自律神経失調症とのお付合い(その70)~「突然会社への通勤訓練開始通達」編
●実は、ここ数週間、じつは目まぐるしく事態がクルクル展開して、かなりの混乱状態だった。
●結論から最初に言っちゃうと、自律神経失調症で1年と3ヶ月会社を休職しているボク、来週月曜日から会社の通勤訓練を開始、11月アタマに職場復帰ということになった。
●しかも、それを昨日言われた。………。なんつーのかな、ビビった。「来週っスか~、エラく急っスね~」もうそういうしかナイでしょ。


コトの発端と言えば、ボク自身の希望ってコトもある。
●横浜の精神病院の「精神科デイケア」に通い始める段階、つまり7月頃段階でのボクの希望は年内早いウチに復職することだ、って強く主張した。月一回の院長診察でも一度強く希望の気持ちを伝えた。

でも9月最終週の院長診察では、復職についてなんのハナシもでなかった。
●横浜の病院は閉鎖病棟も備える大規模な病院だ。院長診察ともなると、ロビーで何分も待たされたあげくホンの2分程度しか院長と話す事はできない。9月の診察では「ほう、随分血色がよくなったね~、順調順調。ま、焦らずもう一息だね」はあ、まあボチボチコンディションはイイ感じです。「分析的心理療法もやってるんだよね」あ、はい(アレは、ナニがなんだかサッパリですけど)。ボチボチやってます。
「じゃ、また来月ね。外の受付で予約しておいてね」
●…「ま、焦らずもう一息だね」……。そうか…もう一息か…。まだまだ復職までは時間がかかるなあ。ボクはちょっと落胆した。そんで、その直後、担当カウンセラーのチーさん(仮名)にその院長診察のいきさつを説明した。そしたら…。

●チーさん「あれ~!おっかしいなあ~!ボクは院長には unimogroove さんは順調に回復しててリハビリの拠点を会社に移行させるようキチンと提言しているんですよ。ワタシのメモを読んでくれてないのかな~。すいません、院長今日はスゴく忙しかったハズで、もしかしたらウッカリしてるだけかも知れない…」確かにチーさんは毎週のカウンセリングで院長にそういうハナシを上げてるってコトは言ってくれてた。でもそんな伝達ミスみたいなハナシでリハビリスケジュールがグニャグニャずれるのは、コッチとしちゃ、はなはだ迷惑だ。正直ムカッとした。「うっかりって言われても………ボクの次の院長診察、10月20日ですよ。そっから話を始めたんじゃ、年内復帰は無理じゃないですか!」
●加えてもう一つ。「チーさんは色々提言してくれたんでしょうけど、院長の最終判断がまだ時期尚早だとしているんだったら、早めにそう伝えて下さい」年内復帰が無理と判断されているのならば、それはそれなりにその現実を受け止めるのに時間が要ります。もう何回も凹まされる思いをしてきました。ソレをなるべく無難に受け止めるには、ソレ相応の覚悟と時間が必要なんです。キビシいショックに準備なく打撃されると、ボクはまた寝込んでしまうでしょう…。


