昨日は汐留に行った。異動する後輩に最後の挨拶をするために。


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●東銀座への鍼灸治療のついでだったんだけど、7月人事異動で他の部署に移ってしまう後輩に一言餞別を伝えるために、会社のソバまで寄ってみたんだ。結局週末の飲み会に行くことになって、若手スタッフと久しぶりにメシを食う事になっちゃったんだが…。あ、でも9時には切り上げたよ。2次会なんて行ったらまたカラダ壊しちゃうからね。…つーか、今日はそんな無茶苦茶をした翌日だからカラダぶっ壊れてて当然と思ってたんだけど、まあ、思ったより動くわ。多少はボクのカラダ回復してんのかな。

ボクのチームにいた部下後輩達は、ホントにイイ奴らばかりで、全員がカワイクてしょうがない。ワザと若手中心に組織したチームは、実力経験こそ追いつかないが、やる気と根性、そして手慣れたベテランには思いつかない新しいアイディアで見事結果を出してきた。そんな連中の一人一人が弟妹のようにボクはカワイく思えてしょうがない。まあ一方的な感情かも知れないが(連中はボクのこと鬼上司と思ってるからね)、職場を一年も離れながらもそんな気持ちを今も引きずっている。
今回異動するオンナノコは、特に可愛がり、特にシゴキ切った後輩だ。てかシゴキ90%くらいだね。徹底的に無理難題を押し付けた。レギュラーの仕事だけでもキツいのに、特別なプロジェクトにもガンガン引っ張り込んで仕事させた。2日連続で怒鳴りつけたら2週間くらいボクのソバからコソコソ逃げてやがった。
でもね、ソイツの潜在能力の高さはハンパなモンじゃないとボクは思ってる。年次は8年も離れているが、最終的な実力では絶対ボクを上回る。だからこそ徹底的にシゴイて、限界までレベルアップさせてやろうと思ってた。……そんで、ボクは今病気になり、もう彼女に与えてやるスキルや技術はなくなった。もうボクの元にいる意味はないし、もっと高い次元の仕事へ移るのは最高だろうと思う。
「オマエがクリエイターとして色々なアイディアを持ってるのは間違いない。でもオマエがもっと素晴らしいのは、仕事で関係する全スタッフの名前を覚えて、末端のアシスタントくんでも名前を呼んでコミュニケーションしてたことだ。オマエが周りに対してそういう付き合い方をしている限り、コレからどんなに難しい仕事をしよう時にも、絶対オマエを助けてくれる人が現れる。エラい人だけを向いて仕事してるヤツらがイッパイいる。そして実際エラい幹部はそういう所でしか人を見ない。エリート社員のヤツらは周囲の底辺なんて見ちゃいない。でも、ピンチを切り抜ける時、日々オマエのような人との接し方をしているヤツがみんなに助けてもらえるんだ。だから何も心配することはない」ぼくが言いたかったのはそれだけ。あとは全部自分でヤリ切れる。高い所へ飛んでいけ。


お花が咲いていた



それと、今日は新宿に行った。タワーレコードのフリーペーパー「BOUNCE」をゲットしに。
●コレ、毎月の日課。ボクは音楽誌は「BOUNCE」しか読まない。これで十分だし、ロックやブラックミュージックに細分化されてる雑誌を読むと視野が狭くなる。コレクター系小型版型雑誌もホコリっぽい過去遺産に引きずられて現在の状況をアップデートし切れてない。ジェイポップからエスニックまでオールジャンルを扱う雑誌は「BOUNCE」以外に見当たらない。しかもタダだし。ちなみに日本で一番部数ハケてる音楽誌だよ。
●ただし今月号は、特別な感情で読む。ボクの元部下がココの編集部に転職しての初めての号だからだ。なにやら悪戦苦闘の日々のようだが、手応え満点のようだ。ふふふ。ちゃんと記名記事書いてる。コッチも頑張れ。

