クリスマスも終わり、街は年末モードへ。

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●虎の門を歩いてたら、カガミモチが売られてた。でかッ!そして高ッ!エクスペンシブね。「尺 \34000」だって。「尺」ってコトは、約30センチだよね。業務用だよねきっと。でもこんな不景気に買える値段なのかな?


フジファブリックのボーカルギター、志村正彦さんが亡くなりました。

フジファブリック「CHRONICLE」(よく見るとカワイいジャケだ…)

フジファブリック「CHRONICLE」2009年
●ということで、今日はこのバンドが今年リリースしたアルバムを聴いているのであります。……ボクはこのバンドの熱心なファンでも、よいリスナーでもないんだけども、そんな傍観者の立場から見ても惜しい事です。だって、亡くなった志村サンはとってもユニークなソングライターだったから。
●以前、ユニコーン/奥田民生のトリビュート盤に絡めて、ボクはこのバンドの音楽について書いてます。(コチラの記事)その記事と重複しちゃうけど、とにかく妙な違和感を感じるのよね。ボクの中のロックカタルシスを絶妙にカワすカッコで彼らの音楽は鳴ってる。ガツッとキメるトコロをキめてくれない。本格ロックではなくパチモンくさい。しかもそのパチモン感を意図的に演出してやがる。だからボクはいつもどっかで不完全燃焼になる。妙にムズムズする、居心地の悪い音楽。でも、それがゆえに目が離せない存在。
●…というイメージが、「CHRONICLE」以前のフジファブリックにボクが抱いていた印象。でもね、そんな偏見もまた裏切られた。「CHRONICLE」はこれまた別格の存在感を放った作品で、このバンドが底知れぬ潜在能力を持つコト、そして高速で進化しているコトをハッキリ示していたのですわ。骨太ロックを含むバラエティに富んだ曲調、甘く弱い声に仕込まれたセンチメンタルと毒の混じったリリック、ピコピコシンセからタフなロックギター。デタラメに要素が散らばってるようで、実はそれぞれがキラキラしてる。
●ロックとしてのドライブ感は間違いなく強化されてる。ギター圧力は全体的に高めになった。100%ガレージロック「ALL RIGHT」みたいなマッハビート&絶叫は新しい芸風だよね。「MONSTER」みたいなタフなリフロックも新味。元々からのおマヌケチャーミング感漂うテイストと直球ロックの絶妙なメリハリがガチッと決まった曲が沢山あってメチャ楽しい。「SUGAR!!」「MERRY-GO-ROUND」はそんな音楽だと思う。一方で、「ANTHEM」のようにスケールの大きな楽曲が登場したのも注目だった。「鳴り響けキミの街まで 闇を裂くこのアンセムが」。アルバムの最終楽曲「STOCKHOLM」も大きな広がりを予感させる曲だ。ダイナミックな表現がココから切り拓かれるはずだった…。
●というコトで、志村正彦さんと言う人は、仕事の半ばで亡くなってしまったわけです。コッから先が聴きたかったんだけどなー。非常に残念です。


