むー。復職して、最初の一週間が終わった…。
●基本的に、仕事は少ない。勤務時間も長くない。任せられたタスクも具体的にはない。職場上司の配慮はあくまでボクを「病人モード」で扱っている。これは多分精神科の職場復帰プロセスとしては実に教科書通りの対応で、実に真っ当です。
●ただ、ボクの内面で滾りまくってる「仕事細胞」のボルテージが、勝手に噴火寸前になっててコワいんです。もうイミなくピリピリイラついてるのが自分でわかるし。ヘタすると、アクセルとブレーキをいっぺんにベタ踏みしてるような気がして、マズいマズいと思うくらい。なんとかアクセルから足を放してエンジンブレーキをかけていきたい。コレだからボクは病気になるんだよな~。

病人は、折り目正しくオトナシく。
●とにかくこの一ヶ月は、なんとかパワーをセーブしてオトナシくしてなければ。復帰直後でイキナリ過激な制度改正なんて提案したら「病人がイキナリワケのワカランことを言い出した」と上司はとるに違いない。ボクがいなかった時間で起こった仕組みの変化やパワーバランスの動きを読み取ったり、周辺の根回しをしないとただの「空気の読めないヤツ」になる。だから、7月に入るまではオトナシくオトナシく…。
●しかし、空いている時間をタップリ使って、チームの若手と話し込むほどに、見えない部分での職場環境の悪さが浮き彫りになってくる。理不尽で実にムカつく!チーム会議でもイキナリブチ上げちゃった。「オマエらよくそんな仕事ガマンしてやってられるよな!納得イカンわ!その理不尽な仕組み、絶対別のチームに押し返してやるよ!」……ああ、ボクその朝までは「優しいお兄さん」として、何も言わない、静かに見守る、微笑みをもってミンナと接する、と自分に課してたのに……全然やれてないじゃん…。でもボク、ムカシもそういうノリで仕事してたんだよな…。
●一般の若手スタッフは、ムカシのボクがそのままのテンションで帰ってきたとしか思ってないんだろうなー。「仕事ダイスキ人間」のボクが。みんなフツウに「この人がナンの病気をしてたのかワカンナいけど、すっかり治ってゲンキみたいじゃん」と思ってるような気がする。ホントはゲンキじゃないんだけど。つーか、イイのかワルいのか自分でもよくワカラン。
●とにかくこの一月は、一切大きな動きはしない。…この、やりたい事を押止めているのが実はストレスなんですけどね。



クールダウンするための音楽。今日は、渋谷系で染めてみました。(と思ったら、ワリとシモキタザワ系。)


TOKYOS COOLEST COMBO

TOKYO'S COOLEST COMBO「20 COOLEST HITS」1992年
●渋谷系です…。あの頃はバンドの名前に「東京」をつけるのがちょっと流行ってた。東京スカパラダイスオーケストラ、東京パノラママンボボーイズ、TOKYO NO.1 SOUL SET、東京リズムキングスとか。このバンドはヴィブラフォンを旋律楽器に据えてクールなメロディを奏でるインストユニット。PIZZICATO FIVE小西康陽さんプロデュースだったはず。だから、まあ、ソレ系な感じですよ。橋本徹さんの「SUBURBIA SUITE NIGHT @ 渋谷クラブクアトロ」で彼らのライブを見たことがある…もう15年以上も前の事。
JAMES BOND のテーマから、LIGHT MY FIRE とか、バーバレラとか、モンドっぽいセンスな選曲を70分間立て続けにプレイしてくれてます。ヴィブラフォンのヒンヤリした音がとっても心を落ち着かせてくれますねえ。
●このバンドのアイテムはわりとレアで値崩れしてないんだけど、なんと100円で買ってしまいました。そのかわりジャケ不良で、詳しいクレジットが全然わからん。残念。


PREPPY KICKS

BRIDGE「PREPPY KICKS」1994年
小山田圭吾のレーベルで渋谷系の総本山だった「TRATTORIA」、前半戦の看板アーティストで、カジヒデキくんの所属してた軟弱ギターポップバンドですわ。レーベル番号が「TRATTORIA MENU.41」だって。TRATTORIA「食堂」って意味だから、番号も「MENU.00」って記されてた。ある意味、中華料理屋みたいだね。
●かつてこのバンドのライブを見た時(やっぱ90年代前半ね)、1曲だけ気になるメロディを持つモノがあって、ソレを探すためにこのバンドのCDを買い続けている。ソレ以外は全然趣味じゃないのに…女子ボーカルが軟弱過ぎてさ…。結局このCDにも、ボクの聴きたい曲は収録されてなかった…。いつも通りの BRIDGE でしかなかった。あ、でも歌詞が日本語だ!

peewee3.jpg

●ネットで見つけたバンドの画像。おお死ぬほどプレッピーファッションだよ!カジくん、蝶ネクタイはヤリ過ぎでは?


