上田現さん、死去。
●平成元年前後のバンドブームを賑わせたバンド、レピッシュのキーボード&サックス奏者、上田現さんが肺がんで9日亡くなったという。47歳。

上田現
  
レピッシュは、80年代末当時はまだ認知の浅かったスカミュージック(やや2 TONE風)を、外来様式のスカコアとは全く違うカタチで日本語ロックとミクスチャーさせたバンド。

レピッシュ

●個人的には1989年の「ANIMAL II」が一番思い入れのある音源。爆裂チューン「めがねの日本」といった独自のスカ解釈ロックが斬新&痛快。上田現氏は、うねるベースがグッとくるスローテンポなロックステディ「シュハキマセリ」でボーカルをとってる。不思議な浮遊感と歌詞世界を持つこの曲は20年近く経ってもボクのアタマにこびり付いてた。


ボクにとってこの人を特別にしたキャリアが、もう一曲ある。

「ワダツミの木」

元ちとせのメジャーデビュー曲「ワダツミの木」の作詞作曲プロデュースを上田現氏が担当しているのだ。元ちとせの希有な奄美大島産歌唱ばかりに目がとらわれがちなこの曲。でも本当は、シンガーが放射する奄美の湿り気と、彼が組み上げた乾いたダブの調和が、この曲を不朽の名曲にしてるのだと思う。ボクは、この曲の間奏に差し込まれる枯れたトロンボーンでゴハン3杯はイケル。そしてドラマチックなストリングスを呼び込んで、楽曲は大きなサビに突入する。

「星もない暗闇で さまよう二人がうたう歌 波よ、もし、聞こえるなら 少し、今声をひそめて」「ワダツミの木」) 

●故人のご冥福をお祈りします。

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