ラッシュ通勤にもちょっと慣れてきた。
●10時出勤が出来るようになって一週間。息子ノマドが元気に小学校に通っているのに、父親がへばっていられないというキモチが、朝のセットアップに気合を入れる。
●しかし、今まで知らない世界だった通勤ラッシュ。駅の電光掲示板を見てると、「お客様混雑のため00線が遅延」とか「人身事故のため00線が遅延、振替輸送を実施しております」とか必ず毎日流れてる。必ず毎日。必ず毎日ですよ。つーか、東京の交通ネットワークは飽和限界直前ってわけね。先週は火事で中央線がド派手に運休しやがったし、今日も京浜東北線が止まった。それで診療所事務所メイトのキマヤさん(仮名)は30分も車内に閉じ込められ、朝からプリプリ。まー、JR西日本の尼崎線事故みたいに運転手にプレッシャーかけて脱線されるよりはマシだけど。脱線するくらいなら止まってくれ。許すから。マジで。

●6月開通の新しい地下鉄「副都心線」山手線とほぼ平行の路線で何の意味があるんじゃ?と思ってたが、もう山手線だけではこの区間の客をさばけないのね。なるほど納得。最終的には、東急横浜線から東武東上線&西部池袋線まで乗り入れるらしい。これで山手線のお客は分散されますかね。


医療従事者、プロ目線でドラマを見る。
●今日は、看護師「のび太のママ」さんと産業医ラーハ先生(仮名)と昼飯を食べる。今週から春クールのドラマが始まる。そこでなぜかドラマトークで盛り上がった。医療関係者の方々は、医療モノのドラマ見てるとどうしてもムズムズしてしまうらしい。点滴のチューブのたらし方が違うとか、レントゲン写真がウラオモテ逆になってるとか。うっひょー、プロ目線。「のび太のママ」さん、海外ドラマ「ER救急救命室」で出てきたペンライトが、ウチの診療所で使ってるのと一緒だったと喜んでる。「ちょっと高かったけどイイの買ってよかったわ」
ドラマ制作者から、監修のお願いを受けるお医者さんもいるらしい。相談の内容がスゴイ。「20代くらいの若者が、突然倒れて実は余命3ヶ月っていうような病気って、ありませんかね?」とか。そんな都合のイイ病気ないっスよ!でもがんばって考えるらしい。いろんな病気の複合攻撃を想定するんですって。ちょっとイイ話聞いた。


やっぱりヒップホップでしょ。その11。
●この前日本語ヒップホップを取上げたけど、今日は韓国のヒップホップ。

114162_m.jpg

BIGBANG「FOR THE WORLD」2008年
韓国って、ヒップホップとかR&Bが熱いんすよ。マジで。ぼくが最後に韓国出張したのは2003年だから古い情報かもしらんけど、テレビのチャンネルひねってる限り、ダンスチームやラッパーばっか出てた。EXILEっぽいのもいっぱいいたけど。レコ屋行ってもロックはほとんど見当たらない。東方神起的なアイドルグループから、スピードのような女の子たちがメインだけど、「ヒップホップありませんか?」って聞くといっぱいいろんな物を薦めてくれる。基本的に韓国のレコ屋めぐりは楽しい。


最初の韓国旅行は1995年。ソテジワアイドル。
●あれは大学3年の頃だったかな。夏休み、ソウルの街に野郎二人で旅に出た。今のような東京と同じスピード感を持つ洗練された街ではなく、ちょっとだけまだ野暮ったかった。光化門というエリアにある「教保文庫(キョボムンコ)」というデカイ本屋(日本で言うと紀伊国屋書店的ポジション)でCD売り場を見つけ、ヒップホップはないかと聞いた。そこで薦められたのが「ソテジワアイドル」、英語でつづると「SEO TAIJI AND BOYS」。別にアイドルではないらしい。この時代はまだラップやヒップホップがテクノなどの新しいダンスミュージックと分化してない頃だったので(電気グルーヴのファースト「FLASH PAPA」1991年で、卓球&瀧が真剣にラップしている感じ)、確かにラップはしてるが、ロックだったりテクノだったりしててとてもユニークだった。リーダーのソ・テジさんは韓国の小室哲也的な存在らしく、先進的な音楽を大きなポップス市場に紹介する役割を果たしてたようだ。ちなみに、彼はメガネだった。ぼく自身がメガネなので、メガネってだけで共感できる。

