台風一過で、体調回復。
今週はホントにツライ一週間でした。秋雨前線&台風18号の列島縦断の強烈コンボ攻撃で雨風ヒドい毎日でしたが、ボクの神経/体調も絶妙なシンクロ率で掻き乱されました。台風の予想円が接近してくるにつれドンドンカラダがキツくなり、そして反対にそれが東京を通過するとドンドンカラダが楽になっていく。ジブンのカラダが大自然の一部であることをリアルに感じるのでありました。そんでやっと一心地ついたこの連休。カラダもクタクタだったのか、どんなに寝てもまだ眠い。睡眠薬ナシでココまで眠れるなんて、感動するわ。やっとブログも更新出来ます。


●息子ノマドに歴史マンガを。

週刊マンガ日本史ー卑弥呼01

「週刊マンガ日本史/卑弥呼」
●今週から朝日新聞社が小学生向けに始めた歴史マンガ雑誌。全50巻で50人の偉人を紹介するとな。ちょっとディアゴスティーニ風の商売なんだけど、ボクとしては注目。なぜかというとマンガ執筆陣が意外なほど豪華だから。創刊号「卑弥呼」では藤原カムイが登場。安彦良和「勝海舟」を描き、村上もとかがアイヌの大酋長「シャクシャイン」を描く。オオッと思わせる組み合わせ。他にも六田登「ダッシュ勝平!」)や、尾瀬あきら「夏子の酒」)、魚戸おさむ「家栽の人」)、山田貴敏「DR. コトー診療所」)など手堅く渋いラインナップが登板予定。
●で、さっそくウンチク大好き小学生の息子ノマドに読ませてやろうと思ったのだが、まず最初に食いついたのは意外にも娘ヒヨコ。卑弥呼が「女王さま」ってトコに引っかかった。オンナノコはクイーンとかプリンセスにカッチリ引っかかる(←ウチだけですか?)。そんで名前も重要。「このひと、ヒミコっていうの?ヒヨコににてるね!ヒミコとヒヨコ!」そうね…パパも今気づいたわ…ということで全部読み聴かせてやったよ。
ノマドは、邪馬台国の場所にまつわるナゾに引っかかった。九州にあったのか、近畿地方にあったのか?「うぉーナゾだ!ドッチかわかんねー!」そりゃノマドにはわかんねえだろう。でも我が身に起きた事件のように歴史のナゾに身悶えする入れ込み様は、パパワリと好きだよ。


●今週はハウス/テクノ系を聴いてます。具合悪い時にフィットするようなヤツをね。

BOOKA SHADE「MOVEMENTS」
BOOKA SHADE「MOVEMENTS」2006年
●ベルリンの二人組ユニットが、ストイックで地味なミニマルハウスをやってます。ドイツっぽいと言えばドイツっぽい。無機質で金属質なキックとシンセベースに多少のブヨブヨなアシッド風味。それでも確実な四つ打ち感覚(ドンッ、チャ!、ドンッ、チャ!)と奥ゆかしい雰囲気シンセが、ジワリとグラマーに響きます。ハッキリ言って単調ですが、具合悪い時にはこの辺がイイ湯加減かも。彼らのスタイルは「テックハウス」とも言われるらしいけど、ハウスのサブジャンルは細分化し過ぎてて、ボクにはもうよく分からなくなってきたよ。


BOOKA SHADE「THE SUN  THE NEON LIGHT」

BOOKA SHADE「THE SUN & THE NEON LIGHT」2008年
●ハウス系のアーティストは、アルバムの枚数が増えていくごとに、フロア仕様のサウンドデザインからホームリスニング志向へとシフトしてくる傾向がある。クラブのターンテーブルの上に乗せられて初めて完成するハウスチューンは、お家で聴いても同じインパクトを与えられるかと言うとそうではない。無駄に長いイントロやアウトロはやっぱ「部屋聴き」用にうまく編集してくれなきゃ。ダンスフロアから遠ざかった病人のボクはそう思うのでした。
●で、BOOKA SHADE の3枚目で最新アルバムのこの一枚は、地味でストイックな彼らの芸風にしてみれば「無愛想ながらもバラエティを一応広げてみました」という姿勢が見える。うん、実にポップです。「CONTROL ME」などいくつかの曲では珍しくテンポアップして(この連中、基本的にテンポ遅いです)、JOY DIVISION ばりのドンヨリ歌唱を披露してます。「CHARLOTTE」はエレクトロ味まで入ったキャッチーさがあるし、「SWEET LIES」とかフツウにエレポップ歌謡だし。チラホラ聴こえる安いシンセドラムやシンセフレーズが彼らなりの 80'S リバイバルなんでしょうか?


