ワイフの映画の趣味は、ベタベタの学園もの。
●ワイフは、ディズニージブリが大好きで、CATV のディズニーチャンネルとかも大好きで、特にソコで放送されるような学園ドラマが大好きなのである。女子高生魔法使いが活躍する「サブリナ(SABRINA, THE TEENAGE WITCH)」とか、その映画版「サブリナ 麗しの魔女 IN グレートバリアリーフの休日」とか、今度は女子高生が吸血鬼ハンターになってる「バッフィ・ザ・バンパイアキラー(BUFFY THE VAMPIRE SLAYER)」とかを大層楽しむのである。まー似たような理由で「有閑倶楽部」「花より男子」も学園ものとして大好きである。「ハリーポッター」すらも学園ものとして彼女の中ではアリである。

●そんなワイフが今最高の学園ものとして注目しているのが「ハイスクールミュージカル」シリーズ。
●ワイフは「…ああ、こんな高校生活がしてみたいな~」とウットリしてこのDVDを観ている。ボクに言わせれば、高校生の二倍の年齢になってこのテのドラマにウットリするのは大幅にマヌケで、しかも地味系のワイフがこの超アメリカンなライフスタイルに馴染めるはずがないのである。…しかし、この前ワイフがコレを楽しんでいる時に思わずボクも引き込まれて全部観てしまった。そんである意味楽しんでしまった。少し悔しい。


ハイスクール・ミュージカル [DVD]ハイスクール・ミュージカル [DVD]
(2007/05/23)
ザック・エフロンヴァネッサ・アン・ハジェンズ

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「ハイスクールミュージカル」2007年
●物語の主人公は、今日本でも人気のベビーフェイスなイケメン、ザック・エフロン。高校2年生にしてバスケ部ワイルドキャッツのリーダーで、学校中の人気者である。そんな彼がクリスマス休暇のパーティである美少女とカラオケのデュエットをするハメに。思った以上に意気投合した二人は、歌うコトの楽しみに目覚める……で、新学期が始まってみると、その美少女が同じクラスに転校して来るのだ!彼女の名はガブリエラ。物語はこうやって、絶妙なタイミングで「それあり得ないでしょー!」というコトが起こって主人公たちにナイスな状況をもたらす。そんで教室やカフェテリア、廊下にあるロッカーの前、体育館を全部使ってみんなで大合唱するのだ!言ってみればもうコテコテ。おヤクソク感丸出し。でもソレがたまらんとワイフは言うのである。
●舞台はニューメキシコ州アルバカーキ。…大学時代の英語教師がココの出身だった…クソ退屈なバショだったから、ベトナム戦争から退役したアトは日本に住み着き故郷には帰ってないと言ってた……多分、超平均的なアメリカ生活を描くのにはちょうどいい場所なんだろう…都会でも田舎でもなく特別な歴史/伝統も人種的偏りもない場所。
●そこに登場する超平均的学校が、イースト高校。バスケの試合では毎年ライバルのウエスト高校と張り合っていて、勝てば末代まで学校のヒーローとして崇められる。アメリカの体育会系グループは自分たちが注目を集めていると十分に理解していて、ある意味学校を我がモノとして振る舞ってる。チアリーダーの女の子たちがいつも群がり、勉強そっちのけで試合のコトしかアタマに入ってない。そんな彼らにアンチな立場を取るのが、ガリ勉系グループの子たちだ。ザックの気になるオンナノコ、ガブリエラは実は全国数学チャンピオンになってしまうほどの天才少女。親友となったテイラーは化学部部長でアンチ体育会系の急先鋒だ。体育会系は野蛮で単細胞と罵りまくる。演劇部にも一派がある。セレブアイドルになりたい金持ちのワガママ娘シャーペイと、双子の弟で JUSTIN TIMBERLAKE かぶれのダンス好きライアンだ。主人公ザックが気になるが、新参者のガブリエラがザックに馴れ馴れしいのでシャーペイは気に入らない。ライアンはそんな姉の気まぐれにいつも引っ張り回されてる。
●コレを見て、アメリカの高校生活はライフスタイルで細かくグループ分けされてて、そのグループに居場所が見つからなかったら最低な場所だってコトを思い知る。華やかでピカピカのカフェテリアにワイフはウットリするが「アンタ、アソコで一緒にメシを食う仲間を見つけられるか?」と言いたい。ドコからも溢れてスケボーでもしてダラダラしてるヤツは「JERKS(マヌケ)」呼ばわりだ……ほんのちょっとだけ、この清潔なカフェテリアや廊下でライフルをブッ放したくなるような気持ちがわかる。ガチガチの秩序に締め付けられると息が詰まる!しかも日本の高校のように学校が強要するんじゃなくて、生徒の中に埋め込まれてるんだから始末がワルい!……多分ボクがトモダチになれるのは、演劇部の座付き作曲家兼ピアニストで物静かな芸術家肌のケルシーちゃんだけだと思う。彼女友達いないし、メガネッ子だし。あとはスケーターのマヌケたちかな?
●しかし、このガチガチの秩序に揺さぶりをかけたのが、ガブリエラだ。彼女との楽しいカラオケで歌の楽しさに目覚めたザックは、ガブリエラと共に演劇部のミュージカル出演に応募してしまう。体育会チームもガリ勉チームも、予想もしなかった彼らの行動に動揺しまくるが、いつしかグループの枠を超えた信頼と交流のキッカケになる…二人に高校全体が揺さぶられるのだ!…しかし演劇部のシャーペイは自分の領域を荒らされたとプンプン!妨害工作に出る!