そんで週が明けまして、今週月曜日。ボクはクスリを飲み忘れてしまった。
●その朝、ボクはウッカリして朝のクスリを飲み忘れてデイケアへ出てしまった。少し動悸が不安定になってきて、アタマの中が混乱してきた…。電車の中でクスリを飲み忘れた事に気付き、途中下車してでも一服しなくちゃとカバンの中をチェックしたら、なんと肌身離さず持ち歩いているはずのクスリ袋(ボクは大量のクスリセットを巾着袋に入れて持ち歩いている)すら家に忘れている事に気付いた。ヤベエ…。実にヤベエ…。
●フラフラになりながら病院に到着すると、速攻で「なんとかクスリを手配してもらえませんか、忘れちゃったんです(弱)」とスタッフさんにお願いした。クスリは医師の診察がないと出せないので、臨時の診察予約を突っ込みますね、普段は院長先生が担当でしょうけど、一番早く診察出来る先生を捜します、と一番カワイ子ちゃんスタッフのワーマさんが対応してくれた。
●ソレをどこで聞きつけたのか、カウンセラーのチーさんがデイケア室に駆け込んできた。チーさんのセクションとデイケアのセクションは全然違う部署に分かれているので、チーさんをこの部屋で見るのなんて初めてだ。あらら、珍しいな、チーさんが来るなんて…判断力の低下したボクはそう思った。
●しかし、チーさん、クラクラのボクにお構いなしにイキナリ話しかけて来る。「unimogroove さん、院長と今朝話したんですけど、やっぱり先週の診察はウッカリだったというコトなんです。今日のおクスリ出す診察は、臨時の院長診察に切り替えて、今後のコトを話し合いましょう!」なんじゃそりゃ~?
●おいおい、コレって冷静に考えると、ボクがこの日うっかりクスリを飲み忘れて診察をお願いしなかったら、チーさんは院長に先週のコトを確認しなかっただろうし、ウッカリもそのまま放置されてたのかよ!なんか納得イかねえな…。それより、まずとにかくクスリを…。
●院長はやっぱり忙しくて、診察はなんと結局午後3時。昼飯分もクスリ抜き…。ヨタヨタ…。午後はゲーム&ビンゴ大会で、フラフラしてるのに早押しクイズに答えたりしてた。「富士山の高さは、ミナナロで、3776メートル!」そんでラッキーにも4番目にビンゴを引き当てて賞品選んでる所でやっと診察に呼ばれた。

で、院長先生がやっと登場。「10月に、精神科デイケアから会社への通勤訓練へリハビリの重点をズラしましょう」はあ、それって、今ココに来てるデイケアのルーチンをやりつつ、その間に会社に行くってコトですか?「そうなりますね」具体的にいつから?「それはコレから会社の方と打合せをします」何時から何時までいるコトになるんですかね?「そういう細かい事は全部これから打ち合わせます」要はとにかくやるってだけで、何も決まってないってコトだ。そりゃそうだ、ウッカリに気付いたのは今朝だモン、何の準備もしてないはずだ。


そんで昨日。チーさんとの面談。以後チーさんの説明。
●今週、院長と会社診療所の責任者の方(看護師長の「のび太くんのママ」さん(仮名)のコトだ)とでメールのヤリトリがされ、方針が確定しました。まず、会社の通勤訓練開始は、来週月曜日6日からスタート。「ら、来週月曜からですか!マジ早!」最初は、週3日、午前10時から午後1時まで会社に滞在するとのこと。「つまり昼飯食ったら終わりってコトすか?(それじゃまあ余裕かな…)」会社に出たら、まずは会社診療所に顔を出して、その後に31階にあるリハビリブースに行くとのこと。10月17日に通勤訓練の途中経過をカウンセリングして滞在時間を調整するとの事。デイケアは一応来てもらうけど、疲労度に応じて休んでもらって構わない。つまり、実質は完全に会社へ完全シフト。「あー、マジで11月1日までに復帰を目指すんですね…」ちょっと焦り過ぎてない?不安なんですけど…。