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やっぱ、ヒップホップ。今日は、KANYE WEST 関係者の皆様。

GETTING OUT OUR DREAM

KANYE のレーベル GETTING OUT OUR DREAM。略して G.O.O.D.。
●この G.O.O.D.に次世代を担うヒップホップの才能がゴロゴロしている。今日はソコを中心にチェック。このレーベルには90年代初頭を賑わせたニュースクール、NATIVE TONGUE 一派の「文系ノリ」ヒップホップの雰囲気を感じるのよね。肩をいからせて自分のチンピラぶりを自慢するスタイルではなく、そして音楽的にも深みを持たせるタイプ。 G.O.O.D.所属と言ったら第一には JOHN LEGEND。これ間違いないでしょ。決してレンジの広い喉を持ってるワケじゃないけど、ピースフルで背伸びしない気さくさが漂う好青年。そんで COMMON。カレも終始コンシャスネスなメッセージを投げてきた男。オーガニックソウルの時代には、ヒップホップのオーガニックな側面を掘り下げ、様々な音楽実験も仕掛けた。いいヤツばっかだよ。

で、最近一番気になるのがコイツ。

Don't Quit Your Day JobDon't Quit Your Day Job
(2007/03/27)
Consequence

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CONSEQUENCE「DON'T QUIT YOUR DAY JOB !」2007年
●ほんで、コイツも G.O.O.D.所属 KANYE 直系の弟子筋なんでございます。KAYNE 完全監修、KANYE 好きの人ならハートがとろけるヒップホップ工芸。KANYE 必殺ワザ45RPM回転サンプルも炸裂、ラップのスタイルも KANYE 風だし、「仕事ヤメんなよ!」的なメッセージもコンシャスネスでイイ感じ。マンガチックなジャケも含めてね。イマイチ地味な印象になっちゃったのは時代の流れがハヤ過ぎるためか?うーむ、ココまで高水準なヒップホップ絵巻物を作ってるのに周囲の評価がイマイチ追いついてないのがメチャ惜しい。
●実はコイツ Q-TIP (ex. A TRIBE CALLED QUEST) の従兄弟らしい。だから客演仕事は A TRIBE CALLED QUEST のアルバムなんかで顔出ししてた。ホントのチャンスを掴んだのは、KANYE WEST「THE COLLEGE DROPOUT」に客演してから。こっから KANYE 人脈をたどって COMMON、TALIB KWELI、BEYONCE などに客演。そんで満を持して G.O.O.D. からのアルバムデビューだったわけ。こっちには KANYE JOHN LEGEND も 有名ラジオ局のパレスチナ系パーソナリティ DJ KHALED などが参加。この三人に囲まれて収録した「GRAMMY FAMILY」はマジカッコイイ(つーか KANYE 楽曲そのもの)!2枚目を今年に準備中らしいのでマークしとこ。とにかく絶対名前知っといて損しないヤツだから!


