじゃなくて、ドラえもんがやってきたような明るい未来。レトロフューチャー風味のパラレルワールドなのです。
●capsule「L.D.K. Lounge Designers Killer」2005年
●どんどんテクノ度上がってます。女子ボーカルがどんどん添え物的存在になり、ダンスミュージックとしての機能が高くなっていきます。フィルター萌え声も登場。ピコピコ具合も前面に出て来る。もうファーストアルバムの頃の女子ポップス感は感じられなくなり、UNDERWORLD ばりのビッグビートも炸裂するほどのダンスサイボーグに変身してしまうのです。中田ヤスタカ氏がエレクトロ魂を剥き出しに表現した瞬間ですわ。シンセで絶叫しシンセでウねる欲望、四ツ打ちへの凶暴なフェチ愛。それがエレクトロ魂。
●capsule「FRUITS CLiPPER」2006年
●エレクトロに完全に覚醒してしまった。ロボットボイス炸裂。古くからのファンは「ワタシの知ってるあのカワイい capsule はドコ行ったの?」と戸惑いのムキもあるでしょう。ダメだよ、連中は人間の姿してるけど、もうエレクトロサイボーグに改造されちゃったんだよ。ポップだけど甘くないぜ、筋肉が鋼鉄だから。ベースとキックが強烈で最高。歪み絶叫するシンセが世界同時多発的エレクトロ表現。彼らの宇宙旅行はどうやら惑星エンドアを通過して銀河の果てのダンスフロアに到達したらしい。キャッチーメロのハウシーな佳曲「jelly (album-edit)」には、iTune 限定ミックスがあるから気をつけろ!
●capsule「Sugarless GiRL」2007年
●女子ボーカルこしじま嬢、サイボーグ手術だけじゃなく豊胸手術まで?! その真偽はおいといて、甘さが抜けた事は間違いない。ビートは強力でビターだぜ。より凶暴で非情なサイボーグに進化しました。トラックとボーカルの主従関係が完全に逆転して、ダンスミュージックとしてより純化。でもキラキラのポップ感覚だけは地球の引力で繋がってるようで、美メロボーカルハウスチューンをちょっぴり入れてくれる。
●capsule「capsule rmx」2007年
●2004年から2007年「Sugarless GiRL」までを網羅したリミックス集。人間の肉体を持っていた時代を葬り去りたいのか、過去に遡って自作をエレクトロ化。シンセベースがブリブリしまくってます。凶悪エレクトロもいいけど、ギャラクシーなハウス感に昇天。
●以上、過去作から近作まで、如何に capsule の音楽性が変貌したか検証してみました。ファーストとかは、ある意味逆に新鮮に聴こえて感動してしまった。あのまま女子ポップスユニットであって欲しかった人もいると思う。無敵のエレクトロ野郎なんてヤダ!って人もいるかも。
●でも中田ヤスタカさんのシンセフェチは一番最初からの素養で、ダンスミュージックに開眼するのはどのみち時間の問題だったかもしれない。でも、彼が女子声を素材としたポップスの見事な職人であることは間違いないし、本人も女子声がないと作れない、インストチューンだけじゃダメだ、ってちゃんと理解してるような気がする。
●capsule 以外の中田ヤスタカ仕事。
●鈴木亜美「DOLCE」2008年
●鈴木亜美が「join」という言葉を使って様々なアーティストとコラボしたコンセプトアルバムだ。ボクは BUFFALO DAUGHTER とのコラボばっかり聴いてて、他の曲をろくに聴いてなかったんだけど、よーく見たら中田ヤスタカが2曲(「FREE FREE」「SUPER MUSIC MAKER」)も提供してた。超客観的に見ちゃうと、このアルバムで鈴木亜美はどのアーティストにも呑まれちゃって、彼女にとってイイアルバムになってない(笑)。中田氏も彼女の声にフィルターを思いっきりかぶせて、自分のエレクトロにねじ伏せてる。でも彼女の都合なんてコッチにはどうでもよくて、硬度高めの鋼鉄具合で実に良し!