ハイスクール・ミュージカル2 プレミアム・エディション [DVD]ハイスクール・ミュージカル2 プレミアム・エディション [DVD]
(2008/01/23)
ザック・エフロン

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「ハイスクールミュージカル2」2008年
●夏休み突入!クラスのみんなは学校を出てバイトに精を出す!セレブ志向のシャーペイは、ザックを自分の親がオーナーを務めるリゾートでバイトをさせようと仕掛けるが、手違いでクラスメイト全員がバイトをすることに。高校でのドタバタが、ニューメキシコのリゾートにそのまま引越し!でもガリ勉ちゃんもバスケバカも既にみんな仲良し!しかし、ザックとガブリエラの恋路を妨害しようとシャーペイが策略を仕掛ける…。なんてったって彼女はこのリゾートのオーナー令嬢、ココではどんなムチャだって出来るのです。
●ミュージカルとしての出来はますます磨きがかかってて、曲中だけじゃなくて曲と曲の間ですら緻密に計算されてカット割りされてるみたいだ。観る者の集中力を完全にぶれさせないために、ディズニーランドのアトラクションのように視点が強制的に固定されて順序正しく出来事が列挙されてる。ある意味スゴすぎるほどのヤリ過ぎ感がたまらない。ソコだってタイミングでバシッと音楽が始まるし、俳優の演技も立ち位置もスゲエ計算されてて、一つの群舞のように構成されてる。…実はコッチを最初に観たんですよね「1」よりも前に。このヤリ過ぎ感こそアメリカンエンターテインメント/ディズニーと思い知った。こりゃ全部観ないとな……でも「2」の方がツクリ込み感は激しい。


ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー [DVD]ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー [DVD]
(2009/06/10)
ザック・エフロンヴァネッサ・ハジェンズ

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「ハイスクールミュージカル・ザ・ムービー」2009年
我らがイースト高校の仲間たちもとうとう卒業だ!ザックのバスケチームは大会二連覇を果たし、余す所は春のミュージカルと卒業式、そしてプロム!そしてそれぞれの進路に向かってみんながバラバラに歩き出す時…。仲間との別れと新たな旅立ちへの戸惑いが今回のテーマ。
●才女ガブリエラは、名門スタンフォード大学への推薦が確定している。ザックはバスケ推薦で地元アルバカーキ大学から声がかかっており、大学のバスケチームもザックの入学を大歓迎している。アルバカーキはザックの父親の出身大学でもあり、チームメイトの親友チャドも進学する。地元に残るモノと旅立つモノ…。その一方で、ザックにはなぜかジュリアード音楽院からの推薦枠試験の話まで浮上する!さてさて二人の恋はどうなっちゃうの?
●……正直コレはもう「1&2」でお馴染みになったクラスメイトのキャラに愛着がわいた上で観ないと楽しめないかも。主役の二人だけでも十分楽しめるストーリーだけど、脇役一人一人が「1&2」でいかに成長したかが美味しいスパイスになっててより楽しくなってる。ダンス好きのライアンは、いつのまにか演劇部を引っ張る見事な舞台演出家&コレオグラファーになってるし、いつも敵役だったセレブ娘のシャーペイですらナイスな展開が待ってる。かつてはいがみ合うもの同士だったガリ勉リーダーのテイラーとザックの親友チャドは付き合ってる……チャドがテイラーをプロムに誘う瞬間がとてもチャーミング!
●お忙しいかもしれないけど、シリーズ3本いっぺんに観てもらった方が楽しいですよん。




●また1968年にコダワった音源を聴いてます。英国サイケデリックロック。


The Crazy World of Arthur BrownThe Crazy World of Arthur Brown
(1998/06/30)
Arthur Brown

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ARTHUR BROWN「THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN」1968年
●ジャケのカラーリングからも推測出来ますように、絶妙に狂ったサイケガレージに仕上がっております。この主役である ARTHUR BROWN が見事に芝居がかったオトコであり、スットンキョウな絶叫で聴くモノをビビらせまくります。それを援護射撃するようにピガピガとエレピがはしゃぐ…ちょうど THE DOORS のように。ヘンな銅鑼の音がエコータップリに響いたりと、チープなサイケ実験ではしゃいでおります。数々の音楽的大冒険が行われたのがこの1968年という時代ですが、マヌケな小実験もたくさん行われたわけです。
●ちなみに ASSOCIATE PRODUCER というクレジットで THE WHO PETE TOWNSHEND の名前も入ってます。何してたんだろう?一緒にワルい煙をふかしてただけだろうか?


アラウンド・グレープフルーツアラウンド・グレープフルーツ
(2005/11/02)
グレープフルーツ

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GRAPEFRUIT「AROUND GRAPEFRUIT」1969年
●1969年発表のアルバムだけど、ほとんどの楽曲が68年にシングルとしてリリースされちゃってます。だから1968年モノ。丁寧な音作りが安定感さえ感じさせる高機能ポップス。2~3分でカッチリ終わるトコロもバブルガムな魅力として安心出来ます。フランジャーがワサワサいってたりして、小気味よくサイケな英国バンドだと思って聴いてました。が、実は THE BEATLES のレーベル APPLE と契約した第一号アーティストなんだって。知らなかった。それじゃもう直系じゃないか。JOHN LENNON がバンドの名付け親という逸話も。
●……THE BEATLES の直系と思うと……どうしても本家の音がちらつく……この事実を知らなかった方がフツウに楽しく聴けたなあ……本家と比べるのは酷だけど、それは超えられないもんな……でも、聴けば聴くほど似てる所が気になってくる。ハーモニーも、アレンジも豪華でナイスなのに。ああ、知らない方が良かったかも。
●あと、ジャケのグレープフルーツの断面には、細かいかくし絵が仕込まれてて、手の込んだサイケテイストが忍び込まされてます。ボクはCDでゲットしたんだけど、アナログでジャケを見ればもっと細かい発見があるかも。

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