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VENUS PETER「SPACE DRIVER」1992年
TRATTORIA 設立直後のリリース。なんたって「MENU.5」だもん。だからもう渋谷系も最初期っすね。サウンドでいうと、BRIDGE みたいなバブルガムなギターポップではなく、むしろマッドチェスターとかシューゲイザーそんで時々インディダンスだもん。THE JESUS & MARY CHAIN MY BLOODY VALENTINE PRIMAL SCREAM などなど、そして THE BEATLES までもが、デジャヴとしてアタマを駆け巡る!完全輸入文化「渋谷系」の本質と出発点がココにあります。
●バンドの中心人物、沖野俊太郎はその後ソロで活動し、TRATTORIA の中にレーベル内レーベルまで立ち上げてた記憶が…。そん時もサウンドは THE STONE ROSES のセカンド風。あくまで軸足はマッドチェスター。そしてベーシストの古閑裕は渋谷系インディレーベル(後に完全にシモキタザワ系へ移行)K.O.G.A. RECORDS を立ち上げる。RON RON CLOU のような甘口アーティストを扱ってると思ってたら、いつの間にかパワーポップ/ガレージロックなレーベルに変貌。…だんだんクールダウンと関係ない選曲になってきた。


FREEDOM SUITE

FREEDOM SUITE「FREEDOM SUITE」1996年
●これまた THIS IS 渋谷系 なレーベル「CRUE-L RECORDS」からのバンド。比較的ジャズテイストが強かった CRUE-L では異色なダウン・トゥー・アースなロックを演ってます。ホンキートンクなピアノやフェンダーローズの音、粘るギターが味でござんす。時にとってもファンキーだし。敢えて喩えるならば、ACID JAZZ RECORDSにおけるロックバンド MOTHER EARTH のポジションに似てます(スンゲえ分かりにくい比喩!)。……でも MOTHER EARTH は聴いた方が絶対イイですよ。今は激安ワゴンにゴロゴロしてるし。


SECRET GOLDFISH

SECRET GOLD FISH「TASTE THE BEE」1993年
●ディストリビューションが UK PROJECT。時代的には渋谷系だろうけど、UK PROJECT が出て来るということは、その実態はシモキタザワ系。このバンドもその当時(学生時代)ライブを見たけど、立派にサイケ轟音でした。完全にシューゲイザー狙いのギターノイズ大作戦。
●でもこのCDで聴くと、シューゲイザーな轟音ギターはボチボチで、ダブ風味な感触とかダルいボーカルライン(WITH 深いエコー)とかに、インディダンス~ギターポップな気分を強く感じる。そのデジャヴ感は、THE LA'S 辺りまで突き抜けるね。初期渋谷系って、ホント臆面なく洋楽影響完全コピー丸出しでも「ナニがワルいよ?文句ある?」と言い切れる、特殊な時代だったのかも。


デキシードザエモンズ

デキシード・ザ・エモンズ「ROUGH RIDE」2000年
●異端の超ロウファイレーベル OZ DISC からキャリアを起こしたのが1995年。その徹底したグループサウンズパロディと独自のガレージ魂で、シモキタザワ地下シーンを震撼させてた。ボクが見たライブでは、一曲目からザ・ダイナマイツ、永遠のGSガレージクラシック「トンネル天国」カバーでフロアを炎上させてた。その時からボクがグループサウンズを漁りまくったのは言うまでもありません。「ネオGS」「GS再評価」ってのも渋谷系の一つの側面だったしね。
●ボクの中では OZ DISC 出身ってだけでもうイロモノ枠なんですけど(バンド名だって「溺死・土左衛門ズ」だし)、その後は K.O.G.A. RECORDS、メジャーの EPIC/SONY と真っ当なキャリアを作り、再びリアルインディで再出発したのが GOLF RECORDS からリリースしたこのミニアルバム。
●ココではおフザケ抜きのマジガレージロックが炸裂です。ああ、この人たち、マジになるとこんなにストレートにカッコいいんだ…と今更のように感じた。タイトなビートとファンキーなベースラインの上を、ハナでヒッカケつつボーカル&コーラスが粋がって泳ぐ気分。でもでも、彼らは惜しまれつつ2006年に解散してしまいました。合掌。