●リア・ディゾン「DISTENY LINE」2007年
●アルバムのボーナストラックで彼女の代表曲をリミックスしてた。「恋しよう♪(Yasutaka Nakata Capsule Mix)」。ブリブリシンセベースの上で黒船グラドルが踊るのはイイわ。もともとかなり甘口の原曲。甘さを残すトコロは残し、ビターなトコロはビターにする。そのさじ加減がイイ。
●彼の仕事は、ユニット COLTEMONIKHA を始め、まだまだイッパイあるみたいだけど、ゆっくり研究して行きます。
●つーか、iPod で連日聴いてます。Perfume「ポリリズム」のブレイクでいきなりトッププロデューサーになっちゃったこの人に今日は注目しまーす。
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●Perfume「Perfume 〜COMPLETE BEST〜」2003-2006年
●やっぱイントロダクションとしては、ココからでしょう。3人組アイドルユニットである彼女らは広島出身広島結成。初期インディーシングルは、なんと爆風スランプのギタリストパッパラー河合で、かなりイタイ内容。ユニット名も「ぱふゅ〜む」とか言ってたりしてる。でもテクノポップ路線である事はこの頃からブレてなかった。なぜテクノに固執? いや制作費が安いからたまたまソコにオトし込まれた?
●しかし2003年のシングルから、中田ヤスタカが全面的にサウンドプロデュースに参加。21世紀型のテクノポップアイドルが誕生した。フィルター通過のアンドロイドアニメ声と、過剰にキラキラなアレンジ、時に8bitファミコン型ピコピコサウンド。しかしそれとはアンバランスな鋼鉄のブットい四ツ打ちビート。歌詞タイトルに一貫されてる未来感(いや微妙にズラしてレトロフューチャー狙いか)がイイっす。
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●Perfume「Baby Cruising Love / マカロニ」2008年
●最新シングル。でもちょっと不満。鋼鉄のエレクトロだった「ポリリズム」から、多少の減速テンポダウンで萌え度は個人的に下落。BPMが足らねえ!アニメ声でも全力で飛べ!マッハで飛べ!
●さて、この中田ヤスタカさんですが…
●本業は何かというと、男女2人組ユニット capsule の活動がメイン。
●サウンドはもちろんアートディレクションまで全て自作自演で中田氏が完全掌握する。そこでは本気汁が出まくりのエレクトロ魂が炸裂してます。
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●capsule「FLASH BACK」2007年
●今んとこの最新アルバム。Perfume の3倍の高出力、足腰の筋肉がエレクトロサイボーグに強化改造、ボーカルのフィルター処理も分厚くって英語詞も何言ってるかほぼ不明。トゲっぽいビートにひたすら身を浸せ!フレンチ〜ヨーロッパのエレクトロシーン台頭とちょうどリンクしたカタチで完全追い風。BLACK STOROBE や JUSTICE に負けない鋼鉄魂がココ日本にはある。
●でもね、ホントタイミングの問題のような気がする。
●ここまで欧米でエレクトロがキテなかったら、彼の評価もどうなってたか。つーか、彼自身も自分の音楽をココまでエレクトロに舵を切りきったか。
●というのも、capsule、4年ほど前にレコード会社の人に奨められて聴いてたコトがあったんだけど、そん時は即却下しちゃったんだよね。ま、仕事で扱う音楽として聴いたという状況もあるけど、新鮮でもオモシロいとも思わなかった。ボクはレコード会社の人からもらった音源は全部聴くし、全部は保存できなくても、何枚かにまとめてCD-Rに焼いておくのが習慣。でも capsule の音源はたった一曲しか残ってなかった。数枚のCDに対して1曲しか保存しなかったのは、当時どれだけボクの関心がどれだけ低かったのかを示している。
●そん時は、ハッキリ覚えてる、ピチカート・エピゴーネンだと思ったんだ。
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●capsule「ハイカラ ガール」2001年
●ファーストアルバム。相方の女性ボーカリストこしじまとしこさんのウタをメインに据えたオーソドックスなポップソング集。近作のアルバムでは完全にお飾り的存在になってる彼女の存在がここでは完全中心になってる。テクノポップの手法への特別な偏愛はココから健在。8bitファミコンサウンドや、ピッチを揺らすシンセ使いなどなど、隠し味にシンセフェチ体質が見え隠れしてる。
●あと大切な事は、アルバムを一貫するコンセプトワークがスゴく優れてるってコト。capsule のアルバム全部がそうなってる。ココでは「レトロ〜和」風味が、現代的ビートの上にキチンと成立してる。歌詞、細かいアレンジの音選びとか。