でね、もっとスゴいヤツがいる。

The CoolThe Cool
(2007/12/18)
Lupe Fiasco

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LUPE FIASCO「LUPE FIASCO'S THE COOL」2007年
●この男は G.O.O.D.所属ではないが、デビューアルバムを KANYE WESTTHE NEPTUNES に手伝ってもらってリリースした。KANYE のアルバム「LATE REGISTRATION」への客演もあるし、音楽への向き合い方もラップのスタイルも KANYE に近い。しかし、この2枚目のアルバムで完全に自分の世界を確立してしまった。ハッキリ言ってコイツはホンモノ。50年経っても記憶されるアルバムかも。
●いわゆるメガネ系ナードラッパー(ゲーム大好き、アニメ大好き、特にルパンガンダムが好き)で、それだけで強烈に親近感湧いちゃうのに、圧倒的に美しいトラックメイキング(どうやら自分のレーベル1st & 15th の配下 SOUNDTRAKKってヤツらがスゴいらしい)と、高速かつ正確で、一方時にはメロディアスにラップするオタク声に萌え上がってしまう。そしてラップのフックとフィーチャーコーラスが最高にキャッチー。このアルバムの出現は、KANYE WEST の一枚目二枚目を聴いた時の感動に匹敵する。3曲目4曲目の馴染み易いフックに感心してると、5曲目のグッとクルコーラスにもうハートは完全に持っていかれる。この曲をはじめ各所で活躍する MATTHEW SANTOSGEMSTONES 他数人の客演シンガーは基本1st & 15th の一員。既に全部自分のクルーで自活できるんか?!6曲目「PARIS, TOKYO」はパリから東京、ニューオリンズからシカゴまで、飄々と流れてくハナウタメロの気持ちイイ佳曲。A TRIBE CALLED QUEST の傑作三枚目を思い出す質感。切々と「ヒップホップがオレを守ってくれた」と語る9曲目「HIP HOP SAVED MY LIFE」はこれまたグッとくるよ。12曲目のハードなビートも見事にキャッチーにまとめる。スゲエ。
●客演でビッグゲストは7曲目に登場する御犬様 SNOOP DOGG だけだが、これまたソウルフルなコーラスで完全にココロ持ってかれて一瞬この大物ゲストの存在を忘れる。こんなヤツに声かけたか!と感じたのは U.N.K.L.E.とのコラボ。U.N.K.L.E. の演奏するダークでロックなトラックを鮮やかに乗りこなす。
●正直、発売の瞬間から購入&聴いていたCDですが、冷静になれるまでココまで時間がかかった。そんくらいコレスゴいです。まさに新世代。KANYE「LATE REGISTRATION」級の作品として末代まで語り継がれる逸品ですわ。


コレは KANYE さんが1曲制作、2曲客演してるので。

Blue CollarBlue Collar
(2006/07/11)
Rhymefest

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RHYMEFEST「BLUE COLLAR」2006年
KANYE WEST の大名曲「JESUS WALKS」(ゴスペルクワイアを背負って人間の業を叫ぶカニエ…)を共作してるオトコなんです。グラミー賞受賞の時は一緒に登壇してる。「ラップ=暴力」と決めつける保守派政治家と議論するなど社会派の側面も強いシカゴ出身のオトコ(COMMON、LUPE FIASCO と同郷)。KANYE らのバックアップも含めてコレでメジャーデビュー。
●今回は、ブルーカラー労働者の悲喜こもごもを雇用主のオッサンとゴタゴタモメながら「働いてもイイことねえよ、切ねエなあ」的なボヤキを半ば笑い飛ばしつつラップしていく感じで、肩肘張らない日常世界を楽しくコミカルに描いてる雰囲気。KANYE 参加曲は2曲だけど、イントロに Q-TIP (ex. A TRIBE CALLED QUEST) が登場、二曲目は JUST BLAZE 制作。メインのトラックメイカーは JERMAINE DUPRI の一派 SO SO DEF クルーの NO-ID。COOL & DRE もトラック提供。EXEC PROD には、SALAAM REMI とともに AMY WINEHOUSE をブレイクさせた白人DJ MARK RONSON の名前が。ほう、全員かなりの業師ばっかりだよ。
●最後に故 OL DIRTY BASTARD とフニャフニャのヘタウマ歌唱をほんわか聴かせて終わる所もとてもチャーミング。



コイツは名前が似てるけど全然関係ない。

GloryGlory
(2006/09/26)
Manafest

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MANAFEST「GLORY」2006年
RHYMEFESTMANAFEST。紛らわしいでしょ。ぶっちゃけちょっと混同してたし、同じような音楽やってんだろ、と思って買ったら全然違った。ガクッ。ジャケをご覧の通り、白人ラッパー、カナダ出身で元スケートボーダー。メンタリティは、ヒップホップというより、LINKIN PARK 的なヘヴィロックを一人でやってるって感じ。ゴリゴリのギターリフの渦の中で絶叫!うーん、コレはちとボクの趣味じゃない…。

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