リハビリブースの話はしただろうか?
●今年2月~4月にチャレンジした第一回目の通勤訓練では、診療所事務室の空いてるデスクに間借りして過ごしていた。まー、キヤマさん(仮名)やカイリさん(仮名)といった年配の女性社員の方々が色々と気をつかってくれていたのだが、正直気を使うのはボクも一緒だった。何分、彼らは保健医療の専属スタッフ、会社の本業とは無縁の人々、そのカルチャーギャップはストレスだった。池尻大橋の心療内科のセンセイは「アンタ、通勤訓練って言ったって、前と同じコトしたらまたコケルわよ」
●しかも、陽気な性格のキヤマさんはボクのいない間に人事異動してしまい、代わりにきたのがツーンとしたザマスメガネをかけた部長さん。先日親知らずを抜歯した時に、キヤマさんのいなくなった診療所事務室はデスクの位置も模様替えされて、ボクの座る場所がなくなってた。強いて座る場所があるとするならば、そのツーンとしたザマス部長の隣…。カンベンしてよ、ストレス度アップだろ…。
●すぐに「のび太くんのママ」さんに訴えた。(あのザマス部長の隣は死んでもカンベン…とは言えないから)「あの、あの部屋じゃもう通勤訓練ムリっすよね。正直アソコでは息が詰まりますよ、これじゃ前回みたいにまた挫折しますよ」
●そしたら、「のび太くんのママ」さんから出た対案が、31階の人事局フロアに新設ブースを作るとのこと。ブース?「あの、学生さんが使うような自習室のブースみたいなモノ、って言えばわかりやすいかな」イヤ、わかんない…しかも人事局とはマタ難儀なトコロ。カルチャーギャップでまた気分悪い思いすんじゃなるのかな…。「でもね、unimogrooveさん、復帰するってのはそう言う事なのよ。これしきのコトで根を上げてるなら復職はまだ早いってコトなのよ」でも、ブースが突然出来て、ナニも知らない周囲の人から「なんでコイツココにいるの?」的な視線に晒されるのも気分悪い…。
●あともう一つ気になる事。前回はなんだか分からないママ事務室に放り込まれて、何もやるコトがないという状況でした。今回も、ナニもしちゃいけない雰囲気なんですか?「ナニもしちゃいけないなんて、言ってないわよ」だって、ボク以外の人は自分たちの仕事をセッセとしてるんですよ、世間話だってダラダラ付き合わすわけにはいかないし、マンガ読んでるだけでも違和感バリバリだったり…とにかくメチャ不自由だったですよ。「マンガってのはどうかと…」いやボクらの商売でマンガチェックしてないヤツは仕事出来ないですよ。カルチャーギャップ…。
とにかく、一度そのブース見学させて下さい。その作り次第では、注文をつける場合もあるかもです。ということで、10月6日にアポをとった。今や、通勤訓練開始の日になってしまったけど。


チーさんの話はまだ続く。
●前回は「ナニもすることがない」という話があったとのことですが、そこを改善して今回は一つだけ課題を。レポートを書いてもらいます。テーマは、「なぜカラダを壊してしまったのか、そしてコレからはどんな態度で仕事に望むのか」。A4版一枚でイイですから。(……反省文書かされる気分だな。)
●それと、その日の熟眠度、睡眠時間を記録してもらえませんか?特に熟眠度。そうですねー、マル、サンカク、バツ、の三段階でチェックして、その日の疲労度、回復度を測ります。ちょ、ちょっと待って下さい、ボクはこの2年あまり、熟眠度がマルだったコトなんて一度もないですよ。夜中に何度も目を覚ましたり、睡眠が持続しなかったり…。あーそうですかー、じゃあ100点満点にしましょう。とにかく、来週から頑張りましょう。


「分析的心理療法」もコレでオシマイにした。
●今週木曜日の面談では、担当セラピストゲーさん(仮名)の方から説明があった。「チーの方から詳細は伺いました。ワタシとしては、この心理療法は一旦オシマイにして、今は通勤訓練に専念される事をお勧めします」でも、コレもまだ初めて6回目で、まだ何にもやってない感じでスゴく中途半端なんですけど…。「でも今月イッパイあと3回くらいの面談をしても、なんの効果も期待出来ませんし、ただ疲れるだけになるでしょう」
ボクは会社に一気に舞台を移すのは不安なんです。一度通勤訓練に失敗してますし。だから、せめてこの面談を含めて週3日この病院に来て、会社は2日くらいからというペースで始めたいんです。「しかし、それではこの療法への動機付けがブレてしまって、複雑になってしまいますね…。本来の効果を上げる事は難しいでしょう」そっか…動機に不純物が混じってると治療が成立しないんだ…それは意味がないし、なによりもゲーさんに失礼だ。「うーん、わかりました。今日でこの面談はオシマイにします。お世話になりました」