GUI BORATTO「CHROMOPHOBIA」

GUI BORATTO「CHROMOPHOBIA」2007年
●お次はブラジル・サンパウロのクリエイターの登場。レーベルは KOMPACT、つまりドイツ・ケルンのテクノレーベル。ハウス/テクノのフォーマットはホント世界中に拡散してて、そのネットワークの広さも素晴らしい。大西洋と赤道を挟んでこんなアングラな音楽を共有し、そんで世界中に流通させるなんて!エキサイティング!
「WIRE COMPILATION 09」にも収録されてたこのオトコは建築家というカオも持つマルチタレントらしい。カラフルなジャケのくせしてタイトルは「色彩嫌悪」。決して音数も多くない硬派なミニマルテクノだけど、それでいて意外なほど色彩豊かに聴こえるのはワザアリな証拠では? 明らかに BOOKA SHADE に比べて明るいもんね。やってるコト一緒なのに。ココにお国柄が出てるのかな。


KASKADE「LOVE MYSTERIOUS」
KASKADE「LOVE MYSTERIOUS」2006年
●こちらはアメリカはサンフランシスコでキャリアを起こしたクリエイター、KASKADE のアルバム。シスコに拠点を置くハウス系レーベル OM RECORDS の A&R という立場からアーティストに転身する。ハウスと言えば総本山はシカゴとニューヨークとなってるが、アメリカはホント懐が深い。シスコやマイアミにもハウスのシーンは息づいてて、 独自色溢れるレーベルやクラブがある。イイねー!
●そんでこのアルバムからは古巣 OM を離れて ULTRA RECORDS という NY のダンス系レーベルからリリースされることに。本来からポップな側面の強い KASKADEシズル感タップリのディープハウスをキャッチーな女性ボーカルを乗っけて飛ばしてくれる。強い四つ打ちキックとセクシーなシンセリフ、ジャケまでひっくるめて、なんとなくゲイセンス。シスコはゲイ文化に大らかな土地柄だから、ハウスと実に相性がいいんだろうな。


KASKADE「STROBELITE SEDUCTION」
KASKADE「STROBELITE SEDUCTION」2008年
●カナダ・トロントのプログレッシブハウス野郎 DEADMAU5 なる怪人(デカいネズミのカブリモノをかぶってDJしてるっぽい)と何曲かで共作してる最新作。「ストロボライトの誘惑」ってキラキラセクシーなタイトルだね。パーカッシブな四つ打ち感覚と可憐でメランコリックな女性ボーカルの組み合わせは相変わらずの艶やかさを放ってて、ハウスが正しく R&B の遺伝子を受け継ぐ音楽なのだと感じさせてくれます。それでいて、トランシーな展開やプログレッシブでダビーな音像が底ナシの奥行きを作って、聴く者を宇宙空間に突き落とす仕掛けも満載。でもあくまで「部屋聴き」仕様なのが彼の間口の広さ。4分いかない曲の長さもキャッチーですわ。

Deadmau5_live.jpg(ちなみにコイツが DEADMAU5。バカっぽいでしょ)



「EMMA HOUSE 16」

VARIOS ARTISTS「EMMA HOUSE 16」2009年
EMMA は日本のクラブシーンの中で最古参のハウスDJ。1980年代中盤からシーンの中心でDJをしてたオトコ。芝浦 GOLD 六本木 VELVET西麻布 YELLOW、新宿 LIQUID ROOM などで活躍(今挙げたクラブは現在全部存在しないね…)、海外でも活躍してるハウス界のヒーローの一人ですね。そんな彼が1995年からシリーズでリリースしてるハウスコンピの16枚目がコレ。より現場感が強いノンストップミックスだ。「部屋聴き」じゃない典型パターンだね。ヤリのように鋭いトラックが深くオーバーラップしてジワジワテンションを上げていく。
●選曲としては、前述の KASKADE、同じくNYの重鎮 ROGER SANCHEZ(ソウルフル!なぜNYハウスはかくもセクシーなのか?)、ボクとしては REKID 名義としての方が馴染み深い RADIO SLAVE(この人、名義の使い分けがスゴくて、5つくらいの名前がある。収録曲はとってもトライバル)、日本人クリエイター KAORU INOUE とか。LAYO & BUSHWACKA ! って連中はキング牧師の演説をサンプルしてる。UK の新鋭PAOLO MOJO はクールなプログレッシブハウスを鳴らしてる。カナダ・バンクーバーの JOEL ARMSTRONG もクールなハウスでカッコいいわ。