●ついでといってはナンですが、最近聴いている日本語ロックを。

BASE BALL BEAR「C」
BASE BALL BEAR「C」2006年

BASE BALL BEAR「十七歳」

BASE BALL BEAR「十七歳」2007年
●傑作青春ロック映画「リンダリンダリンダ」で、主人公たちが結成する女子高生バンドの寡黙なベーシストが、このロックバンドの関根史織サンだったコトを知ったのが興味の発端。アルバム「C」はほぼリアルタイムで聴いてたのに一度売っちゃったモンだから、この事実を知ったアトにワザワザもう一度買い直した。「C」の内ジャケに登場する彼女の妙な存在感はCDを売ったアトも脳裏に焼き付いてて、映画と彼女のカンケイが判明した瞬間は「ヤベ!やっぱタダモンじゃなかったんだ!」とショックを受けたモンであった。いやマジで映画の中で不思議なポジションだったんだよ、だって香椎由宇とかペ・ドゥナとかと並んでんのに沈んでないんだよ、美人さんでもないのにさ…あ、なんか言い過ぎた…ただ、妙なフテブテしさが漂ってるような気がして…いや全然知らないんだけど。え、この人ユーロプログレが好きなの?スゲエ。
●ボクの会社の大先輩(師匠)の娘さん17歳が、高校の軽音楽部で BASE BALL BEAR のカバーバンドをやってるらしい。ボクの師匠は確かに職場で THE WHO「PINBALL WIZARD」を意味なく口ずさんでるようなオッサンなのだが、娘さんまでロック少女とは知らなかった。しかし17歳が「十七歳」のカバーとな? ただこのバンドが甘酸っぱい青春ロックを鳴らしたいのはよくわかるし、そのメッセージはキチンと青春当事者に伝わってるのも見事だ。
●まず、少々ナルシスティックにも聴こえるメインボーカル小出祐介くんの声にヒッカカル。キレのいいギターに絡んで、センチメンタルな青春の残像が、疾駆するビートの合間に浮かびは消え浮かびは消えを繰り返す。「キミ」と「ボク」だけが登場する物語がこれでもかと繰り出される。青春OB組のボクですらキュンとする。これに関根サンのコーラスが入るとなお胸キュン度アップ。いいねえ、「CRAZY FOR YOU の季節」まっただ中って。「C」から「十七歳」になると胸キュン度&ポップなメロディ度はさらに増量。関根サンがメインボーカルをとる「WINK SNIPER」がイイ味。
荒木飛呂彦「ジョジョ」ジャケを採用したシングル「BREEEEZE GIRL」など今年の音源は、悔しいコトにまだ聴いてない。あの「ジョジョ」ジャケも渋谷の大看板で見た時はヤラレタ~と思ったね。

「リンダリンダリンダ」と関根史織

(映画「リンダリンダリンダ」から。右から2人目が関根史織サン。)

関根史織

(関根史織サン近景。なんかイイ面構えだと思うんだよなー?)


SUPERCAR「16:50 1997-1999」

SUPERCAR「16/50 1997-1999」1997~1999年
●師匠の娘さんは BASE BALL BEAR をカバーしてるが、かつての BASE BALL BEAR SUPERCAR をカバーしていたという。なるほどベースが女性ってのは同じ構成だわな。このアルバムはバンドの初期キャリア1997~1999年の時代に絞ったベスト盤。
●このバンドはキャリア後半でポストロック/エレクトロニカを大胆に導入するんだけど、この時期、デビューから4枚分のアルバムまではギターロックに徹しているとな。しかもシューゲイザーなスタイルに挑んでいるのが特徴という。…なるほど確かにギターへのノメり込みようと、メランコリックなボーカルはシューゲイザーだ…シューゲイザーは耳をつんざくギターノイズだけが大事なのではなくて、ギター音の奔流の中へと自意識が溶け落ちる瞬間の気持ちよさこそがキモだと思う。「TRIP SKY」などに見える陶酔感が気持ちイイ。一見やる気レスな中村弘二の歌唱も、イノセントに響くフルカワミキの声も、ギター音に溶けるような存在の儚さが実に気持ちイイ。
SUPERCAR は2005年に解散。ギター&作詞を手掛けていたいしわたり淳治チャットモンチーなどを手掛けるプロデューサーに転身。ベーシスト・フルカワミキはソロアーティストとして活動している。


