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「踊れる未来へ。これが21世紀のJ-POP!」その名も「RAVEX(レイベックス)」!

RAVEX「TRAX」

RAVEX「TRAX」2009年
エイベックスがなんだかスゴイことを始めた。90年代から日本のクラブシーンを牽引してきた大物プロデューサー3人を合体させ、「レイベックス」というユニットを名乗らせてしまったのだ。で、この三人はボクにとって超重要人物だ。そして俄然その音源も注目なのだ!チェキ!

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●一人目。大沢伸一。90年代最初のUKアシッドジャズシーンにいち早く呼応し、ジャズファンクバンド MONDO GROSSO を率いて京都から出現。その後、Monday満ちる、UA、CHARA、bird、WYOLICA、信近エリなどなどのプロデュースワークをこなしつつ、いつの間にか完全な俺ユニットとなった MONDO GROSSO ではキレイ目ハウシーな音楽をクリエイトしてた男。ドラマチックなストリングス使いがクールなのです。

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●二人目。FANTASTIC PLASTIC MACHINE A.K.A. 田中知之。PIZZICATO FIVE 周辺から渋谷系DJとしてキャリアを起こし、ハッピーでチャーミングなダンスミュージックが海外でも評価される。遊び心あふれるアイディアが小粋です。

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●三人目。m-flo のサウンドメイカー、☆TAKU TAKAHASHI。クラブミュージックとR&Bのエッセンスを結合し、ジェイポップのフォーマットに落とし込む独自の音楽世界を展開。様々なシンガーと「m-flo loves ~」と称するコラボを行い、若いアーティストの発掘から、大御所のシンガーに新しい可能性のキッカケを与えるなどなど、冒険的な実験を繰り広げている。

●ね、とっても楽しそうでしょ。おまけにナゼか、「手塚プロダクション」がヴィジュアルアートに全面参加、アトムそっくりのラトムくん(R+アトムの意?)がアニメで登場し、3人のプロデューサーも手塚風キャラになっちゃってる。うぉー、大沢伸一ブラックジャックみたい。CDについてるDVDのアニメを見たら、リボンの騎士ふしぎのメルモちゃん、ブラックジャック&ピノコなどなど、手塚キャラフル出場で、ああつまりは、DAFT PUNK松本零士さんと一緒にやったコトがしたかったのねと納得。音楽が暗黒の敵をブチ倒します!

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でもさ、超楽しみにしてコレ聴いたらさ、割と微妙な気分になったのよ…。

●その内容に入る前に、エイベックスって文化をちと考えたいと思います。


もう昔の話だから時効。エイベックスの中期計画プレゼン資料みたいなのを見た。
●もう10年以上の昔。エイベックスってスゲエなあ、ってその時思ったんだよ。「日本のダンスミュージックの流行はオレらが作る」という気概にあふれててさ。仲のイイスタッフの人にペラペラの資料を見せられて、簡単に解説されただけだったんだけど、その紙の内容はキッチリ予言書のように成就していったワケですわ。その紙には、三つの新路線のダンスミュージックを00年代に向けて展開する!という内容のものだったのです。

その1「ハードテクノ」。バブル復権。ジュリアナもう一度!
●三路線の新機軸が、その書類には載ってたんだけど、一番上には「ハードテクノ」というフレーズがあった。コレはジュリアナ東京でかかってたようなタイプのダンスミュージックだね。ボクが書類を見た1998年は IT バブルがジワジワ来る直前期で、結果としてワッと一世風靡するヒルズ族の出現を見越していたのなら、見事なマーケティングだったと思う。ただ重要な誤算があって、IT バブル紳士は踊らなかったのです…。ホリエモンが踊るか?楽天の三木谷社長藤田晋さんが踊るか?結局この路線は一番早く頓挫したが、2009年の今になって奇妙に復活したのが笑える。そのコトは後に書きます。