MISIA「DECIMO X ANIVERSARIO DE MISIA - THE TOUR OF MISIA 2008 EIGHTH WORLD + THE BEST DJ REMIXES」

MISIA「DECIMO X ANIVERSARIO DE MISIA - THE TOUR OF MISIA 2008 EIGHTH WORLD + THE BEST DJ REMIXES」2008年
MISIA デビュー十周年記念 DVD+CD 二枚組盤。2008年のツアーを収録したDVDと、MISIA の代表曲を内外のハウス系DJがリミックスしたCDのセット。このハウスリミックスが豪華でオモシロい。NYハウスの重鎮、JUNIOR VASQUEZ、ERICK MORILLO、MASTERS AT WORK、JOE CLAUSSELL、HEX HECTOR とかとか、ハウスの故郷シカゴのヴェテラン FRANKIE KNUCKLES とかとか、ハウス日本代表の SATOSHI TOMIIE、 EMMA の変名ユニット MALAWI ROCKS とかとかが、リミックスを手掛けてる。最近はシアトルマリナーズイチロー選手が打席のテーマソングに MISIA を使ってるそうで、「ICHIRO 51 REMIX」なるヴァージョンもある。
MISIA ってそんなにマジメに聴いたコトなかったアーティストですが、こんなにハウスと相性がイイなんてと感心しちゃいました。ライブもアゲアゲのR&B路線でスタートを切り、スローバラードの中盤を経て、後半戦はヒット曲「EVERYTHING」JUNIOR VASQUEZ ミックスで火蓋を切るハウスパーティーへ。「INTO THE LIGHT」という曲ではその神々しい展開にみんなワーッと手を挙げてて、まさしく「ご来光!」って感じ。
●…あと余談だけど、このDVDの編集、意図的に MISIA 自身のアップのカットを避けてて、正直彼女の顔や表情が全然わからないです…。あまりテレビに出ない人という印象があるけど、自分のライブDVDでも顔を隠しているとなると、サスガに不自然かなーと。


電気GROOVE「20」
電気GROOVE「20」2009年
MISIA が10周年なら、電気は20周年だ。去年からアルバムリリースペースが異常に早いあの二人組です。8年くらいオリジナルアルバムのリリースがなかったのに、去年の「J-POP」から「YELLOW」と続いて三枚目だよ。でもさ、21世紀電気GROOVE、ナンセンス無間地獄というか、もう笑ってイイのか全然わからない領域に踏み込んでて、ハッキリ言って不気味にすら見えます。「前髪たらした知らない動物が 便所の窓から覗きこむ 電気グルーヴ20周年 死んだネズミをくわえてる」こんなリリックを延々淡々と歌われちゃうけど、ボケ倒しを通り越してドコ狙ってんだか全く意味不明なのでマジでビビります。
●そんなボクみたいなセンスの足らないヤツがいるコトを想定してか、このセットは一枚まるまるカラオケトラックばっかりのボーナスCDがついてます。ボーカルを抜くと、見事に現在進行形のエレクトロファンクが出て来ますので、それだけでも十分楽しめちゃったりします。
●あ、あとDVD収録のビデオクリップは爆笑でした!「ピエール瀧の体操42歳」!マッドの行き当たりバッタリの脱力映像アッサンブラージュは見事ですわ。満面の笑みでソバ屋の出前をする瀧が唐突に狙撃される様子をスーパースローとか。ちなみにですね、1997年ピエール瀧30歳記念パーティというマヌケな催しの際に「引き出物」として無料配布された「ピエール瀧の体操30歳」というビデオが存在しててですね、で、コレが雑誌「広告批評」最終号の特集でビデオクリエイター辻川幸一郎&児玉裕一が絶賛してるってヤツで。これまた YOU TUBE とかで見て欲しいんですがとにかく最高で。「30歳」「42歳」も、最近のCM出演とかじゃよくわからないの狂気のクリエイティブが炸裂してて、今回の一番のオモシロどころでした。


電気GROOVE「少年ヤング」

電気GROOVE「少年ヤング」2008年
●去年のアルバム「J-POP」に収録されてる曲のシングル盤。アレンジがアルバムバージョンと全然違うので買っちゃった。シングルの方が分かり易くキラキラしてて安心して聴ける。本当は、深夜アニメ「墓場鬼太郎」のオープニングに使われてた「モノノケダンス」のシングルバージョンが欲しいんだけど、ソッチはまだゲット出来てない。「20」には TV SIZE ミックスが収録されてるんだけど、やっぱフルで欲しいな。


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