●最近気付いたツマラナイこと。

R25バンドウエイジ

●ボクは「R25」のワリと熱心な読者である。こと、最後のページに出て来る高橋秀実さんと石田衣良さんのコラムは大好きである。ほんのり説教臭いが、そういうオッサンがいるくらいがちょうどイイ塩梅なのである。二人のホンは一冊も読んだコトがないけど。
●しかし、ふと気付いたことがあった。「L25」「R25」にはゴールデンタイムのみのテレビ番組表が掲載されてたはずだが(正確には「L25」は20時から、「R25」は21時から)、最近「R25」からこのページが消えた。つまりだ、この不況下において、現代の戦うビジネスマンにテレビは必要ないのだー!ヒット番組もドラマも必要なくて、やるべきは残業なのだー(サービス残業含む)!……世知辛いなあ。ま、別にボクもあの表見てテレビ見た事ないんだけど。
「L25」「L25」で、コラムの扱いがゾンザイである。なんか増刊号が連発してたのか、休載が多いような…。「R25」には見開き2ページのガッツリとしたインタビューページがあるが(最新号は坂東英二。でも意外にオモシロかった)、「L25」のインタビューは完全不雰囲気グラビアの添え物でしかない。つまり「L25」は、読者の活字力に絶望したツクリになってる…。円グラフだけデカくてもダメなんだよ!え、オマエになんて読んでもらいたくない?それじゃあしょうがないね…。



自律神経失調症とのお付き合い(その101)~「イボ痔は一生治りません」編

ボクが今住んでるマンションの管理組合の理事に加わってもう二年目になる。
●そんで、毎回理事会には、建物のアチコチで起こる不都合や補修のための見積書がワサワサと配られる。植栽が痛んで枯れてますので植え替えにおイクラ万円。地上波デジタル放送への切替え工事におイクラ万円。機械式駐車場の油圧装置の不具合調整におイクラ万円。地下一階部分の廊下照明で漏電が起こっているが、その場所を突き止めるのにおイクラ万円。修理費は別途かかります万円……。で、最近つとに思う。あのさー、とにかくマンション金かかり過ぎ!まだ築5~6年程度なのに、なんでこんなに予算外の補修が必要なの?こんなノリで改修積立金は果たして足りるの?こんなにテマヒマかけてメンテが必要なの?
しかし、コレをジブンのカラダに当てはめて考えてみる。……胸を張って断言出来るが、ボクは自分のボディに対するメンテナンスはナンもしてなかったね!適正なコストがナンボかなんて分からないが、全然カネかけてない!35年間全部においてね!管理修繕を100%怠ったマンションと同じ状態だね!そんで、ココに来て大幅に痛み始めたね。もはやモグラたたき状態で、ぽっこんぽっこん不調なバショが見つかるね。それがこの100を超えた「自律神経失調症とのお付き合い」シリーズだもんね。もはや自律神経失調症と全くカンケイないトコロまで行っちゃってるもんね。

という前フリをして、今日はボクの「肛門科デビュー」のハナシを書きます。
●風邪で会社を二日休んで、やっと出勤。今日の会社診療所のカウンセリングでは、内科の先生から情報がキチンと回ってて「オシリから出血」の話題がメイン。「それは落ち込むよね。お気の毒に」あんましお気の毒に思ってないトーンでセンセイが言う。「肛門科、紹介しようか?若くて美人なセンセイだよ!オシリ見せるの恥ずかしいかな?」センセイ楽しそうに言うなあ…。
●なんか知らんけど、産業医のセンセイもナースの皆さんもみんな「あのセンセイは確かに美人だ」的なハナシで盛り上がることとなり、自動的に紹介状と病院の地図を握らされて、ボクは肛門科に行くことになった。「もう仕事オシマイ?まだ間に合うから今日行ってみたら?」うわなんかすごくブルーだけど、行かないのもバツが悪い状況になっちゃった。

さてさて、その「肛門科」は麻布十番にあるのだった。
●オシャレなカフェやレストランが賑わう直前の夕暮れ時、雑居ビルの中にクリニックはあった。そのクリニックは麻布十番にふさわしく、実にオシャレであった。まず看板がとてもオシャレな上に「肛門科」という字が書いてない。デリカシーのない送り出され方をしてやってきたが、美人センセイの肛門科はデリカシーのカタマリのような病院だったのだ。デザイナーズなオシャレ待ち合い室は、患者さん同士が向かい合わせにならないようにソファが配置され、受付をすますと番号札を渡され、呼び出しは全てその番号でなされるのだ(名前を大きな声で呼ばれないって配慮)。よく見ると、女性患者のみの診察時間が設けられて、実に繊細に心配りがなされている。
「21番の方、診察室へ」さあ、美人センセイとのご対面だ。あー。……ああ、一口に言えば、日テレの松本志のぶアナにそっくりな女医さんだ…年齢も同じくらいかな…物腰も柔らかい。紹介状をサッと読んで「ここ一週間、出血なさってるそうで?」そうなんです…痛みとかは特にないんですけど…。「外側は痛みが目立ちますけど、内側は痛みを感じませんからね」
●問診が一区切りつくとテンポよくベテラン看護婦さんが登場。「では、オシリを診せて頂きます。ベッドに寝て頂くのですが、靴をココで脱いで頂いて、ズボンとパンツを下ろして下さい」はいはいわかりましたーと言って、ベルトのバックルに手をかけると、ベテラン看護師さんが大きなタオルでサッと壁を作った。いや、別にそこまで丁寧に隠すほどのオシリでもないんですけど…ちょっと大げさ過ぎて恥ずかしいんですけど…。ボクがパンツとズボンを下ろしてベッドに横たわったのを確認して、ベテラン看護婦さんはボクのオシリにフワリとその大きなタオルをかけてくれた。この手際の鮮やかなこと!オシリの露出は最低限!とても丁寧ね。でも触診は手加減なしですけど。グリグリグリグリ。グリグリグリグリ。ああ、コレは絶対慣れない感覚だ。…そんで、再び大きなタオルのバリアーに庇われながら、ズボンをはいて触診の結果を聞く。

