自律神経失調症とのお付き合い(その113)~「ヨガの忘年会~飲み会禁止令を越えて」編

ボクは、基本的に、あらゆる飲み会&パーティを禁止されてる。
●回復してきたビョウキをまたコジラセてしまう、再発してしまう最大のキッカケは、アルコールのお付き合いだ。アルコールと精神科のクスリは実に飲み合わせが悪いコトもある。しかしソレ以上にヤバいのが、飲み会で急激にテンションが上がったり下がったりするコトだ。お酒はソレを促進するしね。

自律神経失調症の気分障害、うつ病による「うつの波」や「そうの波」は、感情のテンションがうまく維持&コントロールできないのが問題なのです。素人さんから見ると想像しづらいほどヘンテコで実にビョウキ的。
●飲み会で、ガーンとハイテンションになる。そりゃ気の置けない友達や同僚と飲めば楽しいに決まってる。周囲も「コイツは元気になったんだ」と錯覚するほどにもなる。が、実は感情的エネルギーを使い果たして、その後ボロボロになり翌日は立てない/ふとんから出られない、みたいなコトになったりする。反対にハイが止まらなくなり眠れず、不眠症を再発させるキッカケになる。規則正しい生活習慣が壊れる。
●反対に、上司やクライアントのお付き合いなど気を使う場面もヤバい。上司にとっては激励のつもりが、長時間の緊張で「うつの波」を呼び込むキッカケになる。感情的エネルギーを消尽し寝込むハメになる。一度緊張が始まると、そのドキドキがいつまで経っても止まないって現象も起こる。家に帰っても眠れない。不眠症再発。ヤバい。
●そういうコトで、非常に不義理なコトだが、心配してくれる同僚や友人にもボクはほとんど会わないし、食事もしない。カワイい後輩の結婚式にも出席しない。そんであらゆる場面において、一滴もアルコールを飲まない。


なのに、ヨガ教室の忘年会に出るって約束しちゃったのだ。ピンチ。
●やーボクヤバいんですよー、って言って断るつもりだったのに、センセイや周囲の生徒さんたちにアレコレ言われて、その場の雰囲気で「出席」にされてしまった。「こじんまりとした立食のパーティですから」うわー立食!実は立食も危険だ。体力が衰弱しているボクは2時間も立ちっ放しでいる自信がない。出席するメンバーって言っても、25人の内、ボクが話したことがあるのは2人しかいない。完全なるアウェーじゃないか!……うわー具合悪くしそう…。

で、昨日がそのパーティ当日でした。
●ボクとしての頼みの綱は、ヨガ教室で最初に仲良しになったファッションデザイナーのユキサンだ。ヨガ教室暦1年以上で、他の曜日のクラスの人も知ってる、オマケに死ぬほど人懐っこい性格(だからボクもすぐ仲良くなった)。だから、この人にくっついてれば、人見知りでヤバいテンションになるコトを防げる!ボクは待ち合わせまでしてユキサンと行動を揃える事にした。じゃなきゃユキサン、遅刻の常習犯だからパーティに来ないかも知れないし。そんで、確かにユキサンにはイントロダクション部分でうまく雰囲気作ってもらって助かった。パーティの気分自体を作っちゃうほどのムードメーカーになってたし。
●でもね、ユキサンのチカラを借りつつも、予想以上にうまくイケました。実は、ことのほかボク自身がヨガ教室で目立ってたんですよ。「1、2回ご一緒した事ありましたよね」って話し掛けてくれる人が沢山いて、マジで超ビックリな展開だった。コッチは全然覚えてないのに……しかし冷静に考えればそりゃそうだ、明らかに違和感丸出しの存在だもんボク。ボサボサ頭でヒゲ面メガネで見るからに不健康なオトコ。オマケに瞑想の時間にイビキをかいて爆睡するという悪癖まである。結果、ボク自身の知らないトコロで、周囲の女性たちから「あの人いったいどんな人?」という関心を集めてたのだ。「なんでヨガされてるんですか?」「いっつも気持ちよく寝てますよね?」アレコレ楽しく話し掛けてもらいました。ボク自身は人間の構造がボケなので、マヌケポイントをツッコンでもらい、実に快適でした。