その2「パラパラ」。ティーンをダンスフロアに連れてこい!
●三路線の新機軸2が、ご存知日本のゲットーダンスシーンとして竹の子族と同じくらい珍妙な文化に成長した「パラパラ」。ダンスフロアの音を止めて、体育座りのギャルたちに振り付けレクチャーをしたり、ダンスチームの延長で「ギャルサー」というサブカルチャーが出来たり、ディズニーランドすらがパレードにパラパラを取り入れてミッキーまでもがパラパラしてしまったりとか、マジこのムーブメントは本物になったのでありました。実際ダンサーの子と会話したけど、本人たちマジ真剣で、大会で負けると泣いちゃうほどだったりしてたから…。
●「テクノ+パラパラ」=「テクパラ」、「トランス+パラパラ」=「トラパラ」と、シーン末期にはサブジャンル分化までしてたからスゲえっす。音的にはエイベックスの既存ヒットシリーズ「ユーロビート」の延長なのだけど、実のところドコも「ユーロ」ではなく、限りなく国産だったような気がする…。最後のミキシングやマスタリングだけイタリアのスタジオでやるんだっけ?そこでなければ、あの狂気のようなキック音は出ない。…うん、あのキックだけは本物だったと思う。

その3「トランス」。海外のトランス文化をどうやって日本市場に定着させるか?
●今になって思うと、エイベックス幹部は「日本人はフリーには踊れない」と思ってたかもしれない。90年代のクラブカルチャーには振り付けはないわな……しかしそれってごく一部のカルチャーだったし。だから、自分たちのお客、ヴェルファーレのキッズには必死に説明してた。「トランスは自由に踊っていいんだよ!」「パラパラ」を通過した子たちは「自由に踊るって?」って思ったのかな?結果カワイイダンサーの女の子をたくさん雇って、トランスの踊り方を教授してた。「自由に踊る」やり方を教えるって矛盾でしょ?具体的には、下半身でビートを掴みながら、両腕を横に広げて信施の上モノに合わせていくって感じ?
●彼らは自分たちの「トランス」「サイバートランス」という名前でブランド化し、一部でサブカル化してた「サイケ/ゴアトランス」の神秘主義やヒッピー思想を剥ぎ取ってしまった。その手の思想は売る時に邪魔になるんだよねー。そんで、同時期にヨーロッパでバカ受けしてた「エピックトランス」を輸入することにした。それからは、メッセ級の会場でデカイイベントは打つわ、シリーズコンピを十数枚も出すわで立派なムーブメントに仕上げました。シーンの末期はやっぱり国産トランスがワサワサ出てきて、「姫トラ」というシリーズまでが出てきたような気がする(コレはエイベックスじゃないけど)。


当時のトランスを何枚か紹介。今このヘン、ゴミのように安い。100円ってのもあるよ。

SYSTEM F「TOGETHER」

SYSTEM F「TOGETHER」2003年
SYSTEM F は、間違って買ったようなもんだな…。ファーストアルバムを持ってて、ベストアルバムを2枚持ってて、別名義の音源も持ってて、もう必要ないじゃんという状況で、思わず安いから買っちゃったセカンドアルバムです。でもそれなりに楽しい。大ヒット曲「DANCE VALLEY THEME」は一時期トモダチがドライブミュージックにかけまくってて耳タコになったほどだし、今でも大好きだ。「LIGAYA」は別名義ユニット GOURYELLA の代表曲で、実際すでにボクはミックス違いを何バージョン持っているんだというほど聴いている。でもエピックトランスの楽しさはしっかり押さえてあるから間違いないです。

COSMIC GATE「RHYTHM  DRUMS」

COSMIC GATE「RHYTHM & DRUMS」2001年
エイベックスのスゴイところは、海外音源の買い付けセンスです。明らかに速い!シーンを読むセンスがいい!それはユーロビートを買い付け日本に紹介するところから社業を起こしたという歴史にも関係あるのかな?ジャングル(その後のドラムンベース)も、マイアミベースも、ダンスホールレゲエも、取っ掛かりはスゴく早かった。で、シリーズコンピをしっかり作って、潮が引いたらサッと撤収する。実際、買い付けてくる音源もしっかりしている。……でこのアルバムは東芝EMIが日本に紹介したドイツのヴェテランDJ。残念ながらイケてないんだ…。SYSTEM F(←コイツはオランダ人。ダッチトランスだ) がいかにレベルが高いか、思い知らされる。「オズの魔法使い」で有名な「SOMEWHERE OVER THE RAINBOW」をトランス化してて、それがボチボチヒットした記憶があるので買ったわけですが、音が貧しいな…。ダークでストイックと言えば聞こえはイイが、深みが欲しいな。

