ひよこのことわざボード。
●我が家のトイレには、床面ギリギリの位置にホワイトボードがかかってる。ここに娘ヒヨコが自分の気に入ったことわざを記入する仕組みになっている。

ひよこことわざ1

●翻訳します。「かっテかぶとのおをしめろ」。勝って兜の緒を締めよ。…でも今朝見たら新しいことわざに書き換えてあった。

ひよこことわざ2

●今度は「ときはかねなり」。時は金なり。ヒヨコ、ママに質問したらしい。「ママ、ジカンがおカネよりたいせつだよってことわざは、ナンていうんだっけ?」
●右サイドには、息子ノマドが気になる戦国武将の名前を列挙。翻訳。「お田のぶなが とよとみひでよし さな田ゆきむら」織田信長、豊臣秀吉、真田幸村。


機動戦士ガンダム00 7機動戦士ガンダム00 7
(2008/07/25)
宮野真守、三木眞一郎 他

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娘ヒヨコ、「機動戦士ガンダム00」を見てナニかを悟る。
●ワイフがHDDで先日の「00」の最終回を夕方観ていたそうな。すると、ワケも分からず一緒に観ていたヒヨコが大きな声で叫び出したという。ヒヨコ「せんそうって、にんげんをころしちゃうってことなんだ!ヒヨコしらなかった!」ヒヨコ人間社会の現実を悟る。最後の戦いに挑むガンダムのパイロットたちが、自分たちの戦う意義、生きる意義をかみしめるシーンでは、ヒヨコもテレビに向かって叫ぶ。「にんげんはね、しにたくないから、いきるんだよ!」ヒヨコの真っ白な脳ミソが、人間存在の根源まで一気に到達した瞬間。ヤヤコしい屁理屈も邪魔立てする偏見もない思考の真空状態が、真実をクッキリと照らし出す。ヒヨコよ、そのままでイイ、シンプルにしなやかに、この世をサヴァイヴするんだ。



自律神経失調症とのお付合い(その47)~「会社滞在時間を伸ばす」編
●今日、出勤最早記録(という言葉があるのか?)を更新した。午前10時50分。すげえ。自分ですげえと感心する。人間らしくなってきたじゃねえか。昨日は退社最遅記録(という言葉があるのか?)を更新。午後17時15分。すげえ。自分ですげえと感心する。やっとまっとうな人間になってきたじゃないか。ということで、リハビリ出勤は好調に推移している。
●熟睡できる日は朝8時までキチンと眠れる。これ、常人には当たり前の話だけど、今までのボクは毎晩2~3回目を覚ますのがレギュラー、朝4時5時に起きちゃって、眠れないけど起き上がれもしない。年明け頃でそんな有様だったから、あの状態から比べると。まるで生まれ変わったようだわ。それでも起き上がるのに20分ほどは今でも必要。カラダが動かせるようになるまで、まだその程度の時間が必要。
朝風呂の習慣も、時短傾向に持っていけてる。今までは1時間近くかけてゆっくりカラダを暖める必要があったが、20分ほどに短縮できるようになった。よって、8時起床、10時セットアップ完了、11時前に会社到着が実現したのである!偉業である!
●と、一人盛り上がってますが、…ま、遠目に見たら、意味わかんないくらいの前進です。

ラッシュの電車はシンドイので、席が空いてたら積極的に座ろうとしてる。
●でもね、何ぶん自分のルックスが不埒な若者(無精ヒゲ、コキタナい古着、茶髪混じりのアタマなど)だというコトは痛いほど分かってるので、お年寄りには積極的に席を譲ってます。だって、周囲から「このテの若造が日本をダメにしてんだ」的視線がザクザク飛んで来るのがわかるから。そのヘン敏感に感じ取る客観性はボク一応備えてるんです。実際今のボク、事実上リアルにニートだし。
●だから今朝も譲りましたよ。70歳ぐらいのご夫婦で、ボクの隣にご主人が座ったんだけど、奥さんは立たなくちゃいけなくなった。そこで「どうぞ座って下さい。いやいや、あと2駅でボク降りちゃいますから」
●そんで午後。会社を出て病院の診察へ移動する途中、ガラガラ電車の中、落ち着いて椅子に座り爆睡ブッこいてたら、正面に座ってたのが、朝に席を譲ったご夫婦さん!ふと目を覚ましたら目と目が合って、丁寧にお礼されちゃった。よく向こうはボクの顔覚えてたな~。先方から声かけられなかったらボクは気付かなかった。ワイフにこの事言ったら「ワタシも妊娠中にタトゥー入ったオニイさんに席譲られて、鮮明に記憶したわよ。そんな風に見えたんじゃない?」

