●今日も息子ノマドに「バトスピ」負けた…。カードも一枚とられた…。完全にヤキがまわったというべきか…。



週刊誌「読売WEEKLY」廃刊、雑誌業界も非常事態だね。

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会社にペロっと置いてあった「読売WEEKLY」。表紙に「最終号」とデカイ文字。
「週刊読売」として創刊されたのが1952年。半世紀以上の歴史に終止符。新聞社系列の雑誌なのだから体力あるだろうと思ったけど、新聞自体も今はピンチの時代なのか。テレビ主要キー局も赤字転落する時代、日本のメディア状況はホントに激変の時代に入ってるみたいね。
●ご臨終を迎えるこの雑誌が、最期に「がんばれ総合週刊誌! - 週刊誌という「文化」の未来」という特集を組んでる。各ライバル雑誌の編集長からのコメントまでもらって、この業界の苦境を訴えている。90年代半ばをピークにして後は右肩下がり、2001年に「週刊宝石」が廃刊し、この「総合週刊誌」というカテゴリーは徐々に衰亡の道を歩んでいるようだ。60年代から80年代まで、テレビや新聞が網羅できなかった情報(芸能スキャンダルからスクープ調査報道、そしてヘアヌードまで!)をカバーして時代をリードした「総合週刊誌」。しかしバブル崩壊~90年代で、読者層の世代交替に対応できなかったのが命取りのキッカケと分析してる。実際、バブル以後世代のボクとかから見ると、オッサンくさい雑誌だぜと思ってたのは率直な印象。「総合週刊誌」を一番楽しんでたであろう団塊の世代は一斉に定年を迎えてしまったし、存在感は薄くなるばかり。
●一方、女性誌は読者の年齢層からライフスタイルまで、細かくセグメンテーションしてマーケティングを絞り込むのが常識の時代。「キャンキャン」から「アネキャン」と、親切にエビちゃんのようなモデルまでがお引っ越ししていく。広告スポンサーもPR対象が見えてて出稿しやすいのでは。「東洋経済」「ダイヤモンド」などの経済専門誌も、部数は10~20万部と「総合週刊誌」の足下にも及ばないが、コアな読者を掴んでいるが故、手堅い広告出稿を得られるという。「総合」というカテゴリー自体が、多様化した時代にそぐわなくなったのだろう。


でも、ぶっちゃけ、もう雑誌、買わねえッス。
●ボクの中にあるオリジナルのテーゼの一つに「雑誌は人にカネを使わせる機械である」というのがある。雑誌読んでると、コレを着ろ、コレを食え、ココに行け、ココで遊べ、このCDと映画とテレビと本をチェックしないと時代に遅れる、コレがイイ男イイ女のお手本、などなど一方的な情報が押し付けられて、非常にウザイのですよ! 黙れ雑誌!「SPA!」は特にダイキライだ!ヤツらは特集に「ボクらの~」ってフレーズをつけたがるが、その「ボクらの」の中にボクを勝手に入れるな!オマエと友達になった覚えなんてないぞ!………すいません、ムキになりすぎました。
●でもボクはホントに雑誌いらず。ファッション誌とか全然読まない。シモキタザワを歩いている方がリアルだもん。音楽が好きでも音楽雑誌は買わないな。フリーペーパー「BOUNCE」とネット(YOU TUBE & MYSPACE、WIKIPEDIA)で十分だし、レコード屋の店頭が一番リアル。サブカル雑誌もムカシは夢中だったけど、一巡りしちゃって飽きちゃった。アンディ・ウォーホル特集とか今さらされても、伝記本2冊作品集2冊既に持ってるし、年下のライターの書いたモンには興味持てないよ。アルファブロガーの文章読んでる方がズッと早いし。それに雑誌で少しカジるくらいなら、文庫や新書、単行本でカチッと勉強するわ。
ただし、マンガだけは買うね。悔しいけどココだけは今のマンガ首相と一緒だよ。マンガは世を映す鏡。時代への風刺は「鳥獣戯画」の時代からタイムリー感が勝負、連載のスピード感覚は時代のスピードとリンクしてる。そして単行本よりコストも安い。ニュースはネットで読めるがマンガは読めない。

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(「鳥獣戯画」動物の戯れと見せて当時の世相を皮肉る描写が満載。日本マンガの始祖。)


でもさ、昨今のフリーペーパー天国も異常だと思うのよ。

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●最近はカッチリ電車通勤してるから、駅のフリーペーパー置き場が気になってしょうがないのよ。クソみたいに多いでしょ。今はとにかく全部ピックアップしてひたすら読んでるね。内容というより、どういうシステムのビジネスモデルなのかが気になって。
●とあるフリペ(面倒だから略します)は、グルメ紹介と携帯を使ったクーポンサービスが半分、もう半分が携帯大手のカタログになってるとか。女性向け情報フリペとみせて、エステ情報経由で全てエステ~美容整形~脂肪吸引&シリコン豊胸の広告に直結。就職活動マニュアルだと思ったら、就活グッズのパブ広告ばっかし。ギャルファッションフリペと見せかけて、内容の90%は「高収入バイト(つまり風俗)」の求人広告。「一日大3枚保証!」「ウチはトークだけ!おサワリのサービスはありません!」とか。

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ボクが宇宙一キライなテレビ番組「めざましテレビ」までがフリペ配ってんだよね。
●テレビ局なのに、テレビ局が相手をするような大企業の広告はウラ表紙などだけで極少数で、小口グルメ系のパブ記事がメイン。フジテレビ本体の営業部隊が動いてスポンサーを集めているとは思えない…。どんなチームが作ってるんだ?番組出演者がコラムを書いているが、多分番組スタッフはちょっとしか関与してない。編集/出版のプロが番組のネタを追取材/再構成してる。持ち出しでこの規模のフリペを作れば5千万くらいかかるって誰かから聞いた。フジはどうやってこういうビジネスモデルをデザインしてるんだろう?