BELLINI「SAMBA DE JANEIRO」

BELLINI「SAMBA DE JANEIRO」1997年
●100円で購入しました。激安。ジャーマントランスのビッグアンセムとして随分ヒットしてたような気がするんだけど、実際は1997年、トランス全盛期と比べるとちょっと古い曲だったのね…。タイトルとジャケットから予想出来ますように、全編アゲアゲのサンバハウスで、そりゃもう汗ダクですわ!シリも出ますわ!大ヒットシングルにもなったタイトル曲「SAMBA DE JANEIRO」はブラジリアンジャズの巨人 AIRTO MOREIRA の代表作をカバーしたモンです。
●完全に一発屋のように見えて、このユニットの中心人物 RAMON ZENKER というオトコ、実はアナドレナイのです。コイツは、アシィィィィッドな TB-303 使いで90年代前半の世界各地のダンスフロアをことごとく粉砕したジャーマンハードコアテクノの伝説的ユニット HARDFLOOR の一員。他にもたくさんの変名ユニットを持ってて、ドイツの WIKIPEDIA で調べたらプロジェクトの数は軽く50を越してます。トランス期には FRAGMA PAFFENDORF などの名義でヒットを連発。その後も数々の変名で活動している敏腕プロデューサーなのです。



「RAVEX」は、エイベックス自身が一から作り上げる「オレジャンル」。
●ダンスミュージックのトレンドをいち早く察知して、日本市場に紹介してきたエイベックス。その手際の良さは超一流で「サイバートランス」を頂点にデカイビジネスをモノにしてきました。そんな彼らが満を持して自分たちでオリジナルの新しいジャンルを開発しようとした、それが「RAVEX」なのではないでしょうか?
「レイヴ」「エイベックス」を合体させた造語、そんでお馴染みの水色ロゴ。これを、エイベックスの「オレジャンル」と言わずになんと言いましょう。時流としては KITSUNE を中心にユルく世界を繋ぐ「00年代エレクトロ」という気分、または一部の UK バンドが打ち出した「ニューレイヴ」とダンスロックが影響している感じはしますが、そんな海外の動きを睨みつつ、あくまで「ジェイポップ」と力強く謳う戦略。なんかスゴい意気込みと、マジでモノにしちゃうような気配を感じるのです。
エイベックスの歴史は、小室哲哉の歴史でもありました。でも彼の手は後ろに回っちゃった状態(執行猶予付き)。社長 MAX 松浦は6億円もの大金を自分のお財布から出してこの恩人の作った借金を立て替えてあげました。しかし小室サウンドに今後も大きな期待は出来ないのは自明。コムロチルドレンとして育ったエイベックスのハウスプロデューサーたちにも限界が…。そこでエイベックス第二世代のニューサウンドを開発するべく、この三人の俊英を迎えた、というのが狙いなのでしょう。


さてさて、ここまでのお話を前提に「RAVEX」を聴くとしましょう。

●………と言いつつ、コレ、どアタマから脱臼するんだよねー!一曲目「I RAVE U」って、あの「にしおかすみこだよ~!」の登場の音楽なんだよね。いわゆるジュリアナテクノの代表曲。去年、幼稚園の学芸会でBGMとして使いたいと言われ、探した覚えがあるんだよ。MAXIMIZER というアーティストの曲だった。「21世紀のJ-POP」と大見得を切って、ジュリアナ復活かよ!とズッコケルわけなのです。もちろんリミックスされてるわけですが、capsule =中田ヤスヒロ 的なエレクトロビートで足腰の筋肉を鋼鉄に交換しましたというか、昔の曲に今風のエレクトロを接木しましたというか、むーん、微妙なんです。
●そんで挙句ですよ、この曲に DJ OZMA がボーカルを乗せるバージョンがあるんですよ。ジェイポップということは間違いない。DJ OZMA はジェイポップの巧妙な戦略家だ。でもでもでも、やっぱあの芸風じゃん!「シタイ!シタイ!キミとヤラカシタイ!おらおめえとシタイ!」って絶叫してる。NHK紅白とのトラブルを皮肉る演出もある。でも結局はアゲアゲ先行意味なしリリックがややすべり気味。…果たして、ジュリアナテクノをカラオケボックスまたはホストクラブでレイブするってイメージが、「21世紀のJ-POP」なの?
●ボクの大好きな三人のプロデューサーたちはどう思ったんだろうか。「お三方の一発目の素材は、ジュリアナテクノです。おまけに DJ OZMA がついてきます」むーん、微妙…。絶対そう思ったに違いない…。でも、「RAVEX」って、あくまでジェイポップなんだよなー。オレらがやってきたクラブミュージックと違うんだよなー。だからこの程度が気分なんでしょうかー。そういうことでやってきましょうかー。そういう落とし込み?むーん、微妙。