リハビリライフはぼちぼち快適。
●診療所事務室の女性スタッフ(うんと年上のオバサマ方)と、和気藹々のコミュニケーションが出来て結構楽しいッス。ゴミ捨て係を引き受けたり、カテキン緑茶買ってきて、みんなで誰かの出張お土産の大福を食べたり。
●オバサマが連休に京都旅行に行ったとなれば。日本の古典美術トークや、京都オリジナルブランドの話で盛り上がり、ハワイ旅行の話になれば、JAKE SHIMABUKURO の話になって「あのフラガールの音楽やってる人ですよ」とか言ってCD-Rにダビングしてあげたり。
●そんなことしててたら、歯科衛生士のお姉さんが「私も音楽好きで…」と話が膨らんで JOEY NEGROとか CARL CRAIG とかテクノ/ハウスの話題で盛り上がったり。まー、結局のトコロ、場所が変わってもへんなカルチャーオタクとしての芸風でしか生きていけないのがボクという人間。

カウンセリングでも手応えあり。
●着々と会社滞在時間を伸ばしつつあるボクを見て、会社のカウンセラーの先生も真顔で言い出した。「そろそろ主治医の先生と、完全復職をにらんだ診断書を作ってもらう相談をして下さい。そしたら、それを受けてコチラも具体的に動き始めます」おお。「具体的に」の中身が、なんだか全くわからんけど、違うレベルに入ってきたなって感触は感じた。

でも肝心の心療内科、新任の美人センセイは、まだヌルい。
「今週はどうでした?」と聞くのは、他の先生と一緒だけど、そっから話題が広がらないんだよね。気になる事とか言ってもリアクション薄いし。話題とっとと切り上げて「では、今週もおクスリいつもの量でイイですね」で締めくくろうとする。それじゃオモシロくないじゃん(←オモシロい必要性があるのかどうか、そこは敢えて考えない)。
●で、会話をあえて混ぜっ返してやろうと思ってワザとヘンな質問してやった。「センセイ、あのー、へんなコト聞くようですけど、1つイイですか?」センセイ「はい?なんでしょう?」ボク「あのー、ロビーにいつも置いてある雑誌の『家庭画報』。あの最新刊が置いてないんですけど、どうしちゃったんでしょうか。気になってしょうがないんです」センセイ「あっそうですか、じゃ、確認させときます」……スルーかよ!ツッコンでくれよ、せっかくボケてんだから!ここトークとして広げドコロじゃないの? 汲んでくれよ、このクールビューティめ。


●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html


「家庭画報」、マジ気になる。

家庭画報 2008年 04月号 [雑誌]家庭画報 2008年 04月号 [雑誌]
(2008/03/01)
不明

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●ボクが通ってる心療内科のロビー、ホントに「家庭画報」のバックナンバーが無造作に山積みにされてるんです。しかも4年分くらい。どうやら院長先生の趣味らしい。最近まで眼中にも入れてなかったんだけど、この前ちょっとページをめくってみて衝撃を受けた。スゲエ、この雑誌スゲエ。
●今年の新年号で、いきなり「対談:吉永小百合&樹木希林」。パリッと極めた和服姿が粋だけど、樹木さん唐突に「あなた、お顔はいじってないの?」小百合さん「ええ、どこも」いきなりぶっちゃけ過ぎ。ゴージャスかつヒップな対談にエキサイト!ちなみに2月号は「対談:吉永小百合&山田洋次」。日本映画史を総復習。
●全ページフルカラーで写真がキレイ。すっごく手間かけてガッチリ撮ってる。ボクは日本の古典美術が好きで、「芸術新潮」でそのテの特集があると買って読んじゃうんだけど、「家庭画報」毎号マストでコアな古典美術がスゴく作り込んだグラビアで特集されてるんです。高麗青磁&李氏朝鮮時代の白磁の銘品とか、伊藤若冲の再評価の火ぶたを切ったアメリカのコレクター、ジョー・プライス氏の自宅&日本画コレクション紹介(ちなみに自宅設計はフランク・ロイド・ライトの孫弟子さんで超ヒップなデザイン)とか、江戸~明治時代の琳派絵画とか、岸恵子による後期印象派とフランス五月革命の思い出エッセイとか、目ん玉飛び出るほどクールに紹介してる。
●京の伝統料理とか、皇后陛下の詠んだ和歌特集とか、和服の着こなし特集とか、ボクにはてんで理解不能なウルトラコンサバティヴな場所から、ハイブロウな芸術表現が発射されてるという、意外な逆転のオモシロさがあって、ホントにロビーでガン読みしてるんです。
●ニューリッチ向け市場でいろんな雑誌が創刊されたけど、ホンモノの上流階級はこういう雑誌を読んでるのか!と思い知る。細川護熈元首相の連載とかもあったようだ。想定読者対象は「殿」&その妻ときたか!価格は1050円。でもこの分厚くデカい版型でフルカラーでっつーのは、むしろ安い。いかにデカい広告量とってるか、と考えてしまう。


