自律神経失調症とのお付合い(その57)~「リワークプログラム始めの一歩」編
●昨日月曜日。会社診療所のカウンセラーのオジさんが横浜にある大きな精神病院の院長先生であることが発覚し、その横浜の病院で行われている「リワークプログラム」に参加しないかと提案されたワタクシ。とにかくノコノコと行ってみましたよ、モノホンの精神病院に!


精神病院

横浜って言ってもね、ベイエリアな横浜じゃなくって、なんかスゴク内陸方面。町田とか近いよ。そんでクソ遠い。急行乗って1時間、そっからバス10分。ダメ押しに徒歩5分。この距離にもうクジケそうだわ。周囲は静かな住宅街。昔からの人が住んでいるタイプ。病院の外見は一見マンションのようだが、入り口に救急車が並んでるトコロで明白に病院と分かる。

「あのー、院長先生とのお約束で12時に来た unimogroove と申します」院長パワー立派。待ち時間ゼロで診察室へ。会社で顔合わせる時よりもエラそうに見える先生は、どう?遠かったかな?とか聴きながら早速ボクの担当になってくれる臨床心理士さんを紹介してくれた。
「アナタを担当する副主任のチーくん(仮名)。よろしくね、コレから彼がキミの世話を全部見てくれるから」年齢は30代後半、若白髪が目立つ長身の男性だ。「あれー、センセイ、この前は担当を女の人にしてくれるって言ってたのに…」と心の中でチッと舌打ち、でもちゃんと大人の挨拶をする。見た目経験豊富っぽいし副主任ってコトは腕もイイんだろう。チーさん、どうぞよろしくお願いします。

●その後、血液検査、尿検査、CTスキャン、問診票の記入まですまして、やっとカウンセリングが始まる。6畳ほどの部屋で二人きりのトークだ。
●一昨年まで遡ってボクの病歴を説明し、この「リワークプログラム」に参加するに至った経緯を一気にしゃべる。今日のボクのアタマは冴えている、言葉がよどみなく流れ出る。「…だから、リワークプログラムという言葉を知ったのは先週の事で、知識は何もありません。先入観なくトライするだけのツモリです」
●さて、今度はチーさんの番だ。「この病院で行われているリワークプログラムについて簡単にご説明します」対象は、メンタルの問題を抱えて現在休職中でありながら復職を目指している人。基本的には週一度のカウンセリングを行って患者さんのコンディションを細かく把握。その上でその人にふさわしい「リワークプログラム」を作成して、状況に応じて様々な事をする。例えばこの病院では月曜日に「軽スポーツ」、火曜日に「女性向けの手芸クラス」、金曜日に「SSTクラス」を設置。チーさん「SSTというのが結構大事でして、同じような病気で悩んでいる人との交流を通じて孤独感を緩和したり、グループミーティングを行って社交力を養ったり、病気の再発を防ぐための知識を勉強する場となります」一方で「デイケア」といって毎日通院して生活習慣のリズムを養う場合も。「症状が重い場合は入院という場合もありますが、unimogrooveさんはソコまではイッテナイですから」ソコはホンマモンのヘヴィな世界ってワケね。病院の廊下を歩いている人見てるだけで雰囲気は分かる。マジでヘヴィだよ。「でボクはナニをやるんですか? 手芸については何も出来ませんが、やれというなら一から覚えますよ」
●チーさん「まずは私がunimogrooveさんのコトをよーく理解するまで、3回ほどのカウンセリングをしていきます。具体的にプログラムのメニューはソコから考えます」プログラムの内容は人それぞれ。病気の現れ方もそれぞれ。クスリの利き方も人それぞれ。「人それぞれ」はもう耳タコだよ。「差し当たり今日は宿題を持って帰ってもらいます」んっ? 心理テストの用紙が沢山出てきたぞ。来週までコレを全部やれと。あーいつも通ってる心療内科でやったテストも混じってるぞ。「いいんです。テストの結果はその時のコンディションで変わっていくものですから」ふーん。


今日、心理テストに取り組む。
●全部で六種類もあるぜ!こりゃ大変だ。もう一回やってるから時間もかかるしアタマも使うって知ってるんだ。騒がしい家の中ではできないと、テスト一式を持って近所のカフェまで遠征。

心理テスト

●全部やりこなすのに3時間以上かかったよ。内容知りたい?じゃ、知りたい人だけ読んで下さい。

1「日本版SDS」:20問の設問に対して、4段階のリアクションを選んでマルをつける。「夜眠れない」という問いに対して、「ないかたまに」「ときどき」「かなりのあいだ」「ほとんどいつも」のどれかにマルするだけ。ボクはこの問題には「ほとんどいつも」。睡眠時間は荒れてるぜ。中には「便秘している」とか「まだ性欲がある」とか「自分が死んだ方が他の者は楽に暮らせると思う」というような問いもある。ボクは死んだ方がみんなハッピーかな?

2「YG性格検査」:今度は問いが120個もある。選択肢は「はい」「いいえ」「?」の3つ。簡単に答えられる質問ばっかりだ。「気が短い」「お祭り騒ぎが好きである」「人と広くつきあうのが好きである」とか。「人は結局利欲のために働くのだと思う」「人の親切には下心がありそうで不安である」「スパイのような人がたくさんいる」など時々ダークな問題が混じっている。スパイって…?

3「新版 TEG II」:東京大学の人が作ったみたい。これも53の問いに「はい」「いいえ」「どちらでもない」で答えるだけだ。「物事には常に原因があるから結果があると考える」「納得のいかないコトに抗議する」「物事を言葉でキチンと説明できる」設問がなんだか理屈っぽい…。

4「実のなる木の絵を描いてみて」:画用紙を渡されて、エンピツと消しゴムを使って自由に木の絵を描けと言うのだ。絵をマジで描くってそんなに普段ない経験だから意外と緊張するよ。ボクは木だけではなんか寂しいから、ノマドヒヨコを木の下に描き込んで、チョウチョやトンボやコトリさんまで描き込んでやった。虫取り網を握った少年少女が木を見上げる絵だ。

5「P-Fスタディ」:コレはオモシロい。マンガの一コマのようなシチュエーションが描かれてる。主人公がもう1人の人物から突っ込まれているのだが、それに対して切り返すセリフを書き込む。ココで逆切れすべき?とか、皮肉を盛り込めっつーのか?とか、試されてる感じがリアル。雑なイラストに味がある。

心理テストPF


6「SCT」:書き出しだけが決まっている60個の文章を完成させるという代物。コレが一番時間がかかる。例文には「本を読むと…人生について考えさせられる事が多いです。一生の間にどれくらい読めるだろう?」おお、ワリとコッテリ書かなくちゃいけないんだ。さて本題にかかると…書き出しコメントに「私がひそかに」って書いてある。むーその後にナニを書けと?「もし私の父が」?って、ボク自身が気になるわ!ナニナニ父親にナニが起こるの?「死」って1文字だけ書いてある項目も。うーん、ナニ書けばイイの?コレだけで2時間かかったわ。


●さてさて、昨日は横浜の精神病院だったが、明日は池尻大橋の心療内科だ。毎日毎日忙しいわ。

●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
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