I RAVE U feat.DJ OZMA(DVD付)


「RAVEX」は色々なシンガーとコラボしていきます。ソレが玉石混淆。
OZMAジュリアナにいきなりパンチされて、冷静に聴くのが一瞬難しくなります。でも、何回も聴き込むに連れ、カッコいいのはカッコいいと思えるようになる。
●クラブミュージック的なアプローチで新鮮に聴こえたのは、「JUST THE TWO OF US」FEAT. 東方神起。彼らのコーラスワークをサンプルしてエレクトロトラックに散りばめました、という曲。彼らは実は現行ジェイポップで非常に希な男声コーラスグループという存在。ジャニーズ系は基本全部ユニゾンボーカルでしょ。東方神起が新鮮に聴こえるんです。……ボクは東方神起に詳しくないから分からないけど、このサンプルは彼らの既存曲を素材にリミックスした体裁なのかな?録り下ろしなのかな?
「HOUSE NATION」FEAT. LISA「RAVEX」のシングル押し曲ですね。ハウスの楽しさ、明るさがテットリ早く味わえる。m-flo の盟友LISA さんのボーカルだから相性も抜群。曲調は DAFT PUNK の一番明るい曲を連想させるし、Aメロのラインに懐かしのハウスクラシックス CRYSTAL WATER「GYPSY WOMAN (I'M A HOMELESS)」を感じる。
土屋アンナを召喚した「BANGALICIOUS」は、彼女のキャラを活かしたダンスロック。ガリッとしたギターリフからキラキラハウスに直結で今ドキ風。しかし TRF のヒット曲「SURVIVAL DANCE」をサンプルネタに使った「V.I.P.P.」は、ヒップホップが先人のネタを拡大再生産するような意味での大ネタ使いを狙ったのだろうが、カッコ悪い失敗作だ。ラッパーとしてフィーチャーされた VERBAL さんが本気で全編をラップしたらサマになったろうけど。

Believe in LOVE feat. BoA

ジェイポップアプローチ、つまりボーカル全編をシッカリ聴かせるスタイルでは、ピコピコトラックに乗って BOA ちゃんが真摯に歌う「BELIEVE IN LOVE」が押し曲のようだけど、ボクが気に入ったのは後藤真希「GOLDEN LUV」って曲。基本ボーカルにはフィルターが前提になってるフィジェットハウス仕様の「RAVEX」ですが、コレだけ剥き身の生声。正直、シンガーとしてマトモに彼女の声なんて聴いたコトがなかったので、意外とソツなく歌うモンだと感心。THE GIRL NEXT DOOR (A.K.A. ガルネク)のボーカル千沙嬢もエントリーしてますが、トラックの実験的挑戦について来れてない…。
MONKEY MAJIK の涼し気な声が、意外なほどエレクトロとの相性がイイので気持ちよく聴いちゃうのですが、ソレよりもビックリは安藤裕子。テンポダウンしたニューウェーブ風エレクトロに、浮遊感あるボーカルをウマくマッチさせてる。まるで別のシンガーのように聴こえるし、その裏切り感が最高。「RAVEX」のジェイポップ路線は、このテのイイ裏切りで進めて欲しいッス。