日本の古典美術/古典芸能ってオモロいよ。

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●映画「利休」1989年
●監督:勅使河原宏。出演:三國連太郎、山崎努、松本幸四郎、中村吉右衛門、坂東八十助、山口小夜子など。戦国時代~安土桃山時代の茶人・千利休(三國連太郎)と、時の権力者・豊臣秀吉(山崎努)の緊張感あふれる関係をカッチリ描く。文化的指導者であり、政治的ブレーンでもあった利休に、教育も家柄もない秀吉は愛憎まみれた感情を抱く。芸術家・利休の立場が高くなればなるほど、秀吉の政治的目論見との乖離は大きくなり、両者を矛盾と葛藤に追いつめる。「茶の湯」という静の空間の中で、激しくぶつかる二人の男の摩擦熱がチリチリ空気を焦がす。
●ノマドに「豊臣秀吉」の伝記マンガを読んでやってて、自分でもこの時代の事をもっと知りたくなった。折しも「週刊モーニング」でも山田芳裕「へうげもの」が、数寄もの大名・古田織部を主人公に、この時代を文化的側面から描いている。オモシロいマンガだ。連載ではストーリーも佳境、ちょっと先取りのつもりで、このビデオを借りたわけだ。
●この映画、脇役を歌舞伎系の役者さんを配置して、武家の美学をカッチリと撮りながら、山崎努秀吉だけはヒップスターのようなキャラクターを与えている。メイクも大胆で、ゴールドを目の下に塗ってる。ワダエミデザインの衣装は、光沢素材テンコモリでまさに傾きモノ(カブキもの)。大胆な「秀吉」解釈。

それもそのはず、ボクは脚本に注目したい。脚本担当は、監督勅使河原宏と、赤瀬川原平なのだ。赤瀬川原平は、ボクのヒーローの一人だ。日本の戦後現代美術の基礎を作り、今なお現役でコンセプチュアルなテーゼを発信し続ける重要人物。60年代に「ネオダダイストオルガナイザー」「ハイレッドセンター」などのユニットで、奇妙奇天烈なパフォーマンスアートを展開、千円札を精密に模写複製して偽札作りの嫌疑で逮捕、通称「千円札裁判」で世間の注目を浴びる。「超芸術トマソン」というコンセプトを掲げて「路上観察学会」を立ち上げたり、国語辞典で遊ぶ「新解さん」「老人力」など様々なクリエイティブを発信している。ライカなどのヴィンテージカメラのコレクターとしても有名だよね。
●そんな多芸多趣味な赤瀬川氏は、「日本芸術応援団」というコンセプトで日本の古典美術を新しい感覚で再解釈再評価する活動もしている。ボクは完全にココから日本美術に入った。目からウロコの発見がイッパイだった。いかに日本人の美意識がヒップか、思い知らされた。映画「利休」の脚本に、赤瀬川氏の飄々とした一流のユーモアをそのまま汲み取るのは無理があるが、三国&山崎という一流の俳優によって血肉を与えられた2つのキャラクターは、日本史教科書の退屈な描写を豊かなドラマに仕立ててくれてる。見応え満点。

日本美術応援団日本美術応援団
(2000/02)
赤瀬川 原平、山下 裕二 他

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へうげもの 6服 (6) (モーニングKC)へうげもの 6服 (6) (モーニングKC)
(2008/03/21)
山田 芳裕

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