ヨガ教室のパーティに集まる人種とは?
●会場になったレストランは、菜食主義にのっとったイスラエル料理のお店。メシはマジでウマかった。乾燥トマトとアンチョビをタップリスパイスで炒めたようなヤツをペンネみたいなヤツの上に乗っけて食べたら最高。ベイクドポテトと見せかけて実はナガイモだったりとか、見た事のない野菜が混じった炒め物とか。ドリンクは4種類くらいの果物が入った不思議なお茶。それとファラフェルっていう料理が印象的。写真見てわかるように、汁気の多いモスバーガーと比べても100倍くらいカジルのが難しいカタチ。女性はフォークで上から具を食べて、十分小さくなってからカジってました。ガワはピタみたいな感じで、中にはヒヨコマメでできた揚げ物みたいなのが入ってました。

ファラフェル(ファラフェル。説明聞いたけど詳しい事は不明)

●で、そんな超健康志向なお店にヨガなんてやってる人種が集まったら、ヘルシーオーラが眩しくて、ボクのような不健康人間は日光に晒されたカビのように死ぬしかないと思ってました。……でもね、ヘルシーとかそんなの関係なくて、結構オモシロい職業してる人たちが多くて話が楽しかった。アラサーからアラフォーの自立した職業を持つ女性はオモシロい。
ユキサンもデザイナーだけど、カバンのデザイナーさんがいた。インターネットで受注生産するパン屋さんがいた。ネット専門のお花屋さんもいた。仕入れの時間は朝4時だって。エアロビインストラクターさんはチャキチャキ姐さんでした。そしてマンガ家さんも。恥ずかしがって自分の作品とかは教えてもらえなかったけど、アシスタント時代のお話を聞いた。えっあの大先生ってそんな人?とか。男性マンガのジャンルもアシスタントとしてシッカリやってたそうで「二日徹夜して、マージャン牌の模様だけを書いてました」えっ、アレ全部手書きなの?!「一萬」とか「二萬」とか超メンドクサイじゃん?!


最近、仕事が楽しい。
●「禁じ手」であったパーティも無事突破したコトもあり、徐々にカラダが普通の社会生活に馴染んできたという手応えを感じる。約二年の休職生活をくぐり抜け、復職して半年が経過。まー相変わらず余裕は全然ないけど、最近は仕事も楽しくなってきた。
●ボクは仕事にノメり込み過ぎてビョウキになった、重度のワーカホリックなのでハマり過ぎは禁物。しかもこの不景気、業績はサイアクに悪い。しかしピンチであればそれなりに燃えるのも本心。結局アレコレ仕事のプランを考えるのは大好きなのだ。毎日毎日グラフや資料を読み込んで、頭をヒネッてマーケ分析。そんでそれを戦略戦術に反映させるプランを考案実行する。ビョウキ以前に感じていた仕事への「ワクワク感」が胸の中によみがえってきた…。
一方で、一緒にリハビリしてた人たちの中にはまだ調子を取り戻せていない人もいる。社内診療所でハッタリと出会った女の子、てっきり最前線の現場でバリバリ働いてるモノと思ってたのに「ワタシ、また休んじゃってるんです…」あらそうなの…。かつて人事部の片隅で共に通勤訓練をしてたルームメイトくんも、ウワサによると時々調子を崩してカイシャを休むという。9年下の後輩に至っては、現場復帰は果たしても。以前とは性格がガラリと変わってしまって、うまく声がかけられない。変わり者のSちゃんは消息不明。……ボクだってなにかと不自由は沢山あるし、周りのスタッフにも迷惑をかけてるトコロもあるけど、ニコニコ笑って仕事が出来る事をシアワセと思わなければならない、と思うのでありました。


●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-557.html



晩秋/初冬の BOB MARLEY。
●なぜかレゲエだ。しかも王道のレゲエだ。なってったって、聖人 BOB MARLEY だし。今週は ISLAND 時代の中期を聴いてた。

BOB MARLEY  THE WAILERS「RASTAMAN VIBRATION」

BOB MARLEY & THE WAILERS「RASTAMAN VIBRATION」1976年
●タイトルにも折り込まれた「ラスタ」って言葉はジャマイカ特有の信仰ですね。レゲエって言えばラスタってほどイメージが結びついてますが、ジャマイカ人全員がラスタってわけじゃありません。ラスタは人口の10%程度。ラスタの多くは都市生活者ではなく、田舎で共同生活を静かにしているって感じでもあります。ラスタにとって都会はバビロンですから。
●しかし、そのラスタの視点から BOB は力強く波動を送ってきます。神・ジャーへの愛を訴え、その福音であるレゲエの強さを訴え、システムの暴力によって息子を殺された母親の悲哀を歌い、人種差別を糾弾し、不条理に満ちた世界に戦いを挑みます。レゲエ特有のオットリとした表情とはウラハラに、塩辛い BOB の声は強いメッセージを叫んでいるのです。