iLL「FORCE」

ILL「FORCE」2009年
SUPERCAR のフロントマンで作曲家であった中村弘二が、バンド解散後に始動したオレユニット。その四枚目のアルバムだ。前述の SUPERCAR 初期ベストから一気に10年分飛躍したトコロにある作品。ボーカルはもはや意味蒸発気味で、ギターの存在感はあっても基本はエレクトロ駆動のロックになった。でもロックなんだよね。ダンスにもジャズにもならないロック独特の硝煙のニオイがどうしても鼻につく。「VICIOUS」あたりが気分だねえ。
●DVDのプロモ集も楽しみました。「KISS」という楽曲に2つのバージョン。一つは宇川直弘氏のディレクション。ワンカット押しで男女のベロチューをドアップで見せるアプローチ。もうひとつは、NY の異色バンド TV ON THE RADIO のフロントマン TUNDE DROWING (TUNDE ADEBIMPE)のディレクション。TV ON THE RADIO はエレクトロニカバンドとして超注目ですよ。でもプロモも撮るとは知らなかった。演出としてはスケッチブックに描かれたカワイい絵で素敵なおとぎ話を見せてくれるアプローチ。つーかコレ、多分ディレクションを発注してコンテが上がってきたら、ことのほかこのコンテに味がアリ過ぎて、実写化するよりこのまま見せた方がイイってハナシになったんじゃないか、って気がする。ソレくらいさりげないスケッチがホントカワイい。TUNDE DROWING YEAH YEAH YEAHS「PIN」という楽曲のプロモも作ってる。コチラはコマ撮りアニメーション。ぜひ YOU TUBE でチェックを。



自律神経失調症とのお付き合い(その114)~「ブレイクする。ブロークンする前に」編

「ほお!それはアナタが自分で決めたのですか? それが出来れば立派です。ビョウキになる前のアナタには絶対出来なかった事だ」
医者にホメラレた。…いや、たいしたコトじゃないんだけど。ただ、会社を半休しただけだ。ただ、確かにボクのような人間にとっては難しい事ではあるんです。ボクが自律神経失調症、うつ病まで追いつめられたのは、強烈なワーカホリック体質とストレスフル&不規則な生活を長年続けた結果なのだ。結局、仕事の関わり方に対して普通のバランスを取る事がとても苦手だ。
●そんで、ぼちぼちカラダが動くようになった今、またまた仕事に目一杯ハマり込んでる。残業を増やしてはいないが、とにかく会議が多く脳みそをフル回転させる時間が長い。気づくと6時間くらい打合せが積み重なってる。見えない正解、解けないナゾに向かって、知恵を振り絞るような作業。ゾウキンから最後の一滴まで水を絞るように脳みそを使うとクタクタになる。コレがヤバい。

その日の朝は、メチャ寒かった。ボクは極端に寝相が悪いので、その朝はゼンブフトンを剥がしてしまい、猛烈にカラダが冷えてしまってた。目を覚ました時には激しい頭痛と虚脱感で死にそうになってた。うわー気分サイアク…。朝風呂に浸かって体温を取り戻す。うう、なんとか暖まった。風邪引いたりしたらヤバいからな。どんなささいな病気でも、今のボクには精神崩壊のキッカケになりうる。
●……むむ。カイシャ行くのカッタルイなあ。調子は悪いが無理すれば定時に出勤出来る。ただ、クタクタなんだよね。昨日は8時間会議&打合せしたし、明日は12時間会議が積み重なってる上にナイーブなプレゼンもある。一方考えてみれば、今日はキモイ会議は夕方の3時間だけだ…。よっしゃ、今日はカイシャ夕方までサボるぞ。そんで医者と鍼灸行って、リフレッシュの為に時間を使う。ボクは風呂に浸かりながらそう決断した。

こんな判断をしたコトに、医者は「エラい!」とほめてくれたのだ。鍼灸のセンセイにもほめてもらったしね。鍼灸に行ったのは実は半年ぶりだったんだけど、カラダのコンディションもよくなってると言われた。きっと毎週通ってるヨガの成果だ。「ヨガは本当にイイ運動なのね。アナタみたいな人は急激な運動はかえってカラダに悪いと思ってたの。でもヨガはゆっくりだけど、シッカリ全身を動かすからね。首の筋肉とか背中の筋肉もムカシよりダイブ柔らかくなってるわ」ありがとうございました。コレでまた戦えます。「こらこらムチャしちゃダメよ!」

●本来は禁じられている「忘年会」的なお付き合いもボチボチこなせている。昨日も楽しみましたよ。

●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-557.html

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