リクルートの「R25」。アレは確かに大発明だった。内容全てを完全パブ記事で塗り固めてるけど、読者もそれしか求めないという両者了承の共犯関係を作っちゃった。「だってタダだし、そういうツモリで読めってコトでしょ」って誰もが黙認してるじゃん。最近は増刊号までバシバシ打ちまくって儲けまくってるんだろうな。で、そのフォロワーがスゴいコト。種類が多過ぎてもう把握できない。
●そして一連のフリペが、一昔前のフリペと決定的に違うのが、携帯やネットとの連携機能を必ず備えているというコト。フリペ自体は無料だが、新メディアへの導入機能を持たせる事で、有限の広告誌面に無限のネット広告という奥行きを持たせている。スポンサーはソコも織り込んで既存フリペよりも高い金額を出すのだろう。だからバブル期でも成立しなかったフリペ媒体がココまで隆盛を極めてるのだと思う。

ネット広告という媒体には「ロングテール」という考え方があるという。
●マスメディアは膨大な量の対象に効率よく大量の情報を一気に流す事が出来るが、ネット広告には、超ミクロなニーズに対して超ミクロなフォローを可能とする技術がある。マニアックなアイテムでもチャチャッと検索すれば、消費者は的確に自分の欲しい商品に到達できる。店頭在庫に握っておくにはリスキーだが、ごく少数の人々には必ず引っかかる細かい物件、セールス成績順棒グラフのハジッコにひたすら長く続く売上げぺったんこの商品リスト部分を、恐竜のシッポに見立てて「ロングテール」と呼ぶらしい。
フリペ&ネット広告のコンボ攻撃は、「ロングテール」の発想でピンポイントな広告出稿のコツを得た新時代のスポンサーのニーズをウマく掴んだんだろう。今まで広告なんて考えた事もなかった「ロングテール」な飲食店が、「ぐるなび」に登録しちゃって「ホットペッパー」にクーポン出しちゃって「L25」のパブ記事に出稿しちゃったりするんだろう。そんとき、マスメディアは完全に置き去りだ。特にフツウの雑誌は利害が見事に激突するだろうな。
●でも、これはあくまで広告の延長にあるビジネスモデルで、売り手の論理であって買い手の立場の思考ではない。消費者はいつかこのカラクリに飽きる瞬間が絶対に来る。出版文化には、フリペやネットの無料情報に押し流されない、確かなアイデンティティとコンテンツクオリティをなんとか保持し続けて欲しい。じゃなければ、日本の活字文化は破滅する。マジでマンガだけの世界になる。


そんな中、ちょっとオモシロいモノ見つけちゃった。コレもフリーでゲットしたんだけど…。

作業着カタログ2

一見、コレ、カッコいいファッション誌かと思うでしょ。でも違うんだよ。このモデルさんの着てるのは下のウェア。

作業着カタログ

スゲエ普通の作業着なんです。コレは工事現場から町工場、自動車修理工場とかで働く人たちの作業着のカタログ。外人モデルとカッコいいロケシチュエーションから、実際の商品の落差がスゴいでしょ。もうオモシロくって一日中楽しめたよ。

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入手したのはコチラのお店の前。作業着一筋の専門会社みたい。軍手とか安全靴まで売ってるもん。
●ココでボクは想像しました…。……自社のカタログに不満のある若手社員が、モンモンと考えたあげく上司に直訴。「部長!お願いします。来シーズンのカタログ、オレに作らせて下さい!少し予算はかさばりますが、売上げは伸ばしてみせます!」若いセンスでファッション誌に負けないカメラマンとモデルを起用。作業着のイメージを覆す斬新なレイアウトで勝負…。かつてそんな挑戦があったんだろな。ミクロだけど立派な「プロジェクトX」だよ。自社商品を愛し、ソレをよりよくプロモートしたいという志がビシビシ伝わってきて、ボクの胸を熱くした(←100%当てずっぽうの妄想なのにアツくなれるボクってアホ?)。

で、さらにOLさんの制服カタログもあるの!

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●申し訳ないけど、ハッキリ言って完全に「制服萌え」物件なんですけど!OL系イメクラすらを連想するわ。(←コラコラ)ボクの周りにこんな制服着てる人全然いないから、よりグッとくる!モデルさんカワイいし。合コン希望!モチ制服のママで。
●ドコモショップとか、銀行の窓口のオネエサンと話してると、不思議となんかウキウキしてくるのって、制服のチカラだったのか…。制服恐るべし。コスプレ恐るべし。


ちなみに銀座のオモチャ屋・博品館に行ったら、リカちゃんまでコスプレしてました。

リカちゃんコスプレ

●クリスマスのカタログから抜粋。一番左のミスタードーナツ×ダブルネームリカちゃんがヒップだなと思ったけど、女子高生リカちゃん・グレーカーディガンのソデの長さが、ちょうど手でクシュッと握ってしまうくらいのバランスにデザインされてる所が、今ドキJK(女子高生)風なデティールギミックで絶妙。イカす。
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