3人のプロデューサーにボクが抱いていたイメージと、「RAVEX」の芸風に大きな差があるので、ソロ活動での最近の音源を聴いてみちゃった。

大沢伸一「THE ONE」

大沢伸一「THE ONE+」

大沢伸一「THE ONE」2007年
大沢伸一「THE ONE+」2008年
大沢さんソロ名義のハウスアルバムとそのリミックスアルバム。ふーん、なるほど!実は既にこの段階で、大沢さんはエレクトロ路線にかなり突っ込んでたんだ…。だって一曲目が THE CHEMICAL BROTHERS「STAR GUITAR」のカバーだもん。ケミカル楽曲の中ではハウス度の高い楽曲だけど、やっぱ根はビッグビート。それをさらにエレクトロでブーストしてます。結果としてかなりロックな仕上がりですわ。かつてボクをシビレさせてくれた可憐に舞うストリングスアレンジも、ジャズファンクのバンド感溢れるファンクネスも完全に消え失せて、ギチギチのエレクトロ勝負をしています。NYのエレクトロシンガー PRINCESS SUPERSTAR をフィーチャーした曲もあるし、ズバリ「ELECTRO411」って曲もあるし。「FOALS」って曲は、UK の同名バンド FOALS そっくりのダンスロックを披露してビックリ。……あ、意外、本名名義のリリースってコレが初めてなんだ…。
●リミックス版は、ハウスゴッド ARMAND VAN HELDEN や豪州産エレクトロユニット VAN SHE(←こいつ大注目!)、フレンチハウス ALX GOPHER、日本人ピコピコクリエイター DE DE MOUSEなどが参加です。
●……なんだかんだで、大沢さんの音楽は完全に「RAVEX」に向けて準備オッケーだった訳で…いやむしろ、大沢さんの音楽が「RAVEX」の正体かも知れないと思えてきたぞ。


m-flo「m-flo INSIDE - WORKS BEST III」

m-flo「m-flo INSIDE - WORKS BEST III」
●サウンドメイカーの ☆TAKUさんだけじゃなくて、ラッパーの VERBAL さんの仕事も混じってるから、もう内容はてんこ盛り。…ラッパーとしての VERBAL さんってのは、ボクにとってはハイランクなパフォーマーではないんです。でも、m-flo なり ☆TAKU さんの作る音楽って、ハウスでありR&Bではあっても全然ヒップホップではないのに、その音楽に見事乗っかってラップしてきた独自の技術はスゲエなと思う。VERBAL さんのオモロい仕事としては、自身がメンバーである TERIYAKI BOYZ の曲、EXILE への客演、DOUBLE童子-T とのコラボ、それにアメリカのロボ声シンガー T-PAIN との対決曲もあって楽しい。

●で、本題の ☆TAKU さんの仕事だ。エレクトロ対応準備オッケーな楽曲も多い。マンチェスターのダンスロックバンド THE TING TINGS や沖縄発のテクノユニット RYUKYUDISCO のリミックスや、SOWELU への提供曲「MATERIAL WORLD」鋼鉄ブリにはビビる。DEXPISTOLS のリミックスもキツい鉄の味。

●しかしディスク2のメガミックスでは、やっぱり根っこにあるハウス味やR&B味が艶っぽく出てきてて、この艶がこの人の本質なんだと思い知る。CRYSTAL KAY との共作(LOVES シリーズ)を永遠のニュースクーラー UGLY DUCKLING がヒップホップにリミックスしたヤツから始まるノンストップミックスアップの旅は、軸足がR&Bからブレてなくてハッピー。和田アキ子さんの声をサンプルした曲がファンキーでイイアクセントに。坂本龍一さんを招いた曲はフレンチディスコハウスの貴公子 SPACE COWBOY がキラキラにリミックス。RAM RIDER のリミックス曲もエレクトロながらチャーミング。そしてボクが m-flo 史上最高傑作と思ってる MINMI との共作「LOTTA LOVE」MINMI にとっても最高傑作かも。LISA 在籍時代の名曲「COME AGAIN」のハウシーなミックスも可憐。聴き所多いわあ。


●とにかく、最近ゲンキがない音楽業界。その中でもエイベックスはかなりの健闘を見せてるトップカンパニー。なんでもイイから本気出して、踊らせてくれよ!

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