今週は、わがワイフの誕生日だった。
●わがコドモたちノマド&ヒヨコ兄妹(5歳&4歳)は、カレンダーのマス目に「まま」と書き込んで、この日を楽しみにしてた。彼らにとって大事なお祝いの記念日なのだ。
●夕食時になるとノマドヒヨコは、ワイフが大事にしている数十体のテディベアコレクション(実はプレミアがついて数万円もするものもある)を、きれいに保管しているガラス棚から引っぱり出してきて、リビングに整列させ始めた。ママの大事なクマさんたちは、盛大なバースディパーティの列席者なのだ。そして折り紙で作った装飾品で食卓を飾る。オマエら意外なほどまでに用意周到だな!
●ヒヨコはママにプレゼント宣言。「ヒヨコのおにんぎょうのなかから、ママのすきそうなコをプレゼントしてあげるね!」と自分のヌイグルミ箱からモゾモゾ品定めを始めた。……でも結局はプレゼントはなくなった。ヒヨコが2体のクマさんを抱きしめながら号泣し始めたからだ。「ヒヨコ、このコたちをプレゼントしようとおもったけど、ジュリアンもラブちゃんも(←クマさんの名前)ホントはヒヨコだいすきなの!」

その他02(くまさんたち)


●一方そんなコトが自宅で行われている時、ボクは日頃の体調不良すらも忘れるほどの勢いで仕事してた。タフな打合せ連続攻撃と会議資料作成。そんな時にノマドから電話。「パパ、ノマドです。なんじにかえってくる?もうケーキたべちゃうよ」
●…は?ケーキ…?あーっ!その瞬間までボクは完全に忘れてましたワイフの誕生日。ヤバい!終電まで仕事全然終わる気配ないし。でも何のプレゼントの準備もしてないし。ショック!ああ…自己嫌悪でアタマくらくらしてくる。確か去年も同じことしてるなボク。
●…で結局終電過ぎに業務終了。そこからタクシーに乗って「すんません運転手さん、ひとまず六本木交差点へ!」六本木のキャバ街方面なら深夜営業の花屋さんが絶対あるだろう。ドンキの店員さんとかに聞き込みしながら当てずっぽうに歩いて見つけたのは、すでに深夜1時頃だった。
●花屋の店員は中国訛りのお姉さん。「ココのお客さん、みんなお店のオネエちゃんに2万円とかでお花買うのに、奥さんには500円でイイって言ってる。アナタ奥さんにお花買ってあげるなんてとても珍しいネ。」でもすっかり忘れててずっと仕事してたんだよ。「おシゴトならイイでしょ。キャバクラで飲んでたんじゃナイんだから」赤いバラにピンクのユリとカスミ草をアレンジして、ピンクの紙で器用に包むお姉さん。カワイいリボンはサービスでつけてくれたらしい。
●深夜2時近くというのに六本木はホントに人が多い。街歩く外人さんがコッチをジロジロ見てくる。花束を持って歩く六本木は、結構恥ずかしいな。

さて今日のBGM。イギリス、クラブシーンの最新モード。

SKREAM「SKREAM !」

SKREAM「SKREAM !」2006年
●サウスロンドンに発生した ”DUBSTEP” なるスタイルのダンスミュージックが06年以降のトレンドだとな?!その "DUBSTEP” の代表選手といわれているのがこの SKREAM と名乗るオトコ。しかも弱冠ハタチ!クラブの現場から遠ざかって久しい33歳のボク、ほお、さてさてどんなもんだろ、と聴いてみました。
●90年代末を席巻したハイプなダンスミュージック ”2STEP" がストリート化して、 "UK GARAGE" などと名を変えながら、UK HIPHOP~R&B の流れと合流し "GRIME" と呼ばれるゲットーミュージックに成熟していく文脈。DIZZEE RASCAL や彼のクルー ROLL DEEP、ROMEO、LISA MAFFIA、OXIDE & NEUTRINO が所属する SO SOLID CREW、REPHLEX がリリースしたコンピ「GRIME」シリーズなどを聴きながら、ココ何年かの間、ボクはそんな流れに注目をしてきてた。
”DUBSTEP” はこの "GRIME" のメンタリティにダブの手法を盛り込んだスタイルだ。勢いだけで組み上げたようなシンプルなエレクトロトラックは、クラブ映えするだろうブリブリに野太いベースと、ロンドンの夜霧を思わせるようなエコー処理が印象的。底意地のワルいマイナーコードに、いわゆる "GRIME" の流儀がバッチリ刻み込まれている。ダブというにはテンポが速すぎるが、超高速ラップで突っ走る "GRIME" から見れば確かに遅いし、グルーヴに粘り気がある。

もう1枚、 "GRIME" 音源を。女性ラッパーだ。

LADY SOVEREIGN「PUBLIC WARNING」

LADY SOVEREIGN「PUBLIC WARNING」2006年
●日本のお茶の間アイドルベッキーにそっくりなコムスメは、イーストロンドン出身の21歳。見かけに釣り合わないキョーレツに生意気なラップスタイルでたちまち "GRIME" シーンのアイドルに成り上がる。やや早めのトラックを高速ラップで乗りこなす実力はたちまち大西洋を越えて評価され、DEF JAM 社長の JAY-Z が早速契約を取り付けたという。
●アメリカの HIPHOP に影響されたと彼女自身は告白するが、それは安易なコピーにはならず、UK独特の環境下で特殊な進化を遂げたユニークな表現になってる。 これは "GRIME" の連中全員にいえること。本家 US を常に意識しそこへの距離感/コンプレックスを感じながらも、ビックリするほどユニークな表現を仕上げてくる。それが聴き手としてスリルでありオモシロさになってる。
●日本から見ると、ロックバンドの話題ばかりが目立つイギリスの音楽シーン。しかし、純粋に新しい表現を切り拓こうとしているのは、まさしくこの "GRIME" "DUBSTEP” 周辺だと思う。流行り廃りが激しい分野で、聴き飽きるのも間違いなく早い音楽だけど、ハタチそこそこの若者が自力でこうした独自の表現に到達してる事実に、素朴にオモシロさを感じる。

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