で、ゲーさん、まだ面談の時間は余ってますよね?イロイロ教えて下さい。
「分析的心理療法」のコトよくわかんなくて、この前、応援スタッフに来てた心理療法課のイイツさんにハナシを聞いたら、あの方は「行動認知療法」専門で、ソッチのハナシだけイロイロ教えてくれました。こっからは、治療者と患者という関係じゃなくて、先生と学生というツモリになってこの「分析的心理療法」の事を教えて下さい。最後だから、ここからはボクからの逆質問です。
「精神分析」フロイトが100年くらい前に確立した古典的な手法と聞きました。ゲーさん「この部屋に入った瞬間に思い浮かんだ事を自由にしゃべって下さい」と言いましたけど、そんなふうに患者に自由にしゃべらせて精神分析が出来る根拠ってどう位置づけられているんですか?
ゲーさん曰く、治療者は患者の全部を観察して、その感情を感じ、心の中身を考えていきます。泣く人、怒り出す人、ナニもしゃべらない人、その表情や身振り手振り、貧乏ユスリのようなクセまで全て観察し、感情を読み取ります。裏返せば、そういう観察で患者の心の中の問題を読み取る事が可能だという考えを前提にしてる理論ってワケですね。心理テストは設問を投げかけてその反応を読み取るけど、これは自然状態の患者をただ眺めるだけで、心の中身を読み取る、読み取れるという立場の思想なんです。
ゲーさんは続ける。しかし、泣き続けている人、怒り続けている人をただ眺めているだけで、スグに心の中の問題が即座に理解出来るはずがありません。この治療が数年、普通でも3~4年に及ぶのはそのためです。治療者は、まず患者の感情を感じ取ります。しかし心の問題を分析的に観察できる、言語化して問題解決の助言ができるようになるには長い時間が必要です。しかもその助言がその患者さんにとって有益となるタイミングというのも、患者さんによって全部違います。同じ助言でも患者さんに受け入れる姿勢が整ってなければ意味をなさないのです。
●だから患者との信頼関係や治療者としての感受性など、その治療の行き先を決めるものはその患者さんごとで全然違うものになるので、一様にこういう効果が得られるとか、こんなメリットが得られるとは言いづらいんです。ふーん、なるほど。確かにこれじゃボクがあと二、三回面談をしてみた所でナニかが分かる訳がないし、それはお互いタダの徒労にしかならない。ココでヤメる根拠がよりよく理解出来た。

理論はなんとなくわかった。でもボクの逆質問は続く。
●3~4年もかかるとなると、これは治療者にとっても経験やスキルが試されるものですよね…。ボクの職業も経験がモノをいう場面は多いです。センスも重要ですけどね…。ちなみにゲーさんは、ボクと同世代とお見受けしますけど、この仕事のキャリアはどのくらい?ゲーさん「ああ、それはちょっと聞かない方がイイかも」あー女性に年齢聞くようなもんで失礼か。
そもそも、ゲーさん自身は、このお仕事には希望して入られたんですか?ボクは病気を患ってから精神医療の現場にはホント色々な人たちが働いているんだなと感心しました。しかも非常に役割が分化している。この病院には、精神科医がいて、ゲーさんみたいなセラピストがいて、鍼灸師さんまでいるじゃないですか。やっぱ望んでこの仕事されてるとか?「いやーそれは誰でもそれなりの成り行きで落ち着く所に落ち着くもんじゃないですか…」だんだん言葉に力がなくなるゲーさん。こういうツッコミに慣れてないみたい。そうするともっとイジクリたくなるのがボクの性分。
●いやいや、やっぱ志って大事でしょ、普通、ボクみたいな病気にかかる人って、もう仕事に戻りたくない、会社に戻りたくないと思ったりするケースが多いけど、ボクはやっぱ自分の商売が好きで、そこに戻る事に迷いはない。ゲーさんも、志とかあるんじゃないんですか?「あの……治療者というものは、あまり自分のコトは話さないものなのです……」なるほど、患者に対して客観性を維持するには、白い壁のような存在、鏡のような存在でいることの方が有効ってコトですね。下手すると占い師や教祖様と同じになっちゃう。「あ、そうです。この世界じゃ『鏡』という言葉はよく使います」
●面談の時間が終わって、お別れの時間になった。面談室を出て廊下を歩きながら少しハナシをした。「なんでボクはこの療法を薦められたんでしょうかね」ゲーさん「それは、unimogrooveさんが自分の考えを明確に言語化するのが非常に得意だからでしょう」………ふーん、今、自分では気付いてなかった得意技を教えてもらった気がした…。なるほど…。「まあ、今日の逆質問されたゲーさんの困り顔は、今までの面談の中で一番オモシロかったです。うん、一番楽しかった」ゲーさん苦笑。短い間でしたが、ありがとうございました。


