バトスピ大好きノマド。
休日だと言うのに、コドモは非常に朝が早い。バカかと思うほど早い。休みくらい寝てろってのに、休みだからこそタップリ遊びたくて朝早く起きて来る。ウチの小学二年生ノマドはマジで朝早い。しかし一方で、超天然ムスメヒヨコは死んでるんじゃないかと思うほど深く眠って起きない。足して2で割れ。マジで中庸ってモノを重んじて欲しい。
●だが、自律神経失調症を患うボクも、睡眠時間の調節が苦手なのでなぜか5時半には目が覚めてる。結果、ノマドとボクがクソ早い時間からリビングに座ってる。すると、ヤツが提案してくる。「パパ、バトルしよ!」
●息子ノマドはカードゲーム「バトルスピリッツ」に取り憑かれている。日常会話で「ターンエンド!」といったゲーム用語を挟んで来る。しかし、トモダチの間では全く浸透してないこのゲーム、ヤツの相手をマトモにこなせるのは地球上でただ一人、ボクだけなのである。
●で、朝っぱらから二人でカードゲームで対戦。最近は最新カードを仕入れて過激な軍拡路線にあるヤツの手札があまりに強くてボクも勝てない。しかも一勝負の時間が伸びて、平気で一時間を越えるようになった。よくぞ集中力を切らさずにこの長丁場を戦えるモンだと我が子ながら感心する。この粘着気質は明らかにボクの遺伝なんだけど。

●そんで昼。
●ワイフとヒヨコが、ワイフの友達とランチをしに新宿へ出かけたあと、ノマドとボクは昨日のカレーの残りを二人で食いながら、バトスピカードのガチャガチャをしに行こうと合意した。下北沢の商店街にあるフツウの文房具屋さんの軒先に、バトスピガチャガチャがある事が最近判明したのだ。我ら父子は100円を握りしめ、ガチャガチャへと向かった。

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(100円で4枚のカードがゲット出来る。お互いの収穫は自慢しあうが貸し借りはしない。ライバルだから)

●そしてファーストキッチン。

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禁煙席のテーブルを二つくっつけて、カードを並べてバトル開始。
コレがなんと2時間半にも及ぶ長期戦。総合戦力に分のあるノマドの作戦に、ボクがドコまで抵抗出来るのかという勝負だ。しかもヤツはボクの手札を分析して強力な防衛戦を張っている。しかもボクがまだ晒してないカードの存在を警戒して、圧倒的に有利な情勢でも全面的な攻勢を仕掛けて来ない。完全にボクの手札が無力化したと確信するまでトドメを差しに来ない。一方でボクはさらに裏をかいてノマドを誘い込んで決定的なダメージを与えるチャンスを作る…。申し訳ないけど、かなり本気。その一方、ノマドの声がデカイので店内でメチャ目立ち、ハッキリ言って恥ずかしい。「ネクサス「決闘台地」をハイチ!」オマエ声デカイよ!………まさしくバトスピバカ親子。
●いつしか新宿に行ってたワイフとヒヨコも合流し、2時間半の死闘の末ノマドは家に帰っていった。でもボクは長い緊張の持続ですっかり疲弊して、もう店を立つ気にもなれない。今後、ゲームのやり方考えないと、病気を悪くしそうだよ…。


今日の音楽は80年代マイルスです。

You're Under ArrestYou're Under Arrest
(2008/04/01)
Miles Davis

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MILES DAVIS「YOU'RE UNDER ARREST」1985年
●とある旅番組をボケーッと見てた時。しかも、5分程度のミニ番組。MICHAEL JACKSON「HUMAN NATURE」をフュージョンカバーしたモノがBGMとしてかかってた。多分30秒程度のコトなんだけど。リード楽器ははトランペット。とても気になった。そういう時には聞いてみる。CMソングでも気になるヤツがあったら、そのスポンサーの本社に電話かけるモンねボクは(で、往々にしてCMに対する反応はとても速い。自分でネットで調べるよりも)。だから、この時も、テレビ局に問い合わせをしてみた。いやー絶対わかんないだろうなーと思ってたけど、問い合わせ担当の人が頑張ってくれて突き止めてくれた。メチャ時間かかったけど。
で、ビビった。なんと MILES DAVIS の演奏だったのだ。「えーマイルスなんですかー!そういうコトもやってたんですかーマイルスはー!」問い合わせ担当の女性は、ボクのオドロキの意味については全然理解してなかったようだけど、ボクが喜んでくれたと了解して満足げだった。もちボクも満足ですよ。ありがとうございます。ジャズの帝王 MILES DAVIS の知らない側面を教えてもらえたのだし、時代時代で芸風を常に革新した帝王のフトコロの深さを思い知る事ができたのだから。

●で、今週。このマイケルカバーを収録したアルバムを525円で購入した。おトク価格ー!70年代後半をドラッグ問題で台無しにしほぼ活動を止めていた帝王を、MARCUS MILLER ら若手フュージョニストが表舞台に担ぎ出したのが1981年「THE MAN WITH THE HORN」の時。多分このアナログもボクの部屋のドコかに埋まっているはずだが発見は無理だろう。でも、パリパリのフージョンじゃん!と思った記憶はある。
●そっから少し時間のたった1985年のアルバムがコレなんですが、帝王は前述の「HUMAN NATURE」(1982年)と CYNDI LAUPER「TIME AFTER TIME」(1984年)をカバーしている。最近のジェイポップカバーブーム(SOTTE BOSSE 的なアプローチ)とかよりも、このカバーの方がもっと露骨にえげつない。SOTTE BOSSE はある程度評価の定まったクラシックな楽曲をカバーしてるんだけど、MILES のカバーは近々のベタベタヒット曲をほぼリアルタイムの速攻でツバつけちゃってるんだもん。日本の今のタイミングで言えば、絢香ちゃんやエクザイルをカバーしてますって勢いじゃん。ある意味で帝王 MILES だから許される「老人力」って雰囲気すら感じる。いや、演奏自体は素晴らしいよ、だって30秒程度のBGMで耳に焼き付いちゃったほどだもん。ミニマルでスキマの多い印象の帝王のトランペットが、実に艶やかにメロディを奏でてるのは実に耳に心地よいです。
●最晩年にはヒップホップにまで到達する帝王ですから、「オレがイイと思ったんだ文句があるか!」というオレスタイル剥き出し根性はとても痛快です。この人はホント時代時代でスタイルが違うし、ホワイトアメリカに対して過激発言しまくるクセして、演奏が気に入ったら白人だろうと人種を問わずバンドに引き込む潔さもある。「オレは演奏のウマいヤツなら緑色の人間でも雇うぜ」というカッコいい言葉も残してる。
●他の楽曲は、フュージョンテイストとは言いながら、そこにはやはり帝王一流の張りつめた緊張感とスピード感、帝王を支える高弟たち、JOHN MCLAUGHLIN、JOHN SCOFIELD などの絶妙なプレイが殺気走っててキチンと楽しめます。変わり種では、声の出演という中途半端なポジションで元 POLICE STING が参加してる。これは単純にスタジオ見学しに行ったら、その場のノリで「オマエ、このフランス語のセリフ読んでみろ、オレ、ダミ声過ぎて読めねえから」というハナシになったという顛末らしい。

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