今日は成人の日。鍼灸のセンセイのトコロで、ハタチのオンナノコと話をする。
●明日からリハビリも新ステップに入るので、コンディション調整のために鍼灸治療に行った。そしたら、新しいアシスタントのオンナノコがおった。センセイ「このコね、春までちょっとコッチで預かってるの。ボイストレーナーの先生がお得意にいてね、その先生の生徒さんなの。ね、カオルちゃん!」「ハイ!カオルです。よろしくお願いします!」ボイトレしてるだけに声の通りはスゴくイイのだが、紹介されてるその瞬間、ボクはうつ伏せで全身に鍼を刺され、電流を流されている状態なので、クッションに顔を埋めててカオルさんの顔が見えない。あー、すんません、おカオ見えないけど、ヨロシクです。
カオルさんは、なんとロックバンドのリードボーカルで、今春メジャーデビューが決まってるという。新潟出身で、故郷でロックバンドを組んでたそうな。その時の音源をネットに公開してたら、メジャーレコード会社のディレクターの耳に留まって、一気に契約&上京。一年くらいシッカリ準備をしてバンドデビューする。ほう!スゴいね。ボクは相変わらすうつ伏せでカオルさんの顔は見えないのだが、音楽トークに花が咲く。

●へー、ネットで新人発掘かー。MY SPACE で聴かせてたの?「マイスペも出してんですけど、あんまりイジってなくて…。ソレじゃなくて、なんかインディ系の音源を集めてランキングで紹介してるサイトがあって、そこで結構いいランクにずっと上がってられたんです」そのサイトは「AUDIO LEAF」というらしい。不勉強で初めて知った。読者のご参考のため、ここにリンクしときます。
●どんな音楽なの?「うーんと、ポップロックっていうか…エルレほどコアじゃなくて…」ELLE GARDENキミらの世代の基準音楽なんだ…きっとボクにとっての BOOWY や NIRVANA みたいなモノなのだろう。15歳も年が違うとシーンの見え方も全然違うんだろうな…。キミが書くの、詞曲?「いや、曲書きが一人いて、ソイツが全部やるような感じで」好きなアーティストは?「宇多田ヒカルさんです」ん?ホントはR&B志向?「そういうワケじゃないけど…もう彼女は別格というか…」確かに彼女は天才だよね。この前のアルバムとかプログラミングまでほとんど自分で全部やってるもんね。たいしたコトない内容の詞なのに、ニュアンスの込め方がスゴいから聴けちゃう。

ELLEGARDEN「RIOT ON THE GRILL」 ELLEGARDEN「RIOT ON THE GRILL」

(エルレをボクが一番最初に知った時の一枚。超ロングセラーだったような気がする。海外進出も果たす器だったが、2008年惜しまれつつ活動休止。)

宇多田ヒカル「HEART STATION」 宇多田ヒカル「HEART STATION」

(紀里谷のダンナと別れて、一時傾倒してたゴス路線から帰還、今回は実にシンプルで小細工のないトラックで風通しがイイ。マジで本人が単純な機材とピアノだけで作ったような潔さを感じる。メロディの乗っかり方とニュアンスの込め方は変わらず天才的。ボクはかなりのウタダ支持者ですよ)

●洋楽は聴かないの?「あまり自分からは積極的には……強いて言えば、PARAMORE とか…」いきなり PARAMORE かい!?確かにあのバンドはオンナノコボーカルだったっけ。ポップロックって言うけど、実はちゃんとパンク/エモ志向じゃん…。ボクの周りにはポロッと PARAMORE の名前を出す人間ってほとんどいないからちょっとビックリしちゃった。
●施術が終って、服を着てロビーに出てきて、会計カウンターの中に美少女を見つけた。新潟北国育ちだからか肌が白い。カオルさん?やっと顔が見えた。こんなにカワイいとは思わなかった。ガンバってね「はい!名刺とか持ってないんですけど、今後もよろしくお願いします」アナタはタレントさんだから名刺はいらないでしょ、カオが名刺。じゃねー。