「えー、イボ痔がありますね。それと小さなキレ痔もあります」あらーストレートな診断&告知ですね…。そしてソレはボクのナイーブなハートに、スパッ!とクリーンヒットしてます…。「イボ痔というのは、一生治りません。治らないというコトを前提にどのようにお付き合いしていくかというコトですね。悪くならないように気を付けていけば問題はありませんから」あ、一生治らないんですか…ソレってとてもショックな豆知識…。「軟膏を出しますので、2週間続けてみて下さい。それでも出血が続くようでしたら、大腸の別の部分で出血している可能性もありますから、別の検査をします。なにか質問はございます?」……いや、ジブンが痔であるという現実を受け入れるのに少々の戸惑いが……。「痔なんて成人の二人に一人はなるものですから。扱いさえちゃんとしておけばダイジョウブですよ」ニコッ!……ニコってされてもなあ~。なんでボクのカラダはこんなにポンコツになってしまったんだろう?トホホホ。

●エレベータ一階出口で、若くてオシャレな20代の女性とスレ違った。…なんとなく気になって、一階エレベータホールにて、その女性が一人乗ったエレベータがドコの階で止まるか、ジッと観察をしてしまった。でもって、うん、エレベータはあの肛門科で止まった…。あのオシャレな女の子ですら肛門科か……世の中人知れず厄介な所に悩みを抱えている人は多いのね。

●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-557.html


●痔であろうとなかろうと音楽は聴く。


Song CycleSong Cycle
(1990/05/18)
Van Dyke Parks

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VAN DYKE PARKS「SONG CYCLE」1968年
●先日紹介した ROGER NICHOLS & THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS のクレジットにも出て来たアメリカのポップス魔法使いのファーストアルバム。1967年に世界は THE BEATLES「SGT. PEPPER'S LONELY HEART CLUB BAND」 THE BEACH BOYS「PET SOUNDS」に遭遇。志のある若者たちは自分たちの時代の音楽が持つ底知れないポテンシャルの深さに感動し、その深淵へさらに深く降りて行く冒険に挑んで行った。このアタマのよさそうなメガネ野郎もそんな時代に触発された天才の一人。
●コイツが正統派である理由が一つ。「PET SOUNDS」の次作として用意されていたマボロシのアルバム「SMILE」に、奇人 BRIAN WILSON の共作者としてコイツは参加。このプロジェクトは、ご存知の通り BRIAN のドラッグ中毒アレコレの諸般の事情で頓挫するが、20代半ばだったメガネくんにとっては貴重な経験だったに違いない。自らのデビューアルバム「SONG CYCLE」もスゴい怪作に仕上がったからだ。

ROGER NICHOLS & THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS 「ソフトロック」の名盤と評価されているのには異論はない。確かに見事なソフトロックだと思う。しかし「SONG CYCLE」がスゴいのは、ものスゴく「ソフト」でありながら全然「ロック」でないトコロ。だから「ソフトロック」になりません。一曲目に RANDY NEWMAN のいたないカントリーソングをイントロ代わりに使ってますが、あとは25人の弦楽オーケストラをメイン楽器に据えてて、ギター、ベース、ドラムといった典型的なロックバンドな楽器をほとんど使ってないのです。むしろバラライカとかアコーディオンとか木管&金管楽器がドカドカでてくる。そんな楽器に包まれてメガネくんは朗々と歌うのです。印象としては「ロックじゃないけど、なんかスゴい!」
●本作では結果クラシックをベースに敷きながら、ディズニー音楽やフォークソングなど「アメリカ的伝統」への眼差しもチラチラ垣間見える内容に。さらにこの方向性を発展させて、この4年後に発表されるセカンドアルバム「DISCOVER AMERICA」では、カリブ海の音楽とスティールパンを基調に、ニューオリンズファンク、サザンロック方面へ旅に出て、よりリアルなアメリカを発見する旅に彼は出発しました。このジャケに描かれたバスに乗って。

Discover AmericaDiscover America
(1990/05/18)
Van Dyke Parks

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●ちなみに、「SONG CYCLE」の方はプロデューサーに LENNY WARONKER が参加してます。この人も、ROGER NICHOLS & THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS にクレジットされてた。彼もこの時代、60年代末~70年代前半にかけて重要な働きをする裏方職人の一人で、THE EVERLY BROTHERS、HARPERS BIZARRE、RANDY NEWMAN、RY COODER、RICKIE LEE JONES、JAMES TAYLOR などを手掛けるのでした。

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