BOB MARLEY  THE WAILERS「EXODUS」

BOB MARLEY & THE WAILERS「EXODUS」1977年
ラスタ信仰はジャマイカ土着の古い宗教ではなく、比較的最近に成立した新興宗教。100年程度しかその起源を遡れません。だからキリスト教の聖書にイロイロなモノを依存してる部分もある。「EXODUS」はズバリ旧約聖書の有名なエピソード「出エジプト記」のコト。モーゼが海を2つに割って、ユダヤ人をエジプトから脱出させたおハナシ。ラスタたちは、奴隷貿易の結果、故郷アフリカから連行されてきた自分たちの存在を、旧約聖書にあるような放浪の民ユダヤ人と重ねて考える気配が強いのです。BOB 自身も熱心な聖書の読者でありました。
●表題曲「EXODUS」の強靭なファンクネスこそスゴい。レゲエというカテゴリーとは無関係にこの唸るベースとパワフルなリズムは聴く者のタマシイを揺さぶる。そのグルーヴに乗って叩き付けるように歌う BOB はまさしく聖者のようであり、正真正銘のカリスマに見える。これに続く「JAMMING」にも同様のファンクが匂う。一方で優しさが漂う曲も。「WAITING IN VAIN」「ONE LOVE」という名曲も搭載。多分、BOB MARLEY & THE WAILERS のアルバムとしては一番コレが好きかも。

BOB MARLEY  THE WAILERS「KAYA」

BOB MARLEY & THE WAILERS「KAYA」1978年
「KAYA」ってのは、この場ではガンジャ、マリファナの隠語でございます。そりゃもうホンマモンのラスタですからガンジャは大好物です。彼らはハーブって呼んだりします。自然を尊ぶラスタは、自然に大地から生えてくる大麻を神の恩恵と考えているからこそ吸うのです。もうその意味では野菜と同じ。一方人間が作った白い粉は完璧なマガイモノ。絶対に認めません。そのテの差し入れがあっても BOB は仲間に吸うな!と戒めたといいます。
「KAYA」の音源は、前作「EXODUS」のセッションと一緒に録音されたモノからお蔵出しされた物件です。「EASY SKANKING」「KAYA」とユルいテンションで始まるのでノンビリした印象が強い。「SATISFY MY SOUL」って曲もそういう感じかな。アジテイターとしての BOB はココにはいないけど、愛情や平穏を愛おしむ気分が漂っててリラックスできる。「IS THIS LOVE」やアコギが響く「TIME WILL TELL」の優しさが実に心地いい。「SUN IS SHINING」の切なげな叫びもイイ。



聖人 BOB の音源を聴く上での注意事項。ポイントは「ISLAND」
BOB MARLEY は皆さんご周知の通り、ジャマイカのポップミュージック「レゲエ」を全世界に認知させたスーパースター。でもさ、一人でスターになったわけじゃない。ボクはここでヤシの木マークの「ISLAND」というレコード会社に注目します
BOB のCDには大まかに2種類あります。世界デビューする前の時代の BOB。世界デビューした後の BOBで、メジャーなのはもちろん世界デビューした後の BOB じゃないすか? 時代にして、1973年から脳腫瘍で死んじゃうまでの1981年。で、この重要な時代のCDには、所属レーベルである「ISLAND」のマーク(ヤシの木マークです)か、BOB 自身のレーベルのマーク「TUFF GONG」(真ん中に六芒星がついてます)がついてます。ある意味で、これが正典ですわ。