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●capsule「Cutie Cinema Replay」2003年
●以前レコード会社の人に聴かせてもらったのは多分この頃。一曲一曲色々な女性シンガーをフィーチャーしてる。この音がズバリピチカートファイブのフォロワーっぽく聴こえる。各所でオシャレに差し込まれるフランス語、カワイい系女子ウイスパー声、意味がありそで特にない歌詞、明るくて手数の多いサンプルトラック、程々に強いビート感。
●cymbals ほど露骨とは言わないけど(あれはルックスまでマネしてた)、女性シンガー&男性プロデューサーのユニットですって持ってこられたら、ありゃりゃ〜こりゃ末期のピチカートそっくりだって思うでしょ。アルバムコンセプトは「とびきりオシャレなショッピング」? 買い物やファッションに関するフレーズが多いから。ホント聴いて下さい、ピチカートだから。
●でも今聴けば、ポップでキュートでカワイいよ。シングル曲「music controller」は capsule のテーマソングにふさわしい名曲でクールでキャッチーなポップダンス。
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●capsule「phony phonic」2003年
●ココまでは、まだオシャレ女子のポップソングを目指してたのだと思う。ピチカートコンプレックスを感じます。ボサっぽいリズム&メロとか、ヴァイブ使いとか。でもジワっとビートの強度が上がってきました。シンセ魂も徐々に前面に押し出されてきました。女子声メインから、トラックとボーカルの存在感が 50:50 になってきたような気がする。
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●capsule「S.F. Sound Furniture」2004年
●ここで capsule、未来派野郎になります。臆面なくテクノポップ。「音の家具」とか言ってるけどこんなに自己主張の強い家具は部屋に置いとけません。コンセプトは「楽しい楽しい宇宙旅行ピクニック」といったトコロ? ゴーゴーダンスのノリでドライヴィング、そのまま宇宙空港に乗りつけて軌道エレベーターで宇宙まで!(←ガンダム00風?)愉快なインタールードでコンセプトが効果的に機能。でも昭和風男性アナウンサーのナレーション使いがまだまだピチカート風。おウチに帰るまでが遠足です。最後の曲「レトロメモリー」でちゃんと帰宅。
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●capsule「NEXUS-2060」2005年
●テクノ度上昇中。コンセプトは「リゾート専用宇宙ステーションへ快適なトリップ」。中田ヤスタカ機長の操縦で大気圏突破。世にも賑やかな楽しいツアー。インストトラックも増えてきて、中田氏の打ち込み宇宙が拡大して行きます。でも capsule が描く未来社会は、マッチョ男子が陥りがちなサイバーパンクSFじゃなくて、ドラえもんがやってきたような明るい未来。レトロフューチャー風味のパラレルワールドなのです。
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●capsule「L.D.K. Lounge Designers Killer」2005年
●どんどんテクノ度上がってます。女子ボーカルがどんどん添え物的存在になり、ダンスミュージックとしての機能が高くなっていきます。フィルター萌え声も登場。ピコピコ具合も前面に出て来る。もうファーストアルバムの頃の女子ポップス感は感じられなくなり、UNDERWORLD ばりのビッグビートも炸裂するほどのダンスサイボーグに変身してしまうのです。中田ヤスタカ氏がエレクトロ魂を剥き出しに表現した瞬間ですわ。シンセで絶叫しシンセでウねる欲望、四ツ打ちへの凶暴なフェチ愛。それがエレクトロ魂。
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●capsule「FRUITS CLiPPER」2006年
●エレクトロに完全に覚醒してしまった。ロボットボイス炸裂。古くからのファンは「ワタシの知ってるあのカワイい capsule はドコ行ったの?」と戸惑いのムキもあるでしょう。ダメだよ、連中は人間の姿してるけど、もうエレクトロサイボーグに改造されちゃったんだよ。ポップだけど甘くないぜ、筋肉が鋼鉄だから。ベースとキックが強烈で最高。歪み絶叫するシンセが世界同時多発的エレクトロ表現。彼らの宇宙旅行はどうやら惑星エンドアを通過して銀河の果てのダンスフロアに到達したらしい。キャッチーメロのハウシーな佳曲「jelly (album-edit)」には、iTune 限定ミックスがあるから気をつけろ!