SEOTAIJI AND BOYS III「SEOTAIJI AND BOYS III」1994年

この頃の韓国は、まだ日本語も英語もなかなか通じない時代だったので、かなりコミュニケーションにてこずった。レコ屋のお姉さんに、「韓国の伝統音楽を探してる」と伝えたいのに全然わかってもらえない。「コリアン、トラディショナルミュージック!」ダメ。「コリアン、クラシックミュージック!」だめだ…。「コリアン、オールドミュージック」「!オーケーオーケー!」パッとお姉さんの顔が明るくなった。そんで紹介されたヤツが、山下洋輔ら日本人フリージャズプレイヤーと、韓国古典音楽の大家がセッションするというスゲエ濃い物件。プロデューサー湯浅学。なんじゃこりゃ!伝統音楽どころか、超アヴァンギャルドやんけ!関連音源6枚一気買いした。韓国のレコ屋めぐりは楽しい。


2002年、ワールドカップで韓国出張。
●この年だけで4回くらい韓国に行ったなあ。ソウルの街はめっきり垢抜けてて、明洞(ミョンドン)エリアは渋谷と変わらない華やかさがあった。新村(シンチョン)は学生街で、ちょっとひねくれたお店がいっぱいあった。オールラウンドのレコードショップは明洞のほうが豊富だが、新村のお店は小さいが、店員のお兄さんが言葉が伝わらないのに一生懸命推薦盤を教えてくれた。「ヒップホップ」「ガールズシンガー」とかの名詞を羅列すればお互いの気持ちは伝わるのよ。釜山(プサン)のショップでは、店員の女の子、最初はぼくが日本人だと気づかなかったみたいで、言葉が通じないと分かると走って逃げていった。そんな、走らなくたって…。そんで英語のわかる同僚をおずおずと連れてきた。あのビックリ仰天ぶりは思い出すだけで楽しい気分になる。「ちょっと待ってくださいね!(多分そう言ってるのだろう)って叫ぶ顔が最高にかわいかったから。この娘がカワイいのでボクはこの店だけで8枚買った。この時見つけたヒップホップアクトは、CHO PD、DRANKEN TIGER、TASHANNIE など。韓国のレコ屋めぐりは楽しい。

NUKESGROOVE.jpg「N.U.K.E.S. GROOVE」2001年

(コレはこの頃日本で発売された韓国ヒップホップ&ソウルのコンピ。おススメ。)


2003年にも韓国出張に行った。2回ほど。
●この辺になってくると、どこにどんな店があるか結構勝手が分かってきた。出張の空き時間で地下鉄にのり、一人で買い物をして回ってた。大学路(テハンノ)、仁寺洞(インサドン)にはCD屋はないがヒップな店がたくさんある。もちろん明洞東大門市場(トンデムンシジャン)もまわった。バカTシャツとか買ったな。南大門市場(ナンデムンシジャン)から明洞へ続く大通りの中間地点にあった汚い地下街に、ボロボロのアナログレコードを大量に売ってる店が何軒も集中してる場所を見つけた。残念ながらココをチェックする時間はなかった。これがホントに心残りでしょうがない。この時見つけたヒップホップアクトは、JOOSUC など。韓国のレコ屋めぐりは楽しい。


ソウルのレコ屋
 
(謎のレコ屋地下街。この積み重なってるの全部アナログだよ。怖いくらいの量。こんな店が8件くらい集まってた。まだ存在するのかな?)


とムダな遠回りをして、このBIGBANG。
●このユニットは、ラッパー、シンガー、ダンサーなどが集まった5人組。韓国ヒップホップと日本のソレの違い。日本はアメリカのトレンドを真っ直ぐには受け止めないが、韓国はアメリカのトレンドを直球で取り入れる傾向が強い。その分突き抜け感は豪快で気持ちよく、半面大味になってしまうことがある。この音源では HYPHY 的なトラックも登場、バラエティには富んでいるが、一方でシンガーが BACK STREET BOYS みたいに機能しちゃって、東方神起的ダンスポップスまで到達してしまうのがぼく的にはモッタイナイ気がする。根はかなり硬派なのに。
●あと、ポイントはレーベル。YG ENTERTAINMENTってトコなんだけど、R&B~ヒップホップ系じゃ韓国最大手っぽい。韓流スターでいうと SE7EN が所属してる。ボクは日本で韓国ヒップホップを探したとき、ここのレーベルサンプラーが一番面白かったからそれ以来注目。未確認だけど、レーベル幹部は前述ソテジワアイドルの元メンバーらしい。
●しかし、何を置いても一番残念なことがある。収録曲のほとんどが完全英語詞だったこと。かつて PUBLIC ENEMY CHUCK D は言った。「自分の母国語でラップしろ!」(←ちょっとウロ覚え…KRS-ONE だったけな?)

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://unimogroove.blog4.fc2.com/tb.php/415-a9d3ccec