Island Records.svg

●で、この「ISLAND」ってカイシャがナンボのモンだというハナシですが、実際「ISLAND DEF JAM」と改称されて、現在は巨大なレーベルに進化してます。後から合体された DEF JAM はヒップホップの歴史に金字塔を打ち立てる金看板だし、ISLAND にも重要なロックアクトがイッパイ所属してます。ELTON JOHN から KEANE、アメリカ名義の UTADA までがその傘下におります。ムカシは U2 だっていたんだし!
●でもさ、この会社は今でこそ超メジャーみたいな顔してますが、実はジャマイカで立ち上げられた超インディレーベルだったんです(ヤシの木マークだけにその片鱗が残ってる)。1959年、イギリス系ジャマイカ人(つーか、この頃のジャマイカはまだイギリスの植民地)だった CHRIS BLACKWELL というオトコが創始。レゲエをメインの商売に据えておりましたが、70年代にビジネスを国際化。この白人の戦略に基づいて BOB MARLEY は世界に売り出されたのです。そして本格的に世界的ブレイクを果たしたのが、ちょうど「EXODUS」の時期でありました。
●このときよく言われるのは、CHRIS BLACKWELL が世界のリスナーにフィットするように、BOB のレゲエサウンドをロックに接近させた、って逸話。ボクは厳密なレゲエ純粋主義者ではないし、聴いてる分野も偏ってるので、その影響関係も善し悪しも解説しきれませんけど、耳で聴けばわかるチガイには引っかかります。細かいコトを言うと、普通のレゲエに比べてギターが出しゃばる場面が多過ぎるし、70年代のトレンドであったダブ加工の影響が少な過ぎるし、ドラムももっと明白にスネアを打ち、乾いた音であるべきです。ぶっちゃけたハナシ、サウンドだけで言えば、BOB MARLEY はレゲエの世界では異端なのでは?と思うことすらあります。

BOB MARLEY & THE WAILERS と THE WAILERS は違う。
●ココでちょいお話を戻して。世界デビューする前の BOB MARLEY THE WAILERS というグループを作ってました。レゲエにおいてグループと言えば、おおまかに言ってボーカルグループであって、バンドではありません。オケはスタジオ専属のハコバンが面倒みてくれましたし、他人のオケを使い回してウタを乗せたりもするのがレゲエの世界。THE WAILERS BOB PETER TOSH、BUNNY WAILER というシンガーのトリオ編成。
●3人組がキャリアを起こしたのは60年代真ん中で、ジャマイカ音楽産業の先駆 COXSONE DODD がオーナーを務めた STUDIO ONE を舞台に活躍を始めました。ココで狂気のプロデューサー LEE ''SCRTCH'' PERRY とも知合い、コラボもしてます。彼のバンド THE UPSETTERS との相性は抜群で、その音源には本来のレゲエが持つヒンヤリとした冷たさが宿ってます。音響的には洗練とは程遠い劣悪環境ですが、不穏な破壊力は明白に増幅。ボクにとってはコッチの方がレゲエっぽく聴こえるのです。オマケに、世界デビュー後のアルバムに収録された有名曲が、既にこの時代に書かれてたコトも分かります。
●しかし、CHRIS BLACKWELL が関わるようになってから、ボーカルトリオの間には不協和音が響くようになり、世界デビュー翌年には PETER TOSHBUNNY WAILER もグループを脱退してしまいました。熱心なラスタだった BUNNY は世界デビューどころかツアーで飛行機に乗るのも絶対カンベンという人ですから。これでボーカルグループとしての THE WAILERS は滅び、シンガー BOB とそのバックバンド(&コーラスチーム I THREE)として編成された BOB MARLEY & THE WAILERS が地滑り的に成立したのです。

BOB MARLEY  THE WAILERS「AFRICAN HERBSMAN」

BOB MARLEY & THE WAILERS「AFRICAN HERBSMAN」
●結局のトコロ、「ISLAND」盤は入手が容易で聴きやすくなってるんですが、ソコに依存し過ぎると BOB MARLEY の全体像を見損なう恐れがあるのです。今日 ISLAND についてダラダラ書いたのはそんなコトが言いたくて。
●でコイツが、LEE PERRY とのコラボを集めた編集盤。60年代の THE WAILERS がよく分かる重要音源。ISLAND 以前はアルバムパッケージの時代ではないので、網羅的に聴くのが難しいのですが、その中でもコレは秀逸なコンピです。ゼヒおススメ。PETER TOSHBUNNY WAILER もそれぞれ重要なソロキャリアを積むのでソッチもフォローして下さい。



BOB の家族。コドモは全員で13人。
BOB MARLEY & THE WAILERS の重要なメンバーで、コーラスグループ I THREE の1人だった RITA LEE という女性が BOB の正妻ってコトになってます。しかし、結婚生活にザックリ感覚だった BOB はアレコレいろんな女性に手をつけて、イッパイ子供をこしらえました。正妻 RITA のオナカから生まれた子が全部で5人(その内二人は BOB のタネではないのですが)。その他8人の女性がそれぞれ一人ずつ子供を生んでます。で、そのうち7人までがミュージシャンとして活躍してます。


