ドラマ「LIAR GAME SEASON 2」。

ドラマ「LIAR GAME SEASON 2」

●見ちゃったよ…。ワリと楽しんでしまった。前作は全然見てないから、あのマッシュルーム頭の人がなぜヘンテコリンなのか理由がわからないんだけどね。戸田恵梨香「デスノート」以来の久しぶり。松田翔太TBS「ラブシャッフル」以来。菊地凛子「バベル」。フェロモンモンの吉瀬美智子さんは日テレの深夜「妄想姉妹」だな。つまりは注目のキャストさんが集まりました。
●でさ、ボクはまた音楽に引っかかる。このドラマ、シーズン1も今回も、中田ヤスタカ(CAPSULE)が担当。嘘つきゲームのテンションに応じて、ヤツが弾き出すエレクトロのビリビリ音が耳に突き刺さる。あーなんかこのビリビリ久しぶり。どれどれ、中田サウンドが聴きたくなっちゃったよ。


PERFUME「△(TRIANGLE)」

PERFUME「△(TRIANGLE)」2009年
●なんか難しいタイトルだな。正確に変換出来ないよ。カンベンしてくださいね。
●00年代を代表するアクトとして、中田ヤスタカのサウンドメイクと、PERFUME の存在はエイエンに語り継がれていくでしょう。00年代を襲った世界同時多発エレクトロ現象の極東部門を担当したその足跡は高く評価されてイイはず。底意地のワルい狂気のエレクトロ根性をギリギリの場面でキュートなポップスにキリモミ急降下&10点満点着地させた豪腕は、もしかして金太郎アメ的に全部同じに聴こえる?という不安も隣り合わせに感じながら、やっぱしカッコよく聴こえるワケです。サビへの展開にオトコノコっぽい逞しさをちょっぴり感じさせるシングル曲「DREAM FIGHTER」から、9分間弱のエレクトロファンク「EDGE (TRIANGLE-MIX)」に繋がる流れは、BOYZ NOIZE とか JUSTICE を聴いてる感覚と同じなんだよね。80年代ダンスポップス(ハイエナジーとか)のクリシェが聴こえる瞬間も、その辺の時代の激安クズ盤を掘って楽しんでるボクには、実に ON な感じだし。
●中盤の、少し前の CAPSULE みたいな女子ポップスはご愛嬌でお付き合いするけど、終盤に向けてエレクトロディスコへ再び帰還、そのままシングル「ワンルーム・ディスコ」に突入、キャッチーでキュートなメロディをキュッと絞め殺すようなビリビリアレンジの甘苦い毒の香りを鼻イッパイに吸い込むと最高に楽しい。中田氏にはこの調子で、ドラマ「LIAR GAME」でもサントラで戸田恵梨香ちゃんを絶望の底にたたき落として欲しい。


Perfume First Tour 『GAME』

PERFUME「PERFUME FIRST TOUR ''GAME''」2008年
●かつてその昔、矢沢永吉は、マイクスタンドがロックンロールのステージにおいて、凶暴な武器であることを証明した。ブンブン振り回されるスタンドの軌跡が、観衆のハートを撫で斬りしてくのよね。そんで21世紀。PERFUME の三人は、彼女たちの手のひらと比べて不釣り合いにデカイワイヤレスマイクが、ジェダイ・ナイトのライトセーバーだってコトを証明した。振り付けに組み込まれてるもんね、あのマイクを握る角度とかが。で、それがビームサーベルのようにファンのハートを切り裂くのよね。
そんな妄想がモクモク巻き起こるほどに、三人の勇姿は凛々しく見えるのだ。なぜだろ? サディスティックなエレクトロビートのマリオネットとして、細かく計算された動作をテキパキこなすコトを宿命づけられた自分たちの立場への覚悟が、不条理に挑むシジフォスのように潔く見えるのだろうか。四つ打ちのブットい柱に囲まれたオリの中で、ビートとメロディのポリリズミックな絡み合いにカッチリシンクロするダンスは、彼女たちをボンテージのように縛り付けてて、アドリブや自由なアレンジの余地を100%奪ってるでしょ。そんな逆境の中においてもチカラを失わない、のっちの意思の強い目の鋭さは率直に美しいのですよ。ボクにとっての PERFUME の神話はそういう読み込みから生まれてます。


鈴木亜美「SUPREME SHOW」

鈴木亜美「SUPREME SHOW」2008年
鈴木亜美のこのアルバムも、中田ヤスタカによる完全プロデュース。コレに関しては、シンガーとプロデューサーのマッチングがいまいち噛み合ってないのかなーと思った。シンガーとしてのエゴがある鈴木亜美は、そのエゴをエフェクターで踏み潰す中田ヤスタカのプロダクションには向かないような…。だから少々中途半端。PERFUME よりもずっとハウシーで、よりボーカルをないがしろにしてます。
その一方で、鈴木亜美は最近クラブでDJしてるみたい。エイベックスの新機軸イベント「HOUSE NATION」でプレイするんだってさ。トランスDJをのびのび楽しむ酒井法子の映像が事件がらみでワイドショーでコスラレまくった結果、ヨゴレなイメージがついたDJカルチャーの失地回復のために、ワタシが尽力します!鈴木亜美が発言してるのテレビで見ちゃった。彼女みたいなコにDJカルチャーやクラブカルチャーを語られてしまうコトに一抹の違和感を感じつつ、「コレって90年代型のクラブカルチャーがキッチリ死んだってコトか?」と直感的に思った。かつてのディスコが死んだように。なんてったって、もう2010年がやって来るもんね。ニューディケイドの到来だもん。新しいシーンが来てくんないと退屈じゃないか。

鈴木亜美DJ (DJ アミスズキ の勇姿。)


●実は、00年代エレクトロをウンザリするほど買ってるんだけど、ココで全然取り上げてない。ニューレイブも、フレンチエレクトロも、NYエレクトロクラッシュも、オーストラリアのエレクトロも。うーん、聴くのが全然追いつかない。悔しいなあ。

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