●家に帰って、PARAMORE の音源をチェックした。ボクの「なんとなく買ったけど聴いてないCDの山」に埋まってた。

PARAMORE「ALL WE KNOW IS FALLING」

PARAMORE「RIOT !」

PARAMORE「ALL WE KNOW IS FALLING」2005年
PARAMORE「RIOT !」2008年
エモってまだボクの中ではキチンと整理されてないロックのジャンルで、こと最近の物件は正直追いついてない。ゴスエモもいるし、ハード過ぎるエモ(スクリーモ)とか、スロウコアエモとか、ピアノエモとか、エモ自体がもう多岐に分化しちゃったので、ツカミドコロがない。
●それでも、この PARAMORE ってバンドを聴きもしないのにエモと認知してたのは、所属レーベルが FUELED BY RAMEN だったから。このレーベルには、FALL OUT BOY がおり、PANIC IN THE DISCO がおり、LESS THAN JAKE がおり、以前は JIMMY EAT THE WORLD YELLOWCARD がいた。ボクにとっては、FALL OUT BOY 以外は全部結構お気に入りのエモバンドだ。レーベルの名前もヘンテコ(FUELED BY RAMEN =「ラーメンで満腹」)なので目をひいた。
●実際、エモオンナノコボーカルってワリと珍しいのでは? ボーカル HAYLEY WILLIAMS は弱冠二十歳で(カオルさんと同じじゃねえか)、AVRIL 以降のロックアイドルと混じってしまいそうだけど、結構ザックザックと起伏を作るダイナミックなギターサウンドと爆発力ある曲展開は、まさしくエモの典型で、よくぞこの骨太なサウンドを気丈に乗りこなしてるもんだと感心するのでした。二枚目になると曲調にバリエーションの広がりも出てきた感じ。この時グラミー最優秀新人賞受賞。
エモは少々メソメソした軟弱男子ボーカルの方が実は個人的に好みなのだが、カオルさんのような娘が聴く音楽なんだと思うとソレだけで価値を感じる。今のキッズがリアルに楽しんでる音楽をキチンと知りたい。

797px-Paramore_Hayley_Williams03.jpg

(PARAMORE のボーカリスト、HAYLEY WILLIAMS。ココではキンパツだけど、オレンジに髪を染めてる写真もあった)

え、そんで、カオルさんのバンドは一体なんて名前のバンドなのかって?
●気になるでしょ。でもナイショにしちゃいます。ヒミツ~。もし売れたら、ボクは有名人とコッソリ知り合いってコトになってイイ感じじゃん。デビュー盤がリリースされたら、シレッとココに紹介してると思います。敢えてヒントを出せば、「カオルさんの生まれた年」
マイスペで試聴した所、確かに PARAMORE 風なエモっぽくもあって、ボクがイメージしてたポップロック(カワイいカオルさんの顔からプリンセスプリンセスみたいなモンをイメージしてた)よりももっとハードで、しかも多少の悲壮感漂うゴス要素も含有。プロフィール写真は、彼女の黒髪が妖しく光ってて、会った時の明るさとは全然違う印象になってた。オンナノコは変わるわ。
詰め込んだ歌詞が饒舌でアニメソング的なモンに相性がイイかも(例えば「ガンダム」とか。UVERWORLD「儚くも永久のカナシ」 を連想しちゃった)。かつメロディの難易度は高くて、彼女のポテンシャルを超えてる瞬間もアリ。ウラ声まで高域に展開して行く時に無理が出てる。ボイトレで克服してくれ。

UVERworld「儚くも永久のカナシ」 UVERworld「儚くも永久のカナシ」

(今週の放送から変わっちゃったけど、去年までの「機動戦士ガンダムOO - セカンドシーズン」の主題歌でした。ドラマ「働きマン」の「浮雲CROSSING」といい、ボクの好きなテレビの主題歌にナゼかよく出て来る。あともう少しで好きになっちゃいそうで悔しい)

売れるかな?どうかな?誰にどんな風に売るかだな…確かにオンナノコボーカルでこの分野やってるバンドは少ない気がする。インディ臭を残してヘンに薄めない方がイイか?BASEBALLBEAR みたいなトコロ目指して。いや、敢えてグッとメジャーサウンドにすべきか?HIGH AND MIGHTY COLOR のようなボジションにつけられたら最高だろう。アレはミクスチャー系入ったラウドロックだけど、カオルさんのバンドもヘヴィ度は変わんないし。

HIGH and MIGHTY COLOR「辿り着く場所」 HIGH and MIGHTY COLOR「辿り着く場所」

(男女のツインボーカルだったハイカラ。女子ボーカリスト、マーキーちゃんは、一部でアイドル化し男女両方の支持を集め、映画の主演までこなしてしまったのに、ドリカムの中村正人とイキナリ歳の差結婚してバンドを脱退。うーん、もったいない。)

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