ZIGGY MARLEY  THE MELODY MAKERS「CONSCIOUS PARTY」

ZIGGY MARLEY & THE MELODY MAKERS「CONSCIOUS PARTY」1988年
ZIGGY MARLEY RITA から生まれた BOB の長男です。ジャケのあどけない表情はまだ彼が二十歳だったからかな。見事なドレッドがお父さんの面影を連想させますが、ボーカルスタイルもなんとなく似てます。そんで THE MELODY MAKERS ってのも実は ZIGGY の兄弟姉妹ばっかです。ZIGGY のお姉さんである、CEDELLA、SHARON、弟の STEPHEN が所属してます。お母さんの RITA まで参加してます。
●翌年のグラミー(レゲエ部門)まで獲っちゃうヒットになった本作は、プロデュースを TALKING HEADS のドラマー&ベーシストである CHRIS FRANTZ & TINA WEYMOUTH 夫妻が担当。別ユニット TOM TOM CLUB でも知られる二人組です。NY でハイブリットなニューウェーヴ・ファンクを鳴らしてた連中が、その音楽的ルーツである BOB MARLEY の子供たちをプロデュースするなんて不思議な逆転現象にも見えます。でもその結果、コアなレゲエ様式にハマり込まない風通しの良さがポップに聴こえてイイ感じです。80年代後半のワールドミュージック状況も受けての影響も入り込んでます。最終トラック「DREAM OF HOME」のアフリカンチャントな気分がスゴく好きです。


BOB の息子には、アメフトの選手になったヤツもいます。
BOB はサッカーをこよなく愛し、プライベートでもツアーの空き時間でもよくサッカーをしてたそうです。腕前もなかなかなモンだったそうで…。ただそのサッカーのケガが命を縮める結果になるのですが。
●だから運動神経の良さは遺伝なのでしょうか。アメフトの選手になったのは ROHAN MARLEY ってヤツ。でもコイツの選手のとしてのキャリアにボクは興味がない。コイツが結婚した相手が重要。THE FUGEES の紅一点パフォーマーだった LAURYN HILL とコイツは結婚したのです。しかも今調べてたら、既に5人も子供作ってるし。


LAURYN HILL「MTV UNPLUGGED NO. 2.0」

LAURYN HILL「MTV UNPLUGGED NO. 2.0」2002年
THE FUGEES 時代の LAURYN HILL はヒップホップの女闘士でした。スゴく勝ち気で男性ラッパーにフリースタイルで噛み付くくらいの気性の荒さがあったといいます。しかし、THE FUGEES がアルバム「THE SCORE」でブレイクした1996年、BOB の遺児 ROHAN に出会い、ワリと速やかに妊娠しちゃうと、メロリと皮が剥がれ落ちるようにそのトゲトゲしい印象は消えてなくなり、ソレはソレは美しく変身したのでした。当時の雑誌インタビューは LAURYN の性格がマルくなった事へのオドロキを詳しく伝えていたし、グラビアの表情は観音菩薩のようなアルカイックスマイルさえ漂って見えました。元から美人さんだしね。
●第一子出産を経て放ったソロアルバム「THE MISEDUCATION OF LAURYN HILL」1998年は、素晴らしいオーガニックソウルアルバムになりました。カワイイ赤ちゃんザイオンくんに向かって歌う「TO ZION」はマジで感動的です(ジオン公国とツヅリが一緒なんだよね…)。
●で、完全お母さんモードになった彼女はグッと仕事を減らしてしまいました。THE FUGEES の盟友 WYCLEF JEAN ですら「連絡が全然取れない、このインタビュー読んだら連絡くれよ」なんて発言してたし。そんな訳で、まとまった音源としては最後のアルバムがこのライブ盤って訳です。
●とはいいつつ、ボクはこのアルバムがイイとはあまり思ってない…。CD二枚組の分量なんだけどイマイチ散漫&冗長。MCも完全収録なんだけど、最長12分もダラダラしゃべってんだよ!英語わかんないボクにはキツいわ。オマケにトチッたトコロもまんま収録してる(ゴメンナサイと苦笑する LAURYN とお客の拍手)。
●それでも、アコギ一本だけで朗々と歌い、時にラップする彼女の声は低く深くマロヤカで耳に優しい。BOB の遺伝子は彼女を媒介にさらに拡散し、彼女自身の音楽も変えてしまった。このライブでは感極まって歌いながら泣きむせぶシーンまで聴ける。ゆっくり準備中といわれてる次のソロを楽しみにしつつ、このピースフルなライブを聴くのでした。

Lauryn Hillアフロでか!(ローリン、アフロデカ過ぎ!)



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