THE SWITCH TROUT

THE SWITCH TROUT「BLOW MIND ! HERE ARE THE TROUTS」1998年
VENUS PETER んトコで触れました K.O.G.A. RECORDS に所属の3ピースロックバンド。デゲデゲデゲギターが聴く者の耳をつんざく、インストサーフギター/ガレージロック。モッズな気合いもバッキリ入魂。全部の曲が2分強で終わる潔さは、紛れもなくガレージ。BUZZCOCKS青春の名曲「EVER FALLIN' IN LOVE」カバーが入ってて、ナゼか涙腺まで刺激されちゃう爆裂セツナモードにボクの胸はワシづかみされる!
●このヘンの時代で「渋谷系」は既に終わっていて、デキシーやこいつらのようなロックバンドは、その荒ぶる魂を燃焼する場所を渋谷の中には見失い、シモキタザワという湿っぽいライブハウス文化が生き残る街に拠点を移してしまったのでしょう。あーこのヘンで今日のコンセプト「クールダウン」は完全に崩壊して、むしろファイヤー!&バーンダウン(燃え落ちる)な感じです。もう安定剤追加するしかないです。


曽我部恵一「瞬間と永遠」

曽我部恵一「瞬間と永遠」2003年
●完全に渋谷系の灯火が消えた00年代。その生き残りたちはそのまま井の頭線に乗ってシモキタザワという街に流れて行った…。そんな新天地・シモキタザワの精神的支柱となったイキガミさまが、曽我部恵一さん。2000年、自身のバンド SUNNYDAY SERVICE を解散させソロに移行、2004年にインディレーベル ROSE RECORDS を立ち上げ完全 D.I.Y. スタイルで活動してます。で、これは、SUNNYDAY SERVICE~ROSE RECORDS の中間時代にメジャーの UNIVERSAL からリリースしたソロ名義アルバム。
曽我部恵一さんは、渋谷系の時代に SUNNYDAY SERVICE でキャリアを起こしながら、ドッカの時点で意図的に「アンチ渋谷系」的な路線を目指すようになったような気がします。後期 SUNNYDAY~ 時代から、ソフトロック経由ではっぴいえんどまで繋がるドメスティックテイストに到達、70年代フォークロック的な様式と90年代ロックをウマくブレンドさせてた。コレは何気に、海外のダンスミュージックやブリットポップの強い影響下にあった「渋谷系」では異端だったはず。その証拠に、今日紹介してる音源は露骨に海外のシーンに影響されてる物件ばっかで、それに比べて曽我部さんの音楽は全く異質だ。
●英語詞をスカして歌うのを好んだ渋谷系アーティストは、どっか日本語のメッセージに絶望してたのかも。FLIPPER'S GUITAR の最後のアルバムは見事な日本語詞楽曲の結晶だけど、アレはそんな渋谷系が抱えた90年代的絶望をそのまま歌う事で歴史的作品になった。曽我部恵一さんのメッセージは、そんな視点からは大幅に逸脱して、ちょっとコッパずかしいほどのロマンチックを真顔で信じてる。このソロアルバムも、小細工なしのシンプルな楽曲に、ロマンチックなボーカルを乗っけて真っ当に歌っている。
●ボクは、曽我部恵一さんのいいリスナーではない。ROSE RECORDS の音源は、ボクが暮らすシモキタザワのレコ屋ではいつでも平積みアイテムだ。なのにマトモに聴いたことがない。曽我部恵一BAND、やっぱチェックしないとダメか。

ヘッド博士の世界塔Flippers Guitar

(FLIPPER'S GUITAR 「ヘッド博士の世界塔」。「渋谷系」不朽の名作。)



長くゲーム禁止だった我が家にとうとう Wii が上陸した。
●ワイフの誕生日プレゼントというテイで、ワイフが自分で勝手に買ってきました。ま、別にいいんだけど。そんで Wii FIT で家族全員が運動してます。ボクは、なんか無理すると腰をヤッチマイそうなので、積極的に参加してませんが。コドモたちは、一日15分だけルールを守って、宿題を済ましたアトにチョッピリだけプレイします。しかし、やっぱ21世紀のコドモ、ゲーム禁止をこれまで強いてきたのにあっという間にコツを掴んで、好成績を簡単に叩き出します。

●ヒヨコが夢中なのは、Wii FIT に登場する自分のアバターをデザインする事。ワイフと一緒になって、家族全員のアバター(Mii というそうです)を作ります。みんなテキトウに美化してカワイいキャラになっているのに、ワイフが作ったボクのアバターだけ異常にリアリズムでウンザリします。ワイフは「十分にカワイクしてあげたわよ」と主張しますが、 このキャラを見て家族全員が笑います。確かに自分でもよく似てると思うけどさ…。

P1001348.jpg

(左から、ノマド7歳、ワイフ、ボク、ヒヨコ6歳。)
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