話は昨日のチーさんとの打合せ直後へ。デイケア室に戻る。「来週から会社だ」と言われて、なんか拍子抜けしてしまった。
●早速デイケアでのボクの担当者コソさん(仮名)に報告。この病院は組織がデカすぎるので、チーさんのやってるコトが、コソさんらデイケアスタッフには全然伝わらない。このハナシをしたら、コソさん自身も面食らっていた。「ああ、そうですか、早いですね、それは……やっと慣れてきた所なのに…。でも希望されていた復職ですから、焦らずに確実にやって下さいね。デイケアの事は気にせず、復職を第一に考えて下さい。無理なら休んでもらって結構ですし」なんかこのままボクはデイケアからフェードアウトしちゃうみたいですね。結局コソさんと何回も将棋したけど一回も勝てなかったですね…。やり残した事がとても多い…。

あんなに待ち望んだ復職のチャンスなのに、気分がパッと晴れないのは、デイケアの人たちとお別れするのが寂しくなっていることに気付いた。所詮週二回2ヶ月程度の付き合い、特段深い関係でもない、でも、イロイロ世話をしてくれた人、悩みを語り合った人、ビックリするような個性的な人たちの前からフェードアウトするようにいなくなるのは、なんか寂しい。
●この日の朝だって、長老ツエさん(仮名)がチカラ強く声をかけてくれた。ツエさん駅前から出る送迎バス乗り場に常に一番で来る。9時発のバスに対して8時からいるのだ。ナゼならツエさんは、文字通り杖がナイと歩けない。途中でナニか不測の事態が起こるとバスに間に合わない。自分が歩く時間が読めないから一時間も前に到着するスケジュールを組んでいるのだ。それほどまでにデイケアへ強い思い入れを持ってる。「それだけデイケアはオレにとって大事なんだ、人生変わったよ、それまでは自殺ばっかり考えてた。でも立ち直ったんだ」
●ボクがツエさんを長老と呼ぶのは訳がある。診察時間を終えたロビーは人気がなくなる。そんな所でツエさんが若いメンバーさんの悩みを聞いてあげてる場面をよく見てたからだ。デイケアも30人以上の人間が集まる一つの社会だ。当然メンバー間の摩擦もある。ソコをツエさんは見えない所で調停役を買って出ているのだ。もともと労働組合の委員長を務めてた人だ、面倒見がとてもイイ(ソコでの過労が病気の原因なのだか)。半ベソの女性メンバーさんの相談を真摯に受け止め「相手にはキチンと反省させるから」と励ましてる所を何度も見た。ココロが痛んだ人たち同士の寄り合いは、確かに癒しの意味を持っていた。

●今月の「精神科デイケア」では、近隣のデイケア施設が集まってのスポーツ交流会、ズーラシアへの小旅行、どっかの公園へのハイキングなど様々な企画が目白押しだった。でも多分全部キャンセルだ。
●ボクがソフトバレーボールのキャプテンに勝手に推薦したリシさん(仮名)は、スポーツ交流会にやる気満々でその日も外の体育館に行って練習してた。ボクはリシさんに詫びた。「リシさんゴメンナサイ、リシさんのコト、勝手にキャプテンに推しといて、ボクはソフトバレーに出られないかも。実はイキナリ会社復帰が決まって…」リシさん「えっ…エラく急っすね…。とにかくあまり無理しないで、焦んないようにね。バレーは全然気にしないで」
ズーラシアへの遠足を企画してるバタコさん(仮名)にも告白した。「バタコさんが準備してるズーラシア小旅行、すごく行きたかったけど、行けなくなっちゃった…。実は会社への復帰準備が始まるんです…」いつもニコニコのバタコさんは、「えっ、そうなんですか!でも、会社復帰はおめでとうです!ダイジョウブですよ!あの、その、なんの根拠もないんですけど、とにかくダイジョウブですよ!」この日一番のウレシい言葉だった。


●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html
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