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●capsule「Sugarless GiRL」2007年
●女子ボーカルこしじま嬢、サイボーグ手術だけじゃなく豊胸手術まで?! その真偽はおいといて、甘さが抜けた事は間違いない。ビートは強力でビターだぜ。より凶暴で非情なサイボーグに進化しました。トラックとボーカルの主従関係が完全に逆転して、ダンスミュージックとしてより純化。でもキラキラのポップ感覚だけは地球の引力で繋がってるようで、美メロボーカルハウスチューンをちょっぴり入れてくれる。
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●capsule「capsule rmx」2007年
●2004年から2007年「Sugarless GiRL」までを網羅したリミックス集。人間の肉体を持っていた時代を葬り去りたいのか、過去に遡って自作をエレクトロ化。シンセベースがブリブリしまくってます。凶悪エレクトロもいいけど、ギャラクシーなハウス感に昇天。
●以上、過去作から近作まで、如何に capsule の音楽性が変貌したか検証してみました。ファーストとかは、ある意味逆に新鮮に聴こえて感動してしまった。あのまま女子ポップスユニットであって欲しかった人もいると思う。無敵のエレクトロ野郎なんてヤダ!って人もいるかも。
●でも中田ヤスタカさんのシンセフェチは一番最初からの素養で、ダンスミュージックに開眼するのはどのみち時間の問題だったかもしれない。でも、彼が女子声を素材としたポップスの見事な職人であることは間違いないし、本人も女子声がないと作れない、インストチューンだけじゃダメだ、ってちゃんと理解してるような気がする。
●capsule 以外の中田ヤスタカ仕事。
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●鈴木亜美「DOLCE」2008年
●鈴木亜美が「join」という言葉を使って様々なアーティストとコラボしたコンセプトアルバムだ。ボクは BUFFALO DAUGHTER とのコラボばっかり聴いてて、他の曲をろくに聴いてなかったんだけど、よーく見たら中田ヤスタカが2曲(「FREE FREE」「SUPER MUSIC MAKER」)も提供してた。超客観的に見ちゃうと、このアルバムで鈴木亜美はどのアーティストにも呑まれちゃって、彼女にとってイイアルバムになってない(笑)。中田氏も彼女の声にフィルターを思いっきりかぶせて、自分のエレクトロにねじ伏せてる。でも彼女の都合なんてコッチにはどうでもよくて、硬度高めの鋼鉄具合で実に良し!
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●リア・ディゾン「DISTENY LINE」2007年
●アルバムのボーナストラックで彼女の代表曲をリミックスしてた。「恋しよう♪(Yasutaka Nakata Capsule Mix)」。ブリブリシンセベースの上で黒船グラドルが踊るのはイイわ。もともとかなり甘口の原曲。甘さを残すトコロは残し、ビターなトコロはビターにする。そのさじ加減がイイ。
●彼の仕事は、ユニット COLTEMONIKHA を始め、まだまだイッパイあるみたいだけど、ゆっくり研究して行きます。
unimogroove
確かにそうかもね。
単純に打ち込みフェチってだけじゃなくて、
YMO時代のテクノポップがもってた、
奇妙なエキゾ和趣味が中田ヤスタカにはあるかも。
あと、YMOの連中も
めいっぱいアイドル楽曲手掛けてるし。
細野晴臣のイモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」とか。
単純に打ち込みフェチってだけじゃなくて、
YMO時代のテクノポップがもってた、
奇妙なエキゾ和趣味が中田ヤスタカにはあるかも。
あと、YMOの連中も
めいっぱいアイドル楽曲手掛けてるし。
細野晴臣のイモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」とか。
2008/03/10 Mon 23:39 URL [ Edit ]
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![Destiny Line [通常盤]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31NX9rCdUqL.jpg)
